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レベッカ(1940)

Rebecca
1940年【米】 上映時間:130分
ドラマサスペンスモノクロ映画犯罪ものミステリーロマンス小説の映画化
[レベッカ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-05-23)【TOSHI】さん
公開開始日(1951-04-07)


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監督アルフレッド・ヒッチコック
キャストローレンス・オリヴィエ(男優)マキシム・ド・ウィンター
ジョーン・フォンテイン(女優)ド・ウィンター夫人
ジョージ・サンダース〔男優〕(男優)ジャック・ファヴェル
ジュディス・アンダーソン(女優)ダンヴァース夫人
ナイジェル・ブルース(男優)ジャイルズ・レイシー
レジナルド・デニー(男優)フランク・クローリー
C・オーブリー・スミス(男優)ジュリアン大佐
グラディス・クーパー(女優)ベアトリス・レイシー
フローレンス・ベイツ(女優)ヴァン・ホッパー夫人
メルヴィル・クーパー(男優)検死官
レオ・G・キャロル(男優)ベイカー医師
ジーノ・コラード(男優)ホテル支配人(ノンクレジット)
アルフレッド・ヒッチコック(男優)公衆電話の外にいる男(ノンクレジット)
小山力也マキシム・ド・ウィンター(日本語吹き替え版【PDDVD】)
本田貴子ド・ウィンター夫人(日本語吹き替え版【PDDVD】)
後藤敦ジャック・ファヴェル(日本語吹き替え版【PDDVD】)
紗ゆりダンヴァース夫人(日本語吹き替え版【PDDVD】)
竹口安芸子ヴァン・ホッパー夫人(日本語吹き替え版【PDDVD】)
佐々木睦フリス(日本語吹き替え版【PDDVD】)
家弓家正マキシム・ド・ウィンター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
武藤礼子ド・ウィンター夫人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
川久保潔ジャック・ファヴェル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
島宇志夫フランク・クローリー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
槐柳二ベン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
緑川稔タブ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
北村弘一フリス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
清川元夢(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石森達幸(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中康郎(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
三木眞一郎マキシム・ド・ウィンター(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
早見沙織ド・ウィンター夫人(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
宮村優子【声優】ヴァン・ホッパー夫人(日本語吹き替え版【N.E.M.】)
原作ダフネ・デュ・モーリア「レベッカ」(新潮社)
脚本ロバート・E・シャーウッド
ジョーン・ハリソン〔製作&脚本〕
音楽フランツ・ワックスマン
編曲ロバート・ラッセル・ベネット(ノンクレジット)
ヒューゴ・フリードホーファー(ノンクレジット)
撮影ジョージ・バーンズ(撮影)
アーチー・スタウト(第2班撮影監督)(ノンクレジット)
ジョン・F・ウォーレン(アシスタント・カメラマン)(ノンクレジット)
ハリー・L・ウルフ(アシスタント・カメラマン)(ノンクレジット)
製作デヴィッド・O・セルズニック
制作グロービジョン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給東宝東和
美術ライル・R・ウィーラー
ハワード・ブリストル(インテリア・デコレーター)
その他デヴィッド・O・セルズニック(presenter)(ノンクレジット)
あらすじ
叔母の付き人としてモンテカルロのホテルにやってきた女性は、そこでイギリスの大金持ちであるマキシムに見初められて後妻となり、彼の大邸宅(マンダレー)にやってきた。多くの使用人がいるマンダレーの女主人として、控えめながらやっていこうとする後妻だが、1年前にヨット事故で亡くなった前妻、レベッカづきの使用人でマンダレーを取り仕切るダンバース夫人には受け入れてもらえない。レベッカの話を耳にするにつれ、美しく教養があったと評判の彼女と比べられるような気がして、精神的に追いつめられていく。

元みかん】さん(2003-12-16)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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63.《ネタバレ》 サスペンスの巨匠ヒッチコックが手がけた作品に唯一ゴシック映画があるというので当時観てみた記憶があります。
今回が2度目の鑑賞です。
ゴシックの観点でいうと怪奇といえるものはないにしても、
ヒッチコックの作風にしては幻想性がとても高いです。
狂おしい退廃ロマンです。
登場人物の心は闇にとらわれ、
亡きレベッカの因縁は強く館にあり続けます(まるで生きているかのように)。
霧と荒波に覆われた舞台。
不気味な小間使いなど、怪奇幻想映画のシチュエーションをほぼ満たしてる模様。
まさしくゴシック・ミステリーの傑作でした。
「レベッカ」「マンダレー」という単語の響きにさえなにか幻想性を感じてしまうのはちょっといきすぎでしょうか。
ただ現存するフィルムが質の悪いせいか、映像が鮮明でなくこもってるのが残念です。
それもこの物語の幻想性に拍車をかけているともいえなくないのですが。
出来ればこの美しい物語を鮮明な映像で見てみたいものです。 ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 8点(2014-04-30 23:50:39)

62.最初の3分の1くらいは退屈でしたが、それをしのいだあとはグイグイ引き込まれました。
家政婦の表情といいラストの燃え盛る炎といい、モノクロは恐怖感を増幅させることを改めて思い知らされました。
「わたし」という立場なだけに、この華奢で清楚な主演女優がほぼ出ずっぱりで、少し不純な理由ながらそれだけでかなり満足です。
それだけに終盤の大事なところにきて主人公が登場しないところで話が進んだことがちょっと残念に思いました。 午の若丸さん [DVD(字幕)] 7点(2014-04-01 06:47:37)

61.《ネタバレ》 ダフネ・デュ・モーリアの原作を映画化した本作。
ヒッチコックがイギリスにいた時代から原作の映画化を熱望していたヒッチコックだが、本作はヒッチコックにとって大いに不本意な作品となった。

「キングコング」をプロデュースして名乗りをあげていたセルズニックがアメリカに来たばかりのヒッチコックを援助。
ところが単なる援助に留まらず、脚本や演出にまで乗り出してきてしまう。
「そこまで頼んでないよ」と流石のヒッチコックも涙目。

ヒッチコックも負けずに「わたし」役のジョーン・フォンテインをしごきにかかる。
相手役のローレンス・オリヴィエはヴィヴィアン・リーにゾッコン。
フォンテインなんかどうでもいいと言っても良かった。
そこにヒッチコックが目を付けてフォンテインに冷たくあたり、本編でのヒロインの冷遇が迫真を増す事となった。
フォンテインも負けてなるものかと、ドジを重ねつつも次第に一人の女として成長していくヒロインを熱演。
貴族のボンボンながら誰にも打ち明けられない過去を引きずるマキシム役のオリヴィエに引けを取らない演技を魅せつける。

本作のヒッチコック色といえばやはりダンヴァース夫人。
ヒッチコック映画は「怖い」んじゃない。
一瞬背筋が「ゾクッ」とするような寒気がすればそれでいいのだ。
その一瞬の寒気を何層にも重ねて恐怖を作り上げる。
それがヒッチコック映画であろう。
原作でも突然ふっと現れる亡霊のような不気味さがある彼女。
誰の夫人なのか?
どうしてそこまで執拗にヒロインを追い詰めるのか?
もしかして百合なのか?
好きだけどついつい虐めてしまうタイプなのか?
何て生易しい考えが及ばない、得体の知れない女性だ。
自由に出入りする放し飼いの犬のような可愛気、そこに潜む獰猛な執着。
じわりじわりとヒロインを追い詰めていく姿はおっかないね。
まるでセルズニックがふんぞり返る「レベッカ」を、じわりじわりと自分の色をほうぼうに塗りたくるヒッチコックのような執念だ。

ジョージ・サンダース演じる小悪党ジャック・ファヴェルも面白いキャラだ。
お目当ては「ダンヴァース夫人」か「ヒロイン」か。
ベンじいさんも良い顔してますな。

二重、三重のどんでん返しを楽しめる傑作。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-03 00:48:53)(良:1票)

60.《ネタバレ》 アイデンティティを脅かされる若い後妻には役名がないのにしばらく気付かなかった。存在を否定される細工の効いた設定ですな。なんでもオリヴィエがフォンテインを気に入っておらず、彼女がおびえているのを見たヒッチコックはスタッフにつらく当たるよう指示してさらにおびえさせたという。あんたは鬼か(笑)。確かにあの四肢が縮こまったひるんだ感じは向こうの人が演技だけでやるのは難しいのかもしれない。大胆不敵で饒舌な亡妻のいとこ兼情夫のジョージ・サンダース、おお「海外特派員」のフォーリットじゃないか。敵でも味方でも常に怪しくて、かつ憎めない。重苦しい展開にいい風吹かせに来てくれます。強烈なダンヴァース夫人に隠れてますが執事や使用人、警部や小屋の男(?)に至るまでみんないい味出してる。個人的に前半の重苦しさが苦手なのでこの点数。 tubirdさん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-20 01:11:37)

59.なんといっても、レベッカの陰におびえるジョーン・フォンテインと、彼女を追い詰めるダンヴァース役のジュディス・アンダーソンです。この2人の存在と演技が、この映画を支えています。この2人を見るだけでも価値があります。 shoukanさん [映画館(字幕)] 8点(2012-09-21 23:35:30)

58.《ネタバレ》 実際に姿が見えずとも、ここではRの文字だけで物語を支配していく展開は見事。 monteprinceさん [DVD(字幕)] 7点(2012-09-07 23:11:00)

57.《ネタバレ》 豪邸を舞台にした純愛ミステリー。愛と哀しみと憎悪に満ちた人間ドラマから一転、終幕へ向け一気に加速する本格ミステリー。この仕掛けに引き込まれました。偽りの幸福に怒れる女召使い。70年以上前のモノクロ傑作、米アカデミー作品賞受賞作。 獅子-平常心さん [DVD(字幕)] 8点(2012-08-08 02:33:32)

56.英国より渡米したヒッチコック監督1回目の作品。前半ゴシックホラー、後半サスペンスと、
ヒッチコック独特の変わった作り。個人的にはテンポのいい後半に引き込まれたが、
それは心理的な圧迫感を与えた前半の演出もうまく作用していたのかも。難を言えば、
導入部がちょっと長かったかな。ヒロインの性格づけのための必要な前フリだったのだろうが、
すこし冗長過ぎたように思える。構成よりも演出重視という点でもヒッチコックらしい。
総体的には面白い作品に仕上がっているのではないかと。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-18 06:36:33)

55.《ネタバレ》 私が見たヒッチコック映画(20本弱)の中では、この「レベッカ」と「北北西に進路を取れに進路を取れ」の2本がベストである。スリルとサスペンスという点では後者だが、ゾクゾクとするサスペンスと映画のできとしてはこの「レベッカ」
もちろんフォンティーンの美しさに目がくらんだと言うこともある。しかし何といっても主人公レベッカが最後の最後まで姿を見せない。死んでいるのだから当然なのだが、恐怖の存在として常に物語を支配しているのはすごい。逆にフォンティーン演じる女性は実質の主人公でありながら、私とかマキシムの2番目の妻という表現で名前すら出てこない。オリヴィエが彼女を呼ぶとき何というか注目して見てみたがやはり名前はない。実に不思議な映画だ。
映画はダンヴァース夫人を演じるジュディス・アンダーソンがすばらしい。この人がいて、この映画は成り立っているとも言える。しかし、最後までわからなかったのは、あの肖像画、あれはレベッカだったのだろうかそれとも・・・。 ESPERANZAさん [ビデオ(字幕)] 9点(2011-09-02 17:38:07)(良:1票)

54.《ネタバレ》 正直 ちょっと中盤あたりが退屈 後半はよくなってきたけど  まったくでてこない「レベッカ」の存在を小物・風・カメラワークで魅せるテクニックはスゴイ  しかし 唐突で若干無理ある展開はどうなんでしょう  まぁこれが サイコ というのでしょうね  いぃ勉強にナリマシタ Kanameさん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-19 08:24:31)

53.個人的に40年代ヒッチコック作品の中では比較的好きな方。

とにかく可愛らしく、それでいて上品なジョーン・フォンティーンの美しさに参ってしまった。
そして一切登場しない人物をここまで恐ろしく、いかにも存在するかのように見せてしまう巧みな演出に感服。

ただ、全体的にテンポが悪いのが難点。-1点。




せかいのこどもさん [DVD(字幕)] 6点(2010-12-11 19:27:21)

52.《ネタバレ》 犯人に追っかけられたり、追い詰めたりと常に死と隣り合わせのサスペンスのイメージが強いヒッチコックの作品の中では、かなり雰囲気の異なる作品。夫マキシムの普段の姿と突然顔色が変わり怒り出すギャップの大きさ、家政婦ダンヴァースの前妻レベッカが乗り移ってるかのような不気味さが恐怖感を盛り上げる。終盤は恐怖感より、マキシムにかけられた疑惑の行方とレベッカの死の真相が軸になって行く。レベッカの姿なき影に怯えるヒロイン、ジョーン・フォンテインが美しい。ヒッチコックの一味違った魅力がある作品。 きーとんさん [DVD(字幕)] 6点(2010-09-28 19:39:26)

51.《ネタバレ》 ダフネ・デュ・モーリアの小説が原作だけに、全体としてはあまりヒッチコックらしさが感じられないが、レベッカの存在感を表すかのごとき大きな部屋を主人公が見渡すシーンは「めまい」でキム・ノヴァク演じるジュディが絵画を眺めるシーンをどこか髣髴とさせ(部屋に絵が飾られているせいかもしれないけど)、主人公の心理描写は同じジョーン・フォンテインが主役の「断崖」を思い出させたりと、部分的ながらもヒッチコックらしい箇所が見られて思わずにやりとした。
そしてジョーン・フォンテインもさることながら、厳格で不安定な夫を演じたローレンス・オリヴィエ等他のキャスト陣も素晴らしく、特にダンバース夫人役のジュディス・アンダーソンの冷淡な演技は凄まじいものがあり、なぜアカデミー賞を受賞できなかったのかと不思議でたまらない。 陽踊り小僧さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-13 10:03:29)

50.映画とは全く関係ない話ですが・・・。この映画のヒロインを演じた、ハリウッド映画界随一の憂愁美人(←と勝手に自分は呼んでる)ジョーン・フォンティン、実の姉のオリヴィア・デ・ハヴィランド(「風と共に去りぬ」の淑女メラニー役)とは、犬猿の仲っていうのは有名な話ですよね。どちらもいま尚ご健在という事で、もしやどちらかが先に亡くなるのを待った上で、大々的に暴露本を出版するのを虎視眈々と狙っているのでは・・・?などと、まるで「何がジェーンに起こったか?」を地でいくような、確執妄執地獄絵図をつい想像してしまうんです。「忘れじの面影」「黒騎士」「旅愁」「断崖」・・・本作も含め、代表作での彼女を見る限りでは、強い性格など微塵も感じさせずいかにも繊細かつはかなげなイメージしか思い浮かばないんですが・・・。さてさて真相やいかに。ヒッチコック先生がもし生きていたら、これをネタにさぞかし怖い心理スリラーが出来たんじゃないかなあと・・・。あ、自分は姉オリヴィアもわりかし好きです。「ロビンフッドの冒険」とかめっちゃ可愛かったしね。 放浪紳士チャーリーさん [地上波(字幕)] 7点(2010-06-05 11:21:46)(良:1票)

49.これは高校生の時、無謀にもヒッチコック先生に挑戦した最初の映画です。なるほど、前の奥さんが出来すぎていたので、新しい奥さんがプレッシャーを感じる映画で、こういうサスペンスもあるんだなぁと思いました。ところがそれから色んな映画を観ましたが、こういう設定のサスペンスは珍しいことが分かりました。ヒッチコック自身もこれはヒッチコック映画ではない、と言っており、女性映画と位置づけているようです。珍品だと思います。 トントさん [DVD(字幕)] 6点(2010-06-02 06:22:38)

48.《ネタバレ》 序盤のテンポがとにかく悪く退屈。
最初のスピード婚から、レベッカの行動、最後の婆さんの暴走などなど登場人物の行動に説得力がなく唐突なため、どうも乗れない。
サスペンスとしてもあまり面白いとは思えなかった。 すべからさん [DVD(字幕)] 4点(2010-03-09 11:19:56)


47.《ネタバレ》 ヒロインに魅力を感じず、前半は退屈でした。レベッカ(以下R)の存在感は抜群だったが、新夫人は名前も無い(Jと仮称)。何かあるとすぐ不機嫌になるマキシム。いつもおびえているJ。シャワールームからの突然のプロポーズ。シンデレラ物語のはずなのに、幸せを微塵も感じさせないカップルの誕生です。マキシムは家名を重んじてRと離婚しなかったのに、どうして両親も何の後ろ盾もない庶民の娘と結婚したのでしょうか。庶民の娘が上流階級の家に後妻に入ってもやっていくのは大変だという無駄な知識が得られました。貴婦人になるのは大変なんですね。マキシムはRを憎んでいたのに肖像画やRの刺繍入りのものを目に付くところに置いてくのはどうしてだろう。Rのことを思い出させること言うと不機嫌になるくせに。矛盾している。舞踏会の衣装騒動は大げさでしょう。夫に叱られ、泣いて、ダンバース夫人に文句を言うと「家から離れなさい。生きている理由もない。飛び降りたら楽よ」突拍子もないですね。Rの存在を風に動くカーテン、船の遭難を霧で表現するなど光る演出がありました。Rは殴られ、倒れ、工具に頭を打ちつけて死んだ。頭蓋骨に外傷がある。2月後に見つかった溺死死体は判別不能でしょう。マキシムは余計なことをせずに死体を放置しておけばよかったのです。事故死とされるでしょう。又は海へ転落したと見せかければよかった。船を沈める必要はないはずです。理性を失っていたのでしょうか。Rは癌で余命が少ないことを知ると、夫に他人の子供を妊娠したと嘘をつき、自分を殺させようとした。愛憎が混沌として捻じ曲がっていたのでしょうか。理解不能、サイコです。「幸せな二人を見たくない」という理由で屋敷に火を放ち自殺したダンバース夫人もサイコ。Rに同性愛の感情でもあったのでしょうか。後半二転三転する展開に拍手。ホームレスのベンにだけは心が和みました。いい味出してます。えっ、オスカー受賞!R同様理解不能。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-26 04:17:46)

46.《ネタバレ》 飼い犬の名は口にしても、妻の名はただの一度も口にせず、自分の辛い感情のみを振りかざすマキシムは、自身の告白を肯定してもらって初めて妻の愛情を実感するという、全編を通して癇に障る男性です。健気な彼女ならずとも、ダンバース夫人を介して現されるレベッカの愛憎は恐ろしいものでした。演出がヒッチコックによるものだと知り、巧みさに納得です。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2009-06-18 02:39:52)

45.ローレンス・オリヴィエ、陰のある男気ある男って感じでセクシーです。一方のジョーン・フォンテイン、美しいんですが、なんかこう・・・一種独特の、同性だから感じてしまうのか「弱々しく健気を装うシタタカ女」の空気を全身に纏っており、冒頭の登場シーンからアレルギー反応が・・・。もちろん、この作品を通し、彼女はずっと「弱々しく健気」です。一途にマキシムを思い、ダンバース夫人に追い詰められていく、一方的な被害者なんですけどね。で、作品を見終わった後、彼女についてネットで検索しちゃいました。そもそも、ジョーン・フォンテインという女優さんの作品を見るのが初めてだったんで。・・・で、まあ、ちょっと納得といいますか、納得以上に驚いたといいますか。いえ、女優さんの属性やプライベートを映画評に反映させるのはルール違反だというのは百も承知で、反映させているのではないのですが、彼女の持っている雰囲気が、図らずも、現実でも「シタタカ女」であることを暴露している気がしてしまったのですね。「弱々しく健気を装」っていたかどうかは知りませんが。・・・とまあ余談はさておき、この作品、どうにか最後まで興味を引っ張って見せてくれたのですが、時代だからでしょうか、回りくどかったり、必要と思えないシーンが色々あったりしたように感じました。現実にはもういないレベッカの存在をスリリングに感じさせたりなどは巧いなぁと思いますが。最後のオチもあまり意外性もなく・・・。良くも悪くも、ジョーン・フォンテインに魅せられた作品でした。【追記】:ツ○ヤのレンタルで借りたのだが、このDVD、字幕がサイテーだった。明らかな誤字脱字、マンダレーとかマンデレーとか表記不統一、意味不明な語順、おまけに、訳のすっとばし。お粗末もここまでくると「不良品」じゃないかと言いたくなる。作品の質まで下げかねないので敢えて追記しました。 すねこすりさん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-01 14:18:57)

44.《ネタバレ》 既にこの世に存在していない人間で、回想や写真という形ですら、その姿を見せる事は一切ないのに、まるで主役のようにその存在感が映画を支配しているレベッカ。ヒロインの目を通して、どんどんと見えない、存在しない存在に侵蝕されてゆく感覚を見ている側にシンクロさせてゆくテクニックが見事です。セリフに、セットに、小道具に、ライティングにレベッカが潜んでいる感覚、下手なホラーよりもずっと恐くて上手いです。死者に操られる人々の映画は他にも色々とありましたが(いかん、幾つかタイトル挙げようとしたけどそれじゃ片っ端からネタバレしちゃいますわなぁ)、これは存在感が別格ですね。ダンヴァース夫人暴走し過ぎ、ってカンジで彼女の異常さが少々やり過ぎな感じはしましたけど(ヒロインがあそこで本当に飛び降りると思ってたのかなぁ? なんて捨て身な言動)、緩みのないサスペンスを堪能できた2時間10分でした。マンダレー屋敷のミニチュアワークも何気なくステキ。 あにやん‍🌈さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-06 23:48:07)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 7.04点
000.00% line
100.00% line
211.20% line
311.20% line
444.82% line
589.64% line
61113.25% line
72530.12% line
81619.28% line
91619.28% line
1011.20% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.20点 Review5人
2 ストーリー評価 7.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.57点 Review7人
4 音楽評価 7.50点 Review4人
5 感泣評価 5.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

1940年 13回
作品賞 受賞 
主演男優賞ローレンス・オリヴィエ候補(ノミネート) 
主演女優賞ジョーン・フォンテイン候補(ノミネート) 
助演女優賞ジュディス・アンダーソン候補(ノミネート) 
監督賞アルフレッド・ヒッチコック候補(ノミネート) 
撮影賞ジョージ・バーンズ(撮影)受賞白黒
作曲賞(ドラマ)フランツ・ワックスマン候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート)(特殊効果賞<撮影> として)
音響効果賞 候補(ノミネート)(特殊効果賞<音響> として)
美術賞(白黒)ライル・R・ウィーラー候補(ノミネート)(室内装置賞 として)
脚色賞ジョーン・ハリソン〔製作&脚本〕候補(ノミネート) 
脚色賞ロバート・E・シャーウッド候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 

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