映画『バニー・レークは行方不明』の口コミ・レビュー

バニー・レークは行方不明

[バニーレークハユクエフメイ]
Bunny Lake is Missing
1965年上映時間:107分
平均点:7.46 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1966-07-09)
サスペンスモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2004-03-14)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2023-01-28)【イニシャルK】さん
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監督オットー・プレミンジャー
演出山田悦司(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストローレンス・オリヴィエ(男優)ニューハウス警視
キャロル・リンレイ(女優)アン・レーク
ケア・デュリア(男優)スティーブン・レーク
アンナ・マッセイ(女優)エルビラ
クライヴ・レヴィル(男優)アンドリュース
ノエル・カワード(男優)ウイルソン
エイドリアン・コリ(女優)ドロシー
フィンレイ・カリー(男優)人形修理屋
マーティタ・ハント(女優)ミス・フォード
キカ・マーカム(女優)看護婦
オリヴァー・リード(男優)(ノン・クレジット)
オットー・プレミンジャーナレーター(ノン・クレジット)
鈴木弘子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
市川治(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原保美(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
貴家堂子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平井道子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
菅谷政子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢田敏子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
浅井淑子(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
渡辺典子【声優】(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石井敏郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
寺島幹夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
村越伊知郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ジョン・モーティマー 
アイラ・レヴィン(ノン・クレジット)
音楽ポール・グラス
撮影デニス・クープ
ジェリー・フィッシャー(カメラ・オペレーター)
製作オットー・プレミンジャー
制作グロービジョン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
美術ドナルド・M・アッシュトン(プロダクション・デザイン)
ソウル・バス(タイトルデザイン)
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💬口コミ一覧

26.ムルナウの『最後の人』に匹敵するくらい、ほぼ全編が「ドア」やそれに類する開閉装置(門、窓、トランク)のショットに満たされ、そのいずれもが見事に活用されている。(オープニングとエンディングも黒地画面の開閉である。)
ドアを介した人物の頻繁な出入りと縦横の移動撮影を組み合わせたショット接続は映画の運動感を高め、また舞台となる保育所、屋敷、病院、人形ショップなどの家屋構造を立体的に表現する機能を発揮している。

人形の並ぶショップ地下室の不気味なムード、キャロル・リンレイが夜の病院を脱出するシークエンスから犯人との対決までの緊迫感の持続はこの優れた空間提示の賜物だ。

尚且つ、ドアをめぐるアクションはその鍵の用法や所作によって主要キャラクターの心理を表象化し、内/外の分断というドラマ上の伏線としても機能する重要なアイテムといえる。

まさに「ドア」の映画。序盤から持続するサスペンス感覚が、ブランコの揺り戻し運動を高所から捉える不安定なカメラによって視覚的にも極大となっていく展開も見事。
ユーカラさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-10-27 20:35:55)
25.ネタバレ タイトルの通り、バニー・レークちゃん(4歳)が行方不明になってしまう。これを見ていて思い出したのが本作から40年後の2005年に作られた「フライトプラン」。娘が失踪し、やがて娘の存在自体が母親の妄想だったのではないかと疑われる流れが共通。さらにあまり良くない面で共通してるのが真実が明らかになってから面白さが急降下すること。しかもこちらはやや無理があったのではないかと思う。計画的に物事を進めてきたこれまではなんだったのか…。もう別人。急にその人格が出てきた訳でもなさそうだし、はっきり言って矛盾が生じちゃってる。1時間47分のうち1時間30分くらいは楽しめたんだから、良いといえば良いんだけど、終盤のガッカリ感はやはり痛い。「サイコ」などと並ぶ…と言われているらしいけど、個人的にはそこまでじゃない。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-14 11:33:18)
24.ネタバレ この時代にすでに、このようなミステリーが存在し、見事に映像化されているのに驚いた。掘り出し物の面白い作品に当たった。完全にほとんどが母親の狂気と妄想だったというミスリードなのだが、なんか違和感がありながら、騙されてしまう。最後の兄の正体だが、母親が遊びでうまくいなしてることから、この性格は抑えてたにしろ、昔からあったんだと言うことか。
minさん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-30 22:54:48)
23.ネタバレ 兄と妹がセットで動くってなんかおかしいなあとは思いつつ、“サイコ”要素が入ってくるとは予想外。ネタをばらされてみると色々プロットに粗が見えてきてしまうのが玉にキズ。お母さん、娘が行方不明なんですから、しかも自身が疑われてるんだし「いや実はうちの兄、少しおかしいんですよ」と警察に相談しないかね。とは言っても、そう感じたのは観終わってからでのこと。鑑賞中は孤立してゆく母親の焦燥感とか事件の不思議感の引きが強くて、わーどうなるんだろう、と楽しむことができました。モノクロのシャープな映像も印象的です。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-25 00:04:29)
👍 1
22.ネタバレ いかにも英国ミステリーらしさがあふれる一篇で、監督はハリウッドの異端児オットー・プレミンジャーだけど英国映画なんです。このプロットの映画は本作の前にも後にも幾つか撮られていて自分も何本か観たことがありますが(たとえば『フライト・プラン』とか)、この映画がやっぱりいちばん面白かったんじゃないかな。まず消えた女の子バニーを事件が起こる前に観客に見せないのが上手い。これが俗に言う「実存的不安」をかき立てる良い効果を出しています。いかにも変態っぽい家主のノエル・カワードや保育園の女主人マーティタ・ハントといった怪しげな登場人物たちがまたいい味出しているんですが、この人たちは伏線なのかと思いきや単なる賑やかし屋だったのはもったいない。でもキャロル・リンレーの不安げで神経症気味な演技は良かったと思います、サディスト監督の異名を持つプレミンジャーのことだから、そうとう彼女を追いつめる演出をしたんだろうな。大ネタばれになるのであまり詳しく書けないけど、終盤の彼女の演技というか脚本構成が実に巧みなのでぜひご覧あれ。 でもバニーの父親は実はあの人じゃないかというモヤモヤがどうしても残るんですけど…
S&Sさん [DVD(字幕)] 8点(2015-09-18 23:37:07)
👍 2
21.ネタバレ 冒頭は、クリスティの小説みたいな歯切れの良さ。一見美しいが、ちょっとどこか弱い女性のようにも見える、主役の女優はまさに適役。前半は、あぁこの女性の思い込みなのだろうな、と観客に思わせて、後半のどんでん返し。こんな面白い作品が、眠ってるなんて、文化ってやつは本当に侮れない。某レンタル屋の発掘良品という企画は、良品(?)って感じの作品もたまにあるのだが、これは傑作だった。見事な作品。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2015-09-24 12:27:02)
20.ネタバレ モノクロならではの良さを存分に発揮したミステリー作品でしたね。
人形病院とか、本性表した時の兄の顔のどアップとか、ラストの公園のシーンとか、モノクロだからこそ出せる不気味さがありました。
バニーは本当にいるのか、それとも妄想なのか。狂言なのか。はたまた周りの怪しい人たちのうちの誰かの仕業なのか。
いろんな可能性も含みつつ物語が進行し、見る者を惹きつけます。
個人的にはあのオチは、う〜んどうなんだろう?という感じであります。
要は彼女は、頭のおかしいお兄ちゃんのためにずっとああいうフリをしていたということなのでしょうが、
さすがに「うちの兄の仕業では、、、」と思うはずだし、警察にも相談すると思うんだけどな、、。
まぁ、なんにせよ面白かったことは事実なので、6点を献上したいと思います。
あろえりーなさん [DVD(字幕)] 6点(2015-10-31 22:37:44)
19.ネタバレ とんでもない傑作だー!私は幽霊や殺人鬼が出てくるホラーよりも、本作のような普通に見える人間が実は狂気を孕んでいた!というタイプのミステリー・ホラーのようが好き。物語はそう珍しくもない子どもの失踪もので、陳腐に撮ろうと思えばいくらでも撮れたはず。それなのに本作がめちゃくちゃ面白いのは、バニー・レークが一度も画面に登場しないのでアンとスティーブンが全く信用出来ない人物になってしまうからだ(散々指摘されているけど)。そこへ同タイプの映画のように怪しい人物や警察への批判じみた演出を織り交ぜることでおもしろさが増し、唯一無二の映画に仕上がった。ソール・バスが手がけたオープニングもかっこよくて文句なし!こういう映画をもっと見たい!
カニばさみさん [DVD(字幕)] 10点(2016-02-22 10:05:35)
👍 3
18.ネタバレ 狂気を孕んでいそうな登場人物達の中にあって、実はマトモな人物が一番狂っていた。露わになる際のアップの姿に身震いする。こんな者達を相手に常に冷静沈着で事件解決にあたる警視を演ずるローレンス・オリビエに作品の格調の高さを感じた。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-12 22:56:57)
17.ネタバレ 話のあらすじをほぼ全て把握した状態で鑑賞した
当然驚きはなかったが、面白い映画だった
導入で子供の姿を一切見せないのはシナリオ上絶対に必要な隠蔽で、
こういう手順を守れてない映画が昨今多い気がする
犯人の幼児化。関根勤の「あの」芸風はこれを参考にしたんじゃないか?怪しい演技で最高だ
こんなあぶない兄弟がいるのになぜわざわざイギリスにやってきたのか
アンさえ来なければ、スティーブンも狂わずに生きて行けたかもしれないじゃん
やっぱりアンも少しおかしい部分はあったのかもしれないね
うまシネマさん [DVD(字幕)] 7点(2019-08-23 02:16:08)
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16.ネタバレ 子供の頃みたはずだけど覚えているのは
タイトルだけでほぼ初見だったのですが、ヒッチコックのような
本格スリラーを期待したものの、ちょっと違っていました。
使われている音楽もなんかファミリー映画のようで、サスペンス
を盛り上げる効果はまったくないですね。

55年前の制作ということで、当時としてはあれでも十分スリラー
だったのかもしれませんが、今では価値観も道徳観も文化風俗に
至るまで大きく変わってしまい、最近は刺激的な内容が当たり前
になってしまって不感症になってしまったのでしょうか。

保育園は今では信じられないくらいセキュリティがいい加減で、
まだよそ者であるアンが建物内をうろうろしても誰も誰何しない
し、うじゃうじゃと出て来た子供たちに比べて保育士が少なすぎ
るようだし、あれじゃあ子供がいなくなるのも当たり前に思えて
しまいます。

妹思いの兄だと思っていたのが人形を燃やすシーンで本性を現し
てからがクライマックスなのですが、妹もそれまでは兄さんを疑
うそぶりなど全く見せなかったのに、異常さを露わにした兄に驚
くこともなく接していたのはかなり不自然だし、ある意味妹の方
もかなり異常ではないか、と思えてしまいます。
キムリンさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-09-25 19:40:09)
15.以前観たな、というのは途中で分かったが、それでもよく出来た映画、と感じた。
最初から何があやしいか、薄々感じるものの、後半で明確になってくると作品の別の側面が出てくる。
キャロル・リンレイが美しい。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-09-27 16:44:12)
14.ネタバレ 実に周到かつ丁寧に作り込まれたサスペンスであり、展開についても登場人物のキャラづけにしても、一筋縄ではいかない。伏線があれこれ詰め込まれていて、見終わった後もいろいろ考えさせてくれるのも楽しい。とりあえず今考えているのは、(1)妹は兄の特性もあしらい方も知ってるんだけど、いつからそうなったのでしょう。母親が2年前に死んだとか言っていたような気がしますが、それと関係するのでしょうか?(2)そもそも、妹の渡英の理由は何だったのでしょうか?(3)兄は雑誌社勤務とか言ってますが、それって本当のことなのでしょうか?(映像上の裏付けはありません)(4)ドイツ人メイドが終盤で取り調べられてますが、彼女は何を喋ったのでしょうか。もしかすると、「あ、伯父さんという男性が連れて行きましたよ」くらいは言ったんじゃないかと思いますが・・・といった点です。サブキャラも変な人たち満載でさらに楽しいのですが、ラストの対決シークエンスはちょっと間延びしましたね。それと一番凄いのは、実はこれは朝から夜まで1日でのお話でした、という点かも。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-10-01 00:28:29)
13.ネタバレ オープニングが洒落ていて引き込まれる。
本筋は色々と穿った見方をしてしまうと十分に楽しめないかも。この手のストーリーであってバニーの姿を全く見せないということは、逆にバニーは存在するんだろうなとか。そうなると関係者に対し、バニーがアンの妄想であることを導かせるような言動をするスティーブンは怪しいとか思ってしまう(しかもスティーブンはやたらと行動的だし)。
しかしそのことを差し引いても奇妙だったり個性的な周辺のキャラクターが盛り上げてくれているし、スティーブン目線や警視目線で想像を働かせたりして全く退屈しなかった。アンとスティーブンの関係性の気味の悪さも逆に良いのかもしれない。

後日に改めて見返すと、豹変までのスティーブンがしっかりし過ぎてて笑ってしまった。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-07 16:59:24)
12.出てくる登場人物全員が怪しいっていうか、言動がおかしい。謎解きをするって感じではなく、一体何がテーマになっているのか分からなくて 霧の中にいるような心境になる。
結末は今となっては それほど珍しいものでもなかったが、この物語展開は当時は斬新だったのかも知れない。色々後世の映画にも影響を与えていそう。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-10-12 08:54:03)
11.ネタバレ これだけ異常行動をする兄なら前科的なモノがあるだろうし、警察にもそれなりの情報があってもよさそうなはずだが、この時代では精神異常者でも排除されす、ちょっと変わった人程度の扱いで通常の社会生活が送れる、ある意味寛容な時代であったという事だろうか。とはいえ、兄妹共になんか怪しくて謎解きとしては終盤まではそれなりに楽しめる。ただし、警察はマトモに捜査もしてないし、こういうある種のドンデン返し系でオチの決着をつけるというのは、昔は斬新だったかもしれないが、現代ではサスペンスの脚本としてはもはや手抜きと評価されるようにも思える。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-10-18 13:08:43)
10.前から気になっていた映画なんですが、DVDでやっと鑑賞しました。
もう1度ジックリ見ようと思います。多くの方が触れているように女の子の姿を最初見せないのがいいですね
いまさらながら「ああ、やっぱりちゃんと段取り踏まなきゃいけないんだな」と実感。特にこういう映画は。
スピルバーグ監督の「ジョーズ」も肝心のサメをなかなか見せない演出が冴えていましたが、最近は段取りもヘチマもあるかい的な映画があるのでこの映画は収穫。見てよかった。ブランコを漕ぐ場面が怖かったです
ひろみつさん [DVD(字幕)] 8点(2020-12-04 18:29:15)
9.地球上でボーマン船長の姿が拝める、貴重な映画。ってのはどうでもいいんですけどね。
映画の4分の3くらい、大して何も起こらない、というより、そもそも何かが起こったのかどうか自体がよくわからないんですけれども、にも拘らず、スリリングでぐいぐいと引きこまれます。
何しろ、どのシーンを見ても登場人物が画面内を動き回り、カメラも登場人物たちを追いかけて、とにかく動きのある映像が展開されまくります。その計算された構図に息をのみ、あれよあれよという内に物語が進んでいく。
終盤、物語の展開に動きがあり、ほとんど物語が破綻するかしないかの瀬戸際になって、そうなるとカメラも一層、不安を煽って見せる。もうハラハラもの。
という訳で、まさに出色のサスペンスです。
鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-01-04 17:07:01)
👍 2
8.ネタバレ 女の子を想像の産物と思わせて、本当は存在していたと明かす展開は面白い。お兄さんの描き方に筋が通っていたらもっと良かったです。主人公がお兄さんを途中まで怪しまないっておかしいでしょう。記憶喪失にでもなってたのですか?
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 7点(2021-01-12 22:36:25)
👍 1
7.ネタバレ サスペンスとは何かという私見は他の映画にレビューしたので置いておいて、この映画においては作品後半までは主人公兄妹の怪演やアフリカ帰りの大家、保育所の老女などの脇役の存在により本格ミステリーの体でいながらも、人形の修理店からの一連のプロットでこちらも非常に良質なサスペンスに様変わりするストーリー構成に唸らされました。
前半のミステリーについては、バニーを保育所に預けるシーンや渡英シーンを提示しておらず、観ている側としては警察が疑うのと同様、そもそも本当にバニーは実在するのかという疑念を抱かずにストーリーを追うことは難しく感じましたし、幼少期のアンの架空の友達ごっこのエピソードや、アンとスティーブンがあたかも夫婦であるかのような親密さも謎めいた様相を感じさせ、上述した脇役たちの存在を含め凄く引き込まれる感覚で観れたと思います。
後半の人形店のシーンで、何で室内の照明を付けずに手持ちのライトを持たせるのか一瞬不思議に思いましたが、何てことのない小道具をストーリー進展のキーアイテムに変換するテクニックや、本性を現したスティーブンの顔を抉るようなカメラのズームインなど、小説では決して表現され得ない演出はまさに絶品のひと言。
その後、冒頭で出てきた屋敷に戻ったシーンでは特に庭の遊具で遊ぶシーンが印象的で、「You cheated.(君はズルをしたね)」で心理的な不安感を煽り、極めつけのブランコのシーンでの「higher! higher!(もっと高く!)」は、観終わってしばらくしても耳に残っていたほどですし、カメラを激しく揺れ動かすショットも非常に扇情的なラストとして強烈に脳裏に焼き付く印象的なシーンでした。
ただ一つ気になったのが、オープニングで紙を破って剥がしながらクレジットを見せる演出なのですが、これが謎。玉にキズ。
(突っ込むのも野暮ですが)結局、劇中に紙を破るシーンが一度も出てこなかったのが勿体なく、これが伏線として機能していれば最高だったのにと考えてしまい、上手く利用できなかったのかor他のタイプのオープニングに出来なかったのかなどと難癖を付けたくなってしまいました。
もっつぁれらさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-05-25 23:51:15)
👍 1
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 7.46点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6519.23%
71038.46%
8623.08%
9415.38%
1013.85%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 8.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 7.75点 Review4人
4 音楽評価 7.00点 Review3人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

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