映画『レ・ミゼラブル(1998)』の口コミ・レビュー

レ・ミゼラブル(1998)

[レミゼラブル]
Les Misérables
1998年上映時間:133分
平均点:7.33 / 10(Review 78人) (点数分布表示)
公開開始日(1999-02-06)
ドラマ犯罪ものロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-09-26)【Olias】さん
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監督ビレ・アウグスト
キャストリーアム・ニーソン(男優)ジャン・バルジャン
ジェフリー・ラッシュ(男優)ジャベル
ユマ・サーマン(女優)ファンティーヌ
クレア・デインズ(女優)コゼット
ピーター・ヴォーン(男優)司教
ハンス・マシソン(男優)マリウス
ティモシー・ベイトソン(男優)銀行家
レニー・ジェイムズ(男優)アンジョルラス
ジュリアン・リンド=タット(男優)バマタボワ
菅生隆之ジャン・バルジャン(日本語吹替)
金尾哲夫ジャベール警部(日本語吹替)
日野由利加ファンティーヌ(日本語吹替)
小林さやか〔声優・1970年生〕コゼット(日本語吹替)
川田妙子幼少期のコゼット(日本語吹替)
塩屋浩三ボーヴェ(日本語吹替)
内田稔司教(日本語吹替)
原作ヴィクトル・ユーゴー「ああ無情」
脚本ラファエル・イグレシアス
音楽ベイジル・ポールドゥリス
撮影ヨルゲン・ペルソン〔撮影〕
配給ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
特撮ムービング・ピクチャー・カンパニー特殊効果
衣装ガブリエラ・ペスクッチ
字幕翻訳戸田奈津子
その他リック・マッカラム[製作]special thanks
あらすじ
保釈中に逃走した罪人のジャン・バルジャンは、過去を捨て新たな人生を歩みはじめる。しかし過去は、ジャベル警部という形で彼の人生につきまとう・・。「ああ無情」として知られるユゴーの長編小説を映画化。
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💬口コミ一覧

78.ネタバレ 私にとってリーアム・ニーソンの最高傑作です。シンドラーのリストより上です。
エポニーヌの出番が全くないと言われますが、ジャンバルジャンとコゼットがよく描かれていて素晴らしいと思います。
特に印象に残ったのは、やはりジャベール警部との最後の対決ではないでしょうか?
ジャベール警部は自分の持っている正義を貫き通すために、否、貫き通すことと、ジャンバルジャンを助けることを天秤にかけることで、死んで自分の人生を全うしたのだと思います。
私は2012年のミュージカル映画のジャベールより、こちらのほうが好きです。
その後の展開が描かれていませんが、これはこれで傑作だと思います。
何度観ても飽きません。奥が深いです。
クロエさん [CS・衛星(吹替)] 10点(2013-01-11 00:29:05)
77.ネタバレ ジャベール警部を許したジャンバルジャンは、まさに「汝の敵を愛せ」を実践しました。主人公を徹底的に追い詰めたジャベールは嫌な奴でした。しかし彼は一貫した信念を持っていました。ジャベールは故意にジャンバルジャンを逃がした罪により、自らを罰したのだと考えます。最後まで法律の番人でした。これが罪を憎み続けた彼の生き様でした─。 そしてなぜ、ジャンバルジャンの行動は感動するのか?それは彼が立派な人間だからではありません。彼がオウムの逃亡者と同じ卑怯者だからです。しかしこういうと観客は「嘘をつくな、冤罪だろ、それに今は改心して善人だろ」と反論するでしょう。しかし、それは周りの評価です。ポイントは彼自身がそう思っていないことにあります。すなわち、罪を背負い、そして罰を恐れ、正体を隠して生きてきた卑怯な容疑者だと、ジャンバルジャン本人が自覚していたことに意味があるのです。従って彼の慈悲深さは、罪を持った愚かな人間と、自分が同類である、という前提から生じている。人間は、善人であるほど、悪人を赦すことができないし、罪を激しく憎む。だから我々自身が、ジャベールと同じ人間なのです。ジャベールが娼婦を激しく殴ったのは、彼女が罪の象徴だったからです。しかし「罪」を抱えた人は─すなわちジャンバルジャンのように罪の自覚のある人は、かえって他人の罪に寛大になれるものだ。赦せないのは、中国や韓国を罵倒する人たちと一緒で、単に相手の罪深さを指摘し、相手に罪を自覚させたい、という欲求があるからです。もしここで我々自身が、「罪の」自覚があるならば、もっと優しくなれると思います。罪を背負うという意味の本質は、ここにあるはずです。つまり赦すことにある。何回観ても新しい発見がある名作です。

花守湖さん [DVD(字幕)] 10点(2003-10-14 21:24:32)
👍 2
76.ジャンバルジャンにとても心を奪われ、そして涙が止まりませんでした。人は変われるのだなぁと。それも、何気ない一言によってだったりするのですね。
ひなたさん 10点(2003-06-25 21:45:15)
75.ユーゴーが観たら、文句なしに絶賛するでしょう。
鐵假面の人さん 10点(2001-03-23 12:16:43)
74.随分前に見たのですが、かなり印象に残った映画です。
悪人は善人になれるのか、改心がテーマ。
この映画を見た後、とても考えさせられました。
ひめさん [DVD(吹替)] 9点(2008-03-02 14:50:30)
73.ネタバレ ”改心”とはなんぞや?ということを教えられました。飢えに耐えかねて、たかがパンを盗んだだけなのに投獄19年…。神父の庇いを受け、罪を償うことの大切さを痛感するジャン・バルジャン。決して見返りを求めず、困っている人に対して、正しいことをしていくバルジャンに、犯罪者とかいうレッテルはどうでもよくなってしまいました。ジャベールの執拗な追跡がバルジャンを苦難の道へと追い込みます。ラストの微笑みに批判もあるようですが、若者を命懸けで助け、娘の幸せを願い、”やっと自由を手に入れた”という晴れやかな感情は押さえ切れないものだと思います。実社会でも刑期を勤め上げて、まじめに更正している人もいます。これからは、ちょっと考え方を改めたいと思います。
どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(吹替)] 9点(2005-07-29 23:09:22)
72.キリスト教的な要素を多く含んだ作品だと思うが日本人の私が観ていても違和感が感じられなかった。どなたかがこのレビューでも仰っていた通り神の存在を強調しなかったのがその要因ではないだろうか。むしろバルジャンにしてもジャベールにしても個人の信念を貫き通した所にこの作品の素晴らしさがあり、この作品を身近なものにしてくれたのだと思う。この作品を通してのバルジャンの姿、ジャベールの姿はまさに信念によるものであり、色々と解釈されているラストのジャベールは、信念を貫き通したバルジャンと同じく、法を遵守するという信念を貫き通した一人の人間の姿と個人的には思いたい。
ゆきむらさん 9点(2004-08-20 12:56:42)
👍 1
71.ネタバレ なんとなくルパン&銭形警部っぽくないですか?リーアムを地の果てまで追い続けるジェフリー。もういいじゃんってくらいジェフリーはしつこくて、酷い人だと思っていましたが、最後自らの命を絶つ姿がたまらなかったですね~ いい人だぁ!
fala70さん 9点(2004-06-09 22:12:31)
70.かー!何てこった・・・。素晴らしすぎるじゃないの。神に仕える立場の人間の行動とはいえ、あれほど人生観変えられるもんかね~。凄い。信じる者も凄いがそれに答える者もこれまた凄い。で、ジャベールもやな感じだったのが最後にはその答える側のバルジャンに心洗われた状態になって散っていく(俺なりの解釈)。ミュージカルって直に見たことないけど、この映画のおかげで近い将来見ることになりそう。
モチキチさん 9点(2004-04-19 02:30:15)
69.この作品は実に強く宗教観(キリスト教的な)が反映されています。聖書を読んでいても、私の様な俗物的な人間には不条理とまで思ってしまう様な“教え”が詰め込まれています。 
キリスト教で教え説かれる無償の大きな愛<アガペー>が、作中では一人の人間を変えてゆく。罪を犯していながらも、与えられた「愛」と「許し」によって真人間になったジャン・バルジャンはやがて、人々が尊敬する人物になります。それは、かつて受けた温情をその人に返すのではなく、助けを必要とする人々へ奉仕する事で…。  

ただ「無償の愛」に忠実に生き抜く主人公と、職務と自身の正義に忠実に生きるジャベールとの対比に於いても“追う者・追われる者”以上の象徴的表現を感じます。           
この作品に触れ『感動』する事が出来ても、果たして自分は人にそう出来るか…?と考えさせられました。何故か、私に聖書の物語を話して下さった牧師夫妻を思い出します。
MAZEさん 9点(2004-02-11 16:52:14)
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68.僕はこういう系の映画はダメでつまらないだろうと決め付けて最初見た時は8割早送りして観てやはりつまんなかったと思っていました。でも期間を置いて暇だからちゃんと見てみようかなと思ってみたら面白い面白いかじる様に観てしまいました。ていうか僕最近まで知らなかったんですがこの原作とっても有名なんですね。
ヨウヘイさん 9点(2004-01-11 03:15:36)
67.親子の関係が現実的(?)で良かった☆夢中になっちゃう作品w
人に親切にされて感動して、いい人にwって展開ゎ結構観たことある気がするケド◎
B.G Lisaさん 9点(2004-01-07 19:28:31)
66.「人は変われるのか?」がテーマ。一度刑務所に入った人間が普通に就職して仕事をするのなかなか難しいだろう。それは我々が「人は変わらない」と思っているからだ。過去は消せない。経歴というのは一生ついて回る。 我々が経歴にこだわるから経歴詐称も起きる。ある人の悪い過去を知ったとき、その人は変わったと思えるだろうか?今のその人を今までどおり評価できるだろうか?それとも善人ぶってるだけと思いなおすだろうか?人との付き合い方を考えさせられる作品だった。
東京50km圏道路地図さん 9点(2003-12-30 03:23:44)
65.私も小説を読んだことがなかったので、BS放送たまたまやってたのでビデオ録って見てました(笑) あまり期待してなかったんですが、なかなか見ごたえがあったと思います。(登場人物が省略されているそうなので、小説を読んでから映画を見ると、物足りなさを感じるかもわかりませんが・・・。) クレア・デーンズがなかなかよかったんではないでしょうか? 短時間でみるみる恋にはまっていってしまう演技に説得力があったと思います。それから、ファンティーヌ役の人美人ですね~~。。ホレボレしました。
カソヴィッツさん 9点(2003-09-16 23:37:45)
64.3、4年前に観た映画ですけどよく覚えてますね。リーアム・ニーソンがかなり効いてます。原作も好きですけど映画の方も好き。ラストが特に印象に残ってる。あー、でも1度で良いからミュージカルで是非見てみたいものだな。
c r a z yガール★さん 9点(2003-06-19 22:21:44)
63.まぁ~俺的には 素晴らしい作品に久しぶりに出会えることが出来ました。途中までは、ジャベールに対してとんでもねぇ~奴「野朗ども叩き切っちまえ」って感じでしたけど心揺さぶる、愛と奇跡の物語ー。この名作に 感謝 感謝 感謝
東京JAPさん 9点(2002-03-07 20:04:59)
62.ネタバレ  原作を読んだことはありません。ですが、思っていた程小難しい作品ではありませんでした。万人が楽しめるように作られています。ちゃんとエンターテイメントとして成立しています。2時間強という長尺ながら、全く時間を感じさせることのない作品でした。
 この作品は、絶望と希望が良いタイミングで入れ替わるところに大変魅かれます。絶望的な状況下の中に必ず希望が生まれるんです。事態は好転と暗転を繰り返していきます。まさに人生の縮図を見ているようです。
 はじめはただ単純に、ジャン・バルジャンが、ファンティーヌが、コゼットが幸せになり、彼らの願いが叶うことを願っていました。
 劇中最も過酷な状況下にも関わらず、コゼットのために生きぬいたファンティーヌ。彼女がコゼットと会えないままに、非業の死を遂げたことに憤りを感じ、その怒りの矛先はジャン・バルジャンと共にジャベール警部に向かいます。ジャベール警部は公平さを欠き、弱者を虐げる悪徳警官だと、そう刷り込まれてしまった気がします。
 ですが、ラストまで見てしまうと、ジャベール=法であり、そこには善も悪もないということにようやく気付かされます。思えば、ジャベールは法の長所と短所を見事に体現しています。法は遵守すべきもの。その一方で、法は必ずしも万能とは限らない。『法=善』は常に成立するわけではない。そういった当たり前のことに改めて気付かされるのです。しばしば法は人権と対立する存在なのかもしれません。ジャベールが見ていたのは人間ではなく、その人に付属している『罪』だったのかも。
 ラスト、命を助けられたとき、ジャベールははじめてジャン・バルジャンという人間を見てしまいます。そして彼の中で葛藤が生まれたのでしょう。法がすべてだったジャベールにとって、ジャン・バルジャンの罪は裁かなければなりません。ですが彼はジャン・バルジャンを見逃すことを選択してしまいます。『罪人を見逃すという大罪』を負ったとき、ジャベールが法の番人として、自分自身に罰を下したのはもはや必然だったのかもしれません。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-18 13:20:10)
61.ジャン・バルジャンとジャベールの関係を重点的に描いた構成は、重厚な印象でとても良かったと思います。
ミュージカル版はどちらかと言うと、愛を奏でる華やかさや切なさがメインの印象ですが、こういった重苦しい苦悩もレ・ミゼラブルの1つの側面ですね。
序盤から泣いてしまいそうなシーンがちらほらあったけどなんとか耐えましたが、終盤は流石に堪え切れず涙が溢れてしまいました。
いろいろと考えさせられるいい作品だと思います。
あと、証拠もないのに告発はしないという精神には感服しました。
日本もフランスの司法制度を少しは見習うべきかも知れませんね。
もとやさん [DVD(字幕)] 8点(2014-07-06 13:41:00)
60.とても壮大で重厚な物語。人の心は変えられる。人の心は変われる。物語も映像も音楽も美しい。そして、後で印象に残るシーンが多い。何よりもジェフリーラッシュ。存在感ありすぎ。
ラグさん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-14 17:40:32)
59.一場面、一場面が絵のような世界観が素晴らしかった。役者には差がありますね。メインどころは皆上手いけど、脇はどうってことない。
のははすひさん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-26 17:08:25)
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マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 78人
平均点数 7.33点
000.00%
100.00%
211.28%
300.00%
433.85%
556.41%
61114.10%
71721.79%
82532.05%
91215.38%
1045.13%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 8.66点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review2人
5 感泣評価 9.50点 Review2人

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