映画『ワイルド・レンジ 最後の銃撃』の口コミ・レビュー

ワイルド・レンジ 最後の銃撃

[ワイルドレンジサイゴノジュウゲキ]
Open Range
2003年上映時間:140分
平均点:6.71 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-07-03)
ドラマウエスタンロマンス小説の映画化
新規登録(2004-06-07)【mhiro】さん
タイトル情報更新(2012-08-12)【イニシャルK】さん
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監督ケヴィン・コスナー
演出ノーマン・ハウエル(スタント・コーディネーター)
キャストロバート・デュヴァル(男優)ボス・スピアマン
ケヴィン・コスナー(男優)チャーリー・ウェイト
アネット・ベニング(女優)スー・バーロー
マイケル・ガンボン(男優)デントン・バクスター
マイケル・ジェッター(男優)パーシー
ディエゴ・ルナ(男優)バトン
ジェームズ・ルッソ〔男優〕(男優)プール保安官
エイブラハム・ベンルービ(男優)モーズ・ハリソン
キム・コーツ(男優)バトラー
ピーター・マクニール(男優)マック
ジュリアン・リッチングス(男優)ワイリー
大塚周夫ボス・スピアマン(日本語吹き替え版)
津嘉山正種チャーリー・ウェイト(日本語吹き替え版)
佐々木優子スー・バーロー(日本語吹き替え版)
佐々木梅治デントン・バクスター(日本語吹き替え版)
音楽マイケル・ケイメン
編曲マイケル・ケイメン
ブレイク・ニーリー(追加編曲)
ロバート・エルハイ
撮影ジェームズ・ミューロー
製作ケヴィン・コスナー
デヴィッド・ヴァルデス
ジェイク・エバーツ
タッチストーン・ピクチャーズ
製作総指揮アーミアン・バーンスタイン
配給日本ヘラルド
衣装ジョン・ブルームフィールド
その他マイケル・ケイメン(指揮)
ガーソン・ユー(スペシャル・サンクス)
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💬口コミ一覧

34.近年めっきり製作本数が少なくなった西部劇だが、忘れた頃たまにやって来るだけに懐かしさとある種の新鮮味を感じざるを得ない。思えば、J・フォード&J・ウエインに代表されるような伝統的な西部劇のスタイルに変化が芽生えたのは、ニュー・ウエスタンとも呼ばれた「明日に向って撃て!」あたりからだろうか。ヴェトナム戦争以降、アメリカ社会の価値観も変わりさらに粗製濫造も手伝って西部劇が持っている本来の面白さが失われ、やがてポリス・ムービーやSF映画などといった新しいジャンルの出現により、あたかもその役割を終えたかの如く衰退し、やがてその王座を奪われてしまったという経緯がある。しかしこのジャンルにも根強いファンがいれば、西部劇の火を消すまいとして奮闘している映画人も多くいる。本作のK・コスナーもそのひとり。話は、流れ者のカウボーイが、町を牛耳る実力者と悪徳保安官に対して復讐を誓い対決を挑むという、極めてオーソドックスかつシンプルなもの。映画は孤独な男たちの生き方と友情を描く傍ら、ヒロインに擁くほのかな恋心、あるいは町の住民たちが最後に立ち上がって協力する等々、御馴染みのパターンはきっちりと踏襲されている。しっとりとした情感溢れる描写から一気にクライマックスのガンファイトへと、全編メリハリの効いた演出で些かもダレることなく展開されるが、ただ終盤に至る作劇には釈然としないものが残るのも事実。結末も少々意外で、しかもやけに甘ったるい。コスナーという人はそれだけロマンチストだということなのだろうか。
ドラえもんさん 7点(2004-07-14 14:56:33)
33.ネタバレ 久々に正統派の西部劇を堪能しました。やっぱり西部劇は良いですよね。ただ最後だけちょっとえ!と言う感じだったので2点減点です。
ケビン・コスナーだって判っているはずなのに、今の米国の観客はハピーエンドでなくては許さないのでしょうか。
西部劇の王道は愛する人を残して去っていくところで絶対に終わらなくてはいけない。
sokratesさん 8点(2004-07-14 16:58:49)
32.ネタバレ ケビン・コスナーの姿勢はダンス・ウィズ・ウルブスから変化してないのでしょうが、決闘を描いてしまうと現在の現実のアメリカがどのようにして形成されたかが解り、結構複雑な思いで観続けることになってしまいました。アメリカの言う民主主義と正義、南部に今も残る閉鎖的な風土、これらの萌芽がそこかしこに見受けられます。そんなとこが肌に合わないだけで、映画としてはよかった。まるで暗転のごとく切り替わるシーン展開も小気味よいし、なんと言ってもカウボーイの生活がめちゃリアルです。ポーク&ビーンズ食ってるシーンが欲しかったな。スー役のアネット・ベニングがなぜ東部からやって来たのか?ってことがちゃんと語られてれば、1点加点だったのに。エンディングは古くからの西部劇ファンなら納得しないでしょうが、まぁよしとしましょう。決闘のリアルな描写、コスナーとデュバルが決闘場に向かうところ、そして主人公が死なない、など深作欣二的、網走番外地的東映の印象も少し。
shintaxさん 7点(2004-07-16 21:40:15)
31.ネタバレ 静かに、丁寧に、時に優しく紡がれていく物語。その根底を流れる怒り。ラストに噴出する銃撃戦。
しかしそのカタルシスは薄い。敵を追い回し撃ち殺す住民の姿が、物語の後味を爽快にはしてくれない。
正当派の王道西部劇も、そこにはうっすら影が差す。やはり昔のような勧善懲悪は時代が許さない。

不器用で古くさくて、だけど真面目で実直なカウボーイ。
西部劇という、現代においては”時代遅れ”であるジャンルを真っ正面から描くケビン・コスナーがその姿に重なる。
この映画がアメリカでヒットしたということは、どこかでみんな西部劇を求めているのだろうか。
時代は変わっても伝統は受け継がれていく。別に西部劇に思い入れがあるわけじゃないけど、なんだかちょっと嬉しい。

紅蓮天国さん 7点(2004-08-19 20:36:14)
👍 1
30.カウボーイハットで蒸れる頭髪も気にせず西部劇に執着するコスナーの意欲を買いたい一作。メリハリ効いてる演出が嬉しい。ラストはダラダラせずにスパッと終わってくれ!1000回もキスしなくっていいからさ。
mimiさん 7点(2004-10-24 02:30:48)
29.雄大な自然が美しかったです。最後の銃撃戦は見応えがありました。ロバート・デュバルかっこよすぎ!
ギニューさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-24 23:28:19)
28.アネット・ベニングも老けたな~。
ケンジさん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-08 15:14:03)
27.映画として合格点です..かなり、リアルさを意識して創っていますね~ 脚本もまずまず、見所はクライマックスあたりかな..娯楽要素もあり、安心して観れる作品です...
コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-28 16:47:22)
26.全体的にテンポがやや緩慢で、話が動きだす時期も少し遅いです。最後の銃撃戦だけで40分も使うのはさすがにどうかと……。会話だけでさらっと流されてしまうエピソードが多いのも気になりました。
Kさん [DVD(吹替)] 6点(2005-11-04 07:48:39)
👍 1
25.ネタバレ 久々に西部劇を見て面白かった!!戦争的なのも良いけど、1vs1の早撃ちも入れて欲しかった。あと、最後に戻って気持ちを伝えるのは邪道。
oO KIM Ooさん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-13 20:12:33)
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24.自然、西部の町並み、4人の少ない牛追いカーボーイ達と牧場主との争い。

名優二人の台詞。なんともいえない味がある。殺戮の割りに後味は良い。

ダンス・ウィズ・ウルブスと同じ匂い。好きです。

2016.03/10 2回目鑑賞。原題の意味を知らなかった。牧場を持たずに牛追いで育てる意らしい。

そのカーボーイの物語。美しく長閑なイントロから一転、ワイルドな展開、ラストはハッピーエンドで気分良好。+1点。
ご自由さんさん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-20 23:14:50)
23.ネタバレ オールドファンを意識したかのような、ゆったりした流れの西部劇です。この作風に好感が持てます。ロバート・デュバルが大活躍します。葉巻とチョコレートが実に美味しそうでした。
ジャッカルの目さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-03 21:49:29)
22.静かな流れに乗って、ウエスタン映画伝統的なリベンジものの一品。最近ほぼ絶滅状態のウエスタン映画を見事に作ってくれたケヴィン・コスナーはえらい。集団行動がやや多くて1vs1がほとんどなかったしちょっと長かったのは残念だったけど、手堅い作りでなかなかよかったです。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 6点(2007-04-21 11:53:33)
21.ネタバレ ○西部劇が極端に作られない中、また自身が俳優としてぱっとしない中、こういう西部劇の歴史に恥じない王道作品を作ったケヴィン・コスナーは評価に値する。○ロバート・デュヴァルのサポートとして助演に回ったコスナーというのも悪くない。しかし、昔の彼の映画のように恋愛要素がメインになりかけているのは良くない。○「ダンス・ウィズ・ウルブズ」程ではないが、撮影、音楽共に良い味出してる。
TOSHIさん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-08 11:48:02)
20.ネタバレ 背筋がすっと伸びる映画。一本筋の通ったことをするのはかくも困難なことか。今どき珍しい正統派西部劇を作ったケビン・コスナーは凄いと思う。観ているこっちが恥ずかしくなるくらいの王道ぶり。コスナーの偉いところは、先輩であるロバート・デュバルに大事な見せ場を作っているところ。普通俳優が監督をする場合、自分ばかり格好良く撮ろうとするもの(メル・ギブソンとか)。でも、コスナーはベテランを大切にしている。これまで「アメリカの良心」を体現してきたコスナーのフロンティア・スピリッツは未だ衰えていない。
フライボーイさん [DVD(吹替)] 7点(2007-09-09 23:18:45)
👍 2
19.ネタバレ 一番新しい久々の本格的西部劇だと思います。唯、独立系シアターで上映されたためか、ご覧になった方が少ないのは残念です。▼何しろ風景が抜群の美しさでした。まあ、観方によっては冗長とも取られ兼ねない位ゆったりと撮っていたと感じました。特に印象に残ったのは、草の飛び散る夕日に向かって撮ったショットで、草の匂いを感じるような見事なカメラワークだと思いました。誰方かもお書きになっていましたが、米国国民の独特な正義感が出ていて(特に決闘は終わっているのに、逃げ回る牧童にとどめを刺すシーン)、しらけてしまったのも事実です。ボスがその前に結構ヒューマニティ溢れた事をしていたのにです。そのため減点1です。▼最後の数分間の人物のやりとりは全て省いて、チャーリーは去って行き、プリンセス模様のティーカップセットだけアップにすれば、もっとカッコ良くなったと思うのですが・・・。やや蛇足ぽいクドサに減点1です。
亜酒藍さん [DVD(字幕)] 8点(2007-11-15 19:25:48)
18.ネタバレ ケビン・コスナーの良い点、悪い点がどちらも出てしまったように思えます。近年珍しく非常に正統な西部劇を作ってくれたのはありがたいし、景色はどこをとっても美しいものばかりなので、そこは評価したいのですが・・・。終盤の銃撃戦に関して言わせてもらうと、そこに持っていくまでのドラマ性も薄いし、銃撃戦自体の演出もあまり上手いとは思えませんでした。主人公たちの決死の覚悟も、臨場感もあまり感じられず、少々まったりとした感じでした。必ずしもリアルであることが映画的に面白いとは限らないのだな、と改めて思った。
そして、ラストのぐだぐだは勘弁して頂きたい。まあ何と言ってもアメリカの良心ケビン・コスナーですから、あんまり責め立てる気も起こらず許したい気持ちの方が強いのですが。というわけで5点、ではありますが、嫌いにはなれない作品。
Sgt.Angelさん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-01 19:04:15)
👍 1
17.ネタバレ 今時西部劇です。穏やかな序盤、中盤はセリフや雰囲気がいちいちかっこよく決闘への高揚感もばっちで男のドラマなんですが、途中でやたらラブコメの要素が絡んでからつまらなくなります。ハリウッドの悪い癖だなぁと思いました。でも、銃撃戦はかなり熱いです。あと戦いが終わってからもウダウダ長くてダメ。
すべからさん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-26 18:24:30)
👍 1
16.悪徳地主を除いてどこか現代的できちんと時代を感じさせる町が居心地よさそうだと思いました。
spputnさん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-18 15:41:32)
15.K・コスナーの頭頂部もチトさみしくなってきて、R・デュヴァルと並んでるとまさに、大ハゲ小ハゲという趣きですが(ゴメン。しかし「大」の方はよく進行を食い止めていると思う)。この二人が演じるカウボーイ、軽口を叩いて見せる年長のR・デュヴァルと、やや無口な年下のK・コスナーを観ていると、何となく「その後のブッチとサンダンス」のようにも見えてきて、うれしくなってきます。内容はといいますと、どこからともなくやってきた流れ者のカウボーイたちが、土地の有力者と対立し、決闘する、という、オーソドックスなもの。それを、決して若くはない主人公の二人が、西部劇そのものを懐かしむかのように、ゆったりと物語を紡ぎます。映画で描かれる物語は、舞台も限定され、期間的にも短いもの。だからこそのゆったり感。もちろん、前半における覆面集団とのやりとりから、ラストの決闘まで、劇的で緊迫感のある場面も多いのですが、一方では中盤における大雨の一夜、執拗に降り続く雨が、夜の長さを象徴していて、持続する時間そのものが印象的。そしてクライマックスの銃撃戦もたっぷり時間をとっているのですが、さらには空間もたっぷりとって、これが特筆モノの、物凄さなのです。細かいショットの積み重ねでいかにも撃ちあっているように「見せる」、というイマドキの演出ではなく、ここで見せつけられるのは、本当に人間同士が撃ちあう姿。暴力の表面的な演出ではない、暴力そのものの光景、これはハッキリ言って、衝撃的ですらありました。ラストもゆったり時間をとり、いささか甘ったるいのかも知れないけれど、これは愛の物語、西部劇への愛の映画なのだから、これはこれで良いのではないか、とも思えます。
鱗歌さん [DVD(字幕)] 9点(2010-04-04 08:55:19)
👍 1
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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 6.71点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5720.59%
6617.65%
71338.24%
8617.65%
925.88%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.57点 Review7人
4 音楽評価 6.75点 Review4人
5 感泣評価 6.00点 Review4人

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