映画『キャリー(1976)』の口コミ・レビュー(10ページ目)

キャリー(1976)

[キャリー]
Carrie
1976年上映時間:98分
平均点:7.00 / 10(Review 207人) (点数分布表示)
公開開始日(1977-03-03)
ドラマホラーサスペンスシリーズもの青春もの学園もの小説の映画化オカルト映画
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-04-26)【イニシャルK】さん
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監督ブライアン・デ・パルマ
キャストシシー・スペイセク(女優)キャリー・ホワイト
パイパー・ローリー(女優)キャリーの母 マーガレット・ホワイト
エイミー・アーヴィング(女優)スー・スネル
ウィリアム・カット(男優)トミー・ロス
ベティ・バックリー(女優)コリンズ先生
ナンシー・アレン(女優)クリス・ハーゲンソン
ジョン・トラヴォルタ(男優)ビリー・ノーラン
プリシラ・ポインター(女優)スーの母 スネル夫人
エディ・マックラーグ(女優)ヘレン
潘恵子キャリー・ホワイト(日本語吹き替え版【TBS】)
里見京子キャリーの母 マーガレット・ホワイト(日本語吹き替え版【TBS】)
武藤礼子コリンズ先生(日本語吹き替え版【TBS】)
吉田理保子クリス・ハーゲンソン(日本語吹き替え版【TBS】)
幸田直子スー(日本語吹き替え版【TBS】)
三ツ矢雄二ビリー・ノーラン(日本語吹き替え版【TBS】)
山田栄子(日本語吹き替え版【TBS】)
上田敏也(日本語吹き替え版【TBS】)
加藤正之(日本語吹き替え版【TBS】)
塩沢兼人(日本語吹き替え版【TBS】)
広瀬正志(日本語吹き替え版【TBS】)
峰あつ子(日本語吹き替え版【TBS】)
土井美加(日本語吹き替え版【TBS】)
山本千鶴(日本語吹き替え版【TBS】)
原作スティーヴン・キング「キャリー」(新潮社)
音楽ピノ・ドナッジオ
撮影マリオ・トッシ
製作ポール・モナシュ
ブライアン・デ・パルマ
ルイス・A・ストローラー(製作補)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術ジャック・フィスク
ロバート・グールド〔美術〕(セット装飾)
編集ポール・ハーシュ
字幕翻訳高瀬鎮夫
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💬口コミ一覧

27.ネタバレ 冒頭の甘美なシャワーシーンから、一転してイジメの殺伐とした空気に変わる。
キャリーを救おうとした善意の人たちまで巻き込んでの復讐なので、とことん救われない気持ちに落とされる。
ラストは恐怖映画の定番になったが、ドキッとさせられた。
飛鳥さん [ビデオ(吹替)] 6点(2012-12-20 20:14:48)
26.ネタバレ プロム・ナイトで絶頂からどん底に落とされるキャリーがもう可哀想で可哀想で……。彼女は母親に縛られて縛られて(と言うかあの母親が全ての元凶ですよね)、それでも何とか立派に生きようとしていたのにあの結末。何て非道な!
最後にキャリーを虐めていた主犯格のクリスはトラボルタ諸共爆死しますが、キャリーが救われなさ過ぎなので悪役が死んでも全然スカッとしない。しかしこの徹底的な無慈悲さがこの映画がカルト的な支持を受けている理由の一つとも思います。
プロム・ナイトの場面に代表されるデ・パルマ独特の色彩とスローモーションの連続も美しかった。それだけにキャリーがテレキネシスで会場の全員を皆殺しにする凄惨なシーンとの対比がすごい。
民朗さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-21 23:26:30)
25.ネタバレ 幼き小学生の時、どうしても観たくて、親にせがんで連れていってもらい、結果その日は一切ご飯は食べられず、三ヶ月位キャリーに取り憑かれました(笑)。今まで繰り返し何度鑑賞し、何度泣いた事か。シシー・スペイシクは、今でも私にとってベストアクトレスです。成人して、また中年になって観てみると、登場人物の見方も変ってくるものですね。例えばコリンズ先生。教育熱心で、弱き者の味方で、と当初見てましたが、その潔癖さゆえに自身の思慮の浅さに気づいていない。あんな形で罰を与えたら、クリスのような傲慢ないじめっ子はキャリーに矛先を向けるでしょう。スーもしかり善人だからこその正義感もあったのでしょうが、そういう味方であろう人達の行為も、悲しい事ですが少しずつあの惨劇に滑車を推し進めていたのでしょう。辛く哀しいキャリーの最期。しかし、やはりキャリーは死ぬしかなかった。彼女は哀しいけど、深く罪深い。惨劇のあとのキャリーは、すっかり壊れてしまったのでしょう。もはやトミーやコリンズ先生などへの言葉は一言もありません。自分を憐れみ、母の胸を求め、罪を認識せず、母と同じ道を行くと口にする。そんなキャリーは、無垢で子供のように純粋なのだけど、命を閉じるしかない。どなたかが、デパルマは泣きながらキャリーを殺す、と表現されてましたが、まさに私達も泣きながら彼女の死を見届けなければいけない。今度生まれ変わって来る時は幸せな人生を、と祈りながら。。。プロムのあと、何も起こらずキャリーが、誘ってくれたトミーと笑顔で二次会に行く、、、そんな幸せな姿、来世では叶えてあげたいです。
ぽてころさん [DVD(字幕)] 10点(2013-08-06 01:42:07)
24.ネタバレ 冒頭のシャワーシーンと罰を受けている生徒たちのシーンでは、キャリーの体の発達が遅いことが示されていて、劣った種族を滅ぼそうとする人間の本能がとても官能的に表現されていました。デ・パルマのスローモーションの使い方が効果的でしたね。発達は遅いけどテレキネシスを使うことができるキャリーという設定は、キリスト教の狂信的な信者である母親から逃れるために魔女になることを選ばざるを得なかったからからなのかな、と思いました。キャリーは2人の同級生の策略にまんまと引っかかり、有名な豚の血を浴びるシーンから大虐殺、そしてラストへと続いていくと。僕がどうも引っかかったのは、スーとトミーの本音がよく見えてこなかったことで、これがまた面白さを引き出しているとも言えるのですが。スーはセリフにもあったようにおそらく善意で動いていたと思うのですが、トミーは自分の意志を持っていないヒモみたいな奴で、キャリーとのプラムデートをしっかりと楽しんでいたように見えましたね。実はトミーが一番悪いやつなんじゃないかと思ってます。
カニばさみさん [映画館(字幕)] 7点(2013-09-01 19:26:55)
23.ネタバレ イヤーー参ったよ、、、え?何にって??そりゃーあーた!真っ赤に染まったキャリーの大爆発っぷりにですよ。原作や脚本や監督さんやその他モロモロの事情はあるでしょうが、もぅとにかくシシーの爆発力に尽きますねホント。もースタートからいきなりのあんな展開(シャワーシーンはボカシナシナンデス)+真っ赤に燃える炎をバックに立つキャリーに放心状態;; おまけにラストは大ビックリで、、、体に悪いよ(苦笑)。70年代の時代感・若き俳優たちの熱い演技…貴重なブレイク前のトラボルタやロボコップのナンシー・アレンetc…既に確立されたデパルマ監督の作風(カメラぐるぐる!!)などなど、とにかく見どころ充実な本作。友人のお母様(!)のおすすめの一本だったのですが、いやー侮るなかれ、古いからって見逃したら・・・これはモッタイナイヨ。是非ご鑑賞あれでゴザイマス
Kanameさん [DVD(字幕)] 9点(2013-09-25 23:16:45)
22.無類の“ホラー映画嫌い”なので、映画史上に残る超有名作品でありながら、ずうっと敬遠してきた作品の一つだった。
ただ、三十路を越えていい大人の映画ファンが、「怖い」からといって問答無用に毛嫌いするのもいかがなものかと思い始めていた。
そんな折、劇場で間もなく公開されるリメイク版の予告を観て、ちょっと気になったので、今作のジャケットを“初めて”手に取った。
「あー主演はシシー・スペイセクなんだ」とか「え、デ・パルマ監督作なの!?」と、おおよそ映画ファンらしくない無知ぶりを露呈しつつ、初鑑賞に至った。

率直な感想としてまず感じたことは、「これはホラー映画なのか?」という疑問。
恐ろしい部分は確かに恐ろしいけれど、それよりも哀しい少女の哀しい青春映画ということに対してのインパクトの方がずっと大きかった。

ただ普通でいたかった少女が、あらゆる不遇の中でもがき苦しみ、ほんの一瞬垣間見た光の眩い美しさと、即座に閉ざされる果てしない悲劇。
「恐怖」によるインパクトはあくまで装飾的なものであり、主人公の少女のめくるめく悲哀に胸が締め付けられたことは、本当に想定外のことだった。

その映画世界にはやはり巨匠ブライアン・デ・パルマ監督の多彩なカメラワークによる映画術が光る。
おぞましい場面はどこまでもおぞましく、一転して美しい場面はどこまでも美しい。
その映像的なギャップは、少女の心象風景そのものをまさに映し出していて、「流石」の一言に尽きる。

そして何と言っても主人公“キャリー”を演じたシシー・スペイセクが素晴らしい。
不遇の鬱積にまみれた序盤の姿では、大衆から拒絶されるにある意味相応しい“歪さ”をこの上なく体現し、一転、光を追い求め彼女の人生における最高の「舞台」に駆け上がる姿は、目を疑う美しさに溢れている。
そしてクライマックスにおける“悲劇的大解放”に伴う怒りと憎しみと豚の血にまみれたあの姿!

映画としては、展開的に唐突で説明不足な部分は多々あるのだけれど、この主演女優の奇跡的な表現力が、そのすべてを打ち消しているとさえ思えた。

どの映画も突き詰めればそうなのだろうけれど、この映画は特にどういう「解釈」をするかどうかで賛否は大いに分かれる作品だと思う。
また数多の知識を踏まえて繰り返し観る程に、その解釈に深みが生まれ、味わい深くなる作品だとも思う。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 8点(2013-10-27 01:17:15)
21.ネタバレ これを観た後は翌日まで心がしくしくと泣いてしまう。ホラーをこんなに哀しい話の道具にするなんてとてつもない作品だ。何が哀しいって、余りのショックに理性がふっとんだキャリーの能力が暴走して、自分の手で大事な人たちまで葬ってしまったこと。キャリー、キャリー、落ち着いて。いつも願って観てしまう。赤い業火の中に立ち尽くす真っ赤なその姿は異形を成していて強烈だ。
シシー・スペイセクが哀れなこの少女を絶望的なまでに上手く演じている。自信無さげな立ち居振る舞いとプロムでの幸せに上気した表情、どれもこれもリアルで辛い。惨劇後にしょんぼりとお風呂に浸かって血を落としているキャリーがとても可哀相で、ああ彼女に超能力さえ無かったら、幸せな展開になったかなと詮無い想像をしてみる。プロムは台無しだけど、クリス達は停学くらいの処分になるだろうし、実際キャリーは意外にも可愛かったから、クラスメート達も「クリスやり過ぎ」とキャリーの味方になってくれるだろう。うん、そうだそうだと一人喜びかけてたんだが、プロムから帰ったらあの母親が包丁研いで待ってるんだった・・と気づく。ワタシの貧弱な想像力はここで思考停止してしまう。哀しい。
tottokoさん [ビデオ(字幕)] 9点(2013-11-02 00:40:01)
👍 1
20.ネタバレ リメイクを観に行く前に予習しました。その昔、劇場で観た時の自分はローティーン。当時は話題の超能力映画を観た、という以上の感想は無かったです。友人たちはラストの墓場シーンに心臓が止まりそうになった、とか言ってましたね。
再見の印象をひと言で言うと「青臭い映画」でした。映画が稚拙と云うことではなく、未成熟を描いた映画と云う意味です。
冒頭のシャワールーム。若い女性のハダカがたくさん映っているにも関わらず、ウハウハした気分が皆無で、ムチムチに乳臭い煩わしさを覚えました。ナマ肌が露出している分だけ、イジメも生々しく感じられます。振り返ると、この映画は終始そんな未成熟に支配されていたと思えます。
イジメを受けるキャリーに同情するかと云うと、むしろ逆。なんか見ていてイライラします。キャリーの主体性が未成熟なのです。男に捨てられた過去を極端な教訓として刻んでいるキャリーの母親は成長がストップしていて、特殊なタイプの未成熟でした。
そんな人達の感情が行き過ぎた結果がこの映画の結末です。未成熟ゆえに歯止めが効かない。キャリーをイジメるバカップルの計画は明らかにやり過ぎ。プロム参加を認めない母親は異常だけど、その母親を磔にするキャリーも充分に異常。そして、キャリーの暴走は「逆上」以外の何物でもありません。先生まで殺す描写には驚きましたが、爆発したキャリーの視界には、全員が彼女を笑っているように映ったのでしょう。全員のネガな感情が行動を肥大させて行く訳ですが、超常的な能力が見栄えに拍車を掛けます。
誰かの台詞を借りると、若さゆえの過ち、くらいしか言っていないと思うのですが、その一点に限り充分な見応えを持つ秀作という意見です。
ちなみに、本作でイチバン感心したのはトラボルタとナンシー・アレンのバカップルぶりです。見事なキャスティング。特に悪意を剥き出しにするナンシー・アレンの憎ったらしさは尋常じゃありません。クルマが横転炎上するシーンに思わず快哉を叫びたくなります。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 6点(2013-11-23 01:59:18)
19.ネタバレ スーの真意を測りかねる。善意なのか、やはりクリスと示し合せているのか…。これは自分が試されているようでもあった。仕掛けに気付いたスーの表情でようやく答えが出る訳だけど、それまではスーを信じるも信じないもあなた次第、といった感じで、信じていた人と疑っていた人ではその後のキャリーの大爆発を見る目も少し違ってくるのかもしれない。いずれにしても痛快な復讐劇などではなく、悲劇にしかならなかったのは非リアルの中のリアルだろうか。ちょっと困ったのは家の戻ってからの出来事。あれはどう解釈すべきなんだろう?。時代的なこともあってか不思議な映画として映っているけど、このあたりはリメイク版で補完できるかな? またいずれ。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-02-24 00:02:41)
18.キャリー'76は昔から知っていましたが、ホラーが嫌いだったのでパスして生きてきました。結果的に初見は2010年代になってからですが、今まで見なかったことを後悔するレベルの素晴らしさでした。この映画を一言で表すなら「青春映画」、当時はホラーだったハズですが今見ると全然ホラーじゃなくてむしろ学園物といった雰囲気です。

皆さん書いてらっしゃる通りキャリー・ホワイト(シシー・スペイセク)の演技が圧巻です。おどおどした感じだったり喜びを表現したりと異常なくらいリアル志向で役にハマっています。母親(パイパー・ローリー)の設定にかなり無理がありますが当時のアメリカでしたらあり得たかもしれません。惜しいのは血のりを被った後のアクションと体育館内の表現がショボい点です。時代もありますが何となくドリフのコントの様相を呈していて、もう少し何とかならなかったの?という残念な感じに仕上がっています。自宅に帰ってからはそんなにショボくないので体育館のシーンは本当に惜しいです。

主人公母子が気の毒なほど変人として描かれていますが、これも時代背景があるので致し方ないでしょうか。驚いたのはデ・パルマが監督だということです。当時すでに監督としてのテクニックが確立されていることにも驚きますが、彼自身まだ36歳です。色々驚きの多い作品でした。
アラジン2014さん [ビデオ(字幕)] 7点(2014-05-03 15:17:05)
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17.ネタバレ クロエ版リメイク「キャリー」を観て、これは是非オリジナルを観なければと思って観ました。

クロエも熱演してたけど、お化粧しなくても可愛いし健康そうだし強そうだし、ちょっとキャリーのイメージと違いました。
母親役のジュリアン・ムーアもノーメイクで頑張ってたけど、オリジナルはどうなのかなと思って。

そしてオリジナル観たら、やっぱり凄かった。
母親役の女優さんの迫力ったら、本当に怖かったです。
ジュリアンは見るからに怖い顔してるから意外性無かったけど、パイパーさんは一見可愛らしいともいえる外見なのに、ひとたびスイッチ入っちゃうと別人のようになって怖かった。笑顔で包丁振りかざすとこなんて、今思い出しても怖いです。

そして、何よりキャリーのシシー・スペイセク。もうこの人しかいないくらいのハマリ役。
ひ弱そうで内気というよりウジウジしてるし、外見もちょっと不気味だし、周りの子がイジメたくなる雰囲気満々。
でも、ちゃんとお化粧してドレスアップしたら綺麗になって、プロムでのキャリーは本当にトミーとお似合いのカップルになってた。このギャップが良かったです。

そして圧巻のテレキネシス大爆発のシーン。
もうクロエの頑張りが記憶からぶっ飛ぶほどのシシーの怖さ。
見開いた目、表情、顔をクイっと動かすとこなど、もう絶対本当に超能力使ってるよね、この人、と思えるくらいのド迫力。いやぁ凄かったです。

理解者である先生まで殺しちゃうのは残念だったけど、それだけ見境なく歯止めが利かなくなってる状態ってことなんでしょうね。
リメイク版では先生は助けてるから、そこだけはリメイク版が良かったです。

生き残ったスーのラストの描き方もオリジナルは深かったです。
ずっと夢にうなされながら生きるのかな。余計なことしたからというと余りにかわいそうだけど。
スーがトミーにキャリーを誘うように頼まなければ、プロムでの悲劇は起きなかったことは確かだから。

リメイク版キャリーを見るなければこのオリジナルを見ることも無かっただろうと思うと、クロエ版を見て良かったです。実際悪くはなかったし。
でも、とにかく元祖キャリーは、さすがに語り継がれるだけある傑作でした。
nanapinoさん [DVD(字幕)] 8点(2014-06-07 23:31:41)
👍 1
16.ネタバレ 当時のデパルマ監督はキャスティング、音楽、撮影、編集、全てにおいて恵まれていたんでしょうね。
久々の鑑賞でしたが、後半部分すっかり忘れていたので、初見のような感覚で楽しめました。これだけ人間ドラマが緻密に作られることは現在の映画では、もうありえないので、本作で本当の怖さが体験できます。
でも画面分割のテクニックはよくないと思いました。以前鑑賞したDVDのオーディオコメンタリーで監督自身も「あれは失敗だった」って言ってましたよ。でも映画自体は面白いから推薦します。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-08-27 04:24:23)
15.ネタバレ 初見時はまいりましたよ。ラストシーンはもろお化け屋敷的なびっくりのさせ方で。でもそこだけでした。何となく気になり何度も観ているうちに登場人物に感情移入できてきて…。特にトミーロス。彼がかわいそうでかわいそうで。よくできてますよ、学校というものの捉え方がいい。若い女の先生も、良かれと思って暴走している感がよくでていました(結果死んでますよね)。いじめチックな流れも不自然でなく、また学園ドラマか?と思いながらも最後の怒涛の展開に飲み込まれる。よくも映画という枠にしっかりおさまったなと。そんな中、ホワイト家の宗教的なカルト感を理解させてくれたスーとスーの母親にも感謝。日本人ってそういう宗教的な感覚ってわかりづらくないですかね?他人にすすめる映画です。
JFさん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-28 16:31:54)
14.ネタバレ ○終盤の15分くらいしか印象に残らない。○キャリーがそこまでいじめられる理由がわからないし、豚の血を使ってまでキャリーを傷つけようとしている理由がわからない。さすがに趣味が悪い。
TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-09-08 21:34:49)
13.ネタバレ スティーヴン・キングの原作を忠実にやりやがったホラー映画。
キングが大絶賛、本編は大惨事。
ブライアン・デ・パルマ監督がホラー&サスペンス時代に撮った怪作。

オープニングは「これポルノ映画?」とDVDケースに18禁マークがあったかどうか慌てて確認したほど思い切った映像で始まる。

前半のヒロインのいじめ問題やそれに向き合う過程のドラマはとても良かった。
ヒロインの「あの能力」も日常の中に奇をねじ込むスティーヴン・キングらしい話だと軽く受け止めていた。

ところが終盤はヒロインがとうとうブチ切れ、周辺を大惨事にしてスタコラ後を去る。
信じた人間に裏切られた絶望、自分を陥れて嘲笑う人間への怒り・・・それがキャリーのリミッターを破壊した。
キャリーの壮絶な最期も「えーっ!!?」という感じで凄まじ過ぎて受け止めきれない。

キャリーの事を最後まで思っていた友達も悪夢にうなされるし、「リング」の貞子とどっちが怖いか対決させたいくらいの映画だった。

マジで酷い映画だった(大賛辞)。
「スカーフェイス」や「アンタッチャブル」が可愛くみえるくらいのな。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-04 23:27:49)
👍 1
12.ネタバレ シシー・スペイセクに尽きますね。豚の血に染まった姿で体育館の中を歩く姿のおぞましくも神々しいことといったら。鈍くさいいじめられっ子から、はにかんだ自信なさげな美しいプロムの絶頂期。母に救いを求める哀れな子供の演技まで。この人以外にこの役はこなせないと思います。お話自体は善意が招いた悲劇でしょうか。体育教師は良かれと思い、キャリーを虐めた生徒を締め付ける。その反発が惨劇の引き金を引いてしまう。スーがボーイフレンドを貸したのも、贖罪と言うよりも持てる者が持たざる者への施し。狂った歯車が偶然かみ合ってあの惨劇へと。それで終わるのかと思えばさらに悲惨な末路が待っている。一度は見ておくべき名作です。
kirieさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-05-19 11:33:53)
11.ネタバレ 初見。ああ、傑作だなあ。ストーリーというより、なによりキャリー役のシシーの表現演技となんといってもデパルマの演出の凄さ。冒頭のエッチなシーンで度肝抜かれてそのあと延々と続くヌルイシーンがクライマックスを際立たせる。エロ目線の画も抜群だしね。善意のかたまりで大好きな先生もよかれと思っているのが大裏目になってるしあっさりやられちゃってるし、一番の大元の腐れ女は生き残って食らわされてるし。面白いなあ。キリスト教に対するメタファーも面白かった。初見だったけど、中谷美紀は間違いなくこのシシーの表現は勉強してたなというのは良く判る。
タッチッチさん [DVD(字幕)] 8点(2015-12-20 12:20:28)
10.ネタバレ 今の時代に観ると、怖さみたいなものは感じないのですが、この仕打ちの酷さはかなりのものがあり、彼女の特殊能力云々は最終的にどうでもいいと感じる程でした。唯一の救いは誘ったカップルは悪気がなかったことでしょうか(きっかけを作ってしまった訳ですが)。でも本人はそんな事お構いなしの無双。味方の先生も餌食に。。。なんとまぁ。
ロボコップのお姉さん&フィーバーを瞬殺したのはグッジョブでした。
マー君さん [DVD(字幕)] 7点(2016-11-12 19:50:01)
9.ネタバレ わたくし、この映画との最初の出会いはわりと悲劇的な状況でありまして、高校生くらいだったでしょうか、たまたま昼下がりにテレビをつけたらこの映画を放送してたわけですが、それがなんとラストの5分くらいのところ。

なんかわからんけど女性がお花を供えたらお墓から手が出てきて…ってとこで「なんだろうこの映画」と思ったのがキャリーとの出会いでした。
いきなりラストだけを観るというのは映画との出会いとしてはわりと悲劇だと思うのです。

もっともこの映画の映画的なアレンジ部分であるその「手が出る、しかもそれが夢」というとってつけたようなお化け屋敷的ラストシーンに関してはわりと賛否両論あるところですし、そもそも映画の本質的にどうでもいいシーンだったのは幸いだったと言えるでしょう。
その何年か後、改めて観たときにはちゃんと映画を新鮮な気分で観る事ができました。

これがたとえば『「ソウ」のラスト数分だけを偶然観ちゃいました』なんかだったら後から取り返しがつかなかったと思います。

そういう意味では最後にどうでもいいシーンを入れてくれたデパルマは偉かったと言えるでしょう、うん。
あばれて万歳さん [地上波(吹替)] 7点(2016-11-14 23:57:16)
👍 1 😂 1
8.ネタバレ 一応、デ・パルマの出世作、という位置づけなんでしょうけれど、どうも本作以降、どんなに異なるジャンルに手を出しても全部おんなじような作品に仕上げてしまう傾向があるような・・・。
本作、肝心のクライマックスであるプロム会場のパニックシーンが、『超能力学園Z』並みってところに、どうも限界を感じてしまうのですが、本作の方がオリジナルなワケですから、比較するのも酷かと。いやそうではなくて、ああいう作品と比較可能なレベルであることが、そもそも物足りなさの原因なんですけどね。とにかく、いよいよこれからか、というところでアッサリとパニックシーンを切り上げてしまう。やはりデ・パルマは、クライマックスシーンよりも、そこに至るまでのバケツの描写を「知りすぎていた男」風に撮ってやろうとか、ラストで一発カマしてやろうとか、そちらにしか興味が無かったんですかね。
とりあえずクライマックスでも、画面分割という禁じ手のサービスを施してくれてはいるんですけども、さて、これにいかほどの効果があるのやら。何やら急に画面構成がヘンテコになったので、物語の中でも今とてもヘンテコなことが起こったらしい、ってな感じは、伝わってこなくはないですけどね。あとこれがもし、シシー・スペイセクの血濡れメイクの顔を(めんどくさいので)まとめてアップで撮ってしまおう、という手抜きに依るものなんだとしたら、それなりに意義があるような気がしないでもなく・・・。
他にも、画面手前の人物と奥の人物にはフォーカスが合ってるけどそれ以外の人物はピンボケしてる(インチキ・パンフォーカスとでも言いますか)とか、ダンス会場の長回し(クレーンの俯瞰で二人の姿を長々と追いかけ、場に怖気たシシー・スペイセクが帰ろうとした瞬間に下からのカメラに切り替わると今度はカメラが人物の周りをグルグル回り出す)とか、色々と演出で遊んでいて。そういうのが個別には面白く感じられる場合もあるんですけど、総じて物語に貢献してないというか、やっぱり作品自体がカタルシスに欠けるように感じられてしょうがないです。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-30 06:08:07)
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【点数情報】

Review人数 207人
平均点数 7.00点
020.97%
110.48%
200.00%
352.42%
473.38%
5157.25%
63818.36%
76028.99%
84320.77%
92110.14%
10157.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.22点 Review9人
2 ストーリー評価 7.00点 Review12人
3 鑑賞後の後味 6.90点 Review11人
4 音楽評価 7.91点 Review12人
5 感泣評価 5.90点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

1976年 49回
主演女優賞シシー・スペイセク候補(ノミネート) 
助演女優賞パイパー・ローリー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1976年 34回
助演女優賞パイパー・ローリー候補(ノミネート) 

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