Menu
 > レビュワー
 > へちょちょ さんの口コミ一覧
へちょちょさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1395
性別 男性
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12345
投稿日付順12345
変更日付順12345
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
「オトナ帝国」でも強く感じたが、これも何で敢えて「クレしん」シリーズでやる必要があったのか甚だ疑問。確かに近頃の邦画アニメの中では割と練り込まれた良作かなとは思うけど、時代考証へのこだわりとか、どう見ても本作スタッフが見据えるメインターゲットは本来の児童じゃなくて親御さんだろ?と鼻について仕方が無い。あと、安直な「タイムスリップ」ネタは「夢オチ」と並ぶ両刃の剣だから個人的にどうにも好きになれないこともあって、高評価の中で申し訳ないけど5点。悪しからず。
[DVD(邦画)] 5点(2009-03-10 16:12:29)(良:1票)
2.  300 <スリーハンドレッド>
基本的に鑑賞前には余計な予備知識は入れないようにする主義が今回ばかりは裏目に出た。「R-15指定の歴史モノってコトは…テレンス・ヤングの『アマゾネス』ばりにエッチ場面てんこもりかぁぁ!」というイヤらしい中年の期待は、ムサいマッチョのグロてんこもりの前に敢え無く(あたかも本作のレオニダス王の如く)玉砕…!しっかしハリウッド製史劇映画も地に墜ちたナァ~。役者に貫禄というか、オーラが全く漂っていないので登場人物が多いワリにちーともキャラが立ってないし、有無を言わさず画面に引き込むアトラクティブな魅力が絶望的に欠けている。こいつに比べりゃ20世紀FOXの壮大な失敗作であるリズの『クレオパトラ』の方がまだ見応えがあった。ま、自業自得と言えばそれまでなんだけど、本作に逆恨みして6点マイナスぅぅ!!さーて『ロッキー・ザ・ファイナル』でも観て口直ししよっと。
[DVD(字幕)] 4点(2008-03-17 04:12:26)(良:1票)
3.  惑星大怪獣ネガドン 《ネタバレ》 
殆ど一人でコツコツ作り上げたという一点に於いては驚嘆に価するが、作品全体として総合的に見ると残念ながら及第点には届かず。古き良き東宝怪獣映画風のOPに比して中身は平成ガメラの影響が(悪い意味で)濃過ぎる。タイトルロールの怪獣も何だかEVAの使徒みたいな風情で全くワクワクさせないし。もっと着ぐるみを意識したゴジラTypeの造形に出来なかったものか。街のCGも確かに物凄く凝った作り込みではあるが、矢張り古き良き東宝怪獣映画へのオマージュとするなら敢えてここで柳行李を抱え大八車に家財一式を積み込んで逃げ惑う群集のモブシーンが欲しかった…!でも、一人でこれだけやれると世に示した功績は大だと思うのでオマケして5点進呈。
[ビデオ(邦画)] 5点(2007-08-29 00:50:46)
4.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 
1933年オリジナル版を未見の方なら更に2~3点UPするかもしれないけど、生憎とこちとらウィリス・H・オブライエン渾身のクリーチャー・アニメーションに刮目させられまくった身なもんで。先ず本作の最も駄目ダメな点は、他の方も御指摘の通り「アン・ダロウがコングを恐れなくなった上にあまつさえ同情する」という悪しき1976年ギラーミン&ラウレンティス版の改悪点を踏襲したこと!何考えてんだ?ピーター・ジャクソン!ナオミ・ワッツに気を遣ったのか?それともお涙頂戴でハートフルにってか?33年版をリスペクトしていると標榜するのなら絶対にやってはならないミスだろ?お蔭で見る者のコングへの恐怖が80%ダウンだ!「アンと間違えて女性を掴み上げ人違いと分かるやポイ」の場面も路上でやっちゃあ台無し!アレは高層ビルの途中でわざわざ就寝している女性を掴み、違うとばかりポイと放り投げられた女性が転落死するショッキングさによってコングの自己中な身勝手さと得体の知れぬ怖さが際立つ名場面なんだろうが…!もう一つ、大事な点だが本作は大筋で33年版をリメイクしているという点。つまり、劇中で如何にアンやドリスコルやデナムがジェットローラーコースターの如く危機また危機に見舞われようと”絶対に死なない”ことが旧作知ってる観客にはモロバレということだ。それだけに首長竜スタンピード(大暴走)場面にも、T-REX団体さんで3匹登場にも、谷底のクモガニ襲撃場面にもスリル以前にくどさと生理的不快感が増幅され「大概にせんかい!」と言いたくなる。特に首長竜スタンピード場面は一頭ならともかくあれだけの数が暴走しているのに巻き込まれたデナムとドリスコルが絶対に踏まれない辺りはやり過ぎ、ワザとらし杉!しかもあんなヤバい局面で同時にラプトルが襲ってくる?絶対ありえねー。もうね、ハラハラするどころか一気に醒めた。あと、微妙にスパイダーマン入ったコングの動きもヒヒかクモザルみたいで軽々しく重量感に欠ける。巨大生物同士の闘いが取り入れられた分だけ76年版よりゃナンボかマシではあるが、それ以上でもそれ以下でもない。もしもオブライエンの消したい過去「コングの復讐」までリメイクしたら、アンタを本物のオブライエン・フリークだと信じてやるよ、ピーター・ジャクソン!
[DVD(字幕)] 5点(2006-12-10 02:04:52)(良:3票)
5.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 
本サイトにおける凄まじい高評価の中で誠に申し訳ないのだが…昭和の高度経済成長期ノスタルジーに訴える本作の作りに先ずスタッフのあざとい(しかも何処か冷笑的な)意図を感じてしまい、描写の芸が細かい分だけ妙に鼻についてどうにも素直に感情移入できなかった。お子様に飽き足らず親御さんをもメインターゲットに据えようと考えたのかどうか知らないが、そもそも本来の「クレしん」は子供アニメのはずだろう?本末転倒とは正にこのこと。何よりも「懐古」を未来に背を向けたマイナスイメージとする本作の語り口には全く同意しかねる。「本当に良いモノは幾星霜を経ようとノスタルジー云々抜きに時代を超えて普遍的な輝きを放つのだ!」と何故イエスタデイ・ワンスモアは主張しない??しんのすけに論破される程度の回帰願望レトロ趣味なら他者を巻き込むような大袈裟な計画なんか初めから立てるなよ!ただ、ケン役の津嘉山正種の抑制された声の演技(だけ)は良かった。彼の声に…5点。悪しからず。 
[DVD(邦画)] 5点(2006-12-10 00:37:36)(良:2票)
6.  エクソシスト ビギニング 《ネタバレ》 
主人公にメリンを据えての前日譚と聞いただけで「こりゃシナリオと監督に余程の力量が無いとウ●コ映画確定だな…」と大方の予想がつく。蓋を開けてみれば、何と監督はフリーフォールの勢いで評判が急速落下中のレニー・ハーリンじゃん。ダメだこりゃ。しかも第1作以来の謎「全く管轄外であるはずの古代バビロニアの悪魔パズスに対して何故カトリックの古式に則った悪魔祓いをするのか?」への回答は今作でも一切ナッシング!何かヒントでも(後付けでイイから)出しておけば、少しはマシだったものを…。あと、メリン役のおっさん(名前は知らん)がマックス・フォン・シドーのようなインテリジェンスを感じさせず只のブルーカラー肉体労働者みたいな風体であり、主人公たるオーラを全く一切てんでちっともコレっぽっちも放っておらず、何より「全っっっ然シドーに似ていない」のが痛い、痛過ぎる。何だかフリードキンが巨匠みたいに思えてくる確定ウ●コ映画に3点進呈。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-11-15 03:37:52)(良:1票)
7.  ヘルボーイ
70年代アニメやウルトラマン、仮面ライダーで子供時代を謳歌した世代としては、如何せんアチラのむさ苦しくマッチョでダーク入ったアメコミヒーローには何の魅力も見出せない。ヒーローはもっと颯爽として、しかも「強い!」とビジュアルで納得させる圧倒的なパワーが無きゃダメっしょ?まぁ敵側に一人こういうキャラがいれば、少しは変わった味が出てイイのかもしれないけど、流石に出突っ張りの主役となると画面を最後まで見届けるのは相当にツライ。しかも弱い…。悪いけど「デアデビル」やら「バットマン」やら「X-MEN」やらのアメコミ実写映画を見る度に「よくぞ日本に生まれけり」と心底から実感する。生憎と現在の日本のアニメ界や特撮界にはさして興味は無いが、幼稚園~中学にかけて熱狂しながらTVに齧りついて見た特撮・アニメは、個人的に珠玉のラインナップだったのだなぁ(詠嘆)と往時を偲ぶ懐古ロマン派の私には本作は5点が精一杯…だな。悪しからず。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-10-27 03:06:12)
8.  箪笥 《ネタバレ》 
時系列を故意に無茶苦茶に羅列して謎めいたムードを高めようとしたり、それなりに苦心したフシがあるけど、生憎とさほど効果は上がっていない。つーか、むしろ鬱陶しい!コノ手の見世物ホラーでアート系を気取ってんじゃねーよ!あと、何人かの方が既に御指摘済みではあるが、発端となる妹の死に様は…ワザとらし杉というか、あんなのじゃ死なないだろフツー?オチのサイコパラノイア多重人格ネタもありがちだしレベル低い。うーーーーん、褒めドコロが全然見つからないので容赦なく7点マイナスしちまえやオラ!
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-08-20 15:29:38)(笑:1票)
9.  わたしのグランパ 《ネタバレ》 
筒井原作は未読だが、シチュエーションはなかなか面白そうと思って観てみた。駄菓子歌詞!だがしかし!余りにヌルく淡々としたプロット展開で、いくら何でも演出にメリハリ無さ杉。コメディ狙ってるのかマジなのか、はたまたファンタジー入ってるのかアイドル御用達プログラムピクチャーなのか何だか訳分からない。それでも中盤までの文太と石原さとみの”ほのぼの”交流はそう悪くなかったんだけど、文太がヤクザから大金を横領していたせいで孫がヤクザに拉致誘拐~意味不な空中浮遊~自動小銃バリバリ乱射~人質交換あたりの浮世離れし(過ぎ)た超展開に思いっっっきりドン退き!まぁ文太の漲る存在感あって辛うじて成立しうる凡作の極みってコトで悪いけど6点マイナス。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-06-04 03:09:50)
10.  華氏911
何よりも先ず最初に言いたいのは…このタイトルが不快!!ブラッドベリの傑作SFを汚すが如きムーアのセンスの悪さにムカムカした。中身も当時の大統領選に照準を絞ってブッシュ”バッシング”に特化し(過ぎ)ており、客観性もヘッタクレも無い余りの大人気(おとなげ)無さに辟易。正直言って個人的にはブッシュを弁護するつもりも支持するつもりも一切Nothingではあるが、ドキュメンタリーというノンフィクション映像を駆使して世論を動かしたいのなら、レネの「夜と霧」や亀井文夫の「戦ふ兵隊」レベルの成熟した語り口を見せないとまるで説得力に欠けるし観る者の心には響かないと思う。まぁ近年のカンヌは選考基準から何から何処かピントが呆け気味なんで、例えコレがパルムドールに輝こうが個人的評価は一向に高まりはしないが。「別にブッシュがクリーンで非の打ち所の無い人間とは思わないが、だからといってこんな稚拙なプロパガンダもどきに好い様に踊らされる程こっちも馬鹿じゃないんでねw」という合衆国の良識派は意外と多かったのであろう。本作が結局はブッシュ再選を阻止できなかった、という苦い事実が何より雄弁に裏打ちしている。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-26 05:20:47)
11.  ロング・エンゲージメント 《ネタバレ》 
ジュネってあの奇を衒う作風が妙にハナについて今イチ好きになれない監督なんだが、コレはジャプリゾの原作を下敷きにしているだけあって意外と見応えがあった。恋人の生還を信じ続けるヒロイン・マチルド(オドレイ・トトゥ)が事有る毎に「~だったら彼は生きて帰る!」とトリビアルな賭けを心中で唱えるトコロは微笑ましさと共に彼女の直向(ひたむき)な願いが伝わってきて観る者の心を打つ。ただただ座して待つのを潔しとせず、積極果敢に手掛かりを求めて行動するアクティブさで徐々に真相へ肉薄していくミステリとしての醍醐味とロマンスとの巧妙な融合もなかなか魅力的。セピアの画調が第1次大戦のムードを非常によく醸し出しており、殊にヒロインの家にやって来る郵便配達夫の人間味溢れる描写は出色である。ラストも(ジュネ作品にしては珍しい)ハッピー・エンドで心地よく締め括られ後味さわやかだしね。惜しむらくは…違和感バリバリなティナのSMぽいグロ復讐シーンとジョディ・フォスターのSUPER無駄遣い(あんな種付けシーンのためにわざわざ彼女を使わんでも…)。なので遺憾ながら3点マイナース。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-25 01:05:06)(良:1票)
12.  インストール 《ネタバレ》 
「電車男」と云いコレと云い、パソコン事情やネット風俗を最新トレンドのつもりでネタにしているんだろうけど、この世界はタダでさえ「日進月歩」の目まぐるしさ。なもんだから、公開から2年足らずでアラ早くも賞味期限切れw。そもそも上戸彩じゃちーーーーとも不登校ヒッキーにゃ見えないって時点でストーリーに説得力これっぽっちもnothing!むしろ展開をあのマセガキだけに絞って”消防のネカマがエロチャットの女王に君臨?!”てな感じに描いた方が、顔の見えないチャット界の空虚さを思いっきり皮肉る意味でもずっと面白くなっていた希ガス…イヤ原作アリってのは分かってるけどさ。好い歳をしたオッサンたちが小学生に手玉に取られてディスプレイの前でハァハァしているクロスカッティングやスクリーン分割でも見せてくれたら、さぞ滑稽で意外とイイ線いってたかもとか思ってね。てコトで6点マイナス。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2006-05-21 01:13:58)
13.  エレクトラ(2005) 《ネタバレ》 
タイトルロールのヒロインたるエレクトラに全然ちーーーとも一切てんでからっきしコレっぽっちも魅力が無い!のが余りに痛過ぎる致命傷。アクションに取り立ててキレがあるでなし、フェロモン全開ナ~イスバディって程でもなし、若さでピチピチ弾けるワケでもなし…。「ガスの充満した部屋に引火させて敵をまとめて吹き飛ばす」なんてありきたり且つお手軽な描写でお茶を濁さずに、(百人組手っぽく)襲いかかる追っ手を次から次へと華麗にKOして最後にセクスィ~な決めポーズでも披露して見せろっての!凄腕の女暗殺者ってキャラ設定の割に、マッケーブを置いて自分らだけ逃げる辺りも何だかナァ…。師匠のテレンス・スタンプも結局ラストバトル時は全く助けてくれないし、頼りになるんだかならないんだか。そもそも’サイ’なんてマニアックな武器なんぞ使わずに”素手で”ビシバシ敵を叩きのめす痛快アクション!にでも仕立て上げてれば、中途ハンパなサイキックバトルもどきをスパッとオミットしてガチ格闘戦に特化させてれば…少しはマシだったやも。7点マァァイナスゥゥゥゥ!!
[DVD(字幕)] 3点(2006-05-12 01:56:04)
14.  シルバーホーク 《ネタバレ》 
万里の長城をバイクでジャーーーーーンプ!という掴みの時点で既に思いっきりハズしている。何よりもメインを張るシルバーホーク嬢のコスチュームが絶望的にダサいってかセンス古過ぎで全く一切てんでちーーーともイケてないのが致命的。日本で言えば1960年代の「月光仮面」レベル。もっと女性ならではのお色気や脚線美を追求したエロいデザインに出来なかったの??しかも何ら超能力を備えているワケでもなく、ただのコスプレなもんだから取り柄はカンフーだけ!ってのもチョット…。何か手数がやたら多い割に敵に与えるダメージが微々たるものだから、延々とやられて飽きるつーか呆れる。オイオイ21世紀のハイテク駆使した世界征服を企む悪の組織との闘いだってのに、やってるコトは相も変らず70年代カンフー風味っすか。もうちょっと工夫してよマジで。脇のリッチマン警視とか助手のキットとかは意外と役に立つしイイ味出してもいるとは思うけど、肝心のヒロインがコレじゃあね。6点マイナス。あ、悪ボス役のルーク・ゴスが元「BROS」(”I owe you nothing"とかヒットした‥よね?)という双子バンドのなれの果てだったと知ってちょっとビクーリ。
[DVD(字幕)] 4点(2006-04-24 23:54:09)
15.  バイオハザードII アポカリプス 《ネタバレ》 
まぁ前作の続編としては割と無理なく出来ている方なんじゃないですか?殊に(皆さんご指摘の)ジル・バレンタイン再現度の高さはゲームプレイ派にとって感涙モノでしょうw。ただ、彼女にしろカルロスにしろ「ゲーム主人公はまず間違いなく生き残る」という悪い意味での安心感が先に立ってしまい「果たして無事に脱出なるか?」という劇中でのスリル&サスペンスが激減する逆効果も同時に招いたワケですし、そう手放しに絶賛ばかりは出来ませんね。ミラ扮するアリスの(スーパーサイヤ人もビクーリな)超人化が更にその安心感を助長してストーリーの予定調和&御都合主義(特に追跡者の正体!)に歯止めがかからなくなっています。ただ、その分アクションは前作よりカナーリ派手になっているので取り敢えず退屈はしませんが。強いヒロインが主役のアクション映画として割り切るなら、そこそこ楽しめるとは思うので前作と同じ6点を。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-25 02:46:28)(良:1票)
16.  宇宙戦争(2005) 《ネタバレ》 
何と言っても落雷~トライポッド出現~逃げ惑う群衆ジェノサイドの一連のシークエンスが圧巻。フェリー渡し場でのスペクタクルも凄い!が、矢張りウェルズ原作に忠実たらんとしたスピルバーグ版の”トライポッド”よりも映画的にアレンジされたバイロン・ハスキン版の”ウォーマシン”にロマンを感じるし、チャレンジャー魂が込められているように私は思う。だってさ、原作版の挿絵をそのまんま最新CGで「ね、凄いっしょ?」とでも言わんばかりに再現されても「へー、あっそ」としか…。万物の霊長として地球上に君臨してきた人類が成す術なく滅亡の淵に追いやられる絶体絶命の危機を取るに足らぬバクテリアが救うという何ともアイロニカルな原作のオチは、余りに有名かつ発想の秀抜さ(1898年出版だよ?)から言ってもコレを超えるアレンジなんぞ絶対にありえない(断言!)。「インデペンデンス・デイ」の”コンピュータ・ウィルス”みたいな寒いアレンジで失笑を買うリスクを避けたスピルバーグの判断は(チキンっぽいけど)一応正解と言える。主人公一家の祖父母役に53年版のジーン・バリーとアン・ロビンソンを配している辺りにはジョージ・パルへのリスペクトも感じないではないが、何だか取って付けたような感じでワザとらすぃ。あれこれプラスマイナスして6点進呈。トムとダコタの父娘ドラマが何ら点数に貢献していない(むしろマイナス効果)のはコノ手のジャンルのお約束ってもんですw。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-18 04:44:18)(良:1票)
17.  電車男 《ネタバレ》 
”2ちゃんねら”であれば思わず( ̄ー ̄)ニヤリのAA_| ̄|○顔文字(;´Д`)ハァハァや「くぁwせrftgyふじこlp;@」カキコや夜空に弾けるキタ━━━(゚∀゚)━━━ !!花火といった作中の無数の小ネタもイパーン映画ファンには何のこっちゃ意味不明で( ゚д゚)ポカーンだったのでは?原作の発信元が「2ちゃんねる」なんだからその程度の予備知識は必須てのはあくまで制作者側の論理であり、無駄に敷居を高くするだけで却って逆効果な希ガス。ていうか退くよフツーw。しっかし、こんな底浅いアキバ系童貞おたくの願望丸出しファンタジー(絶対に実話じゃねーだろコレw)が映画化され、(B級プログラムピクチャー程度の認知度なら兎も角)それなりに話題作になる邦画界の惨状にはクラクラ目眩を覚えて仕方がないので6点マイナスゥ!あと、あの妙に電車男に親切なネット住人たちは真の意味での”2ちゃんねら”には程遠い善人っぷり、匿名掲示板特有の「毒」が無さ杉!2ちゃんを美化し杉!で余りに嘘臭くて興醒め。ヒッキーや漫喫の三人組はともかく、看護婦のねーちゃんが殆どチャット状態に近いスレにカキコなんかしてるヒマあるかよw。まぁかく言う自分も年季の入った”2ちゃんねら”である事(格付け板住人であって独男板住人ではないが)は別に隠すつもりも無いけど、だからといって”ねらー”の誰もが本作を絶賛するワケではない!という意味も込め敢えて4点。邦画復権への道程は限りなく険しい…本当に…orz  
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-16 02:13:24)(良:1票)
18.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 
何より腹立たしく痛恨なのは「未亡人たかが亭主の仇オールグレンに接吻なんてフツーありえなくね?」とか「ヲイヲイ明治時代にニンジャ?」とか「村の入り口に鳥居?」とか「なぜオールグレンにはガトリング銃が当らないのか?」とか「官軍兵士一同なぜラストで土下座?」とか(皆さんの今までのレビューで散々ガイシュツだしキリがないので割愛!)そういう些細なツッコミ処では断じてなく、こんな陳腐かつ薄っぺらい「日本&武士道」勘違い映画をお耽美に撮るしか能がないエドワード・ズウィック如きに渡辺謙をオスカー(助演男優賞)へノミネートせしむるだけの力量を見せつけられたコトだ!珍妙な日本の風俗描写に辟易かつ失笑したヒトらも、勝元の画面における存在感には目を見張り、合戦場面のスペクタクルには思わず息を呑んだハズ。つまりそういうコトだ。要するに我が邦画界は”役者のポテンシャルを十全に引き出し増幅させる”という点に絞っても「ブラックレイン」のリドリー・スコットや本作のエドワード・ズウィックといったハリウッド二流作品及び監督にさえ完敗を喫している、という屈辱的な苦い”事実”を認めざるをえないのが現状なのである。取り敢えず日本人監督による(ジブリアニメ以外の)映画で逆にハリウッドをぎゃふん(死語?)と言わしたるくらいに奮起していただきたい!!
[DVD(字幕)] 5点(2006-02-14 02:59:44)(良:2票)
19.  28日後... 《ネタバレ》 
私見だが‥コレはロメロへのオマージュ(パクリ)を装いつつ、実は冒頭に登場した「おサルさん救出隊」を通して某グリ●ンピースといった動物愛護団体を痛烈に風刺したかっただけなのでは?「何とも偽善チックなおめーら動物愛護団体の活動も、あんまり度が過ぎるとコレみたく国を滅ぼしちゃう元凶になっちまうかもしれねーぞ(笑)」みたいな。そう考えると無人のロンドンで「Hello~!」辺り迄に殆どやりたいコトやり尽くしたカントクが急速に”やっつけ”モードにシフトしてグダグダな展開になってゆくのも妙に納得がいく。「あ~何かもうめんどくせーなぁ。後は『ゾンビ』とか『死霊のえじき』とか『バイオハザード』とかをテキトーに丸パクリしちまえやオラ」byダニー・ボイルみたいな。…6点マイナス。
[DVD(字幕)] 4点(2006-02-08 11:51:26)(良:1票)
20.  テキサス・チェーンソー 《ネタバレ》 
なぜヒロインを眠り薬で拉致した後すぐに殺さない?節穴から覗いてガキが逃がそうとするのに気付き、慌てて取って付けたようにチェーンソーで追い回すくらいなら眠っている間に殺しとけばイイものを…。冒頭の拳銃自殺する少女といい、フックに引っ掛けられた男がヒロインに刺し殺される場面といい、レザーフェイスの素顔見せや片腕チョンパといい、余計なアレンジのせいで全くありきたりのグロいスプラッタに成り下がってしまっている…。コレで完全オリジナルならまぁ5~6点くらいかな?とは思うが、生憎と「悪魔のいけにえ」ネームバリューを思いっきり利用した商魂逞しい不肖のリメイクときては問答無用で一刀両断!7点割り引きも止むを得まい。オリジナル未見の方が結構たくさんいらっしゃるみたいだけど、見比べてフーパー版の薄汚れた空気とイッちまってヤヴァ杉な狂気の沙汰が本作でどれだけ見事にアク抜きされてしまっているかを確認なさるのも一興かと。コイツに限らず有名作品のリメイクにとってオリジナルとの比較は言わば不可避の運命。オリジンに対する愛情も越えんとする高い志も持たずソロバン勘定で安易にリメイクする昨今のハリウッド製作陣の風潮に対してはこちらも厳しい態度で臨むのが映画ファンとしての矜持ではあるまいかと愚考する次第。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-04 03:21:21)(良:2票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS