映画『ウィッカーマン(1973)』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ウィッカーマン(1973)

[ウィッカーマン]
The Wicker Man
1973年上映時間:86分
平均点:7.12 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
ホラーサスペンスミステリーオカルト映画
新規登録(2004-03-20)【ヴァッハ】さん
タイトル情報更新(2010-12-19)【S&S】さん
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監督ロビン・ハーディ
キャストエドワード・ウッドワード(男優)ハウイー警部
クリストファー・リー(男優)サマーアイル卿
ダイアン・シレント(女優)ローズ
ブリット・エクランド(女優)ウィロー
イングリッド・ピット(女優)司書
オーブリー・モリス(男優)老庭師
脚本アンソニー・シェーファー
撮影ハリー・ワックスマン
製作ピーター・スネル
配給ケイブルホーグ
録音ボブ・ジョーンズ[録音]
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💬口コミ一覧

4.ネタバレ カットにカットを重ねて削りまくってのこの尺というコトらしいですが、サスペンス部分の出来映えはソレでもかなり高度で緻密ですよね。なので、ある種どーいう演出方針を採用したとしてもそこそこ面白くはなる優秀な脚本、というコトだとは第一にも感じます(件のリメイクですら、ソッチから先に観た…て人だと決してソコまで悪い評価にはなっていない様にも思われますし)。

個人的にはその上に、一つホラーとして・或いはもう一つその「カルト」としての雰囲気(or「世界観」)とゆーのがまた実に興味深かった・面白かったと思うのですね。やはり単純に、知性(人間性)を残す一方で明確な悪意を持って団結した一団、とゆーのは正直いちばん恐ろしい…と思うのですよ(ゾンビよりよっぽどタチが悪い)。その時点でホラーとしたって(よく考えれば絶対に)かなり怖い作品に為らざるを得ないと思うのですし、その一方で本作はソレを終盤までひた隠しに隠して(⇒その為に風変わりで滑稽な演出をふんだんに纏って)居るが故に、また立派に奇天烈極まる「カルト」とも為り果てているのだと思うのですね。オーラスまで、実にユニークな空気感だと思って観ていましたし、そのオーラスはまた至極に美しいカットで終わっていったりもするのですが、その最中は何とも薄ら寒い極上の「ホラー観た感」をも感じ取れていました。傑作かと。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 8点(2022-12-26 19:12:08)
3.ネタバレ 序盤から孤立感(ただでさえ一人で島を訪れているのに、島民とはコミュニケーションが成り立たず)、終盤には絶望感も加わって主人公的に最悪の結末を迎えます。伏線はきちんと張られているので、後味は悪くても傑作と思います。それほど期待していませんでしたが当たりでした。ところで、この作品の登場人物で怖いと感じたのは、土着宗教を素朴に信じる島民より、その宗教が非合理的と知りながら、島の秩序の安定のためには計画殺人も辞さない領主でしょうね。
次郎丸三郎さん [DVD(字幕)] 8点(2023-01-02 22:55:55)
2.ネタバレ 理解不能型恐怖の完成形「ミッドサマー」の原点が半世紀も前にあったなんて。土着信仰、閉鎖的コミュニティ、年に一度の祭礼、と怖い要素がそのまんま揃ってる。
「ミッドサマー」の画が明るく牧歌的なのに対し、本作はぱっと見の島の感じからしてよそよそしい陰気さ。野外フリーセックスやら娘の裸踊りやら公序良俗に反する島だということが早々と判明。娘の誘いを脂汗流して我慢する警官ハウイー氏も天晴れなんだかどうなんだか、この場面の何とも言えない気色悪さには胸やけしました。
「理解できない」ということの暴力的な理不尽に追い込まれた末の恐ろしい結末。島全体の狂気のスケールはN・ケイジのリメイク版は遠く及ばないレベル。ミッドサマーが出てくるまでこの種の恐怖映画の最上位だったはず。
ただ、日本人のわたしから見るとハウイー氏の“キリスト教絶対主義”にもちょっと疑問を抱く。なぜキリストを信仰しないのかっ、とエライ剣幕で領主に詰め寄るその考え方もまたずいぶんと偏狭なのではないか。ヨーロッパ人にはすんなりと理解できるのかなあ。日本には八百万の神様があちこちにいらっしゃるのでね。
tottokoさん [試写会(字幕なし「原語」)] 7点(2024-05-21 23:26:07)
1.『ウィッカーマン』は、1973年公開のイギリス製ホラー映画。
一度観たらその衝撃が忘れられない、まさにカルト映画だ。

公開当初は批評家や商業的に苦戦するも、1980年代以降カルト映画として再評価された作品。
結果、ガーディアン紙などがホラー映画のベストリストに選出するなど、後世に多大な影響を与える作品となった。
2019年の映画『ミッドサマー』は本作からの影響を受けており、類似したテーマや演出が見られるのはそのため。

物語は、孤島に住む集団が繰り広げる異教的な儀式と、厳格なキリスト教徒の警官が巻き込まれる展開。
島の閉ざされた空気感、古代の信仰と儀式の不気味さが際立っていて、当時の地域社会の独特なムードが色濃く表れてる。

いま観ると現代の洗練された娯楽と比べ、どうも時代遅れに感じるかもしれないので割り切りが必要。
エンタメとして楽しみたかったら2006、ニコラスケイジ版ウィッカーマンを見るべきだろう。

現代的な楽しさには欠けるものの、閉鎖された集団の異様な世界観と、そこに漂う神秘的な空気は評価できる。

ただし、二度目の鑑賞はほぼ無理というのが正直なところ。
だからネタバレ厳禁のレビュー記事が望ましい。

カルト文化の発掘のために鑑賞するなら7点だが
映画的な出来としては過去の映画に対しての尊重を込めて5点というところか。
そくらてつこさん [インターネット(字幕)] 5点(2025-03-07 23:21:18)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 7.12点
000.00%
100.00%
214.17%
300.00%
400.00%
514.17%
6520.83%
7625.00%
8833.33%
928.33%
1014.17%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review5人
4 音楽評価 7.20点 Review5人
5 感泣評価 2.00点 Review3人

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