映画『CASSHERN』の口コミ・レビュー

CASSHERN

[キャシャーン]
CASSHERN
2004年上映時間:141分
平均点:4.34 / 10(Review 198人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-04-24)
アクションドラマSFTVの映画化
新規登録(2004-02-21)【sayzin】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
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監督紀里谷和明
演出諸鍛冶裕太(アクション監督)
キャスト伊勢谷友介(男優)東鉄也/キャシャーン
唐沢寿明(男優)ブライキング・ボス
麻生久美子(女優)上月ルナ
寺尾聰(男優)東博士
樋口可南子(女優)東ミドリ
小日向文世(男優)上月博士
宮迫博之(男優)アクポーン
大滝秀治(男優)上条将軍
西島秀俊(男優)上条中佐
及川光博(男優)内藤
寺島進(男優)坂本
三橋達也(男優)老医師
要潤(男優)バラシン
佐田真由美(女優)サグレー
鶴田真由(女優)ブライキング・ボスの妻
りょう(女優)池上
玉山鉄二(男優)関口
森迫永依(女優)幼少のルナ
佐藤未来(女優)坂本の娘
森口瑤子(女優)ルナの母
戸田昌宏(男優)東博士の助手
伊藤淳史(男優)東博士の助手
清水昭博(男優)隊長
浜崎貴司(男優)秘書
河瀬直美(女優)第7管区の女性
納谷悟朗ナレーション
原作タツノコプロ
脚本紀里谷和明
菅正太郎
佐藤大[脚本]
音楽鷺巣詩郎
作詞宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」
作曲宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」
編曲宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」
主題歌宇多田ヒカル「誰かの願いが叶うころ」
撮影紀里谷和明(撮影監督)
製作紀里谷和明(製作代表)
石川富康(製作代表)
大谷信義(製作代表)
早河洋(製作代表)
中川滋弘(「CASSHERN」パートナーズ)
朝日放送(「CASSHERN」パートナーズ)
松竹(「CASSHERN」パートナーズ)
テレビ朝日(「CASSHERN」パートナーズ)
松竹ブロードキャスティング(「CASSHERN」パートナーズ)
企画紀里谷和明
プロデューサー宮島秀司(プロデュース)
配給松竹
特撮野崎宏二(CGディレクター)
作画樋口真嗣(バトルシーンコンテ)
美術林田裕至(プロダクションデザイナー/コンセプチュアルデザイン)
衣装北村道子
編集紀里谷和明
録音柴崎憲治(音響効果)
あらすじ
大亜細亜連邦共和国は今まさに長期に及ぶ戦争の勝利者にならんとしていた。しかし、勝利と引き換えに人々は公害や放射能による深刻な被害に晒されていた。人々を病魔から救うべく、遺伝子工学者の東博士は新造細胞理論を発表する。しかし、それによって生み出されたブライは人類に対して反逆、博士は対抗すべく自らの息子・鉄也を新造人間として再生させる。果たして戦いの行方は! 70年代にヒットしたアニメ「新造人間キャシャーン」を映像作家・紀里谷和明氏が実写化。全編にわたるCGが、独特の映像世界を実現した。
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💬口コミ一覧

198.ネタバレ 全編を美しい画で押し通す演出は、個人的には好きです。くどいくらいに語られるメッセージも重要だと思います。所詮、平和なんて人類にとって永遠の夢でしかない。だからこそ、しつこい位に伝えるべきものだと思う。・・・しかし、物語の裏に、かつての関東軍が見え隠れするのは何故? 私の妄想かもしれんが、これはキャシャーンという題材を隠れ蓑に利用して、○31部隊を描いているのでは? 話はそれますが、この作品の麻生久美子さんは美しすぎます。
いさいささん [DVD(邦画)] 10点(2008-05-04 14:54:32)
197.実はキャシャーンなんて知らないんですけどね。知らないほうがかえってクリアに見えるのかもしれません
わからない人にはとてもつまらないと思います。
内容が難しいですから。それがわかったときこれがいい映画だとわかると思います。
戦争の悲惨さや人間の愚かさが感じ取れました。
のちのラストのシーンにもあるように皆が優しい時があったのに・・・・。

戦争は皆を不幸にします。悲しいことを繰り返すだけということに手遅れになる前に気がつくことを願っています
甘口おすぎさん [映画館(邦画)] 10点(2007-02-10 21:21:51)
196.映画は芸術である。CASSHERNを観て再認識した。作品全体にオリジナリティーが溢れ、新しい刺激に満ち溢れている。映像、カッティング(編集)、音楽の使い方、どれも独自の世界観を創り、とくに或るルールに伴って表れる幾何学模様は神からの啓示であるかなような錯覚を生む。 ・・しかし・・・なぜ、劇場版とDVD版のBGMの使い方が違うんだ?私は劇場版のほうが好きだった・・・
クロちゃんさん [映画館(邦画)] 10点(2006-12-29 16:20:52)
195.最高である。よって10点。これほど真摯なバカ映画がこれまであったろうか。これほどアングラな大作映画がほかにあるだろうか。これほどファン層をコケにした確信犯がいるだろうか。「もー世の中やってらんねーよ俺たち今こんぐらいぶっ壊れてんのよ」的、2004年時点の日本人の心の病巣を心地よく抉った勇気に、その止まる事を知らないパッションに、傍若無人な態度に乾杯だ。キャシャーンの実写化の演出に、誰が新劇×太宰治で行こうなんて考える? しかもシャレんならんほどガッポリ予算かけて? セットは『未来世紀ブラジル』のリスペクトで? 「ブライキング・ボスは唐沢寿明で行こう」なんて言ったのはどこのどいつだ? このスタッフは世紀のバカヤロウどもだよ。ここまで徹底してバカなら最高だよ。本作は、日本映画界に久々に咲いた大輪のあだ花だと思いますですだ。こんなのがあるから、低評価作品のチェックは手が抜けないのだ。
エスねこさん [DVD(字幕)] 10点(2005-09-08 09:37:22)
👍 2 😂 2
194.最初にゆーておきます。キャシャーンはアニメ再放送で小さい頃観たことあってなんか好きでした。んでこれはレンタルして観ました。色々酷評もあったんで、かなりの覚悟を持って観たんですが、俺はどーやら感動しました。てゆーか泣きました。特に最後の皆がなんとなーく幸せそうにしてる映像に(こーゆう演出弱いです)。特撮も、もっとしょぼいんかと思ってましたが、邦画としてはかなりがんばってると思います。ただ酷評されてる部分も理解できます。多分、これのターゲット層はかなり狭いと思います。つまり、荒唐無稽なSF好きで、めまぐるしいデジタル映像も嫌いじゃなくて、邦画もハリウッド娯楽も好きで、単純で直接的なメッセージも嫌いじゃなくて、好きなアニメの設定が大幅に変えられてもそれを大胆なアレンジとして受け入れられて、雰囲気で泣けて、それでいて淡々とした展開で長くてもCG画像なら観ててもあきなくて、悲惨な物語も好きで、出てる俳優さん皆好きで、多少わけわかんなくても、なんか勢いで楽しめて、説明台詞も気にしなくて、この映画の予告映像観て、めっちゃ観てみた~いって感覚が最高潮に達してる状態な人向けです。俺がそれでした。自分のツボがよくわかんないですが、これはデビルマンも実際観てみなわからんかもしれんな~。
なにわ君さん 10点(2004-12-05 01:09:26)
👍 5 😂 2
193.同じ映画を映画館で四度も見たのは生まれて初めてでした。細かい事を挙げればキリが無いですが、それを補って余りあるパワーを感じました。こういった既成の枠にはまってない映画をもっと観たいです。個人的には、Pグリーナウェイ氏の映画と通じる部分も感じましたが、これだけのエネルギーを感じる作品は稀なので、次回作にも期待したいです。
スプリガンさん 10点(2004-05-01 00:44:33)
192.ネタバレ 宇多田ひかるのダンナが偉そうなこと言ってんなぁ~と、思いつつもまぁ話題だし30代の男としてはどうしても興味を引かれるキャシャーンだし、、ということでフラフラと観に行ったのだが、、。
最初から映像に釘付けでした。。たしかに後半のストーリーは微妙なところもあったけど、久々に衝撃的な映画を見た気がします。唐沢の演技もよかった。
前半のロボットとの戦闘シーンは必見。。
レンジさん [映画館(字幕)] 10点(2004-05-01 00:02:43)
191.ネタバレ これほどまでに悲哀と残酷さに満ちたヒーロー映画がかつてあっただろうか。そのあまりに過酷なヒーローの運命に対し、予想を覆された僕は大いに戸惑ってしまった。しかし、残酷な環境を打開すべく、自らの悲しい運命を打開すべくために立ち上がったヒーローの厳しい宿命としてこれほどふさわしい物語はない。常軌を逸するほどのビジュアルセンスで描かれた鮮烈で秀麗な映画世界は現実とはかけ離れているが、描かれる人間たちの悲しさ、テーマとして語られる人間の憎しみの螺旋の本質は限りなくリアルであった。そう、アニメ版「キャシャーン」と同様に作られていたヘルメット(ソーラーメット)をこの映画の主人公はついに被ることはなかった。それはこの映画のヒーロー:CASSHERN、しいては敵キャラも含めたすべての登場人物がただの人間であること、そしてこれが生身の人間たちの闘いであるということの象徴に他ならない。新進の映像作家が撮り上げたこの処女作を「散々たる」と安易に酷評することは実に容易である。事実、改善すべき箇所は大いにあろうが、僕はこの映画世界に溢れる確固たる厳かさにも似た空気感に圧倒されずにはいられなかった。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2004-04-28 19:16:30)
👍 1
190.ネタバレ 原作漫画とアニメの原体験世代である。故にリメイクには狂喜して公開間もなく劇場に足を運んだ。非常に気に入って二度鑑賞し、後日も再訪したうえでDVDまで購入した。要するにこの映画、【愛した者のために良かれと思って尽力していたが、自分でも気付かぬうちに相手を蔑ろにして大暴走してしまった者たちの悲劇】ですか。現実社会でもよくありますよね。女性に不慣れな男が片思いした時の思考とか行動とか(笑)。でもだからこそワタシはこの映画を気に入った。一部とはいえ人間の強い本質が描けている。多くのレビュワー皆様に不評な画面チェンジや抽象表現も、見辛いのは確かだが自分の専門技術を駆使してサービスしてるんだなと感じた。アメコミみたいなキャシャーンの殺陣や、いかにも外国人がイメージした日本といった感じの舞台風景・小道具も、思春期を欧米で過ごした監督さんのセンスと感じられ楽しい。でも世の不評を見るにつけ、この映画・監督さん自体が、多くの観客様にとって、上記した【愛した者のために…】の象徴になってしまったと思う。大好きなヒーローを自分流にアレンジしてメッセージを送るという創作活動はワタシも行ったので共感も高感度も大。ワタシは楽しめた。  若干付記……本作中のブライキングボスの心情・思考・行動・台詞はワタシにとって共感というより同感。まったく同じ。これも非常に気に入った。
aforkarnさん [映画館(邦画)] 9点(2010-08-12 07:25:52)
👍 1
189.ネタバレ かなり評価が割れている作品。
それぞれ好みが違うから人の評価はあくまで他人の者。 自分がどう感じるか、観てみなければわからない。
141分は長い。 こんなに長いとは知らなかった。

出だしからかなり引き込まれる。 いい感じじゃないの。
特に戦死の報がもたらされるあたりのシーン。
ある意味見え見えの演出なのだが素直に入っていける。
とてもうまい表現。
役者の演技の良さも貢献している。

ほかにも良いシーンがたくさんある。
CGを多用している。 CG臭さがそのまま残っている。 これは意図したのか。 それとも。
色使いがなかなか良い。
話が先に進むにつれ映画のテーマが明らかになってくる。

なぜ人は憎みあうのか。 なぜ人は殺しあうのか。

お互いを許しあうことが出来れば。 それさえ出来れば。 そうだね。 出来ればいいね。 でも出来ないんだね。
最後にキャシャーンは破裂して果てる。 しかしその先には希望があるという。
人とは何なのだろう。
人は人を愛する。 平和を望む。 だが、憎みあいもするし、殺しあう。
救いようのない存在。 でも人は、人であるからこそ希望を持てる。

話の展開が激しくて、シーンの間をつなぐ説明もない。
でも不自然ではない。 かなり意識してそのような演出をしている。

重いテーマに真正面から取り組んでいるが、意気込みが空回りしているような感じは受けずとても好感が持てる。

キャシャーンがなんとなくヘルメットを脱いだロボコップに見えることもあるが、全体的にセンス良い映像に満ち溢れている。
監督曰く、男は常にかっこよく、女は常に美しく。 まさにかっこよくて美しい人たちで埋め尽くされている(ごく一部を除く)。

メイキング映像(2時間以上ある)で監督自らカメラを担いで撮影している様子が収録されている。
この監督、只者ではない。

かなり気に入りました。
称えよ鉄兜さん [DVD(邦画)] 9点(2007-12-06 13:08:57)
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188.唐沢俊一氏がどこかで、キャシャーンは、映画ファンからは総スカンを食らったが、アニメファン(→原作アニメという意味ではなく、アニメオタクという意味)からは絶賛されている、といっていました。そこで、自分がアニメオタクの感性は持っていないことを確かめるために、どれどれ、と思って見ました。・・・・・・出だしから、ナチズムの安易なイメージ化のようであり、やっぱり、と思っていたのですが、・・・やがて、これは少なくとも「ハウルの動く城」よりはましだ、と思い始め、・・・・ついには、なかなか面白いではないか、と感じるようになってしまいました。・・・・アニメではなく、普通の映画でもなく、むしろ芝居の延長にあるような作品でした。そして劇的と感じられる部分が幾つかありました。・・・・・ただ、冗長ですね。愛だの憎しみだのと、同じことを叫び続けると、言葉の持つインパクトがだんだん弱くなって、かえって逆効果でしょう。・・・・・・ということで私の感性は、アニメオタクの感性に近いのかもしれない。ショック。
王の七つの森さん [DVD(邦画)] 9点(2007-06-10 22:42:50)
187.個人的に邦画はあまり見ないし公開時に酷評も多かったので大して気にも止めていない作品でした。しかしDVDが出てからしばらくして見てみました・・なかなか良い作品じゃないですか?否定派に「ストーリーがわからん」「これはキャシャーンではない」「ミュージックビデオの延長」などなど言われておりますがたしかにその通りです。しかし1作品として何かを感じましたし素直に面白かったです・・だからと言って否定派勢に意見するつもりも無いし未見の人に特別推薦する理由も見当たりません。最近監督の私生活がワイドショーで話題になっていたのでふと気になりレビューを書いてみました、監督の次回作はあるのでしょうか・・?
人面猫さん [DVD(邦画)] 9点(2007-03-04 22:28:43)
186.平均点が低くてビックリ。そんなに悪い映画か?・・・確かに、CGの多用や説明セリフだらけなところや構成が未熟な上に詰め込みすぎなところ等々、欠点は山ほどある。でもそれを補って余る魅力もあると思う。こういう、マイナス点とプラス点が激しく共存する映画って憎めません。特にテーマは秀逸。これを単に「青臭い」と言って切り捨ててしまっていいんでしょうか?人間は歳をとるにつれて嫌でも狡猾になっていくから、せめてこのテーマの重要性ぐらいは感じられる素直さと純粋さは努めて持ち続けるべきだと思うし、「難解すぎて意味がわからん」等と言って投げ出してしまわない程度に日々考えて生きていたいものです(笑)。・・・罵詈雑言、どうかお許し下さい!
長毛さん [地上波(邦画)] 9点(2006-02-19 04:36:38)
👍 2
185.ネタバレ  うんざりするような人間の愚かさを、うんざりするような描写で見せられたが、泣いてしまった。一番涙があふれたのは、三橋達也の演じる老医師が、要潤演じるバラシンの死体を撫でるところ。バラシンが医師の死んだ息子の再生だったのだ。老医師は一度失ったものをもう一度失ったのか? それとも突然に失ったものを、思いがけず取り戻し、そしてもう一度、ゆっくり別れを告げたのか? 憎しみをかき立てて生きるのではなく、生きて出来ることをして生きてきた老医師に、村の守神キャシャーンがもたらしたものを、どう受け取ればいいのか? 三橋達也の穏やかな顔は後者の解釈を誘う。そして、私たちは愚かだけど、殺し合わずに生きていきたいと思わせられた。

 伊勢谷友介のせりふ回しををけなす人もいるが、戦場から魂となって戻った時の「ただいま、母さん」とか、ラストで父親を詰問する「父さん!」など、他の俳優とは違うけど、違っていて心を打つものがあった。
TAMAKISTさん [DVD(邦画)] 8点(2010-05-15 20:18:50)
184.ネタバレ 元ネタについては一切知らず。
どうせクダらない作品だろうとタカを括っていたが、意外にというか相当に楽しめた。
もし、自分が映画を作ることができる立場にいれば、恐らく本作のような「訳の分からない作品」を作っていたのではないかと思えるほどのシンパシーを覚えた。
こういう批判覚悟のメチャクチャな映画を作れるというキリヤに対して羨ましく感じる。
原作ファンやアクション作品を楽しみにしていた観客から批判されるのを覚悟の上で、自分の描きたい世界観をデビュー作から見事に表現できたのではないかと思う。
邦画でもなく、もちろん洋画でもなく、自分独自のオリジナルな作品であり、誰かの人真似ではない作品だ。
そういう意味においても評価したいところだ。
何らかのメッセージを込めようと試行錯誤して辿り着いたものが、レベルが低くて単なる理想論だとしても、何も込めないよりはマシだ。
子どもレベルのメッセージであるが、自分自身それほど難しいことは分からないので、この位の低いレベルだとありがたい。
本作が言いたいことは面倒くさかったので、あまり深く考えないようにして鑑賞してみたが、それでも「憎しみの連鎖」というテーマを上手く表現できていると感じられた。
その辺にある“反戦映画”よりも、本作の方がまだ“反戦”というメッセージがストレートに伝わってくる。
「戦争がどんなものか知らない」「死んではいけない」という分かりやすいセリフの趣旨が上手く映像化されていると思う。
「青臭い理想論」かもしれないが、何を考えて作成されているのか分からない作品が多い中において、本作が目指した“志”は評価できる。
“映像”と“メッセージ”の両立に成功しており、本作の価値は高い。
多くの人に共感を得られるレベルではなかったかもしれないが、自分の理念にチャレンジした男の生き様を感じられる作品だ。
六本木ソルジャーさん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-06 12:55:29)
👍 2
183.結構好き嫌いが分かれていますが、僕は好きです。
今までの邦画にない映像だったし、ストーリーもよかった。
ただ、セリフが少し変な感じだった。
eurekaさん [地上波(邦画)] 8点(2008-02-04 19:18:22)
182.私は原作のアニメを観ていないし、CGものSF映画のファンでもないが、そういうサラな観客の一人として言わせてもらうと、現代風死と再生の神話ファンタジーとして観ることができて、結構よろしいのではないでしょうか。なんといっても映像がみごとだった。近未来と古風な19世紀的近代初期の機械装置が合体しているような映像、あるいは未来のお話なのに第二次大戦中に戻ってしまったような画面は、ひょっとするとこの手のもののひとつのパターンなのかもしれないけれども、神話的な雰囲気をかもしだしていて、結構でした。それから、これも『ガンダム』あたりからの路線かもしれないが、善と悪とが単純にわりきれないところがよろしい。それに、寺尾聰、小日向文世、大滝秀治といった渋めの演技陣がいいし、これが最後の出演作品となってしまった今は亡き三橋達也の登場がうれしい。そんなわけで、けっこう良い点数を投票しておきます。 ところで、制作者の念頭にはキャシャーンというよりも、往年の傑作『ブレード・ランナー』があったのではないだろうか。
goroさん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-19 05:41:40)
👍 2
181.キャシャーンファン(どれだけいるの?)にとって「キャシャーンじゃない」という批判は理解できるし、好き嫌いがあらわれる映画だと思う。しかし、どの一瞬を捉えてもポスターにできるんじゃないかというくらい映像で、このこだわりは凄い。予定調和でドッカン、ドッカンやってるだけのハリウッド“大作”なんかよりずっと好きですね。
mohnoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-02-18 03:53:06)
180.ネタバレ 泣いてしまいました。映画で描かれる戦争の無意味さややり切れなさに思わず泣いてしまいました。単純なヒーロー物になってなくて、テーマはかなり重いです。映像で見せる点でも、そこかしこに目をみはるものがありました。監督の稚拙さもたくさん書かれていますが、キャシャーンを好きだった(今もきっと好きなんだろうな)感情はきちんと伝わってきました。TVアニメの時でも決して明るくはなかった物語。人間でない主人公の葛藤や悩みは大人の観賞に充分耐えうるアニメだっとた思います。それを実写で見る事が出来るなんて、長生きはするものです。でも、映画が全てを描き切れているかと言えばそうでなく、台詞で流す所も多くあり、ある意味内面描写には弱い点もあります。ただ、オレンジ色に統一された街並、白黒に近いスラム街、夜のブルーなカラーリングなどは、何故かしらゾクッとさせられました。世界観を色によって伝えようとする姿勢は好感が持てます。センスはありますね。傷だらけの人間とキャシャーン。ボディスーツが血まみれになったヒーローには、ただひたすらその戦いの無意味さが漂います。監督が一番したかったことは、言葉は悪いですが、キャシャーン自身を壊すことだったのではないのかな、そこに、善とか悪とか超越した「生きるもの」の存在を見い出したかったのでは?深く考え過ぎかも知れませんが、悪い映画ではなかったです。
最後に流れる唄も確かに沁みました。
映画小僧さん [DVD(字幕)] 8点(2005-04-19 18:33:38)
179.邦画でこういうメッセージが含まれた作品は貴重だよ。
ポール婆宝勉(わいけー)さん [DVD(字幕)] 8点(2004-10-30 21:03:29)
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【点数情報】

Review人数 198人
平均点数 4.34点
0199.60%
1168.08%
2199.60%
3199.60%
42814.14%
53316.67%
62110.61%
72010.10%
8105.05%
952.53%
1084.04%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.12点 Review24人
2 ストーリー評価 4.13点 Review36人
3 鑑賞後の後味 4.53点 Review32人
4 音楽評価 6.74点 Review35人
5 感泣評価 5.00点 Review28人

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