64.《ネタバレ》 この作品の意見は賛否両論だな。確かにストーリーの進み方にあれ?って思う部分は何度かある。ソフィーのお母さんがいきなり家に来て「あなた随分老けたわね」って言ってるけど、普通に考えておかしいと思わなかったのだろうか。老けたわねって一言でまとめてる感じがしたぞ。それに、ソフィーがいきなり若くなったりするシーンが何度かあるけど、その意味も最後まで謎のままだったし。でも、やっぱり自分はこの作品をわざわざ劇場に足を運んだ意味があると思う。オープニングで霧の中からハウルの城がズシっと出てきた時には鳥肌が立った。絵も千と千尋~からまた上手になってとても素晴らしかった。宮崎さんの独特な世界に引き込まれっぱなし。声優の方も思っていたほど気にならなかった。美輪明宏の声はハマり役だったわ。それにしても我修院さんの声いいっすねぇ~~。 【アンナ】さん 8点(2004-12-14 21:33:18) |
63.冒険もんを期待しとったし、何か不完全燃焼なないようでした。 【ヒロヒロ】さん 5点(2004-12-13 17:56:20) |
《改行表示》62.《ネタバレ》 一回目の時は池袋で、前から二列目の右端の席で、ほとんどスクリーンが見えずじまいで、物足りなさを感じ 『せっぱつまってくると、作り手はたまに妥協することがある。誰にも分からないことなのだが、宮崎監督が本当につくりたかった作品になっているのだろうか。監督は本当にやりたいことはやりきったと感じているのだろうか。2時間に収めなければならないという作品とはあまり関係ない価値観にとらわれていなかっただろうか。2時間に収めるためには多少説明が無くても、「いっかー、これくらいが新しい表現なんじゃん」と妥協していなかったか。でもラストくらい分かりやすく説明しておくかといって、カカシに自己紹介させたり、王妃に「ハッピーエンド」と言わせたり、堂々とキスらしいキスをさせたりしていなかったか。 2時間という枠があっという間だった、言い換えれば短すぎた。あの世界にいつまでも浸っていたかった。鮮やかでミラクルで本当に居心地が良かった。だからせめてもうあと30分ぐらいかけて、じっくり進めて欲しかった。たとえばレンタル開始になったらビデオ2本組になるくらい。ばかげた戦争の惨禍の中で、心の重さ、熱さ、そして一人の女の子の想いの変化を描いた映画は、二時間半の巨作にたる映画だと思う。』・・・という感想を書きました。 昨日、六本木のステキな映画館で、なかなか見やすい位置で、もう一回観てまいりました。そしたらもうすごく感動しました。始まりの空中散歩で、ジブリならではの浮遊感を味わっている時に「戦争の大義や呪いのその後やカルシファーの正体とかとか、説明が足りないと世間では騒がれている」ことを思い出し、事実僕もそこを時間不足と言って物足りなさを感じていたことを思い出しました。そこで「ではなぜこの空中散歩は認められているのだろう。これこそ非物理的だし説明も何もされていないじゃないか。」そこで「いやいや、これはファンタジーなんですから」と気付きようやく「じゃあ戦争だって呪いだって空中散歩同様みんなファンタジーなんですから説明なくとも受け止められるはず」と悟りました。おかげでこの映画の楽しみ方どうりに楽しめました。固い頭は一種の呪いなのかもしれません。そして、六本木のバージンシネマ最高! |
《改行表示》61.結局、サリマン先生が一番悪役だと思った。 風の強い荒野をさまよう場面だとか、 宮崎駿の寂寥感あるシーンはいつも感心します。 朝食もおいしそうだし、演出がうまいよなあ。 【チビすけ】さん 7点(2004-12-13 10:58:15) |
60.部分的には、アニメでここまで出来るんだ、という映像に対する感激はあった。話しも「千と千尋」よりよかったが、釈然としない。大人向けではないな。細かいところ(映像など)ではいい仕事をしているのだけど、一つの話しとして全体を通じてみるとイマイチ。もう少し原作に忠実に話しを組み立てたほうが映画としてはよかったと思う。 【あまね】さん 5点(2004-12-13 10:57:54) |
《改行表示》59.《ネタバレ》 久し振りに楽しく観る事が出来た映画です。 ジブリの作品は毎回観るのですが、これは「大人の童話」ですね。 メッセージ性がそんなに強くないように感じられたのが尚楽しめた 理由かもしれません。空を飛ぶ表現は毎回素敵なのですが、今回の 冒頭、ハウルがソフィーと共に街を飛ぶシーン、本当に夢の中の様で した。木村(何を演ってもキムタク)拓哉のハウルに警戒してましたが、 どっこい今回ばかりはしっかり「ハウル」になっていて良かった良かった! 【leo】さん 8点(2004-12-12 18:59:37) |
《改行表示》58.《ネタバレ》 ストーリーが複雑すぎる印象です。原作つきだからやむを得ないのかもしれませんが。 主人公が今どのモードにあるからこういう外見になっているという結びつきが、何も考えずに見ていても自然とわかってくるというような作りにしなければダメだと思うんですが...そして、なぜソフィーがいなければならなかったかということの秘密の解明も中途半端な印象。子供には理解できないかもしれないですね。 まあ、言うまでもなく、アニメとしての表現、絵の完成度という点ではもう究極レベルといっても良い出来。画面を見ているだけでも楽しいのも事実なのですが。 【ポーラスター】さん 6点(2004-12-12 13:07:32) |
57.さっぱり意味が分かりません。 ここはこうかな・・って補完作業があまりに多くて、それってつまり消化不良ってことでしょ。あたしジブリ大好きですよ。でもこの点。 【ネフェルタリ】さん 3点(2004-12-11 19:01:48) |
56.宮崎アニメはテレビで何回もやっていたのでわざわざ映画館に行くまでもないだろうと思っていたけど、「千と千尋の神隠し」をテレビで観た時はなぜ劇場に行かなかったのかとものすごい後悔したので今回人生で初となる劇場での宮崎アニメ鑑賞となりました。キムタクの声はとても合っていたと思うし、この映画を観ていて何度も笑顔になれたしとても穏やかな気持ちになれました。確かに前作群と比べて訴えかけるものが軽い気はしますが、それでも観た後とてもすがすがしい気分になれた。こんな気持ちのいい映画はなかなかないですよ。 【ちーた】さん 9点(2004-12-11 17:00:09) |
55.《ネタバレ》 配役を聞いた時はガッカリしていたハウルが意外に柔らかい声質でキムタク臭くなくて良かったのと、動くお城がステキでした。ただ、宮崎アニメはメッセージやテーマがエンターテイメントとうまく融合しているところが魅力なのに、今回は縦糸と横糸があまり上手く噛み合っていない感じがした。特に気になったのは、●老婆になったソフィーがほとんど動じることなく行動しており、「老い」に対する葛藤がスルーされている。●「反戦」メッセージを織り交ぜている(のですよね)と思われるのに「守りたいものがある」と戦いに赴くハウル。何かを守る、という目的があれば戦いは正当化されるのだろうか。という2点。ただ、大の大人にかくも真面目に考えさせる力はさすが宮崎アニメ、なのだろうなぁ。 【HIDUKI】さん 6点(2004-12-11 11:30:40) |
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54.《ネタバレ》 面白くないことはなかった。が、期待したほどでもなかった。すでに見た人たちの評価が必ずしも高くないことは知っていたが、「なるほど、これはたしかに」と思った。 とにかく、登場人物の行動とストーリー展開の必然性が弱い。弱すぎる。なぜ、ソフィーは老女になった自分をあんなに簡単に受け入れられるのか? なぜ、ソフィーはハウルを愛するようになるのか? なぜ、憎むべきはずの荒地の魔女とも手をたずさえて暮らしていけるようになるのか? 本作では、そうした諸点に説得力ある理由なしに、「好ましい結果」だけが唐突に示されている。「老女もいいわね」「ハウル、愛しています」「あんたも頑張って」、と。しかし、ほんとうは「好ましい結果」そのものより、それに向かって努力しようとする「プロセス」のほうが尊く、大切なのではないだろうか。人は、どんな葛藤を乗り越えて、どんなふうに考えて、どんな涙と汗を流して、逆境に立ち向かい、ついには敵をも愛せるようになるのか。このもっとも大事な「プロセス」が本作には決定的に欠落していた。また、私は今回のヒロインには、さほど共感できなかった。冷静に考えたら、ソフィーは掃除以外は、ほとんど何もしていないから(笑)。終盤の「引っ越し」劇にいたってはまったく理解不能。 もう、ジブリは終わったのか? 『ナウシカ』や『ルパン三世・カリオストロの城』が素晴らしかっただけに、新作が出ると見るが、アニメは素晴らしいものの、必ずしも期待を満たしてはくれていない。頼むから、こんどつくるときはシンプルにしてくれ~。ということで、6点也です。PS.賠償千恵子さんのソフィーは、私にはキツかった。ラストの歌も不要。 【delft-Q】さん 6点(2004-12-11 10:27:02) (良:2票) |
53.今までの宮崎作品の中では、最も説明不足な作品だった。細かいところにわからない所が多すぎる。 これは、観る人ごとの様々な解釈の誘発になると思う。そのことも、今までの宮崎作品の中では珍しいことだと思う。//これまでは、「紅の豚」が、ポルコの呪いの秘密が明かされないまま終わったあたり、モヤッとしたオチだったが、「ハウル」もまた、いや「紅の豚」以上の、そのモヤッとした鑑賞後の後味を持っている。//そういば、ポルコも、アシタカも、千尋も、ソフィーも、呪いをかけらていた。(アシタカは違うが)これみんな、呪いを解く鍵は、「人間的成長」。これが宮崎駿の描くメッセージなんだろうな。あと、ナウシカやトトロとかの「自然」もねw //大迫力の描写とキムタクの声に7点! 【おれおれ41】さん 7点(2004-12-10 16:32:15) |
52. 宮崎駿作品をいままでずっと見てきて、初めてつまらない映画だと思った。いままでの作品は、よくあるお題目でなく、ホントに子どもも大人も楽しめる映画だと思っていた。でもこれは、大人は意見が分かれるところかもしれないが、子どもはきっと楽しめない。実際小学生の妹+その友達は楽しそうに見えなかった。ていうか一人寝てた(涙)。宮崎駿が好きな大きな要因がそれだったんだけど、もう期待しないほうがいいのかな。とてもさびしい。 【透き通るBlue】さん 2点(2004-12-09 17:08:37) (良:1票) |
《改行表示》51.《ネタバレ》 主人公のソフィーは、映画の中でいつも「家事」ばかりしている。帽子に刺繍を施したり、散らかり放題の魔法使いハウルの“動く城”を掃除したり、買い物にいったり、料理をしたり、洗濯物を干したり。…そういったごく「日常的」なあれこれを、たとえ90歳の老婆にされても変えることなく続けていく。 そして宮崎駿監督は、このソフィーの「家事」に対立するものとして、「戦争」を持ってくるのだ。日常生活をやがておびやかし、破壊してしまうものとしての「戦争」。その時「魔法」とは、戦争の“道具(!)”に他ならない。…ハウルたち魔法使いが、国の軍事面をつかさどる者たちとして描かれていることを、ぼくたちは重く受け止めねばならない。まったく、『魔女の宅急便』の愛らしい魔女との、何という違いだろう! だが映画は、掃除し料理を作り続けるソフィーの「勝利」によって、幕を閉じる。彼女の「家事」によって、ハウルが、荒野の魔女が、火の悪魔カルシファー(見かけは可愛いものの、いうまでもなく「火」は使いようで脅威に成り得る…)が、少年の魔法使いが、案山子男(かかしではなく、出来れば“あんざんし”と読みたい・笑)が、ひとつの“家族”となってまとまり、「魔法」を、戦争ではなく日常生活を守る・取り戻すための「道具」とし、遂には「戦争」そのものに打ち克ってしまうんである。 …そう、どんなに強大な力も、「家事」に代表される人々の生の営みの前には敗北する。歴史上に現れたいかなる王国や帝国もいつかは滅び、けれど人々の「生活」はどんな時代にあっても連綿と続いてきたのだ。それを言うために、映画は、ソフィーたちの生活の細部(ディテール)こそを丹念に描いていく。そこにはもはや、戦いの愚かさを訴えながら逆に「戦い」を魅力的(!)に描いてしまう(たとえば『ナウシカ』…)宮崎作品の抱え続けてきたアンビヴァレンツ(二律背反)はない。平凡な日常の繰り返しのなかにある生きることの喜びや、愛することの素晴らしさを、優しく、少しだけ照れ(?)ながら肯定するばかりだ。 前作『千と千尋の神隠し』に続いて、ぼくはこの作品もまた、(多くの方々が指摘される「欠点」にうなずきつつも)その「世界観」ゆえに心から共感し、愛したいと思う。 【やましんの巻】さん 9点(2004-12-09 12:20:07) (良:2票) |
50.結局この映画で何を訴えたかったのか、という主張がいまいち伝わってこなかったのです。腑に落ちない部分がたくさんあったし、最後まで疑問が解けなかった。ストーリー展開がよくわからなかった。さすがに動く城の描写等、アニメーションは見ていて楽しかったよ。 【ぺん】さん 6点(2004-12-09 01:00:54) |
49.展開、感情、言動、すべてが唐突すぎて苦痛さえ感じました。ジブリ作品で「あーもういいから早く終わってくれ…!」と思ったのは初めてです。ナウシカレベルのものを期待するのはもうやめた方がいいみたいですね…。私は千と千尋をそれほど評価してませんが、それでも海を走る列車での静かな描写などは卓越だと感じました。しかしながら今回は、宮崎作品に必ずあったそういう心に染み入る叙情的なシーンすらない。寂しい限りです。でも金髪のハウルにはときめきました。(面食いなので) 【はるふ】さん 3点(2004-12-08 21:50:53) (良:1票) |
48.あ~~~ん~~~、見るんじゃなかったと思っちゃったので。なんだかんだ言って期待していた部分もあったのにな。キャラクターが媚売ってるように感じるんですよね、どうしてもな(商魂っていう意味でもね)。 【ジマイマ】さん 3点(2004-12-08 20:55:35) |
47.見終わった今、やっぱり映画館まで足を運ぶだけの価値が十分にあったと思う。確かに細かい点での疑問や、1度観ただけで完全に理解できるストーリーではないが、ジブリ作品らしい「温かいもの」を感じた。とにかく万人の人に観て欲しい、万人の人にお勧めできる映画ですね。 【めい】さん 8点(2004-12-05 12:31:50) |
《改行表示》46.確かに話はなかなか強引だったり、なんで!?ってとこはあったけど、 まあ細かいことは抜きにして面白かった!! 【ろん】さん 8点(2004-12-04 22:54:47) |
《改行表示》45.《ネタバレ》 冒頭の街中、ソフィーが路面電車に乗る場面で、手すりの錆びた感じがとてもリアルに描写されています。同じようなリアルさは、背景やハウルの城の中でも数多く見受けられ、細部に配慮が行き届いた絵作りだなと思わせてくれます。そしてハウルの登場シーン。カッコつけ野郎の面目躍如といったところで、ソフィーの右肩に手を置くところがしっかりと描写されるところは、「ああやって私も素敵な女性をさらってみたい」と思わせます(笑)。時代は、風俗を見る限りでは18世紀のヨーロッパという感じですが、戦争の道具は、空を飛ぶ要塞にしても軍艦にしても19世紀末以降のものに見えてしまうので、その辺に違和感はあります。そして、最大の疑問点は「この戦争はなぜ始まったの?」ということです。人間の欲望が原因だとは思うけれど、具体的な理由が見当たらず、偶発的なことだけであそこまで拡大するのは「映画的」には納得ができないところです(笑)。なにか動機説明が欲しかったね。 わき役達の個性が楽しませてくれます。個人的にいちばんのお気に入りは「カブ」です。無表情のまま何かを感じさせるのは難しいことですし、それがとくに2次元の絵ですから、台詞もなしにあれだけの間をひっぱるのは凄いと思います。 それにしても(←口癖(笑))主役級の「女性」3人が皆リアルでは60歳以上な点は、非常に意図的ですね。映画のパンフもその辺を意識した感じになっているしね。ただ、美輪さんは、もっと何かをやるのかと思っていたのにあっけなかったのが物足りなかったし、加藤さんは、善人のイメージが強すぎて、ヒールのイメージが出てこなかったのは残念です。倍賞さんは、年齢の幅の広い役をひとりでこなしたわけだけれど、これはまずまず好かったですね。でも、エンドクレジットにかかるあたりでの歌は、他の人で聴きたかった(笑)。それと、最大の疑問は、外見が90歳に変えられたからといって、中身は18歳なのだから、考え方まで年寄りになるはずもないってことです。だから「歳をとるとどうのこうの」というソフィーの台詞が出て老けバージョンになるたびに、違和感がありました。 最後に、主人公のソフィーは「ナウシカ」を意識させるし、ハウルは「もののけ姫」のアシタカを連想させるし、花火のシーンは「ファンタジア」を彷彿とさせるし、ラストの城は「ラピュタ」を想起させるし、そういう意味では集大成なのかもしれませんね。 【オオカミ】さん 7点(2004-12-03 12:34:16) |