映画『イノセンス』の口コミ・レビュー

イノセンス

[イノセンス]
Innocence
(Ghost in the Shell 2: Innocence)
2004年上映時間:99分
平均点:5.86 / 10(Review 194人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-03-06)
アクションドラマサスペンスSFアニメシリーズもの刑事もの漫画の映画化ネットもの
新規登録(2004-02-15)【フレッチャー】さん
タイトル情報更新(2025-07-03)【イニシャルK】さん
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監督押井守
演出西久保利彦
楠美直子
大塚明夫バトー
山寺宏一トグサ
田中敦子〔声優〕草薙素子
大木民夫荒巻
仲野裕イシカワ
榊原良子ハラウェイ
武藤寿美タイプ2052“ハダリ”
竹中直人キム
原田正夫
寺杣昌紀
木下浩之
仁古泰
堀勝之祐
平野稔
望月健一
朝倉栄介
山内菜々
福笑子
保村真
青羽剛
木川絵理子
亀山助清
渡辺明乃
平田広明
藤本譲
仲木隆司
立木文彦
岸田修治
杉本ゆう
Ruby(ガブリエルCの声)
原作士郎正宗『攻殻機動隊』(講談社)
脚本押井守
音楽川井憲次
ビクターエンタテインメント(オリジナルサウンドトラック)
石川吉元(オリジナルサウンドトラック)
作詞ハーバート・クレッツマー"Follow Me"
ハル・シェーパー"Follow Me"
坂本美雨"RIVER OF CRYSTALS"
作曲ホアキン・ロドリゴ"Follow Me"
川井憲次"RIVER OF CRYSTALS"
編曲川井憲次"Follow Me" "RIVER OF CRYSTALS"
主題歌伊藤君子"Follow Me"
挿入曲伊藤君子"RIVER OF CRYSTALS"
撮影佐久間未希
樋上晴彦(コンセプトフォト)
製作石川光久
Production I.G
東宝
徳間書店
三菱商事
日本テレビ
電通
スタジオジブリ(製作協力)
プロデューサー石川光久
鈴木敏夫
西沢正智(ラインプロデューサー)
三本隆二(ラインプロデューサー)
森下勝司(アソシエイトプロデューサー)
制作Production I.G
配給東宝
特撮江面久(ビジュアルエフェクツ)
亀井幹太(ビジュアルエフェクツ)
オムニバス・ジャパン(デジタルエフェクツ)
石井教雄(デジタルエフェクツプロデューサー)
林弘幸(デジタルエフェクトスーパーバイザー)
村上正博(特殊効果)
納富貴久男(銃器監修)
作画ポリゴン・ピクチュアズ(オープニングCG制作)
IKIF+(3DCGI)
木船徳光(3DCGI)
坂本サク(3DCGI)
呉新紅(3DCGI)
江村豊秋(鳥CGI)
篠崎亨(CGIアートディレクター)
松本薫(作画)(ディスプレイCGI)
山崎嘉雅(ディスプレイCGI)
スタジオジブリ(動画)
沖浦啓之(キャラクターデザイナー&作画監督&原画)
西尾鉄也(サブキャラクターデザイナー&銃器設定&作画監督&原画)
黄瀬和哉(作画監督&原画)
竹内敦志(メカニックデザイナー&レイアウト設定&原画)
渡部隆(レイアウト設定)
水村良男(車両設定&原画)
竹内志保(原画)
伊藤嘉之(原画)
名倉靖博(原画)
安藤雅司(原画)
井上俊之(原画)
佐藤仁彦(銃器コンセプトイラスト)
林弘幸(オープニングタイトルCGIディレクター)
本田雄(原画)
Production I.G(3DCGI&動画)
森田宏幸(原画)
佐藤敦紀(3DCGスーパーバイザー)
野口光一〔特撮〕(CGスーパーバイザー)
美術小倉宏昌(背景)
種田陽平(プロダクションデザイナー)
ゴール・オブ・アート(プロダクションデザイン)
平田秀一(美術監督&美術設定)
渡部隆(美術設定)
河野羚(美術補佐)
遊佐久美子(色彩設定)
水田信子(彩色検査)
竹谷隆之(人形造形)
末武康光(中国語文字デザイン)
真野薫(タイトル)
Production I.G(色彩)
衣装マグダレナ・テスワフスカ(コスチュームコンセプトデザイナー)
編集植松淳一
三木幸子
中野千尋
録音ランディ・トム(サウンドデザイナー)
トム・マイヤーズ(録音)(コサウンドデザイナー)
若林和弘(録音監督)
井上秀司(整音)
上田太士(光学録音)
西尾昇(デジタル光学録音)(デジタル光学録音)
その他呉新紅(中国語コーディーネーター)
徳間書店(提携)
日本テレビ(提携)
渡辺繁(SPECIAL THANKS)
三菱商事(提携)
Production I.G(提携)
東宝(提携)
電通(提携)
IMAGICA(現像)
糸井重里(キャッチコピー【ノンクレジット】)
読売新聞社(特別協力)
あらすじ
2032年、特定の少女型アンドロイドが原因不明の暴走を起こし、所有者を殺害する事件が多発していた。テロの可能性を調査すべく、公安9課のバトーとトグサは捜査を開始。破天荒な捜査を繰り広げるバトーだったが、そんな彼に何者かの魔の手が伸びる。
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💬口コミ一覧

194.ネタバレ  甲殻に関しては正直この人の作品(映画)しか観てません。
 ほぼすべての作品に言えるが、この監督のテンポの取り方がすごく好きです。序盤でグッと盛り上え、次はゆっくり静かな展開・・・・で激しい銃撃戦そして・・・この流れが自分の中でマッチして集中して最後まで観れます。
 内容としても、作品に込められたメッセージ性などは分かりませんが、それを差っ引いても近未来刑事ドラマとしては面白いと思います。穴が無いわけではない(それか私が設定を知らないだけ?)がそれでも先が気になりました。
 映像もキレイ(祭よりは車のシーンが好きです)ですし、銃撃戦も格好良い!途中長ったらしい話がありますが、まぁハマーン様と竹中さんの美声を楽しむと思って聞きましょう。
 あと細かく言えば『本作ではバトーとトグサが大好きで、その二人を組ませてくれた』『ついでに次くらいに好きなイシカワも結構出る』『ヘリと潜水艦がイカス』『犬がたまらなくカワイイ』等
 総合は文句なしの10点。欲を言えばもうチョイ長くても良かったっかな?
 ちなみにこの作品を見た大学時代の先生が、終盤のハッキングするシーンを『ハッキンッグの経過を視覚的に上手く描写できており素晴らしい』と褒めてました。
ムランさん [映画館(邦画)] 10点(2009-10-23 22:41:41)
193.ネタバレ 確かにストーリーにひねりが足りないし、衒学的な台詞も殆ど意味が分からない。

だが、好き嫌いがはっきり分かれると思われる押井監督作品のお馴染みのテーマ
(目の前にある現実は本物か・ここにいる自分は本当に存在しているのか、等)
を私は支持している。また、映像や音響のクオリティは大変高く、特に作画や美術の
美しさ、物凄さにはただただ圧倒させられる。

以下は個人的な話となるが、製作やプロデューサーにスタジオジブリが絡んだ事に
より、ジブリ映画並みの宣伝をして貰い、監督関連の書籍が大量に発売された。
果ては監督のサイン会まで開催され、仕事を休んで出掛けてサインと握手を
して貰い、声をかける事も出来た。本当に嬉しかった。あの期間は自分にとっては、
正に”押井守祭り”だった。

作品評価は8点だが、この楽しかった思い出による2点をプラスし、
10点献上させて頂く。
はあさん [映画館(邦画)] 10点(2007-01-03 04:27:57)
192.ネタバレ もう何回見たか覚えてない。バトーのあの圧倒的な孤独。「孤独に歩め 悪をなさず 求めるところは少なく 林の中の象のように」何と言うかこの作品を見るたびに味わいたいのはその感覚だけだ。理屈抜きです
cassandreさん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-30 20:45:07)
👍 1
191.前作見てないとさっっぱり意味が分からない上に、前作すら世界観が難解だったりするので、面白くないという意見はよく分かる。内容も無いのに上っ面だけキレイなこと並べやがってという意見も分かる。おまけに、ここで高得点付けてる方々のレビューすら難解なものが多い気がします(ごめんなさい)。実際、私も1作目から微妙に理解できてなかったらしく、それでも一応ストーリーは追えてるつもりでイノセンス見たら、もうさっぱり訳分かりませんでした。一作目を「なんとなく世界観が好き」「カッコイイ」そんな感じでイノセンス見た人は多分、あまりに訳分からなくて疲れちゃったんじゃないかと。ぶっちゃけ、解説編見たって分かんないもんは分かんないよ。電脳って何だよ、ゴーストって何だよ何だよ状態。しかし、この作品は間違いなく単体で1回みてあー面白かった、というタイプの作品じゃないです。監督やスタッフ達が作りたかったものは上っ面だけのものじゃありません。ただ、1回見ただけじゃ分からないだけなんです。1回じゃ分からないって、エンタテイメントとしては失格なのかも知れませんが、こりゃあ1作目を10回レベルで鑑賞した人が腹の底から楽しめる映画だと思う。イノセンスだけ見てわけわかんなーい!おもしろくなーい!と思ってる方、もし気が向いたらまた1作目からじっくり見直してみてください。ある時から違う印象を受けるようになるかも知れません。車のフロントガラスにワイパーの汚れ跡つけるアニメを私はこれ以外に知りません。エンディングの伊藤君子さんも良い。皆さん仰る通りとにかく難解ですが、スタッフの熱意とそれに伴った作品クオリティに文句なし10点献上!
海棠ルチアさん [DVD(邦画)] 10点(2006-03-12 20:59:59)
👍 1
190. コンピューター、ネットワーク、ロボットやサイボーグの技術が発達して、それが人間の機能をサポートするだけでなく、無機質なものまでもが人間のように振る舞うようになったら?そんな未来のダークサイドを描き出した作品。人間、サイボーグ、ロボット全ての領域が曖昧になってしまったら、彼らはそれでも生き物と言えるのか?生き物として扱われるのか?最後のバトーと少女の対話に作者の問いかけが凝縮されている。そしてそんな作者の思考の向こうに鉄腕アトムの影が見えた。久しぶりに楽しめました。
ジンギスカンマンさん 10点(2004-12-18 08:07:09)
189.アニメでなければできないことを通して、アニメという枠を昇華してしまっている画期的作品。画の素晴らしさ、独特の世界観などはもちろんだが、人間存在のありかたや、他者性、自己とは何かなど近代思想の系譜にきちんとのっとった思想(=テーマ)が素晴らしい。それがちっともスノビッシュにならない演出も流石。原作マンガはよく知らんし、おそらく換骨奪胎しているのだろうが、押井守という人は、ちょっとすごいんじゃないか。アニメとかクリエーターとかいう狭い世界で、という意味ではなく。「攻殻機動隊」(映画)も素晴らしいし、「パトレーバー」などもよいが、本作は圧巻ですね。突抜けすぎていて、言葉を失いました。アニメ好きでない人にもぜひ見てほしい。
floydpinkさん 10点(2004-03-14 23:26:37)
👍 1
188.職人魂溢れてるな~~。2D、3Dのビジュアルもさる事ながら、音が抜群に良い。ルーカススタジオで銃声からバセットハウンド(犬)の足音まで作ったとの事。ストーリーの本筋は案外単純。むしろバトーと素子の関係や人形と人の関係についての考察に重点がおかれていると思う。難しい言葉は監督の趣味でたくさん入れたそうだけど、ちょっといれすぎだったかも。自分はこういう作品が好きなので満点。DVD買おう。
フレッチャーさん 10点(2004-03-12 20:26:43)
👍 1
187.映像、音楽は言うまでも無く素晴らしいです。ただ一つ残念なのは攻殻を観ていないと解からない部分があるということです。日本ではタイトルを攻殻機動隊2に出来なかったのもしょうがないと思います。ストーリーについての感想はというと、愛情について考えさせられました。ペットに対する愛情、人形に対する愛情、バトーが素子に対する愛情。
トグサが娘を想う愛情、すべてストーリーには関係ないですけど・・・
とにかく押井美学が詰まってました。人によって受け取る物は違うと想いますが、これだけの作品を観て後悔する人はいないと思いますよ。あと心に残った言葉は「林の中の象」でした。「たそがれ清兵衛」を連想させます。押井監督、P.I.G、ジブリのこれからに10点。
ロロトマシさん 10点(2004-03-11 02:59:36)
👍 1
186.『ネットに繋ぐとき、貴方の傍には私が居る・・・』 この映画は『あっち側』にいける人達御用達。 これを観てつまらなくても、判らなくても、何も問題ない。 しかし・・・。
crushersyuさん 10点(2004-03-08 18:42:08)
185.ヲタへの最高の贈り物だな。鈴木Pのプロモーションに騙されたと思しき家族連れ・女性客・カップル客は、なんともご愁傷様。”イノセンス”というタイトルと”Follow me”は無粋。
8木さんの中の人もたいへんだなさん 10点(2004-03-07 18:44:36)
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184.これは世界観を味わう映画なのでしょう。バトーの孤独感や球体人形や難解なセリフ、どれもこの作品の雰囲気ととてもマッチしてた。
しっぽりさん [DVD(吹替)] 9点(2007-04-27 13:25:47)
183.ボクもクマのぬいぐるみと一緒に寝ているので共感できる部分あるですよ。
くまさんさん [DVD(吹替)] 9点(2007-01-18 01:10:49)
182.前作と同様、ここにおいても主題となるのは主体性の問題である。しかしこちらの場合、主体性の問題を紡ぐツールとして「人形」が登場している。これにより主体性の問題を、異なるアプローチにより問いなおしている。つまり、身体のほぼ全てを義体化してしまったバトーと、「人形」を差異化するものはなにか?
なによりも、集団の海(ネット)と同化させた素子(人形)と、バトー(主体的なもの)のコントラスト、そしてバトーに対し「今の私には葛藤はないわ」と言う素子の姿が非常に印象的である。
そこには自己の存在の希薄に対する憂いは微塵も存在せず、主体なき自分を楽しんでいるようである。それは「自分をしっかり持つことが大事」「私は何のために生まれてきたの?」と自らの主体性を問い続ける人々に対してのアンチテーゼに聞こえてくるのである。

ノマドさん [DVD(邦画)] 9点(2006-07-13 21:59:17)
181.まさに押井ファンの為の映画と言っていいですね。難解なストーリーと台詞回し、圧倒的な映像美、加えて今回は音でも楽しませてくれます。押井ファンなら何十回と観てしまうでしょう(ちなみに私は映画館で3回、DVDは買った日に4回見ました)。気になる点と言えば時間が90分と短い事ですね、出来ればバトーの少佐に対する思いとかをもっと表現してほしかったです。
kuus32さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-16 02:04:46)
180.映像にはスゴイの一言。
単なるアニメの枠を超えて実写と融合したかの様なシーンのオンパレード。
但し普通のアニメと思って見ると痛い目にあいます。
セリフが難しく長くそして聞き取りづらい呟く様な声。
押井監督の常套手段だが一度見ただけでは初心者は理解できない。
前作『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』を見ていなければ初心者以外も理解出来ない。
もっとも押井作品を初心者が見る訳ないのだが。
間口の狭さは内容の濃さでカバーしているので良しとしますか。
相変わらず押井作品共通のモチーフ、魚・犬・鳥はハズしてない所はサスガ(* ̄ー ̄*)!
映像だけでも一見の価値有り。
sting★IGGYさん [DVD(字幕)] 9点(2005-02-27 21:30:08)
179.DVDで何度も見返すたびに、映画館で繰り返し観なかったことを激しく後悔する映画がこれ。こんな贅沢な映画はそうないです。攻殻機動隊とは一味違うハードボイルドの世界。現在、これほどのコテコテなハードボイルドが生身の人間(笑)にこなせるでしょうか?無理でしょう、あるいは出来たとしてもそこには一種の滑稽さが潜んでいるのではないでしょうか。一方、彼ら(ゴースト)の孤独はシャレにならないです。人間によって彼らの似姿として作り出された人造人間。それら(というのも憚れるが)は人間の理想形として、従属するものとして量産されます。この映画の冒頭、球体人形のような姿の美しい人造人間は、暴走した後、自ら壊れます。このプログラムとして予定された自殺の残酷さは、意外な存在によるものだとわかるのですが・・・それにしても生々しすぎる。バトーもまた、マトリクスの裂け目の向こう側に行ってしまった少佐の影に囚われ、それでもゴーストを体現する自らの肉体を必死で引き止めるかのように、犬に対して過剰な愛情を注ぎます。バトー(人造人間)もまた、誰かとつながっていたいと願っているということです。終盤、ロボットに乗り移る少佐と彼女に自分のジャケットを着せるバトーのペアは、最も美しいカップルの一組だったのではないかと思ってしまいます。≪われわれの神々もわれわれの希望も、 もはやただ科学的なものでしかないとすれば、われわれの愛もまた科学的であっていけないいわれがありましょうか≫
Qfwfqさん [映画館(字幕)] 9点(2004-12-19 02:24:02)
178.すごく良かったが、ある程度バックボーンがわかってないとかなりつらい。
意識とは?自我とは?肉体とは?、人はなぜ人の形をしたロボットを作ろうとするのか、などの問いかけが
宙を漂う。少佐を捜すバトーの哀しいラブロマンスですね、この映画は。少佐を求め彷徨うバトーのダメ親父ぶりが哀愁に満ちていてむせび泣き・・・男ってのはどうも、なんつうかねえ・・・
ぱぴんぐさん 9点(2004-08-30 13:53:52)
177.ネタバレ 公理として疑いようのない不等式『モノ<人形<人間』……(A)を押井君は否定し、『モノ<人間≦人形』……(B)という価値観の世界を描ききり、そこから改めて「生命とは何か!?意識とは何か!?」という命題を考えた作品。さて、誘拐された子どもたちは自分たちを助けてもらうために、彼らの意識から作られたアンドロイドに異常を起こすことによって世間にきづかせた。ラストの女の子のせりふ「ロボットにはなりたくない!」というのから分かるように子ども(=(A)におけるイノセンス)は(A)側だ。映画館にいる我々も当然(A)側(自明として)。だから子どもたちのしたことは我々から見ればたいしたことのないように思える。しかし、ここに感情移入することによりGHOST IN THE SHELLが本当に面白くなってくる。この世界は(B)だから、子どもたちのしたことは、持ち主を殺させて最期は自壊させるという極限の非難に値する非人道的なことだったことになる。よく見ると、あの愛玩用人形たち(=(B)におけるイノセンス)、とてもさびしそうな顔をしている。でも、だから後半の突入シーンで使い捨てられていく裸の彼女たちをもっと切なく悲劇的に描けばよかったと思う、ただばらばらにするだけでなく。前半でもあの人形たちのカワイイ仕草や肉欲的な姿表情をお得意のアニメーションでみせてくれれば、この作品は泣ける傑作になったと思う。押井君はやってたつもりだと思うが、こういった感情表現はアニメの限界なのかもしれない。ユーキャンドゥーイット!
no_the_warさん 9点(2004-04-02 13:06:27)
176.いきなりザ・グレート・カブキの毒霧をくらわされたようなオープニング。「目、目、目が・・・」と必死で目を開けようとしてる間に相手のペースで試合が進み、気がつきゃ3カウントフォール負け。恐るべし、ザ・グレート・オシイ。タイトルとは裏腹に罪な映画だ。
彦馬さん 9点(2004-03-28 21:39:31)
😂 1
175.ネタバレ 2回見ました。1回目は映像と音の迫力に押され話についていくことが精一杯でした。それゆえ引用の多いセリフが衒学的で上滑りしているように思いましたが、2回目にはストーリーが分かっていたためか、逆に引用によってセリフが奥深く感じられました。テーマも、初めはバトーの恋物語と受け取っていましたがそれよりも人間とその愛玩物(人形、犬、子供)の関係の方が色濃いことに気付きました。一回目で分からなかった私の理解力不足なのでしょうが。ハサウェイの子供への見方は疑問を感じますし、ヤクザ事務所でバンバン人を殺したわりに最後に少女を非難するバトーには文句はありますが、人間と人形達を等価と見る事には結構納得しました。最後の、立場の違う3人の対比が面白かったです。
トマトマートさん 9点(2004-03-21 14:46:22)
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【点数情報】

Review人数 194人
平均点数 5.86点
021.03%
1105.15%
231.55%
3126.19%
42010.31%
53518.04%
63518.04%
73115.98%
82211.34%
9147.22%
10105.15%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.15点 Review26人
2 ストーリー評価 5.68点 Review38人
3 鑑賞後の後味 5.86点 Review37人
4 音楽評価 8.06点 Review45人
5 感泣評価 3.54点 Review11人

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