映画『ミステリー・トレイン』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ミステリー・トレイン

[ミステリートレイン]
Mystery Train
1989年上映時間:110分
平均点:6.00 / 10(Review 29人) (点数分布表示)
公開開始日(1989-12-23)
ドラマ犯罪ものオムニバス
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-03-28)【Olias】さん
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監督ジム・ジャームッシュ
キャスト永瀬正敏(男優)ジュン
工藤夕貴(女優)ミツコ
サンキ・リー(男優)ベルボーイ
ニコレッタ・ブラスキ(女優)ルイーザ
トム・ヌーナン〔1951年生〕(男優)アーケード・レストランの男
ジム・スターク(男優)
ジョー・ストラマー(男優)エルヴィスと呼ばれるジョニー
スティーヴ・ブシェミ(男優)床屋 チャーリー
サラ・ドライヴァー(女優)空港の受付係
トム・ウェイツラジオDJ
脚本ジム・ジャームッシュ
音楽ジョン・ルーリー
挿入曲エルヴィス・プレスリー"Mystery Train"他
ロイ・オービソン"Domino"
オーティス・レディング"Pain in my Heart"
撮影ロビー・ミューラー
製作ジム・スターク
配給フランス映画社
録音ユージーン・ギーティ(音響効果エディター)
その他アル・ゴア〔1948年生〕special thanks
リサ・クルーガー(スクリプター)
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💬口コミ一覧

9.ジャームッシュはなんでこんなに日本人役者の使い方が上手いんだろう?個性的で魅力的で、ストーリーも練られていて、ユーモアがたっぷりで、好きなシーンは数えきれません。モノクロじゃないジャームッシュもいいものですね。
 キスをしてタバコの煙を移す所と、口紅をつけてキスをした後の二人のシーンがお気に入りです。カールパーキンスー。
Balrogさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-27 22:48:45)
8.ネタバレ いや、俺もそう思う。
異郷の地で聞く、真夜中の暴走族のバイクの音や夜行列車の音。
あれはどこに行くんだろう?

ジャームッシュの「ミステリートレイン」のタイトル通り、まさにミステリーだ。
夜行列車から見る風景にも似て、寂しい心に突き刺さる。

ワインを一本空けて、観たからか、ジャームッシュの演出は笑いのツボにはまった。
ジャームッシュは酔わずに酔う、酒仙のような映画だ。
彼の映画のテンポが、酔った時の感覚に近いのに気づいたのは、発見だった。

永瀬くんのジャームッシュ映画の初登板。
「パターソン」を観て、時間の経過をしみじみ思う。

それにしてもジャームッシュはロードムービーの、まさに孤独の詩人だ。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2018-06-15 02:18:36)
7.1989年にロンドンの映画館で観ました。その後DVDで何度か再見しています。3つの作品がうまく融合してオムニバスとして成立しています。各登場人物の会話ややりとりが面白いです。工藤夕貴は「サンキュー」を連発して少しバカっぽいし、長瀬はいつもムスっとして不機嫌な感じですが、ジャームッシュ監督から見ると日本人は皆あのように見えるのでしょうか、、、。真夜中にアナログラジオからブルームーンが流れてくる夜のメンフィスの雰囲気が良いですね、、、。
みるちゃんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2019-08-14 10:11:32)
6.この監督の作品には起承転結が無い。人と人との「間」を噛みしめるのが、ジャームッシュ節を味わうコツ。相変わらずへんてこな風合いですが、メンフィスの鄙びた感じも彼独自のスタイルを貫くのに一役買っていますね。かつて一世を風靡したプレスリー一色の都市。でもそのポスターもわびしく色褪せていて、ジャームッシュ作品の他都市同様、寡黙な街です。
で、その静かな土地に生きる人たちのキャラ濃いこと、このギャップ。安ホテルのフロント2人もちょっと意味不明なほどにインパクトが強いコンビ。場の切り替えポイントとしてちょくちょく並んで登場。仏頂面なのに引きが強い強い。街と仏頂面とブシェーミ、私的にこれはジャームッシュ3点セット。ああこれこれ、とうれしい。
ところが、私は日本人なので一話めから突き刺さるような日本人女優のハイボイスが、どうしてもジャームッシュの世界に浸るのを邪魔してきました。母国語だとお芝居の上手い下手に より敏感になるので、外国人ペアで撮ってほしかったと心から思いました。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-02-19 16:27:19)
5.ネタバレ 工藤夕貴、リップの色が赤でもピンクでもなく白なのがレトロさを感じていい感じ。だが、退屈顔した永瀬の関心得る為にわざわざ真っ赤なルージュを塗りたくってその勢いで永瀬の口元にベロベロチュウし 永瀬の顔を真っ赤な口唇オバケにしてほくそ笑み喜ぶ女の子って姿がいたましくてかわいらしい。結果、二人の相性がよいのかどうか分からないですが、眺めているぶんには十分に微笑ましいカップルの姿になっており、二人を見せてくれるには丁度良い尺だった。だが、二話目、三話目と進むに連れ面白さがなく尻すぼみ。ラストにまた二人が再登場してくる事予測出来たし、期待してた通りの登場ではあったのですが、いきなり列車に乗り込むシーンではちょっと物足りない。出来れば、ホテルフロントで別話の人物と鉢合わせになって さてどうなるの?というのを期待していました。その辺りがちょいと期待外れに終わってしまったところです。
結果、ミステリー・トレインって言われても、それってなんか違うと思う。どちらかと言えばこれミステリー・ホテルってタイトル付けたほうが正解ではないですか。
3737さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-09-22 22:16:15)
4.80年代、ジャームッシュの初期の作品ですが、
自分の映画でやりたいことを好き放題やってる感じがいいですね。
作品の舞台はメンフィス。3話からなるオムニバス。
メンフィスということで当然と言えば当然ですが、3話に共通するキーワードは、エルヴィス。
ジャームッシュもやっぱりエルヴィスが好きなんだな。
作品が始まると、最初に登場するのは意外にも日本人。
永瀬と工藤の、繰り返される「エルヴィス」「カール・パーキンス」「エルヴィス」「カール・パーキンス」・・・。
メンフィスの安ホテルのフロント係とベルボーイのコンビに流れる微妙な間。
そこに流れる微妙な空気。決して爆笑はさせてくれないけど、その空気に漂うクスッとさせてくれる可笑しさ。
いきなりジョー・ストラマーが登場したり、ラジオのDJがトム・ウェイツだったり。
結局、だから一体何だったのか。もう、これらのジャームッシュ節炸裂がたまりません。
とらやさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-01-29 20:23:48)
3.ネタバレ 三話構成のオムニバスなのですが、意外にも最初の永瀬&工藤編が一番出来が良かった。永瀬正敏のぼーっとした感じが、実はジャームッシュの雰囲気に割とはまっているのです。由緒正しいはずのスタジオがどってことない地味な外見であるくだりなど、演出も冴えています。エロシーンの工藤夕貴の無邪気な色っぽさにもぞくっとしました。●2篇目も筋としてはいい感じなのですが、ニコレッタの方がちょっと押されてたかな・・・もうちょっとカウンター的な何かが欲しいところでした。3篇目はあれこれいかにもな線を狙いすぎて、かえって収縮してしまいました。●あと、銃声が3篇を共通させているのですが、この辺はほかにもいろいろ仕込んでもよかったと思います。せっかくの同一夜同一宿宿泊という設定なのですから。
Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2023-03-27 20:45:10)
2.特に何が起きるというわけではないけれど、ついつい最後まで見続けてしまいます。で、特にストーリーとして印象に残っているわけではないけれど、断片的に反芻してみたくなります。結局、もっとも思い出すのは受付の2人だったり、ボロボロの部屋だったり。この感覚、要するに旅行から帰ってきたときに近い気がします。少し時代を遡って、メンフィスの安ホテルで一泊してきたような感じ。その意味でお得感があります。
スティーブ・ブシェミが若いです。昨今の妖気は、まだ抑え気味のようで。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-27 23:38:57)
1.ネタバレ “何も起こらない映画”の名手ジム・ジャームッシュ、初期作にはそんな称号が相応しかった作風が“大した事じゃないけど何かが起こる”風に変わってきた中期の作品です。メンフィスのホテルに泊まった三組の登場人物たちの一夜の体験を時系列をずらして群像劇として見せるというのはもうジャームッシュ版の『パルプフィクション』ですけど、タランティーノが撮る五年も前の映画なんですよね、これはタランティーノがパク…いや多大なる影響を受けたと言っても過言じゃないでしょ。バブル全盛期だった日本からJVCが出資したので永瀬正敏と工藤夕貴がキャスティングされたのかもしれませんが、二人は日本語で演技して他のアメリカ人俳優とはほとんど絡みはないけど、なんか二人のセリフ回しが(とくに工藤夕貴)拙く聞こえちゃうんだよな。やっぱ外国人を起用してその母国語で演技させると、監督には外国語なのでセリフ回しのニュアンスあたりには理解が及ぼないんだろうな。二人はしっかりエッチまでしてくれるけど、工藤がタバコを吸って永瀬に口づけしてその紫煙を長瀬が吸い取って吐き出すところは他に観たことない斬新なシーンでした。さすが『コーヒー&シガレッツ』のジャームッシュ、タバコに関しては拘りがありますね。二話目でニコレッタ・ブラスキにインチキなエルヴィス怪談で怖がらせてケチな寸借詐欺を仕掛けるトム・ヌーナン、なんせあのトム・ヌーナンですから怪談噺よりお前の存在自体がよっぽど怖いわ(笑)。そして三話目のスティーヴ・ブシェミたちの酔っ払いトリオの愚行には笑わせていただきました、こういうシチュエーションを演じさせたらスティーヴ・ブシェミはやはりピカイチです。 ①ホテルの宿泊代が一部屋22ドル②ジョー・ストラマーが酒屋で注文した酒代が22ドル③そして三人がホテルで割り当てられた部屋が22号室、この映画ではやたらと“22”という数字が出てくるんですよ、こういう拘りというか遊びがちりばめられているところがジャームッシュらしいところなんです、まあ意味不明ですけどね。あと、メンフィスからローマへの直行便は有りません、この人は『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でもフロリダの田舎空港からブダペスト行きの直行便を飛ばした前科がありましたっけね(笑)。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2024-10-31 21:09:51)
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【点数情報】

Review人数 29人
平均点数 6.00点
013.45%
100.00%
200.00%
3310.34%
4310.34%
5310.34%
6517.24%
7620.69%
8620.69%
926.90%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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