映画『ジェイコブス・ラダー(1990)』の口コミ・レビュー

ジェイコブス・ラダー(1990)

[ジェイコブスラダー]
Jacob's Ladder
1990年上映時間:113分
平均点:7.14 / 10(Review 101人) (点数分布表示)
ドラマホラーサスペンス戦争ものミステリー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-29)【イニシャルK】さん
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監督エイドリアン・ライン
キャストティム・ロビンス(男優)ジェイコブ・シンガー
エリザベス・ペーニャ(女優)ジェジー
ダニー・アイエロ(男優)ルイス
マット・クレイヴン(男優)マイケル
プルイット・テイラー・ヴィンス(男優)ポール
ジェイソン・アレクサンダー〔男優〕(男優)ギャリー
ヴィング・レイムス(男優)ジョージ
マコーレー・カルキン(男優)ゲイブ(ノンクレジット)
山寺宏一ジェイコブ・シンガー(日本語吹き替え版【DVD】)
佐々木優子ジェジー(日本語吹き替え版【DVD】)
飯塚昭三ルイス(日本語吹き替え版【DVD】)
牛山茂マイケル(日本語吹き替え版【DVD】)
高宮俊介ギャリー(日本語吹き替え版【DVD】)/ロッド(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
稲葉実フランク(日本語吹き替え版【DVD】)
福田信昭ジョージ(日本語吹き替え版【DVD】)
田中正彦ダグ(日本語吹き替え版【DVD】)
古田信幸ロッド(日本語吹き替え版【DVD】)
安原義人ジェイコブ・シンガー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
土井美加ジェジー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小林修ルイス(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
大塚芳忠マイケル(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
秋元羊介ポール(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
峰恵研ギャリー(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
大滝進矢フランク(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
幹本雄之ジョージ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
山口健[声優]ダグ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
駒塚由衣(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
沢田敏子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
城山堅(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
竹口安芸子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
磯辺万沙子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
喜多川拓郎(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
紗ゆり(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ブルース・ジョエル・ルービン
音楽モーリス・ジャール
撮影ジェフリー・L・キンボール
製作アラン・マーシャル〔製作〕
ブルース・ジョエル・ルービン(製作補)
製作総指揮マリオ・カサール
アンドリュー・G・ヴァイナ
配給東宝東和
特殊メイクゴードン・J・スミス
美術ブライアン・モリス[美術](プロダクション・デザイン)
ニール・トンプソン〔タイトル〕(タイトル・デザイン)
衣装エレン・マイロニック
編集トム・ロルフ
録音アンディ・ネルソン[録音]
字幕翻訳進藤光太
スタントダニー・アイエロ三世
その他デイル・ダイ(軍事コンサルタント)
マイケル・R・スローン〔その他〕(ポスト・プロダクション監修)
クレイトン・タウンゼント(プロダクション・マネージャー)
あらすじ
ジェイコブはベトナムで混乱状態を経験した帰還兵。一人息子を事故で失い、妻とも別れ、郵便局でバイトをしながらジェジーと同棲している。ある日地下鉄駅に閉じ込められたジェイコブは幻覚を見るようになり、しだいに混乱していく。戦争での秘密の人体実験を疑い、戦友を訪ねると、皆が幻覚に悩まされていることを知り…サスペンスの魔術師エイドリアン・ラインが送る問題作。情報なしで見てください!あなたの大切な一本になること間違いなし。原題がヒントです。
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💬口コミ一覧

101.初見は結構昔だったんですけど、それから忘れた頃にまた借りてきてしまう作品。最後の衝撃的な展開の感動を味わいたくてw。この手のオチ勝負の作品の中では一番の傑作だと思います。
狼さん。さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-17 02:14:41)
100.主人公ジェイコブは預言者です。彼が戦場で負傷し見たもの…それは生き長らえたとしたら辿るかも知れない“もう一つの自分の未来”。だからヴェトナム帰還後のニューヨークのシーンは、「黙示録(もしくは予言)」と呼んだほうがいいかもしれません。その自らの黙示録の中で、彼は人間という愚かな生き物が犯す罪の深さを、知ることになります。ここに、このフィルムのテーマ「罪」と「許し」を見出します。戦争という大量殺戮の「罪」、そして戦争に乗じて行われた国家規模の「罪」、許しがたいほどの悲惨な真実が描かれてゆきます。しかし…その渦中にいるジェイコブは、それら全ての罪を「許す」のです。不安、恐怖、怒り、恨み、妬み、悲しみ。このような負の感情を強く抱いて死ぬと、怨霊だの自縛霊として現世に残るのだとといいます。だとすればこの地上には、無数の亡者たちの怨念に満ち溢れている、まして戦場は最たるもの、です。この現世こそ地獄なのだよ…映画は不気味に語りかけきます。そんなこの世にいれば、僕もふくめ人類全体の「罪」の感覚なんて麻痺してしまっている。「許し」などとは程遠い現実があります。でもジェイコブは許す。その心はどこから生まれてきたのでしょう?その鍵は彼の息子・ゲイブの存在。息子を幼くして死なせてしまったという「罪」の意識にジェイコブは苛まれるも、ゲイブは父親に対し、恨みひとつ残すことなく「許し」天国へと召された。許すことの大切さを身をもって知っていた。この「許し」こそが、こんな地獄のような現世を救済できる大きなパワーとなるんだよ…と優しく諭しているようです。魂の救済は「許し」であり「愛」。使い古され干からびた表現ですが、この物語の流れの中では、それは清らかな水のように、僕の心の奥底にまで染み込んでくるのです。マイナスの感情が、解き放たれてゆくような気分にすらなります。主人公の受難に比べ、自分は日常において何と些細なことで、負のエネルギーを日々蓄積させていることか…と。ジェイコブは“恨み”を残すことなく、息子に導かれ「愛に死ぬ」道を選ぶ。僕はクリスチャンではありません…が、温かい光に包まれ“ヤコブの階段”をのぼるシーンに辿り着く頃、途方もない安堵と多幸感をジェイコブと共有します。たいがいあふれ出る涙で、主人公の微笑みを湛えたラストシーンは、かすんでよく見れないままエンドマークを迎える…というのが普通です。
BUNYAさん 10点(2004-02-01 01:21:50)
👍 2
99.やや《ネタバレ》かもこの年見た映画で最高だったと思います。ホラーのようで癒しを含んだ傑作です。「人が一番怖いのは死そのものより、死に対する恐怖である。」そんな言葉を思い出しました。確かに、シックスセンスを見たときにパクリとしか思えませんでした。
八幡浜ちゃんぽんさん 10点(2003-03-09 01:51:33)
98.<ネタバレ>途中までは何がなんだかわからなかったけど、最後でゲイブが階段で待っていて、そして2人で上へ上がっていったときはなんとも言いようがない満足感みたいなものが感じられました。冒頭でベトナム戦争の場面から家の中の場面になったときは、少し開放されましたが、身の回りには自分を殺そうとしている連中しか見えない。そういう状況になり、またもやピンチに陥る主人公。そしてサラと暮らしている場面になり、今度こそ開放されたと思いきやまたもや同棲している人の家の場面に戻る。そして時々ベトナム戦争の場面に戻る、自分がストレッチャーで運ばれているけど、なにがなんだかわからない。そして幻想の世界ではラダーを作った本人と出会い、自分は実験台にされたということを知らされる。死を受け止めたジェイコブ。こんな感じだったと思うんですが、病院のシーンで、特別な治療室へ運ばれているとき、ゲイブの自転車が見えましたが、あれはゲイブからの呼びかけだったのでしょうか?まだわからない点もありますが、この映画は観たら絶対忘れられなくなるので、死ぬ前に1度は観ましょう。(さんざんネタバレしといてだけど
青バナナさん 10点(2002-12-22 22:56:41)
👍 1
97.ベトナム戦争後の世界を体験している(?)主人公がいてなおかつ、彼はベトナムで死んでるんですよねえ…。ほんとに、全ては夢だった、のか…。一見の価値はもちろん、何度も観返す価値のある映画だと思います。(LDあるからまた観よっと、笑)
ラダー、イズ、マイ、ベイビー(嘘)さん 10点(2002-08-15 11:52:59)
👍 1
96.最高傑作だ。この映画の骨は、ヤコブの階段(タイトルだけど)。死ぬことは、一種のホラーであり、それゆえ、この映画のもつおどろおどろしさも、必然になる。
らりらりさん 10点(2002-08-13 20:54:37)
👍 1
95.ネタバレ 1度見て、良い印象だったので、もう一度見た。良かった。映像やストーリー展開が強烈な印象を残す作品。ラストは、登ってきたハシゴを、いきなり外される感じだが、不快感はなく、悪夢から開放された主人公とともに、鑑賞者の心も開放される。そして、それまでのシーンの断片をつなぎ合わせようとするのだが、無駄なことか、と諦めることになる。良いんだ、これで。悪夢は終わった。
すぎささん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-28 22:40:48)
94.ネタバレ ティムロビンスは好きじゃないが、この配役は当たりだったと思う。体も心もゆるんだ感じ。
初めて見た当時衝撃を受けてからすっかりエイドリアンラインのファンに。首ふりオバケの挿入が死ぬほどこわかった。死ぬ前にはいろんなことが走馬灯のように現れるというが、走馬灯どころかこのような込み入った夢を見ているなんて。幼児のころ交通事故で死にかけた自分自身も、今現在この「夢」の中にいるのかもしれんなあ、と考え出すと、まさに哲学の分野ですな。そんなこと考えついちゃったラインはやっぱりすごいな。
パブロン中毒さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-23 16:29:01)
93.こうした作りの作品は数多かれど、その中でも傑作のひとつではないかと思います。また、先駆的と言ってもいいでしょう。単に反戦映画、或いは社会派作品と説明するだけでは到底足りません。この作品は、人間の心の奥深く、無意識の領域にある「人の生きる意味」について、静かにそして深く案内してくれます。何の予備知識も無く観るべきですね。
タコ太(ぺいぺい)さん 9点(2004-10-31 14:40:27)
92.ネタバレ 初見はゴールデン洋画劇場で。幼心に病院のシーンがあまりにも怖くて、その恐怖心を緩和するためか次の日はクラスで顔をブルブルするのが流行って、脳震とうの子が出てしまい学級会になった・作品。大好き!
マミゴスチンさん [地上波(字幕)] 9点(2004-07-31 18:48:09)
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91.ネタバレ 死に際し自己との対話を果たす。この作品は単なる「夢オチ」映画ではなく、作中でも示唆されていたように、「死に逝く者の葛藤と最期の選択」を描いたものであり、ジェイコブの見た「狭間の世界」こそ、その人間の精神的本質が具現化された世界なのだろう。

あの世界における天使と悪魔の概念は、ジェイコブの人生の中で培われた「対外的な善悪の対立構造」と、「内在的な自身のニ面性」を象徴している。自分の中にある他者に対する怨みや憎しみといった負の感情は、自身の魂をも腐らせてしまう。それこそが悪魔の本質であり、それは決して「他者的存在」ではない。しかし思いやりや慈しみという感情をもって他者を「許す」ことは、いずれ自身の魂をも救うことになるかも知れない。そしてジェイコブは自分を縛る現世にあった善悪を含む事象のすべて受け入れることで、現世の因果から解放され、救われた気持ちで死ぬことが出来たのではないか。

ラストの彼の選択を「許し」と取るか、「諦め」と取るかは、その人個人の宗教観や価値観に左右されると思うが、死を見つめることが生の意味を問い直すことでもあるのは、誰にとっても共通のはず。生と死は表裏一体の関係。「生」を考えることは「死」を考えることであり、その逆もまた然り。戦争を含む、国家規模の犯罪に対する警鐘という意味合いもあると思われるが、私はこの作品からはもっとシンプルなテーマとしての「死生観」を受け取った。
FSSさん [ビデオ(字幕)] 9点(2004-06-20 14:03:00)
👍 1
90.ネタバレ 現実感を失なった主人公と一緒に「非現実感」を共有でき、ラストでは階段をゆっくりと上っていく主人公に涙する。傑作。あ、ERのドクター・ベントンがコッソリ(でもない)出演。!ラブ!笑。
aksweetさん 9点(2004-03-11 01:08:03)
89.御決まりでヒロインも綺麗だし、なんともまー、後味がよい、恐い映画なんでしょう。
オドリー南の島さん 9点(2003-12-16 19:46:40)
88.ネタバレ ティム・ロビンスの作品で一番好きです。映画選びに迷ったときはたいてい、同じ俳優ばかりチョイス。彼はなんというか、作品には恵まれてます。これは、ジャンルを、戦争としたものの、サスペンス色が強い。戦争映画は力作が多いから少しは観るんですが、残虐さや政治的なものがあり根本的には嫌いです。だけどコレは違う。まさに、本質をついている。戦争ものの中では一番よい。ホラーの話をしてて、話題に上がり借りたのですが、冒頭から戦場シーン。前半の全く関係ない画面に変わり、背筋が凍ったのを忘れません。けど、気になって仕方なく何回も巻き戻して観た。観た方ならわかりますね?地下鉄のシーンを。ラストでは感動と哀れみで泣きました。あまりによく出来た作品。普通こんなお話のラストは、後味悪いもんなんですが、よかったねと心から救われた。
アルメイダさん 9点(2003-12-07 11:44:25)
87.ネタバレ やましんさんのご指摘通り、ルービンの脚本が素晴らしい。後の『シックス・センス』の元ネタとも言えるような秘密の作り方によって観客をひきつけつつ、死のビジョンを体感させ、最後には深い感動と問題意識をしっかりと胸にやきつけられてしまう。もちろん、豊潤な映像で地獄を具現化したラインの演出力、キャストの熱演もいい。無垢なカルキンくんも出色の出来。
恭人さん 9点(2003-11-28 13:39:29)
86.いままでで一番恐怖を感じた映画。フラッシュバックで入る車に乗ってる変な人の映像がメチャクチャ怖かった。子供の頃熱出した時に見た怖い夢がそのまんま映像になったような不気味さ。ラストでダメ押し。
mimiさん 9点(2003-02-23 03:15:28)
85.聖書やムズカシイ事は解りませんが、世界に引きずり込まれていく自分がいる事は解りました。同士討ちのシーンのマシンガンぶちかましてる所がやたら記憶に残ってます。
venomさん 9点(2003-01-12 18:25:33)
84.見せるところと、見せないところの絶妙なバランスが最高。とにかく主人公がどういう状況に陥っているのかわからず、主人公とともに世界に引きずり込まれる感じがしました。いつのまにか、なぜか、世界が不気味に変容していくかんじです。日常だったはずの世界の不気味な変化の描かれ方はすばらしかった。反戦ホラーという言い方は、なるほど!って感じですね。反戦映画としてはオリバー・ストーンなんかよりもリアリティ(本当は幻想なんだけど(笑))もあるし。
だれしゅか?さん 9点(2002-07-16 10:56:31)
👍 1
83.悪夢のような映画。悪夢と現実が逆だったと気づかされる、バスタブに氷のシーンでもう戦慄。生理的嫌悪をそそるけど、奇妙に忘れられない、素晴らしい作品。
RURさん 9点(2002-07-14 23:42:13)
👍 1
82.「夢なのか現実なのか?」っていうストーリーは腐るほどあるけど、この作品は単純にそれだけじゃない何かがある・・・気がする。こういう暗い映画好き。脚本が良いのでしょうか。何故だかハマってしまった。
キャリオカさん [DVD(字幕)] 9点(2002-03-29 19:15:30)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 101人
平均点数 7.14点
000.00%
100.00%
210.99%
343.96%
487.92%
554.95%
61514.85%
71514.85%
82827.72%
91918.81%
1065.94%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 6.75点 Review8人
3 鑑賞後の後味 6.28点 Review7人
4 音楽評価 6.00点 Review2人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

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