映画『太陽は、ぼくの瞳』の口コミ・レビュー

太陽は、ぼくの瞳

[タイヨウハボクノヒトミ]
THE COLOUR OF PARADISE
1999年イラン
平均点:7.23 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
ドラマファミリー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2010-01-11)【イニシャルK】さん
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監督マジッド・マジディ
池田昌子[声](DVD音声ガイドナレーション)
あらすじ
親元を離れて盲学校に通うモハマドは向学心旺盛な少年である。夏休みになって父親がモハマドを迎えに来る。田舎の家では祖母と妹が暖かく出迎えた。しかし、モハマドが再婚の障壁になると考えた父親は学校をやめさせて彼を奉公に出してしまおうと考える。
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💬口コミ一覧

26.マジディ監督の前作「運動靴と赤い金魚」の健気な子供達や、ほのぼのとしたエンディングを期待するむきには外されます。ここで描かれるのは盲目の少年と、貧困と過酷な人生を懸命に生きようとする父親との物語。たびたび映し出される野花畑の眩しい美しさは、子供達の無垢な心象風景のようでもある。そしてこれでもかと言うような残酷なラスト!・・・が、しかし太陽(神)は決して彼らを見放さない。より強く生きろと・・・。
ドラえもんさん 9点(2000-06-11 14:53:31)
25.同じ監督の「運動靴~」とは趣向がガラリと変わり、かなり抽象的で現実的な作風だけど…ちょっとストーリーが暗すぎるかも?感情移入しにくかったためにやや感動が薄かった。自然の美しさが印象的
びでおやさん 7点(2001-03-22 02:08:00)
24.こういう世界、社会もあるんだ、ということを思い知らされる。 
poiさん 10点(2001-08-20 09:11:05)
23.この作品には感動させるというよりは考えさせられるという方が正しいのでしょう。再婚する父親のエゴを浮き彫りにしており、父親であると同時に人間であり男であるという心情が受け取れました。ラストのモハマドがおぼれてしまい、この期に及んで助けるべきか悩んでしまう父親。このシーンで父親が息子をどう思っているのか確実なものになるんですよね。また、モハマド少年が自分がろうあである事を表面的には受け入れてはいるものの内心何故僕だけが..と受け入れられない葛藤も伝わってきました。少年が祖母にあげた髪飾りをブローチだと思ってつけているシーンがあってちょっと笑えたんですが、このシーンには鳥肌が立ちました。この監督ってほんとに心が綺麗なんでよね。これは家族で見ていただきたい作品です。当初7点でしたがコメントを記入しているうちにこの作品の良さを実感しましたので、9点献上です!
さかQさん 9点(2001-09-27 01:34:22)
22.イラン映画が子供を題材にした物が多い…って初めて知りました。優しいおばあちゃん&可愛い妹、(風景の色彩も勿論ですが)人物描写も美しくて、しっとりと心に響きわたります。
トルーデさん 7点(2001-10-24 10:33:12)
21.子供はやはりどこの国でも宝なのだと考えさせられた。親父と息子が二人きりになったときはドキドキさせられっぱなしだった。
LIONS’81さん 7点(2002-05-08 23:53:09)
20.監督は映画作製にあたり1年間盲学校に取材を続けただけあって盲の子供を取り巻く問題がリアル、どこの国もそうそう変わらないというのが解る。濁流のシーンなど迫力があるし主人公の男の子も良いだけにお涙頂戴のラストはいただけない。賞を意識しすぎ。
ジェリービーンさん 6点(2003-02-17 02:27:48)
19.おばあちゃんや盲目の子供など素人だというが素晴らしい演技で驚く。予告編を見ただけで涙がとまらず劇場では見られなかった。父の事情もあって家から離れなくてはならない少年が必死で父に訴えるところは涙なしには見られない。これまでイランがこんなに自然が豊かで美しい国だと知らなかった。風習や暮らしとか遠い国の知らないことを映画は教えてくれる。海まで流され死んだかと思われた少年を抱いて号泣する父、でも一筋の希望が見えるラストに救いがあって見た後はジーンとくる。
キリコさん 8点(2003-04-05 22:57:48)
18.素人さんが演じていただけに、かなりリアリティを感じました。神の存在を感じさせるラストも自分的には良かったです。ただ、中盤で少し「緩んだ」雰囲気があったのが惜しかった。
woodさん 6点(2003-11-30 15:08:56)
17.終生忘れないだろう映画のひとつ。映像と音というものがこれほど美しいものかと、とてつもない衝撃を受けた作品。カットと音のコラボレーションも見事だけど、物語内容とカットの編集センス、演出力にはもう脱帽。役者さんも実にリアリティに溢れ、観終わった後は思考が停止してしまったという佳作。子役が非常に自然で、そしてうまく、あまりにもせつない。大工さんのもとで泣く姿にはブワっときた。誉めても誉めたりないくらい誉めたい。
DeVanteさん 9点(2003-12-11 04:42:32)
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16.人生の残酷さを、押し付けがましくなく、大袈裟ではなく、変な意図もなく、ただただ滲み出るように淡々と描けるのは、イラン映画など発展途上国の映画の特権でしょう。次々と押し寄せる不幸や不遇にも、変な演出やあざとさを感じない。そこには感動の押し売りも安易なお涙頂戴物語もない。映画自体が実に自然で、むしろこれはイランでは現実的過ぎるくらい現実的なことなのだろう、とすら思う。欧米の映画もいいけれど、こういう映画はやはり絶対的に観なければいけないですよ。人の根っこのことですから。
ひのとさん 7点(2004-01-14 17:07:41)
15.非常に感覚(視覚・聴覚・触覚)に訴えてくる作品です。冒頭の、主人公の少年が小鳥の雛を助けるシーン(ここで彼の性格や、どのように世界を捉えているかがわかる)や、色鮮やかな農村の風景、また時折強調される鳥の声に加え、父親に海へ連れてこられた少年が足の裏で波にさらわれる砂を感じる所なんか、かなり良かったです。出演者はほぼ素人ばかりということですが、父親にせよ、祖母にせよ、皆味わいがあります(特に主人公の姉妹が可愛い!丘陵を駆けて行く所なんか、ちょっと「ミツバチのささやき」を彷彿とさせました)。それと、イランにあんなに美しい農村があったというのが驚きでした。恥ずかしながら、「中東=砂漠」という先入観があったもので・・・。行ってみたいなあ、イラン。
ぐるぐるさん 8点(2004-01-28 21:39:51)
14.イランにもこんなに美しい場所があったんですね、知らなかったです。モハマドが聴覚や触覚を働かして必死に何かを感じようとする姿がとても印象的だった。ただラストがちょっと唐突すぎな感じが…。でもこの監督の作り出す空気感や雰囲気はとても好き。
c r a z yガール★さん 7点(2004-06-06 20:40:45)
13.ネタバレ この監督の映画は忘れられないよなぁ。イラン=砂漠ってイメージがあっただけにあの鮮やかな大自然、特に花畑が心に残った。
素人だからこそできる、素晴らしい笑顔。女の子二人のあの可愛さは反則やで!
ラストは確かに唐突だが…みなさんはどう解釈したんでしょう?
僕はおばあちゃんが助けてくれたように思えて仕方がないんですが…。
ふくちゃんさん 8点(2004-06-15 19:15:36)
12.舞台がイランじゃなかったら果たしてここまで胸を突かれたか?第四世界と呼ばれる後発発展途上国の映画には、ほとばしるノスタルジーを感じてどうしても視線が甘くなる自分がいる。
mimiさん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-12 20:43:23)
11.ネタバレ 素晴らしい、ここまで素朴で美しい感性を持った監督がいるなんて。日本人も見習うべし!問題はお金じゃないでしょうに。手で物を見て、音で世界を感じる。「雛か」と気付いた時にはもう既に上手いなぁと思わされている。「世の中は不公平だ」なんて言っている場合じゃありません、この映画を観て久しぶりに神様を信じたくなりました(先生良いこと言うなぁ)。それにしてもこの監督って前作『運動靴と赤い金魚』と言い、クライマックスにハリウッド映画顔負けの一大スペクタクルを持ってくるのが好きみたいですね。スローモーションの多用により緊張感が引き立ちます。内容的には同国の監督マフマルバフの『サイレンス』と被りますが、個人的には断然こちらの方が好みです。
かんたーたさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-06-06 19:35:35)
10.ネタバレ 同じイランの監督でも、盲目の少年の「聴覚」に視点を置いたのが「サイレンス」なら、本作はあくまでも「視覚」にこだわる。それを端的に表しているのが、全くイメージしていなかったイランという国の田園風景の美しさ。溢れる光、色とりどりの花々、瑞々しい緑…。主人公の少年が決して見ることの出来ないそんな自然の美しさを、映画はこれ見よがしに、そして残酷に映し出す。美を創造したのも神ならば、それを取り上げたのも神。ラストの奇跡も救いにはならず、あの世でしか報われない少年が悲しく、この世の無情が切ない。「運動靴と赤い金魚」同様、何故この作品にノスタルジーを感じるのかと言えば、これまたほんの数十年前までの日本の姿だからです。私は少し瞽女さんを思い出しました、6点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-26 00:01:26)
👍 1
9.自分は特に得るものがなかった。期待してたんだけれどもね、まぁこんなものかな?という感じ。
misoさん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-05 20:58:15)
8.ネタバレ ネタばれっす(注!)。最後ですが・・・触れるまで僕は神様を探すと言ってたんで・・・手に光が宿った イコール 召された・・・その手が動いている、神に触れたと・・・悲しすぎますかね。難しいですね。
ジマイマさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-01-03 18:01:07)
7.ネタバレ 「運動靴と赤い金魚」のような小さな感動を求める映画ではなく、生の厳しさ、残酷さを訴えかけられる作品。最後の物悲しさは何ともやるせない。天に召されるという言葉を聞くといつもこの映画と「汚れなき悪戯」を思い出す。子供の立場で観ると「むごい親だなあ」と思うけど、父親の立場で観ると判らないでもないような不思議な感覚に陥る。しかし双方の感情を決して観る側に押し付けないマジッド・マジディって本当に実力のある凄い監督さんだなあと痛感しました。
まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-19 12:08:58)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.23点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
413.85%
527.69%
6519.23%
7623.08%
8726.92%
9415.38%
1013.85%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.50点 Review2人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 7.00点 Review1人

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