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1.  GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 《ネタバレ》 
「生命とは情報の流れの中に生まれた結節点のようなものだ。種としての生命は遺伝子という記憶システムを持ち人はただ記憶によって個人たり得る。たとえ記憶が幻の同義語であったとしても人は記憶によって生きるものだ。コンピューターの普及が記憶の外部化を可能にした時、あなたたちはその意味をもっと真剣に考えるべきだった」 もうこれで全てでしょう。養老孟司の「唯脳論」ではないが、人は記憶であり、人は脳である。でも、記憶は人で、脳は人ではない。インターネットの一般人への普及、ニューアカデミズムの盛り上がりなど、公開当時の時代背景を深く感じさせるが、現代でも通じる今日性をもったテーマ感が素晴らしい。
10点(2004-10-30 23:37:42)(良:2票)
2.  屋根裏の散歩者(1992)
江戸川乱歩はミステリー作家ではなく耽美小説作家である。パズラーではなくスリラーである。後年の少年探偵団のような子供向け冒険活劇とは異なり、「孤島の鬼」や「パノラマ島奇談」に代表されるような長編小説、そして「押絵と旅する男」のような短編小説の類いは、昭和初期のノスタルジアと人間の奥底に潜む怪しい本能を堪能するもので、子供が見るようなものじゃないのだ。そういった意味ではこの実相寺監督の「屋根裏~」と「D坂の~」は、原作の精神をもっとも忠実に表現したものと言える。こんなエッチな映画、テレビシリーズにゃできないですもんね。DVDやビデオ探しまくっているが、おそらく発売されていないんでしょ。また池袋の新文芸座でかかるのを待つしかないですか。
10点(2004-03-20 16:50:05)
3.  イノセンス
アニメでなければできないことを通して、アニメという枠を昇華してしまっている画期的作品。画の素晴らしさ、独特の世界観などはもちろんだが、人間存在のありかたや、他者性、自己とは何かなど近代思想の系譜にきちんとのっとった思想(=テーマ)が素晴らしい。それがちっともスノビッシュにならない演出も流石。原作マンガはよく知らんし、おそらく換骨奪胎しているのだろうが、押井守という人は、ちょっとすごいんじゃないか。アニメとかクリエーターとかいう狭い世界で、という意味ではなく。「攻殻機動隊」(映画)も素晴らしいし、「パトレーバー」などもよいが、本作は圧巻ですね。突抜けすぎていて、言葉を失いました。アニメ好きでない人にもぜひ見てほしい。
10点(2004-03-14 23:26:37)(良:1票)
4.  椿三十郎(1962)
仲代達矢を除いた悪役連中は確かにしょぼいが、本当に面白い映画。若手武士の歯がゆさとか、権力闘争の汚さとかうまく書けている。三船敏郎の魅力がいかんなく発揮されているのも本作ならでは。
10点(2003-11-22 19:53:44)
5.  キル・ビル Vol.1(日本版)
いやあ、傑作です。いままでのタランティーノとだいぶノリが違うっていうんで、あまり期待せずに行ったのですが、これがうれしい期待はずれ。音楽、アニメーション、衣装、キャスティング、東洋趣味、どれをとっても最高ですね。来春のVol.2公開が楽しみ。
10点(2003-11-09 23:00:55)
6.  ブレードランナー
「AKIRA」より何年も前に作られたのよ。しかも西洋人の手で。これを傑作と言わずして、何を傑作というのか。天才フィリップ・K・ディックの原作をもっとも魅力的に映像化したのが本作品。「マイノリティー・リポート」だ? 話になりません。
10点(2003-10-20 23:00:02)
7.  北北西に進路を取れ
ヒッチ先生の007的作品。「バルカン超特急」や「第三逃亡者」、「サイコ」や「めまい」のような、突き抜ける面白さはないが、わかりやすく誰でも楽める作品。
10点(2003-10-14 22:50:44)
8.  七人の侍
これは10点をあげるしかないです。もちろん三船敏郎や志村喬などの主役陣もよいが、左卜全がよいのだな。こんな素晴らしい着想と素晴らしいキャスティングの映画が日本でできたのは、民族の誇りでしょう。後年「荒野の七人」なんて、翻訳権を買い取ってユル・ブリンナーがつくった映画が発表されたけど、本家には遠く及ばず。。。
10点(2003-07-09 18:35:51)
9.  バルカン超特急(1938) 《ネタバレ》 
これはヒッチの最高傑作。マイベストです。「めまい」も「サイコ」も「白い恐怖」も、「ごめんなさい」して退散しちゃいます。昔中学生の頃、英語の授業の副読本でイギリス民話を読んだのですが、それがネタ的には本作と一緒で、「お父さんが消えて、周りの人は、みんなそんな人は初めから存在しないって言われてあわてふためく少女(少年)」っていう話。ものすごく印象に残っていて、だから特別に好きなのかも。これは「飯抜いてでも見ろ」って作品のひとつです。
10点(2003-07-09 18:07:32)
10.  カサブランカ
昔、昔、ビデオで見て、感動したなあ。バーグマンの綺麗さやボギーの格好よさも素敵だが、サム(黒人のピアニスト)がまた素晴らしいのですよ。バーグマンに再会することでボギーが傷付くのを心配して、ひとりきりにさせないような心遣いとかさ、キャストひとりひとりのさりげないセリフや演出の奥深さってのは、際立ってますよね。リックのバーで「ラ・マルセイエーズ」の大合唱が起こったとき、鳥肌がたったのをよーく覚えてます。いやー、傑作です。
10点(2003-06-24 00:05:46)
11.  ディナーラッシュ
複数鑑賞に堪えうる数少ない映画。シャープでスマートでソフィスティケート。恋愛なし、派手なアクションなし、超有名なキャスティングでもないし、脚本が凝っているわけでもない。泣かせるわけでも、心をうつわけでもない。舞台はイタリアンレストランでほぼ固定。なのに、全体の調和がぴったりととれていて、なんとも素晴らしい名作に仕上がっている。現代美術やデザインが好きな人、インテリアに凝っている人なんかだと、ずぼっとハマる作品。
10点(2003-06-23 23:32:42)
12.  めまい(1958)
ランキングイン万歳!です。謎の深さと不思議さで、「バルカン超特急」と比肩しうるヒッチ作品。本作だの、「サイコ」だの「疑惑の影」だの「第三逃亡者」だのは、有名作だしいまさらではあるが、未見の方には、ひとりでも多く見てほしい。
10点(2003-06-23 23:30:14)
13.  サイコ(1960)
ヒッチはほとんど全部見たけど、やっぱり代表作=傑作ですよね。いろんな意味で、一番後世に残ったヒッチ映画ではないでしょうか。主演は、「オリエント急行殺人事件」にも出てたアンソニー・パーキンズ。数年前に死んじゃったけど、「サイコ」以外代表作なかったから、ちょっと気の毒でした。好きな俳優だったんですけど。
10点(2003-06-23 23:03:50)
14.  U・ボート
潜水艦ものではダントツ。唯一にして無二。研ぎすまされた人間描写は、後年のハリウッド映画とは比べるまでもなく、っていうか、比べちゃ失礼でしょ。
10点(2003-06-03 23:48:12)(良:1票)
15.  スティング
これは文句ないですね。キャスティング、脚本、演出、音楽、どれをとっても一級品で。いつ見ても、何回見ても、「映画っていいよなあ」って、素直に思える作品です。
10点(2003-06-03 23:22:53)
16.  パルプ・フィクション
トラボルタ復活というより、この映画は、サミュエル・ジャクソンですね。「レザボアドッグス」も「ジャッキーブラウン」もいいけど、やっぱり「パルプフィクション」。タランティーノ大好きです。
10点(2003-06-03 23:19:25)
17.  CUBE
5年程前に劇場で見て目眩を起こしました。細かいところにアラはありますが、設定の斬新さは他の追随を許さないと思います。先日ナタリー監督ではない「CUBE2」を見ましたが、まったく別物でがっかりしました。伏線もプロットもストーリーもオチもないが、設定だけが同じという。。。
10点(2003-06-03 23:10:37)
18.  情婦
クリスティ原作の映画のなかではダントツですね。ビリーワイルダーの脚本、チャールズ・ロートンをはじめとしたキャスティングの妙。大好きな映画の1本です。
10点(2003-06-03 23:03:25)
19.  ヒトラー 最期の12日間 《ネタバレ》 
華飾を剥いだファクトの提示はそれだけで意味をもつ。ヒトラーの狂気や独裁者のもとでの共同幻想を描いたドキュメンタリー映画ではあるのだが、ありがちな過剰な演出を排除しているのが素晴らしい。ドイツでなければ作れない映画だが、懺悔が全面に出ているわけではなく、教訓めいた色彩が強いわけでもない。しかし、強烈なメッセージが内在しているという微妙なバランス。 ヒトラーはもちろん、ゲッベルスやヒムラー、シュペーアなど、これでもかというくらい実物と似た役者を集めたことはもちろん、政治的遺書と個人的遺書の別や、愛人エヴァとの自殺前の結婚、死体が残らないようガソリンで完全に焼き切るように指示した事実、手が不自由であったことや、ヒムラー/ゲーリングの裏切りなど、忠実に史実に基づいていることも評価できる。 ありがちな「ひとつの戦闘にフォーカスした映画」ではなく、第三帝国最終期の独裁者の最期の12日間を丁寧に描いた新しい切り口に感嘆を覚える。ベルリン陥落直前であっても、人間飯を食うし、タバコも吸う。一方、自己を正当化し、部下に責任をなすりつけ、「ナチを支持した国民に同情しないのか」と問われ、「われわれを支持したのが悪い」とコペルニクス的責任転嫁を行う。ドイツの恥部を丁寧に描いた勇気に賛辞を送りたい。できれば、ナチ党の結成やドイツ国内での政治的権力の確保、独ソ不可侵条約やSA粛正など前史を描いた作品も見てみたい。
[DVD(字幕)] 9点(2006-03-04 22:41:03)
20.  八つ墓村(1977) 《ネタバレ》 
これは金田一シリーズのなかでは傑作といえる一本。金田一役が渥美清だろうが別に問題ないのだ。謎なんか解かずに殺されるのを見ていて洞窟の前で解説しているだけなのだから。この作品は謎解きミステリーではない。ホラー映画なのだ。ショーケンの好演も光るのだが、最大の見所は、山崎努そして何より小川真由美のあまりの怖さにつきる。洞窟のシーンは、江戸川乱歩の傑作「孤島の鬼」を思わせる恐怖。「ドラゴンクエスト」でたいまつをもたずにダンジョンに入って、モンスターに出会うようなものですな。おばあさん役の市原悦子もなにやら不気味だし、落人狩りやら尼子一族の復讐やらの設定と相俟って、強烈な印象を与えます。そう、この作品は、金田一役なんか、誰だっていいのだ。極端なことを言うと、いなくたっていいのだ。
9点(2004-03-19 00:42:50)
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