映画『愛を乞うひと』の口コミ・レビュー

愛を乞うひと

[アイヲコウヒト]
1998年上映時間:135分
平均点:7.46 / 10(Review 65人) (点数分布表示)
ドラマ犯罪もの小説の映画化バイオレンス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-12-12)【イニシャルK】さん
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監督平山秀幸
助監督河合勇人
キャスト原田美枝子(女優)山岡照恵/陳(和知)豊子
野波麻帆(女優)山岡深草
中井貴一(男優)陳文雄
モロ師岡(男優)中島武人
國村隼(男優)和知三郎
小日向文世(男優)王東谷
熊谷真実(女優)王はつ
うじきつよし(男優)和知武則
五十畑迅人(男優)和知武則(11歳)
佐藤正宏(男優)キャバレーの客
中村有志(男優)片倉修司
西田尚美(女優)酒井千鶴
阿知波悟美(女優)
温水洋一(男優)
広岡由里子(女優)
原作下田治美「愛を乞うひと」
脚本鄭義信
音楽千住明
高桑忠男(音楽プロデューサー)
撮影柴崎幸三
製作高井英幸
角川書店
サンダンス・カンパニー
配給東宝
特撮橋本満明(ビジュアルエフェクト・プロデューサー)
中子真治(ビジュアルエフェクト・プロデューサー)
美術中澤克巳
編集川島章正
照明上田なりゆき
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💬口コミ一覧

65.原田美枝子がすごい。一人二役を何度も見ながら確認してしまった。泣きたい邦画で一番に人に勧めたい作品です。
はげねずみさん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-09-22 01:44:33)
64.ネタバレ すみません、これについてははっきり言って私情抜きでコメントすることは不可能です。正直に言いますが、私自身、映画の中の照恵のように実の母親に憎しみを抱いていたことがあり(照恵が「なぜ私を引き取ったの?」と泣きながら問い詰めたのとは対照的に、「なぜ私を捨てたの?可愛くないの?」と目の前にいない母親を責めるように心で問い掛けていました。ただ母の温かいぬくもりを求めていた点では同じだと思います)、母のようには絶対ならないと思えば思うほどその呪縛から逃れられず長いこと苦しみました。だから「もしも私自身が母親と暮らしていたらこうなっていただろう」出来事がスクリーンで展開していることに心中穏やかではいられなかった。最初に劇場で見た後しばらく私自身の人生もめまぐるしく動き、今年になってずっと会いたくないと思っていた実母となぜか話したくなり、あっさりと連絡が取れてしまったが、その間に実の祖父母の墓探しをして墓参りをしたりして、本当は割と簡単に手が届くはずだったのに随分遠回りをしてしまったようにも思う。それは照恵のルーツである台湾への旅をしなくても、実は父の遺骨が日本国内にあったのと同じように。でもね、分かるんです。本当は近くにいても、「その時」が来るまで会ってはならなかったんだということを。遠くにいて複雑な事情を抱えながらもやはりみんなが、そして母も自分自身を愛していたことに気付くまでは。娘同然に思っていた王さんだけではなく、戦争によって苦渋の選択をした父の実兄も。そのことがあってようやく、最後に母の美容院で対峙することができたんだと分かるのです。そして母・豊子が照恵を手放そうとしなかった理由も。照恵は、心から好きでずっと一緒にいたかったあの人がいたという証だから。それは子供自身を愛している訳ではないから決して誉められるものではないけれど---それでも美容師になったということが、上手に髪を梳いた娘を忘れたくなかったことのように思います(美容師免許を取得して美容院開業するのってすごく大変なんですよ)。ただ暴力の中の未熟な愛をそういう形でしか昇華できなかった母は、ただ去っていく娘を遠く見つめるしかなかった。「愛こそ全て」なんて単純なものではないからこそ、愛の激しさ・儚さ・そしてどんな形であっても確かにあることを、あのラストで感じるのです。
合言葉は埜波と軍曹/埜波(のなみ)さん 10点(2004-08-08 16:31:21)
63.
パスタ・パ・スーパーチョコさん 10点(2003-06-14 18:16:55)
62.数年前ビデオで観ました。衝撃的シーンの連続からカタルシスに到達するラスト。見終わった後しばらく魂が抜けたように映画の世界に心が引きずり込まれていました。他の方もレビューされていましたが美容院での母・娘再会シーンは邦画史に残ります。
JMSDF19さん 10点(2003-01-03 00:17:08)
61.ビデオで見ました。日本映画がこれほどに素晴らしい映画を創っていたとは驚きでした。日本映画を見直すきっかけになる映画として、私には貴重な作品になりました。原田美枝子さんのとよこビューティーサロンでの息を呑む母娘の再会シーンは日本映画の名シーンとして記憶しておきます。それから現代での娘を演じていた健康美そのものの彼女の存在が、この映画を救っているのは忘れてはいけない、と思います。
マジンガーXYZさん 10点(2002-09-23 00:24:01)
60.勤務後、帰宅してすぐ観始めました。はっきりいって疲れました。虐待の連続に観ているのが辛くなりました。原田美枝子さんはすごい女優さんです。(演技とは思えないくらい)熱演に拍手です。辛い映画でしたが、「虐待の連鎖」が現れず、てるこさんがいぐさちゃんを虐待してなかったのはせめてもの救いでした。でも、最近の新聞を読むと現実はもっと恐ろしいことになっているのでしょうね。
しまちゃんさん 10点(2002-04-11 17:36:42)
59.どんなに酷いことをされても、親子は親子だなぁー。年老いた母が、自分の美容室から帰って行く娘を何も言わずに見ているシーンが印象的だった。
いずみんさん 10点(2001-09-07 00:50:11)
58.ネタバレ 母娘対面の場面、原田美枝子(娘)が呟くたった一言、私これより凄い演技を邦画では観たことがない気がしますね。モチロン序盤からの凄惨な描写にせよ、それを背景として踏まえつつのラストではありますが、見所はココに尽きるかと。

音楽もイイですね。物侘しい弦楽は思い焦がれるも得られなかった母の愛に対するノスタルジイを強く想起させます。エンドロールの曲も好きですね(クレジット観たら千住明なのですね、納得のクオリティです)。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 9点(2020-12-31 23:35:50)
57.よかった。知ってる人は知っている、近所のおっちゃんに大人気のおかみさんもいい味出してるラーメン屋さん(とんこつ)に来た感じ。あ~、いいねっ。と言います。
おでんの卵さん 9点(2004-02-13 23:28:56)
56.さまざまなメディアで「児童虐待」が話題になってから何年くらい経つだろう。ただ、表面化してきたのが最近というだけで、根深く暗い理由のもと、昔から連鎖的に繰り返されてきたことなのだろう。うるさいメディアの声で臆病になり、ビデオ化されたこの作品をいち早くレンタルした時、私は妊娠5ヶ月だった。自分でもちょっと冒険だと思った。戦中戦後の嵐のような時代を潜り抜け、心から愛する男との間にもうけた子供を猛烈なやり方で虐待する母の姿は、憎らしく、痛ましくもあった。彼女が暴力を振るう理由が知りたくて、暴力シーンも我慢しようと最初に誓ったが、物語に惹きつけるものがあり逆に止められなくなってしまった。理由についてははっきりとはわからなかったが、ラストのバスのシーンはそれまで我慢して暴力シーンを見てきた後のご褒美のようだった。虐待を繰り返さなかった主人公に、すっきりと賢く育った娘が言うセリフがすべてを救った。あの時期に見てよかったと思う(人には勧めないが・・・)。そして、二役を演じた原田美枝子が数々の賞を受賞したのも納得がいく。すばらしい力作です。
のはらさん 9点(2004-01-06 00:13:24)
👍 1
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55.心理的に興味のあるテーマだったので重い映画だとは思いませんでした。愛を乞うひとは果たして誰だったのか?それが伝わるシーンが冒頭とラストあたりで同じシーンなのに微妙に違う部分が映し出されていて胸に染みました。ラストのさわやかな終わり方も良かった。
クラリスさん 9点(2003-06-11 10:01:54)
54.評判に負けない名作でした。原田美枝子さん上手いですね~再会の時、母豊子は何を思ったんでしょうか・・・最後のさとうきび畑の空が青くなかったのは何故でしょう?
クロマスさん 9点(2003-01-24 00:03:31)
53.日本映画としては久しぶりに力の入った、そして完成度の高い作品でした。原田美枝子の演技は鬼気迫るものがあり、虐待シーンの執拗さには目を覆いたくもなりましたが、雨の理髪店でのシーンでは鏡を前にして二役を見事に演じ分け、合成技術の進歩と共に優れて印象深い名場面となっています。
ドラえもんさん 9点(2000-10-12 00:35:48)
52.原田美枝子はいくつになってもいいですなぁ~
なおさん 9点(2000-06-27 02:07:57)
51.ネタバレ なんかスゴイ作品を見てしまった。3世代の母娘物語であり、母娘関係に関しては男なので実感としてよくわからない所は多々あった。昨今言われる毒母や確執なんて生易しいものではなく(虐待シーンは見ているこっちの体が何度も震えた)、壮絶な幼少期でしかないのだが、虐待が連鎖せずに断ち切れたのはよかったとしても、現在の照恵があまりにも生い立ちとかけ離れた上品で清楚な大人として描かれている事にちょっと違和感はあった。1人2役のギャップを狙ったのかもしれないが、もうちょっと過去を引きずった影のようなモノや気丈さ、現在の娘との確執、反動としての毒母的要素がみたいなものがあってもよいのではないのかと。普通は結婚も恐れるだろうし、子供を持つ事など、考えたくもないだろうし、死んだ夫との関係等々の説明が欲しかった。愛情に飢えていたと言えばそれまでなんだが、単純に寂しかったというレベルではないし。
子供が高校生にまで育って自分探しをしてしまう展開も理解しがたく、また母子家庭における友達母娘関係も反面教師としてそのようになるよう心がけたとも言えるが、男の自分には理解し難かった。
だが、感動の再会で母娘許しあうというパターンではなく、傷を見るまで娘とも気づかずに、2000円を徴収し、相変わらず男を引っ張り込んで生きている母の姿を見て、あっさりと訣別し区切りをつけ、そして娘に対し母のように甘えてしまう展開は、救いがあるのかないのかよくわからない。が、女でいる事、母でいる事の難しさというか宿命のようなモノが感じられ、従来の邦画にない新鮮なインパクトはあり、心に残る作品ではある。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-05-12 12:47:00)
50.ネタバレ この映画は10年近く前に見たけど、少女が殴られるわ蹴られるわで、ひどい嫌悪感に襲われ、途中で見るのをやめてしまった。血が出るより、吐くのがもっと怖かった記憶がある。で、今回再チャレンジしてみたら、同じく怖かったものの、決してそれだけではなかった(そりゃそうだ)。美容院での再会、その後のバスの中、自転車に二人乗りする母娘など、印象的な場面が多いのは映画としての完成度の高さの証明だろうと思う。そして言うまでもないが、原田美枝子の凄さ。照恵を演じているときには豊子を感じさせず、豊子を演じているときには照恵を感じさせない。無理なく正反対の両方になれてしまうんだから、女優って恐ろしいな~と思ったくらい…。豊子がなぜ虐待をしていたか理由がはっきりしないのは気になるところではあるが、実際、世の中の虐待事件でも理由が明確じゃないケースは多々あるし、あまり重要なポイントではないのかも。娘を愛し、母を許せた照恵に比べ、生涯孤独だった豊子はかわいそう、という原田美枝子の言葉が印象深い。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-05-31 00:01:39)
👍 1
49.散髪料金ちゃっかり取るんやね・・・。
ケンジさん [DVD(邦画)] 8点(2009-02-17 20:50:41)
48.ネタバレ 何を見るつもりもなくチャンネルを替えていて、最後まで見た初めての邦画です。
サトウキビ畑など終わり方に疑問がありますが、いい女優と職人のカメラマンがきっちりとまとめる仕事をしている良い作品だと思いました。

自分を映す手鏡が日光を反射させながらさまざまな対象物を光で浮き上がらせ、鏡は最後に母と子を映し出したというシーンは見事でした。

愛を乞う人とは、ほんとうは母親だったのではないか、そこをはっきりとさせたら・・・いや、このぐらいで良かったのかも知れません。

とにかく邦画の可能性に気付かせてくれた佳作だと思います。
karikさん [地上波(邦画)] 8点(2009-02-11 00:20:29)
47.迫力あった~。「顔は止めてくださいよ」には脱力した。
紫電さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-12-02 17:20:30)
46.ネタバレ いい映画だー。原田美枝子の演技が素晴らしかった。ラストのバスの中で娘が母親に対して言った「可愛いよ、お母さん」の一言にとても感動しました。心洗われました。
ギニューさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-29 07:14:16)
👍 1
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マーク説明
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《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 65人
平均点数 7.46点
000.00%
100.00%
200.00%
311.54%
411.54%
557.69%
61015.38%
71218.46%
82233.85%
9710.77%
10710.77%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 3.00点 Review1人
5 感泣評価 6.00点 Review1人

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