28.最初のゴンドラの唄を歌う所での志村喬の目は本当にきれいで見ていて胸がつまる思いがする。あと志村喬自身はこの映画での自分の演技に対して「役者は演技をしてはいけない」と納得していなかったようだけど、僕はこの映画の言いたい事を言い出せない感じの志村喬は痛いほど共感できた。(自分がそうだから。) 【ボーリック】さん 10点(2004-01-06 23:59:09) (良:1票) |
27.ブランコですよ、やっぱ。この映画のブランコで歌うシーン。ここだけでも心にジーン。どれだけ時間が経っても、いいものはいい!という事を感じさせてくれる素晴らしい映画です。個人的には黒澤映画で一番好きな作品。泣けます 【ぱおーん】さん 10点(2003-12-14 13:19:10) (良:1票) |
26.生きることの意味を考えさせてくれる映画。 余命少ないことを知り、場末のキャバレーで歌うゴンドラの唄。 命を尽くして初雪の降るブランコで歌うゴンドラの唄。 この対比は見る人全てに何かを投げ掛け、またそれを抑えた演技で演じきった志村喬は、名演中の名演と言い切っていいでしょう。 同じ唄、同じ景色、同じ世界でも、人の姿勢でその見え方は大きく変わるということを教えてくれます。見終わったとき、どうにもできない衝動にとらわれ、思わず外を全力で走った思い出も感想に加えます(^^ 映画は娯楽じゃなきゃいけない・・・という観念が僕にはあるのですが、素直に見終わったときの静かで強い衝動を点数にしたいと思います。 【おぎ】さん 10点(2003-12-04 13:58:44) |
25.わたしが言うこともありませんが、とても素晴らしい映画です。白黒映画なのに、とても素晴らしい。(←わたしはあまり白黒になじみがない)。後半、思わず泣いてしまいました。完璧な映画なんでしょうね。──アメリカの高名な心理学者であるアブラハム・マズローがその著書『完全なる経営』のなかで、この主人公の行動について言及しています。人間と仕事の関係についても非常に考えさせられる、またそのよい題材となる映画です。是非より多くの人に観て欲しい。 【ハル】さん 10点(2003-12-01 20:04:00) |
24.何度見ても、誰と見ても”嗚咽”してしまう。 人生のタイムリミットに素晴らしい公園を作る機会があった主人公は幸せだと思う。 【デイリー】さん 10点(2003-11-25 19:46:08) |
【コーラL】さん 10点(2003-11-16 22:22:50) |
22.題名負けしてない映画だ。志村喬の好演が光る!人生の最後になにか形に残るものをやり遂げようとするじいさんの心模様がうまく表されていた。最後、ブランコで唄うシーンには泣いたぜ。 【たましろ】さん 10点(2003-10-15 21:34:10) |
21.この作品は,黒澤映画の最高傑作だと思います.人は何のために生まれ,何を遺すのか? 人生に対して少しでも真摯に向き合ったことのある人間なら,誰でも避けて通れない問題でしょう.黒澤監督は,主人公が悩み,苦しみ,あがき,見いだし,尽くし,そして成し遂げるまでの心の動きを実に丹念に描いています.志村喬も,見事な演技でした.クライマックスのブランコのシーンでは,涙が溢れて止まりませんでした.何かを成し遂げた達成感をかみしめるときって,人はあんな風に静かなたたずまいを見せるものじゃないでしょうか. |
20.映画には、大きく分けて「静」と「動」の二つのタイプがあると思うが、この映画は、『東京物語』とならんで、前者の邦画最高峰だと思う。「静」の映画を楽しむほうが「動」の映画を楽しむよりも難しいわけで、それなりの人生経験や教養が必要なのは間違いない。”説教臭い”映画が嫌いな人は観ない方がいい。(『千と千尋の神隠し』で、後半の電車のシーンが好きな人はこれも感動すると思う。)黒澤明は、「動」の映画(『七人の侍』など)だけではなく、映画の両方の側面をバランスよく身につけている監督であると実感させられる。 【アレックス】さん 10点(2003-07-15 23:09:23) (良:1票) |
【beppo】さん 10点(2003-07-15 01:18:36) |
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18.恥ずかしながら、初めて黒澤作品を見た。感動した。完成したばかりの公園でブランコに乗って歌を歌っていたというはなしなど、泣いてしまった。結局誰のために「生きる」のか、何のために「生きる」のかというと、それは自分のためであって、まわりがどのように評価しようとも、関係ない。実際、あれだけ今後を誓った役所の同僚も結局役所を変えることはできない。それと「生」の充実は別のものである。ちなみに、日本の映画は一つたりと満足の行くものはないと思っていたが、考えを改めた。 【てんつく】さん 10点(2003-07-09 03:37:47) (良:1票) |
【しゅう】さん 10点(2003-06-03 00:45:23) |
16.本当に考えさせられる映画でした。特に最後の部分に何かをやり遂げることはそんなに簡単なことではないという作者のメッセージがこめられているようでとてもよかったです。また、出演者の演技にも感服しました。 【弥ン】さん 10点(2003-03-27 10:41:13) |
15.私的には『七人の侍』よりこちらの方が楽しめました。娯楽アクション映画は世界のクロサワとは言えやはり時間が経つと辛い物が出てくるのは避けられないと思うのですが、『生きる』のようなドラマだとプロットがメインですので、鑑賞価値も永遠不滅でしょう。(『七人の侍』も興味深く見る事はできたのですが、どうしても古典として見てしまいます。) |
【ふく】さん 10点(2002-12-16 03:53:22) |
13.ラストシーンの何とも言えない「苦味」までもが、絶妙。で、完璧。 【aksweet】さん 10点(2002-12-01 19:12:56) |
12.黒澤作品の中では1番好きかもしれない。恐らく心の琴線に触れたのだろう、今でも余韻が残っているのだから・・・。 【眼力王】さん 10点(2002-10-21 23:51:26) |
11.普段の何気ない生活の中に、たくさんの美や感動が溢れている事を教えてもらいました。仕事の帰路、綺麗な夕日にいつもみとれてしまいます。 【カエル】さん 10点(2002-10-13 18:01:23) |
10.自分には痛すぎる内容で涙が止まらなかった。「生きる」。タイトルがまた泣かせる。自分じゃない誰かの為に生き抜くってのも、いいもんだね。 【さくら】さん 10点(2002-07-27 23:33:00) |
9.この作品見終わった後、とりあえず近くの公園行ってブランコに乗った。で、小声で歌った。俺生きてんだなぁって思った。 【qt】さん 10点(2002-06-08 01:09:21) (良:2票) |