映画『ラン・ローラ・ラン』の口コミ・レビュー

ラン・ローラ・ラン

[ランローララン]
Run Lola Run
(Lola Rennt)
1998年上映時間:81分
平均点:6.23 / 10(Review 165人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-07-10)
アクションドラマサスペンス犯罪ものロマンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-10-22)【イニシャルK】さん
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監督トム・ティクヴァ
キャストフランカ・ポテンテ(女優)ローラ
モーリッツ・ブライプトロイ(男優)マニ
ヘルバート・クナウプ(男優)ローラの父
ヨアヒム・クロール(男優)ホームレス
ハイノ・フェルヒ(男優)ロニ
本田貴子ローラ(日本語吹き替え版)
川島得愛マニ(日本語吹き替え版)
池田勝ローラの父(日本語吹き替え版)
宮寺智子ユッタ・ハンゼン(日本語吹き替え版)
金尾哲夫警備員(日本語吹き替え版)
稲葉実ホームレス(日本語吹き替え版)
脚本トム・ティクヴァ
音楽トム・ティクヴァ
ジョニー・クリメック
ラインホルト・ハイル
撮影フランク・グリーベ
製作ステファン・アルント
配給コムストック・グループ
字幕翻訳石田泰子
あらすじ
ベルリン、夏。裏金の運び屋をしているマニは、10万マルクをボスの所に届けるべく地下鉄に乗りこんだが、浮浪者に気をとられている間に現金の入ったバッグを忘れてしまう。ボスがやってくるまでに取り返さなければOUT. 途方に暮れたマニは、恋人ローラに電話をかける。残された時間は、20分。恋人の命を救う為、ローラはベルリンの街を全力疾走する....!!    物語がスピーディーに展開。テクノのリズムに乗って赤髪ローラが街を疾走する姿がカッコいいのもさることながら、映画の構成が美しくかつ哲学的。
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💬口コミ一覧

165.音楽を観た。という感じ。
映像の裏に、バック・グラウンド・ミュージック(BGM)があるなら、この映画の場合、バック・グラウンド・ムービー(やっぱりBGM)といった感じ。
随所に流れるジャーマンテクノにもループという奏法があるが、この映画の場合、映像もループしている。MTVあたりで流れるプロモーションビデオの長編を観ている感じか。
とはいえ、両方のテキストをストーリーが上手く纏め上げているように思える。
冒頭のサッカーの掴みの映像が「前奏」・・・その後、「Aメロ・サビ」・「Bメロ・サビ」・・・最後にエンディング(CODA)と、展開までもが終始音楽的構造。
例えば、このストーリーだけをメインに映画を作ったらまったく違ったものになっただろうが、「世にも奇妙な物語」になってしまう。(これが悪いというわけではないけど・・・)音楽メインに作ればやはりミュージカルということになるのだろう。
微妙なところを突いた一発芸的な作品ではあるのだけども、当時映画館で観て、ポップな映像・キャラ・テンポ、アクセントとして記号的に用いられたアニメーション・・・総合芸術という言葉を信じるなら、こういうのもありかなと、心豊かに映画館を後にしてしまった。
トムトムさん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-11 01:44:22)
164.このスピード感は観てて気持ちがいいわ。普通の映画じゃないんやけど、なんやろほんま題名どおりの感覚の映画。自分も走った気持ちになれる、てゆうかむしょうに走りたくなる。なんかジョギングなんかをしよーって決めた時に観れば、やる気でると思う。
なにわ君さん 10点(2004-03-03 12:03:29)
163.意外にみなさん厳しいですね。俺はくどいとは思いませんでした。なぜって?映画の時間は短いし、ジャーマンテクノも良し!!リセットできる人生というアイデアも何か好き。う~ん、これじゃ納得いかないコメントだと思うけど、雰囲気がいいんだなぁ。
シュープさん 10点(2001-07-19 12:05:03)
162.いいね、タイトルがいい。
「走れ!ローラ、走れ!」
人生、疾風のごとし。微妙が微妙に重なって、偶然が偶然に顔を出す。ちょっとしたことで変わるもの、ちょっとしたことじゃ変わらないもの。人生を追いかけるのか、人生に追いかけられるのか、あるいは人生を追い越すのか。
実際の人生は、考える暇もなく、繰り返す余地もなく、ましてリセットする慈悲もなく、ただただ懸命で闇雲で手探りで恐る恐る、ぎゅっと目をつぶって、わーっと叫んで突っ切るもの。
それを笑って、試みに遊んでみる。映画の余裕と映画の糊しろが、ジャーマンテクノにぐるぐるに回る。

詳しくはこちらのブログ記事で→http://escargot1.exblog.jp/1069458/
よしのさん 9点(2004-03-08 16:15:50)
👍 1
161.僕もローラのようにやり直したいな。
no_the_warさん 9点(2004-02-18 16:09:31)
160.冒頭のシーンでの掴みは素晴らしい。哲学を平易にお洒落に語る。ドイツというのは基本的に小難しくて理屈っぽく、勤勉なイメージが昔から一般的にある。これはそういうドイツ流哲学を新しい時流に乗せ、極めて現代的で斬新な映像表現でライトに見せた、新世代のドイツ映画だと思う。ほんのちょっとのタイムラグで未来は変わる。映画を貫く1つのメッセージ。走れ、ローラ!走れ!彼女はジャーマンテクノに乗って、ただひたすらに疾走する。彼女のその赤い髪はなんてかっこいいことか。ただやはり、いくら斬新で面白い演出をしても、何度もの繰り返しはちょっとくどい。退屈させまいとする試みは随所で伝わるものの、中だるみする感はどうしても否めない。もともと深みを追及した作品ではなく、表層的なお洒落感で魅せるタイプの作品なので、その表層的なものがトーンダウンして来たらちょっときつい。好きな映画だけれど、その点は微妙。それに根本的な問題として、あんな男、私だったら助けない。てゆうか付き合わない。
ひのとさん 9点(2003-12-26 16:16:36)
👍 1
159.映画というよりPVとして見ました。ふらんかぽてんてがカワイイです。
malvinasさん [映画館(字幕)] 9点(2003-10-18 01:00:08)
158.テンポがいい映画が好きな私にとっては、かなり楽しめました!
うさぽん☆さん 9点(2003-06-12 22:07:18)
157.「ほんの1秒のタイミングで、人生の結末は多いに違ったものになる」というとても哲学的な命題を、軽快な音楽とテンポではつらつとしたヒロインが演じる。映画にしては短いほうだが必要にして十分な緻密な脚本。言うことなしの一本。
ちずぺさん 9点(2001-09-19 10:32:29)
156.ネタバレ 20分後に10万マルクを工面しないと殺される彼氏のために、走りまくる女性ローラの話。無限にある可能性の中の3つのカケラの話。各カケラの序盤にアニメが挟まっていて、このアニメが雑で下手なのが、また、いいリズムと味を出しています。一番感心したのは、ローラが激走中に遭遇した人の未来の運命を、十数枚の連続写真でチラ見せするというアイディアです。ローラがリセットを繰り返すことにより、ローラの運命だけでなく、激走ローラの周りの人達の運命をもピタゴラスイッチ的に、バタフライエフェクト的に変えてしまうことを端的に示すだけでなく、アクセントとしても有効で、更には、チラ見せ運命は笑える結末が多く、爆笑の連続でした。まったく飽きずに最後まで楽しめました。また、機会があったら見たいくらいです。独語原題は「Lola rennt」、英題が「Run Lola Run」。今気づいたのですが、英題をつける際「能登かわいいよ能登」構文を採用したことが成功の秘訣だったのかも知れません。
camusonさん [DVD(字幕)] 8点(2023-05-17 20:23:21)
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155.ネタバレ バタフライエフェクト…よりこっちが先だけども、父の不倫とか出生の秘密とかおいしいネタをうまく使って料理しているところがいい。
最初のパターンの際の父の反応が個人的にウケまくってしまった。
一分のスキもなくあそこまではっきり拒否されると、ものすごく気持ちがいい。
意味不明の無敵の絶叫はなにか「ブリキの太鼓」を思わせる。
そもそもで女に理不尽な要求をして助けを求める男は放っておく、というパターンもあってもよかったな。私ならほっておく。
ポテンテごつい。走る走る。やっぱり美人じゃないけどポテンテの場合はそこがいいのだと思います。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-21 21:42:55)
👍 1
154.ネタバレ 昔は女が囚われてて男が助けに走ったものだが、いまは逆になってしまった。どちらにしろ人が走るってのは、見ていて気持ちのいいものだ。趣向頼りの映画ってしばしば薄っぺらになってしまうものだけど、ここまで徹底すればそれが全体の味になる。上映時間80分てのもちょうどよかった。『羅生門』に始まる変奏曲形式映画。ヤクザの車を回避したかと思った3回目で正面衝突してしまうのがおかしい。3回目では男も走り、そうするとメデタシメデタシになる。もちろん2と3は死にぎわのローラが見た束の間の夢かもしれないのだが。ただこのラストは物足りない。こんなつまらん男は捨てて、ローラは別角度を向いて走り出すべきではなかったか。
なんのかんのさん [映画館(字幕)] 8点(2008-11-16 12:10:09)
👍 1
153.難しいことはよく分からんのだけど、この作品好きです。どんな理由であろうと、何かに、誰かに、命をかけることは容易なことではありません。命を賭けた20分。ローラの潔さがカッコイイ。良い意味でも、逆の意味でも、ドイツ映画の潔いところが好きです。
もちもちばさん 8点(2004-08-30 22:40:24)
152.誰もが「あのとき、もしこうしていれば・・・今は・・・」と考えることはよくあると思う。正にその思いをそのまま映画化したのがこの作品だと思う。テクノ音楽がまるで自分がローラになって走っているような気分にさせてくれる。とても楽しめた良い作品でした。
MINI1000さん 8点(2004-08-10 17:58:54)
151.結構面白かった!!
ゲソさん 8点(2004-06-22 01:53:07)
150.これほど音楽ありきな映画も珍しい。テンポの良いテクノを合わせることで、緊迫した雰囲気を創ることに大成功。ヘッドホンをして楽しむべき映画。
ふくちゃんさん 8点(2004-06-12 16:55:27)
149.ネタバレ 3つの話の冒頭の犬と少年を通りすぎるアニメはそれぞれの話を暗示しているのかな?最初は、普通に横をすりぬけていて、2度目は少年の足にぶつかり、3度目は跳び越えている。2話目は、その通りぶつかるがテーマ。ローラは2話目だけ曲がり角のおばさん(UND DANNでは宝くじに大当たり)、例のホームレスにぶつかる。救急車は通行中のウインドウにクラッシュ、そしてマニは救急車にひかれる。三つ目の犬を跳び越えるところは、超越=神を象徴。ローラを見つめる銀行の警備員は神がかったようなものでも見る表情。その後、ローラは当然のようにトラックには寸前でぶつからず、カジノで神がかり的な連続的中、そしてカジノの窓はステンドグラス。救急車で瀕死の患者に触れると奇跡的に回復。電話ボックスでは、盲目のおばさんがなぜか「待って」とマニにホームレスが通るのを教える。ついでに曲がり角のおばさんのUND DANNは伝道師になっている。以上まとめますと、人生なんてちょっとのずれで神に祝福されたり、嫌われたりするんですよ、確かなことは生を受け死を迎えることだけなんですよ。だから、どうすれば神に祝福されるような生き方ができるかを考えましょう、答えはないんだけどね、という映画かな。
彦馬さん 8点(2004-03-05 00:51:33)
👍 1
148.アイディアが新しい!
テクノ音楽がいい!
ドイツ語で「くそ!」は「シャイセ!」
です。
面白いよ!
N列23番さん 8点(2004-01-28 18:10:21)
147.まず、最初に言ってきますが、よくぞこんなバカな映画作ってくれた、という点では、この映画に非常に魅力を感じております。ネタ的には、同じ設定で3通りのストーリーが展開される、ということで、O・ヘンリの『運命の道』などを彷佛とさせるわけですが(そうか?)、この映画では独特のスピード感が雰囲気を盛り上げます。で、エピソードが終わった時、静かに流れてくる曲!これは耳を疑った。我が敬愛するチャールズ・アイヴズの”The Unanswered Question(答えのない質問)”ではないか! よくもまあ、こんな味のあるフザケタ選曲を。ちなみにこの曲、似ても似つかぬ同時期の別の映画でも引用されてます(→『シン・レッド・ライン』です)。さて、しかしながらこの映画には、不満もあるわけでして。それは、「見せたいモノをハッキリ見せ過ぎちゃうんかい」と言うことです。解り易すぎ。「発見する楽しみ」ってものが欠除してます。ほらさっきのオバサンだよ、とか、あの救急車だよ、とか、そんな解り易いモノばかりじゃなくて、観てる人が気づくか気づかないかギリギリの微妙な仕掛けを背景に仕込んでおくぐらいのサービスはできなかったのかね。例えば・・・「そういやこの背景の車、さっきのエピソードでも走ってたような気が。(もういっぺん観て確かめよう)」とか、「アレ、背景のこの人、さっきのエピソードではこの辺に映ってたけど今回はこの辺に映ってる。(なるほどさっきのエピソードより今回のエピソードは数秒遅れて進行してるわけだから納得!)」とか、まあ何でもいいんですが、こんな感じで、「そっと仕込んでおく奥床しさとイタズラッ気」が欲しいと思います。欲を言えば、そういうことです。まあ今回はこのエネルギーとオリジナリティに脱帽し充分楽しませてもらいましたけど、正直そんなにポテンシャルの高い映画とも思えないので、間違っても2番煎じ3番煎じはゼッタイやめた方がいいでしょう。 ところで、「UND DANN」のクダリ、速すぎて解りにくい部分があるので、これは確かに、「もういっぺん観て確かめよう」とかいう気になってしまいますなあ(それでいいのか?いいのだ)。
鱗歌さん 8点(2003-12-28 01:59:02)
146.人生って1秒ずれるだけでも、こんなに違うんだな~って思った!音楽も作品にあっていてよかった!『esエス』の主人公が出てた事にはビックリ!!
アンナさん 8点(2003-12-11 17:45:59)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 165人
平均点数 6.23点
010.61%
131.82%
231.82%
353.03%
453.03%
53521.21%
63420.61%
73923.64%
83118.79%
963.64%
1031.82%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.40点 Review5人
2 ストーリー評価 7.14点 Review7人
3 鑑賞後の後味 7.83点 Review6人
4 音楽評価 8.33点 Review6人
5 感泣評価 Review0人

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