映画『真珠の耳飾りの少女』の口コミ・レビュー(4ページ目)

真珠の耳飾りの少女

[シンジュノミミカザリノショウジョ]
Girl with a Pearl Earring
(La jeune fille à la perle)
2003年ルクセンブルグ上映時間:100分
平均点:6.33 / 10(Review 69人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-04-10)
ドラマ歴史ものロマンス小説の映画化
新規登録(2004-02-10)【c r a z yガール★】さん
タイトル情報更新(2020-06-24)【イニシャルK】さん
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監督ピーター・ウェーバー
キャストコリン・ファース(男優)フェルメール
スカーレット・ヨハンソン(女優)グリート
トム・ウィルキンソン(男優)ライフェン
キリアン・マーフィ(男優)ピーター
アラキーナ・マン(女優)コーネリア
アナ・ポップルウェル(女優)
音楽アレクサンドル・デスプラ
撮影エドゥアルド・セラ(写真撮影監督)
製作アナンド・タッカー
製作総指揮ピーター・ブロック[製作]
配給ギャガ・コミュニケーションズ
美術ベン・ヴァン・オズ(プロダクション・デザイン)
衣装ディーン・ヴァン・ストラーレン
あらすじ
17世紀のオランダ。貧しい娘のグリートは奉公先で気位の高い女主人や大勢の子供たちに囲まれ、日々の仕事に追われるうちに主人で画家のフェルメールの正体を次第に掴んでいく。肖像画家として高収入を期待されながら、フェルメールには別の目標があった。絵画によって光を捉えること・・・。グリーダに絵に対する好奇心が芽生えるにつれ、フェルメールは派手好きな妻から清楚なグリートへと画家としての関心を移していく。美しさと清純さによって絵画史上に肖像イメージを残した少女と少女の目を通して見た天才画家の生活を描く。
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💬口コミ一覧

9.映像ではあるがそれは本当に絵のような場面があって、その美しさはたるやストーリーなどおまけのように感じさせてしまうほどでした。
美しいといえばスカーレットヨハンソン。うちの汚いテレビで見てあの透き通るような白さですから、実物はどれほどのものなのか想像を絶します。真珠の耳飾りより綺麗な人っていたんですね~
さわきさん [地上波(字幕)] 6点(2014-02-09 18:28:02)
8.芸術家にとって実生活の鬱陶しさってのがあって、そういうのに関わらずに芸術世界に没入したいという夢を持つが、その芸術の対象に選んだのがまさに「実生活」の少女だった。調理をしたり洗濯したり、芸術家の家の裏で家を支える実生活の部分。苦悩する芸術家って、とかくつまらないのが多いんだけど、演劇的な誇張に見えてしまうからか。名画を実写で撮っていくっていうのには、独特の面白さがある。描きかけのところとか。色の原材料いろいろ。スカーレット・ヨハンソンってポカーンと口を開け気味にしてて、必ずしも色っぽさに収斂されきらない・まだ色っぽいという以前のあどけなさの魅力も合わせ持っている不思議な味わい(むかしのベルイマン映画の常連だったリヴ・ウルマンの唇とちょっと似ている厚ぼったさ。北欧ならではの質感なのか)。ラストで耳飾りを渡されたときの表情が、単純に一つの感情表現に収斂し切れないのと同じで、よい。時代色を楽しむ映画。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-11 09:52:26)
7.妄想系作品として楽しめればよいのだろうが、ちょっと度が過ぎるような気も。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-09-08 18:21:44)
6.ネタバレ いい映画だと思います。キリアンマーフィ君もいい役だったし 女優さんも名画にもピッタリの配役でした。フェルメールがなんで最近まで評価されなかったのもなんとなくわかるし(注文画家だったのでしょうか)画家を描いた映画としては 変に監督の思入れもなく見れました。
ガリペロさん [DVD(字幕)] 8点(2018-09-11 21:51:57)
5.「真珠の耳飾りの少女」製作に纏わる物語。美術・衣装・音楽・撮影の方々の舞台作成への真摯な思いを感じさせられる仕事ぶりに喝采。スカーレット・ヨハンソンは額縁から抜け出して来たかのような特筆ものの存在感。コリン・ファースは子沢山で家長失格の天才画家を絶妙に表現している。憎まれ役で嫁とパトロンはともかく娘は余計だったかと。大胆な仮説も違和感が無かった秋の夜長に相応しい良作。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2018-09-25 01:10:23)
4.絵画、美術を扱うと映画自体にその芸術性を感じることも出来る。そこにミステリー的な要素も合うのだが、この作品はそこでグイグイ惹きつけるわけではない、と思う。
場面場面を鑑賞する気になればいいのだが、物語そのものは多少退屈だった。惜しい。
simpleさん [地上波(字幕)] 5点(2020-04-24 19:42:06)
3.ネタバレ 名画の誉れ高い絵画を発想の原点とした作品としては最高傑作だと私は思う。

史実を齧ってみると、諸説あるらしいが「真珠の耳飾りの少女」を世に残したフェルメールと言う画家の人となり・生涯に関しては未だに謎の部分が多く、
ましてや彼の作品の背景などは謎ばかりらしい。 

一枚の素晴らしい絵画を前にしてあれやこれやと想像を働かせる事が絵画鑑賞の醍醐味で有り、
中でも「真珠の耳飾りの少女」は題材とされた少女自身のその何とも表現のし難い儚さや透明感、
複雑な心境で画家に相対しているであろう事を雄弁に物語る目の光など、
鑑賞する人のイマジネーションを刺激するという意味では絵画芸術の最高傑作なのではと私は思っている。

翻って本作、この手の作品に必要不可欠な時代考証を緻密なまでに行った事の表れか、画面からは今にも強烈な生活臭が漂ってきそうだ。
掴みは充分な中、スカヨハ演じる架空の人物である女中のグリートは絵画のそれよりも少々骨ばった感は有るものの、
絵画・そして映画の世界観にはぴったりで絶妙なキャスティングと言える。

コリン・ファースが演じるフェルメールもパトロンに取り入らなければ生活が成り立たない家庭環境の中で、
複雑な思いを抱きながら生きる一人の男を上手く演じていたと思う。
自らの生活に疲れ切り創作意欲も湧かなくなった男が、グリートの様な若いだけでは無い内に秘めたものを持つ女性に出会い、
創作意欲を掻き立てられるのは至極当然な事。

アトリエで一緒に空を見る場面、二人で黙々と絵画用の画材を調合する場面等々、
雄弁なセリフなど皆無ながら二人の間に流れる微妙な空気を表現する「間」がなんとも言えず素晴らしい。

そう、おどろくべき事に二人の間は終始プラトニックなもので、下世話な人間たちが期待する様な事は一切無い。
だからこそ、正婦人の耳飾りを下の身分である女中に身に着けさせる事の意味、それに対する家族の反応、
そして本作の白眉とも言える耳飾りを付けるピアス孔を開けるシーンが、何とも言えず胸に迫る。

ラスト、フェルメールは家を離れ暮らすグリートに真珠の耳飾りを人づてでプレゼントする。
この行為の表す意味を考えると、ただただ私は切なくなるのみ。

半ば強制的に家で過ごさなければならないこの環境下、じっくりと映画に向き合うには最適な作品ではないだろうか。

蛇足 キリアン・マーフィーが何か悪い事をしでかすのではないかと終始ハラハラしていた(笑)
たくわんさん [インターネット(字幕)] 9点(2020-05-26 12:00:51)
2.ネタバレ なんつっても1600年代半ばのお話ですからねぇ、おまけに、フェルメールさんに関することは記録の無い部分が多く、残念ながら現在でもこの絵のモデルの「少女」は不明だという。そこにこんなお話を考えた作者さんは想像力がスゴイね。ということである意味こんな雰囲気だったのかもしれない的目線で鑑賞させていただきました。出演者の方々の雰囲気はとってもよくて、特に「少女」を演じたS・ヨハンソンはまぁぁそっくりでよく選んだね!と感心致しました。かるーーい知識程度だったフェルメールについて勉強することができ、とてもよい機会になりました。ありがとうゴザイマシタ
Kanameさん [インターネット(字幕)] 6点(2020-05-28 22:26:35)
1.大好きなフェルメールの映画ということで視聴。
かの有名な「真珠の耳飾りの少女」(または「青いターバンの少女」)のモデルは彼の娘というのが定説ですが、ほとんど何も分かっていないため、こんな物語があったかも知れない・・・と想像するのは実に楽しい。
画集を片手にこの映画を見ると、同じ構図を見つけることができる。

キャスティングは、少女の役を当時19歳のスカーレット・ヨハンソンが、コリン・ファース扮するフェルメールに対する淡い恋心を秘めながら尽くす役を好演している。
ほぼほぼこの二人だけの映画と言っても過言ではないが、飽きさせない二人の演技力は必見。
めたもんさん [インターネット(字幕)] 7点(2021-10-15 11:49:12)
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【点数情報】

Review人数 69人
平均点数 6.33点
000.00%
111.45%
200.00%
300.00%
457.25%
51318.84%
61724.64%
71927.54%
81014.49%
945.80%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review6人
2 ストーリー評価 6.00点 Review8人
3 鑑賞後の後味 7.88点 Review9人
4 音楽評価 7.71点 Review7人
5 感泣評価 4.66点 Review3人

【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
撮影賞エドゥアルド・セラ候補(ノミネート) 
美術賞ベン・ヴァン・オズ候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞ディーン・ヴァン・ストラーレン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2003年 61回
主演女優賞(ドラマ部門)スカーレット・ヨハンソン候補(ノミネート) 
作曲賞アレクサンドル・デスプラ候補(ノミネート) 

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