映画『ラストコンサート』の口コミ・レビュー(2ページ目)

ラストコンサート

[ラストコンサート]
The Last Concert/Take All of Me
(Dedicato a una stella)
1976年上映時間:94分
平均点:6.54 / 10(Review 24人) (点数分布表示)
ドラマラブストーリー音楽もの
新規登録(2004-06-07)【mhiro】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【イニシャルK】さん
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監督ルイジ・コッツィ
キャストパメラ・ヴィロレッジ(女優)ステラ
リチャード・ジョンソン(男優)リチャード
リカルド・クッチョーラ(男優)ステラの父
上野樹里ステラ(日本語吹き替え版【ソフト】)
菅生隆之(日本語吹き替え版【ソフト】)
谷育子(日本語吹き替え版【ソフト】)
有本欽隆(日本語吹き替え版【ソフト】)
福田信昭(日本語吹き替え版【ソフト】)
横沢啓子ステラ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
京田尚子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
松岡文雄(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ルイジ・コッツィ
音楽ステルヴィオ・チプリアーニ
配給日本ヘラルド
あらすじ
フランスブルターニュの病院で、白血病で死期が近い少女と、落ちぶれたピアニストが出会う。少女は父を求めるが叶わず、ピアニストは、往年の夢に再起する。
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4.ネタバレ 昔、NHKのFMで映画音楽の専門番組を放送していた頃(DJは青木啓氏だった)、必ずといっていいほど取り上げられていた映画。ということで、音楽だけは懐かしいのですが初見です。難病ものと聞いていたのですが、それよりはロマンス色が強く、あざとい難病ものが嫌いな私もその点は安心しました。

が、ロマンスとして見られるかというと、そうでもない。なんといっても前半、口からでまかせを並べ立てるステラに魅力を感じられません。まあ病気とか父親が出て行ったとか、いろいろあるんでしょうが。でも平気でウソをつきまくる人は嫌悪感を抱かせます。最初がそれなので、どうも最後まで惹かれることなく終わってしまいました。まあお話としては大人のためのファンタジーといった感じで、あまりあれこれ言うのもどうかと思われる(実際のところはどうでもいい)内容でした。音楽がやはり美しかったのがプラスのポイントです。しかしこういう映画でピアノを使うと、やはりラフマニノフ風の音楽になるんですねぇ。
アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-18 21:05:48)
3.ネタバレ なぜこの映画のレビューを書くのか? なぜなら映画館にて初めて大号泣した作品だからだ! って別にいきらなくてもいいんだけど…
なにせ私にとっては思い出多き映画。時は中学2年生、そもそも同時上映だったカサンドラクロスを観たくて男友達数人と映画館へ。先に始まったのがこのラストコンサート、恋愛映画というジャンルに思春期の私は何とも居心地悪いな~と思った直後、体に電流が走る!…そう、主演のパメラ・ヴィロレージに純朴な少年のハートは一瞬にして射抜かれたのだった。そのあとはとにかく映画にのめりこみ、ステルヴィオ・チプリアーニの美しくも胸を揺さぶられる音楽も相まって、あれよあれよとラストの大号泣まで一直線。当然のことながら友達には泣いたことがバレバレで、翌日からしばらく学校でからかわれたことも今ではいい思い出。とにもかくにもスクリーンの女優、しかも海外の女性に憧れを抱いたのはこの映画が初めてで、映画音楽に目覚めたのもこの映画だった。そしてこのあと、ロードショー・スクリーンという映画雑誌を読み漁ることとなる…ってごめんなさい、映画そのもののレビューがないじゃないか。まあ内容自体は言わずもがな恋愛映画の王道なので、好き嫌いははっきりわかれるんじゃないかと。べたな展開や細かいストーリーの粗もあるけど、今でも多くのファンがいるということは、やっぱりいい作品じゃないかと思うなあ。蛇足だけとカサンドラクロスももちろん面白かったよ!
素晴らしき哉映画人生さん [映画館(字幕)] 8点(2019-11-21 01:23:48)
2.なんだかラスト・コンサートを観始めてしまった。
どうしてだろう?
裁判がストレスだから?
そういう意味では、この映画は特殊かもしれない。なぜって……。
逃げ場のなさや、行き詰まり感にこれほど似合う映画はないような気がするからだ。
シベールのものすごい切れ味とは対極にある。
かなしくはない。
いらだちとは違う。既に救いをもとめない感覚。
リチャードに共感しているからかも。

評論的なことを言うのは控えたい。
ただ、思っていたのとは全然違って、
映画作品としての完成度はかなり高かった。
というのも、画と音楽で語るからだ。
じゃあ、どう思っていたのか。
通俗的だと思っていた。
そして、通俗性を打ち消すだけでなく、別次元に昇華したのが、パメラの若さ炸裂っぷりだと思っていた。
だが、それだけではなかったのだ。これもまた、プロが作った映画だった。
それに加えてパメラ。
いやはや、この映画もまた永遠だったのだ。

あと、もうひとつだけ付け加えるなら、この映画は「邂逅モノ」だ。

JTNewsのレビューについて
リアルタイムで観た人が多くレビューを書いている。
JTNewsのレビュワーは重箱の隅を楊枝でほじくってまでけなしたいらしく、読むとたいてい不愉快な気分になるのだが、今回は納得のいく意見が多かった。

DVDの吹き替えについて
DVD用の吹替えを用意したのだが、あまりにひどかったので、TV放送時の吹替えを再録する権利を取り直したんじゃないか?
DVDには両方入っているので、(怒りに我を忘れて)発作的に叩き壊していた、などというおカネの無駄遣いはしなくて済みます。
おら、はじめちゃんさん [映画館(字幕)] 10点(2022-06-23 03:11:51)
1.考えてみれば映画産業の斜陽化がいよいよ深刻になった1970年代って、映画館へ訪れなくなった観客を呼び戻そうとさまざまなジャンルが生み出された面白い時期だったんだな。
ヘイズコードが撤廃されて人の情動に訴えかける表現が比較的自由になったからということもあるかもだけど。
アメリカンニューシネマで若い世代を、
ロートルスター総出演のはりぼてディザスター映画やノスタルジア映画で古きよき時代を思い出したいオールドファンを、
政治や裏社会をジャーナリスティックに扱った映画でビジネスマンたちを、
それまではB級の素材でしかなかった子供向けテレビで放送されるようなSFやホラーやそもそもそれまで映画の題材にならなかったような子供の恋物語で子供たちを
懸命に映画館へ呼び込もうとしたわけです。
そんな中で今更こんなベタベタなメロドラマがウケるものかと思われながら大ヒットを記録したのが「ある愛の詩」。
ぼくは「詩」の文字を「うた」と読むことがあるというのをこのタイトルで初めて知りました。
難病悲恋ものはメロドラマの鉄板ネタとして今でもよく作られるのですが、この「ある愛の詩」以後類似の作品が何本も公開された覚えがあります。
この「ラストコンサート」もそんな中の一本。そろそろこのテーマの映画が飽きられはじめた頃の作品だったような気がします。
「小さな恋のメロディ」で見覚えた安心の日本ヘラルド映画のマーク。
この日本ヘラルド映画が配給だけでなく制作のために出資までした映画です。
出資が日本、スタッフキャストはイタリア、使用言語は英語、舞台はフランスというばかに国際的な映画でした。
日本が出資しているからなのか、60年代70年代頃の日本の少女漫画の雰囲気を強く持っている感じがします。
実際、この映画をわたなべまさこ、水野英子、本村三四子諸氏の絵柄で全く違和感なく脳内再生することができます。
20歳の女性が中年男性に一目惚れし積極的にいいよってくるという幕明け。
今見たら、これは男の妄想そのものじゃないかとフェミの人たちに攻撃されておかしくない展開。
でもこの映画が作られた頃の意識では女性から男性に迫っていくというのが、かえって女性の側の妄想であり憧れであったということもあるのです。
これは当時の少女漫画を見てみるといくつもの例を発見することができるでしょう。
だって男女平等だもン!みたいな。
現在の価値観で昔の作品を評価することの難しさを感じるところでもあります。
まあ、個人的な思い出補正を越えて見る価値がある映画かどうかは不明ですが、そこまでの話題作でもないのにDVDが売られ続けているというのはそれだけこの作品を求める人がいるということなのでしょう。
ヒロインが白血病であることは序盤で既に明かされていて結末は最初から分かりきっていますので、衝撃を受けることなく安心して泣くことができる映画だと思います。
涙を流したい時にはどうぞ。
かずくんさん [映画館(字幕)] 6点(2024-05-11 23:35:59)
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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 24人
平均点数 6.54点
000.00%
100.00%
200.00%
3312.50%
414.17%
5312.50%
6625.00%
728.33%
8416.67%
9312.50%
1028.33%

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