映画『炎628』の口コミ・レビュー
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作品情報 ホ行
炎628の口コミ・レビュー
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(レビュー・口コミ)
炎628
[ホノオロッピャクニジュウハチ]
Come and See
(Idi i smotri)
1985年
【
ソ連
】
上映時間:143分
平均点:6.87 /
10
点
(Review 15人)
(点数分布表示)
公開開始日(1987-10-30)
(
ドラマ
・
戦争もの
)
新規登録(2004-02-24)【
かんたーた
】さん
タイトル情報更新(2023-04-04)【
Olias
】さん
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監督
エレム・クリモフ
脚本
エレム・クリモフ
配給
松竹富士
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3.
ネタバレ
『火垂るの墓』なみに数々の映画人からトラウマ戦争映画と評されている本作、これがソ連体制下の独ソ戦(あちらでは大祖国戦争と呼称するそうです)戦勝40周年記念映画として製作されたというのは興味深いところがあります。終戦直後の『ベルリン陥落』や70年代の超大作『ヨーロッパの解放』などなどソ連は時代の節々でプロパガンダ戦争映画を製作していましたが、40周年記念映画としてはそれまでの記念映画とはまったく異なる作風、パルチザンの活躍よりもナチドイツがベラルーシで犯した残虐行為とその非人間性を見せつけることに焦点があっており、そりゃぁ当時のソ連国民だってこの映画を観て気持ちが高揚するわけないですよね。ソ連という国家自体はその後6年で大混乱の渦の中で消滅するのですが、85年というこの映画の製作時には市民社会を締め付けてきたタガも切れかかっていたんじゃないかな。 少年が土中に埋もれていた小銃を掘り出したところを上空で警戒していた偵察機に発見され、彼の村は独軍により住民が大量処刑され少年以外の家族も全滅する。その銃を持ってパルチザンに加わっていた少年は自分のせいで虐殺が起こったと苦悩する。これが前半の大まかなストーリー展開だが、パルチザンに参加する経緯も母親が強く反対するなど昔のソ連映画では考えられないリアルな展開です。とにかく前半はパルチザン部隊で知り合った少女とのシークエンスなど同時代の西欧系映画を真似たような抽象的な描写が多く、これは単に冗長さが増しただけの悪効果しかなかったと感じます。そうは言っても二人が沼を渡るシーン(いやこれトリック無しで撮影してるみたいだし、下手すりゃ溺死しますよ)や、かすかに響く重低音の様な音楽が全編を通じて聴こえるなどが強く印象に残ります。 少年が仲間とはぐれてたどり着いた村で起こる大虐殺になると、ここで雰囲気がガラッと変わります。これは悪名高いユダヤ人・スラブ人虐殺専門組織であるアインザッツグルッペンの悪行を、初めて映画化した試みじゃないかと思います。これは1943年に実際にあった掃討作戦がモデルになっていて、刑務所にいた囚人だけで編成されたオスカール・ディルレヴァンガーの部隊も参加しており、泥酔して残虐の限りを尽くす劇中の兵士たちはこの部隊をモデルにしているんじゃないかな。またヒヴィと呼ばれるナチスに協力したウクライナ人やベラルーシ人がちゃんと登場しているところも興味深い。彼らの存在は旧ソ連では半ばタブー扱いだったからね。この虐殺部隊をパルチザンが全滅させるラストの展開はもちろんフィクションで、実際にはドイツ軍を苦しめたのは確かだがこんな派手な勝利は正規軍じゃなきゃムリです。でもこうでもしないと、当時の観客は暴れだしちゃったかもしれませんね。 テクニカル的にはやたらとカメラ目線での演技と長回し撮影の多用が目立つが、やっぱ粗削りな感は否めないところです。意外と直接的な残虐シーンはほぼ皆無なんだけど、阿鼻叫喚の後半三十分はちょっと頭がクラクラさせられる迫力があります。そしてちょっと可愛らしかった主人公少年の物語が進行するにつれての変わりよう、あの額に4・5本は刻まれた皺、あんなに横皺が出た顔は他に見たことがないぐらいです。
【
S&S
】
さん
[ビデオ(字幕)]
6点
(2025-07-18 22:30:12)
★《新規》★
🔄 処理中...
2.
ネタバレ
ラスト付近にあるアーカイブ映像は痛ましく正視に耐えないものも含まれるがその時間は短い
制作された年代ならば日本のテレビにもかけられただろうがショックを受ける可能性がある
単に戦争の恐ろしさを伝えることが目的ならこういった実際の映像を延々と見せれば済む
だがこの映画はただのメッセージ性にとどまらない
映像・音声共に演出技術点が高い佳作だろう
脚本家の実際の体験を基にしたときく
実際に家を家族を隣人を焼かれたものにしか表現できない臨場感がある
牛の死に様などやりすぎな感もある。バランスは難しい
【
うまシネマ
】
さん
[ブルーレイ(字幕)]
6点
(2019-08-11 15:28:15)
🔄 処理中...
1.
ネタバレ
二次大戦を描いた映画の中でもソ連側が舞台になっているものは「スターリングラード」くらいしか観た記憶がなかったが、こちらはソ連の村、現在のベラルーシが舞台。詳しくは読み取れませんでしたが、その地域はドイツに占領されていて、民兵によるゲリラ戦が展開されている様相。その抵抗勢力に対してドイツ軍が行ったことが、ゲリラ戦に参加した少年の目を通して描かれます。DVDの映像特典では、スターリングラードの攻防を実際に体験した監督が、破壊された都市の悲惨な記憶を残すために製作したと言っていましたが、映画を観た印象はちょっと違います。この映画には戦闘という意味での戦争はありません。戦闘に参加していない市民を殺すドイツ軍が描かれています。ゲリラ掃討の作戦行動として、拠点となる村をチェックするのは当たり前だけど、非戦闘員までも無差別に殺すドイツ軍。その様が、娯楽を楽しんでいるかのように映ります。そこにはヒットラーの方針とか、ドイツ軍の軍規とか、戦略的な意義などは見えません。戦争という非日常でルールに規制されなくなった人間が何者になるのかが浮き上がります。残酷、残虐、非道、それとも非人間的。どの言葉も陳腐に聞こえる行為でした。場所が変われば、ソ連軍も似たようなことをやっていると思うし、当時の日本軍も同様だったのでしょう。今作は反戦映画とは思わないし、当時のドイツ軍の行いだけを糾弾しているとも思わない。種の存続以外の理由で他の生物や同属までも殺せる種族、人間。その特殊な存在を描いた映画だと思いました。本当に神の怒りがあるのなら、地上から人間がいなくなっても不思議じゃない。邦題の数字はドイツ軍に蹂躙された村の数とのことです。
【
アンドレ・タカシ
】
さん
[DVD(字幕)]
6点
(2010-01-12 03:35:23)
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マーク説明
★《新規》★
:2日以内に新規投稿
《新規》
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★《更新》★
:2日以内に更新
《更新》
:7日以内に更新
【点数情報】
Review人数
15人
平均点数
6.87点
0
0
0.00%
1
0
0.00%
2
0
0.00%
3
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0.00%
4
2
13.33%
5
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6.67%
6
3
20.00%
7
4
26.67%
8
2
13.33%
9
2
13.33%
10
1
6.67%
【その他点数情報】
No
名前
平均
Review数
1
邦題マッチング評価
10.00点
Review2人
2
ストーリー評価
8.00点
Review2人
3
鑑賞後の後味
5.50点
Review2人
4
音楽評価
10.00点
Review1人
5
感泣評価
10.00点
Review1人
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