大脱走のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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大脱走

[ダイダッソウ]
The Great Escape
1963年上映時間:172分
平均点:8.26 / 10(Review 357人) (点数分布表示)
公開開始日(1963-08-03)
アクションドラマサスペンスアドベンチャー戦争もの実話もの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-06-27)【イニシャルK】さん
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監督ジョン・スタージェス
キャストスティーヴ・マックィーン[俳優](男優)ヒルツ(独房王)/オートバイ追跡シーンのドイツ兵の一人
リチャード・アッテンボロー(男優)バートレット(ビッグX)
ジェームズ・コバーン(男優)セジウィック(製造屋)
チャールズ・ブロンソン(男優)ダニー(トンネル王)
ジェームズ・ガーナー(男優)ヘンドリー(調達屋)
デヴィッド・マッカラム(男優)アシュレー・ピット(土処理屋)
ドナルド・プレザンス(男優)コリン・ブライス(偽造屋)
ハンネス・メッセマー(男優)ルーガー(所長)
ジェームズ・ドナルド〔1917生〕(男優)ラムゼイ(イギリス空軍将校)
ゴードン・ジャクソン(男優)サンディ・マクドナルド(情報屋)
ロベルト・フライターク(男優)ポーセン
ジョン・レイトン(男優)ウィリアム・ディッケス(トンネル王)
ナイジェル・ストック(男優)カベンディッシュ(測量屋)
アンガス・レニー(男優)アイブス
ローベルト・グラーフ〔男優〕(男優)ウェルナー(白イタチ)
トム・アダムス(男優)
ウィリアム・ラッセル〔1924年生・男優〕(男優)
ジャド・テイラー(男優)ゴフ
カール=オットー・アルベルティ(男優)SS将校シュタイナッハ
宮部昭夫ヒルツ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
宮川洋一バートレット(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
家弓家正ヘンドリー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大木民夫ラムゼイ(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
上田敏也マクドナルド(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
大塚周夫ダニー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
堀勝之祐ウィリー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
井上真樹夫アシュレー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
小林清志セジウィック(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
富田耕生アイブス(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
川久保潔ルーガー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
仁内建之ウェルナー(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
勝田久コリン(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
仲村秀生(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
嶋俊介(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
緑川稔(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
仲木隆司(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
渡部猛(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
藤本譲(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
青野武(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
あずさ欣平(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
村松康雄(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
安原義人ヒルツ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
池田勝バートレット(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
菅生隆之ヘンドリー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
野沢那智ラムゼイ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
銀河万丈ダニー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
家中宏ウィリー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
平田広明アシュレー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
坂口芳貞コリン(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
小山力也セジウィック(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
田原アルノカベンディッシュ(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
岩崎ひろしアイブス(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
小川真司〔声優・男優〕ルーガー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
稲垣隆史マクドナルド(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
青山穣ウェルナー(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
若本規夫(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
内田直哉(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
鳥海勝美(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
小島敏彦(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
石塚運昇(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
大川透(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
沢木郁也(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
佐久田修(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
岡部政明(日本語吹き替え版【テレビ東京】)
原作ポール・ブリックヒル
脚本ジェームズ・クラヴェル
W・R・バーネット
音楽エルマー・バーンスタイン
編曲レオ・シューケン(ノンクレジット)
ジャック・ヘイズ〔編曲〕(ノンクレジット)
撮影ダニエル・L・ファップ
製作ジョン・スタージェス
ジェームズ・クラヴェル(ノンクレジット)
製作総指揮ウォルター・ミリッシュ(ノンクレジット)
配給ユナイテッド・アーチスツ
特撮A・ポール・ポラード(特殊効果)
美術フェルナンド・キャリー(美術監督)
編集フェリス・ウェブスター
日本語翻訳木原たけし(日本語吹き替え版【フジテレビ/テレビ東京】)
スタントロイ・ジェンソン(ノンクレジット)
ロイ・N・シックナー(ノンクレジット)
あらすじ
第二次世界大戦中のドイツ。何度も脱走を繰り返す連合軍捕虜に手を焼いたドイツ軍が、歴戦の猛者を一カ所に集めた収容所があった。そこには連合軍の歴戦の捕虜が集められ、物資調達・トンネル掘り・文書偽造など脱走計画のプロが、様々な手を尽くして、空前絶後の脱走計画を進めることになる。ドイツ軍との虚々実々の駆け引きを含め、スリルあふれる男たちの脱走劇が繰り広げられる。彼らの運命は如何に!
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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83.《ネタバレ》 冒頭のテーマ曲に家族3人でテレビ鑑賞した子供時分の光景が甦りました。
「腐った卵を集めている収容所」に不似合いに漂うヒューマンな空気の中、エンターテイメント性を前面に押し出した脱走劇に釘付けです。逃げ切れた者3名という厳しい現実にほろ苦さを味わい、ラストのヒルツと収容所長の会話に命があることのありがたみを感じ、独房のボールの響きに「自暴自棄になるんじゃない」との激励を聞きました。キラ星の如き男優陣の中で偽造屋を演ずるドナルド・プレザンスがマックィーンと共に一際輝いていました。

【2023.5.25追記】
午前十時の映画祭
♪ターンタンタタタンターン タタン タカタカタタタン タンタンタカタカタン で早くも感無量。
クレジットの HANNES MESSEMER に「昨日観たばかりやないの、この人が所長やったんか~」
ドイツ空軍をナチスと一緒にするなと言わんばかりの姿にやはり惚れ惚れ。歴史的名作に相応しい名演でありました。+1点
トイレ休憩を挟んでのあっという間の3時間大満足のひとときでありました。
The Grey Heronさん [映画館(字幕)] 9点(2023-06-26 23:00:17)
82.《ネタバレ》  全員主役の群像劇ってイメージが強かったんですが……
 改めて観返してみると、完全にスティーヴ・マックィーン主演の映画ですね。

 「独房王」のヒルツは冒頭から出てくるし、見せ場も一番多いしで、間違い無く彼が主人公なんです。
 後は精々「調達屋」のヘンドリーが副主人公と呼べそうなくらいであり、原作小説では一番存在感があった「ビッグX」ことバートレットも、三番手くらいのポジションに思えました。

 では、何故「全員主役」ってイメージを抱いてしまったのだろうと考えると、やはりそれだけ脇役達が光ってたからなんですよね。
 自分としてはダニーとウィリーの「トンネル王」コンビが好きというか、印象としては、この二人こそ「主人公、あるいは副主人公と呼べる存在」と思っていたくらい。
 再見して、意外と出番が少なかった事には驚かされたけど、それでもこの二人が無事に逃げ延びる結末には、心底ホッとさせられました。
 本作ってバッドエンドに近い結末なんですが、不思議と爽やかな後味となっているのは、飄々と生き延びた主人公ヒルツの存在だけでなく「脱走に成功する」という、決定的な勝利を収めた二人の存在が大きかった気がします。

 そんな二人だけでなく「製造屋」のルイスも逃げ延びるのに成功したって辺りも、何だか興味深いですね。
 列車から飛び降りたり、バイクで柵を越えたりした派手な連中は捕まって、自転車や手漕ぎボートというノンビリした逃走手段を選んだら成功しちゃうという展開に、不思議なユーモアを感じます。
 それは「情報屋」マックが捕まってしまう場面も、また然り。
 「引っ掛かるな、初歩的なワナだ」と味方を諭してたマックが、その初歩的なワナに引っ掛かり、正体がバレてしまうって展開でしたからね。
 当人達は命懸けの脱出作戦を繰り広げてるんだけど、緊迫した状況下でも、どこかユーモアがあって、それがこの映画の得難い「愛嬌」になってる。
 ひたすら陰鬱でシリアスなだけの内容だったら、こうまでも「愛される映画」にはならなかったでしょうし、適度に「皮肉な笑い」「ほのぼのとした空気」を挟んだのは、もう大成功だったんじゃないかと思います。

 他にも、誰もが知ってる終盤のバイクアクションに、盲目のコリンが死んでしまう場面の物悲しさなど「この映画の、ここが好き」って事を語り出したら、止まらなくなっちゃうくらいですね。
 BGMも秀逸であり、この映画が「コメディ」としても楽しめるのは、あの惚けた魅力の曲あってこそと思えます。
 自分としては、ヒルツが初めて独房に入れられる際の「兵士から盗んだ鍵を返す場面」の音楽とのシンクロっぷりが、特に好き。
 堂々と胸を張ってヒルツが連行される場面では勇壮な音楽が流れ、扉が閉まり、独房の中を映す場面では悲壮な音楽に変わるという、その変幻自在な様も、お見事でした。
 ヒルツの相棒であり、中盤で無謀な脱走を企てるアイブスに関しても、独房の中で座り込む姿と音楽だけで「彼は精神的に限界」って事が伝わってきたし、本当に音楽の使い方が上手かったと思います。

 後の脱獄物で頻繁に模倣されてる「土の捨て方」が描かれる場面でもテンションが上がったし、この映画って後世に与えた影響が大きいから、そういう「元ネタになってる場面」を鑑賞するだけでも、知的な興奮が味わえるんですよね。
 パッと思い付く限りでは、洋画の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年)でも本作は「主人公のリックが主演していたかも知れない映画」として、眩しい存在として扱われていますし、邦画の「波の数だけ抱きしめて」(1991年)でも、さり気なく本作のクライマックスがオマージュされていたりするんです。
 勿論、本作より昔の映画を観て(あっ、ここが「大脱走」の元ネタになっているのか)と気付いた瞬間なんかも、凄く嬉しくなっちゃいます。

 「大脱走」は偉大な映画であり、単品として観るだけでも充分に面白いのですが……
 この映画を観ておけば、他の映画も更に楽しくなるという意味でも、オススメの一本です。
ゆきさん [DVD(吹替)] 9点(2022-12-01 12:17:10)(良:3票)
81.♪「おれ、あなーを掘る・・・」♪ (笑) 軽快な音楽がいつまでも頭に残ります。昔みたときと違った目線でみられました。ロシアのシベリアなんかにくらべてはるかにドイツ空軍が連合軍捕虜に意外と人道的だったことや、キャンプ内である程度自由があったことなど、見どころはいくらでもありました。いい作品ですね、最後は切なくなりますね。。
HRM36さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2022-11-30 14:00:50)(良:2票)
80.《ネタバレ》 時代を超えた大傑作。3時間近い上映時間も殆ど気にならず、鑑賞中ずっとワクワク、ハラハラとさせられる。まさに上質な緊張感が貫かれた作品。基本的には悲劇だと思うのだが、鑑賞後の感想は悲壮感よりも爽やかさが上回る。それは、要所要所で描かれる、様々な男たちの友情が土台となっているからだろう。役割分担をして脱走を企てている箇所は、どことなく悪ガキどもが大人達にばれないようにいたずらを画策しているようでもあり、ワクワクしてしまう。この辺り、男性の方が感情移入しやすい所以だろう。様々なキャラクターも良い。やはり中でも常に飄々としているマックイーンの格好良さ。しかし、マックイーンも、ブロンソンも、コバーンも皆若い!それだけで嬉しくなってしまう。

そして脚本の素晴らしさ。松本清張の小説のごとく、やはり人間の本質を描いたものは、何十年経ったってその魅力は変わらない。練習の時には「こんな簡単な罠に引っかかっちゃダメだぜ」と、騙す側だったマックが、本番では「good luck」と言われて、つい「thank you」と答えてしまう箇所など・・・もう旨い!としか言えない展開である。

収容所から逃げるシーンの緊迫感、そしてそこからの逃走劇。あるものは電車で、あるものはボートで、自転車で、そしてあるものはバイクで・・それぞれの道を行く。果たして彼らの運命は・・・。何度も見る事で更に面白さが増すだろう。
rain on meさん [DVD(字幕)] 9点(2017-10-23 09:39:58)(良:2票)
79.《ネタバレ》 第二次大戦末期。
「史上最大の作戦」と言われたノルマンディー上陸作戦。その裏で行われた「史上最大の大脱走劇」!

前半2時間の“大脱走”をするまでの工程を積み重ねていく楽しさ・個性豊かな面々が脱走の一瞬に命を賭ける熱さ・ノルマンディーで戦う何万という仲間のため・一人のために体を張って叫んで、走って、戦い抜く魂!

それをもう1時間も追走劇の緊張と興奮を味あわせてくれるんだもんなー。お腹一杯ですよ。
人物の描写や脱走までの工程がとにかく丁寧。捕虜収容所の複雑な関係も面白い。みんな個性があってよく描けてる。

実際に戦争に言った強者どもがひしめく。みんな良い顔してるぜ。脱走のシーンも、少しずつ慎重にいって、そして一気に弾け飛ぶ。

特にヒルツの生き様はカッコイイ。
仲間のために何度でも逃げ、何度でも戻ってくる。かならず生きて。盗んだバイクでのチェイスも凄い。いつも浮かべる不敵な笑みが良いね。

ラストはとても悲しいけど、最後にヒルツが戻ってくるシーンを見るだけでも「また見たいな」と何回も思ってしまうのです。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2017-03-27 07:36:18)(良:1票)
78.あっという間の3時間。ノンフィクションらしーが、コメディっぽく着色されており、笑えるシーンも多い。大昔の映画だけど、脱走する時はハラハラドキドキ出来る。マックイーンはとにかく何やってもサマになりますね。あと、あの音楽は頭から離れません。
SUPISUTAさん [DVD(字幕)] 9点(2016-11-06 17:05:34)
77.大好きな映画です。よく出来ています。面白く、マックイーンがカッコイイ。
cogitoさん [映画館(字幕)] 9点(2014-07-31 19:42:40)
76.《ネタバレ》 子供のころ、部屋に親の作ったジグソーパズルがなぜか飾られていて、それがこの映画のスティーブ・マックイーンでした。まだ小さかったので、「なんだろう、このシワクチャ顔のオッサンは」と思っていました(汗)。そして大人の今になってようやく「大脱走」鑑賞。いやー、こんなにもカッコイイお兄さんだったとは。大変失礼しました!最高の映画です!マックイーン以外の役者さんもみんな魅力的でした。リチャード・アッテンポローは「とべ!フェニックス」などとは正反対の役柄を演じていて、芸達者ですねえ。他の面々もみな「いい顔」をしていてシビレます。イケメンじゃないけどカッコイイ。収容所内は陽気と言ってもいい雰囲気が漂っていましたが、ひとたび脱走した途端、シビアで残酷な面が突きつけられるのもハラハラしました。そして結局収容所に戻ってくるマックイーン。しかしその晴れやかな気持ちよさったらないです。この男、まだあきらめていない!他のレビュアーさんのコメントで知りましたが、彼は架空のキャラクターなんですね。けどそれで納得。彼には「絶望」や「死」は似合いません。彼こそ希望の象徴なのだと思います。実際に命を落としてしまった人々への、作り手達が込めたリスペクトなんでしょう。
ゆうろうさん [映画館(字幕)] 9点(2013-12-26 07:03:23)
75.《ネタバレ》 初見がテレビの吹替だったので環境設定はそうしますが、大好きな映画になり何度も観ています。あの主題曲とともに毎回ワクワクします。でも自分にとってはバッドエンドだったのでマイナス1点。
movie海馬さん [地上波(吹替)] 9点(2013-09-17 15:39:35)
74.《ネタバレ》 120年を数える映画の歴史でもっとも有名なバイク・アクションを見せてくれるスティーブ・マックイーン、そして彼の短かった映画人生でも最高のヒーローはこのヒルツであることは間違いないでしょう。今まで映画の中で色んなヒーローを見てきたけど、本作のマックイーンを超えるカッコいい男にはいまだ出会えず、です。 荒唐無稽な大冒険スペクタルの様に見えますけど、これが実話をベースにしているというところがまた凄い(もっともマックイーンのキャラはフィクションですが)。収容されている捕虜たちの国籍もバラエティに富んでいて、米・英・豪・ポーランドと言うわけですが、各国の軍服の微妙な違いにもきちんと考証が行き届いているところは高得点です。それはドイツ側にも及んでいて、所長ルーガー大佐が首に下げている勲章がプール・ル・メリットであることに注目。これは帝政時代の最高勲章で、部屋に飾られた写真からも彼が第一次大戦で活躍した戦闘機パイロットであったことが判ります。ナチス政権では廃止されたこの勲章をいまだに佩用している設定からも、この人物がナチス信奉者ではないことをさりげなく暗示していますね(ロンメル将軍も生涯この勲章を佩用していました)。こういう細部に対するこだわりの積み重ねが、戦争や歴史もの映画の出来を左右するものなのです。 「脱走は捕虜となった兵士の義務である」と言う欧米の文化(?)はなかなか日本人には理解しがたいところがあります。私なら戦争が終わるまでのんびり収容所生活を楽しみますがね(笑)。
S&Sさん [映画館(字幕)] 9点(2013-09-11 22:02:28)(笑:1票)
73.点数が高いので、名画ということで初鑑賞。ほのぼのした感じもあってなかなか面白かった。冒頭に実話という振りがあったんで、いっそう楽しめた。戦時中だし、脱走って重罪で即銃殺と言う印象、ナチスだし、を持っていたんだけど、脱走の攻防もちょっと温いとこあったりして面白かった。逃げるために穴を掘るという映画はいまさらの初めてだったんでなおさら興味深かった。実話だけあって、予定調和的なハッピーエンドでもなく、好ましかった。ドイツというと一方的に悪役にされてしまう戦争映画も多いけど、所長とか白キツネの人間らしさもバランスがとれていてよい。観ながら連想したのは「パピヨン」「暴力脱獄」「告発」だった。独房ということでケビンベーコンの告発、この大脱走ではそこまでの深刻さは演出されてなかった。脱獄ものということで、ポールニューマンの暴力脱獄も連想した。どちらも主人公の格好よさが光っている。良作でした。
タッチッチさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-07-11 20:27:55)(良:1票)
72.《ネタバレ》 子供の頃に観て感動した映画も、いま観るとガッカリ・・・ということはよくありますが、この映画はまったく色あせることなく、再びワクワクしながら鑑賞しました。特に、トンネルの完成からラストまでは一切目が離せませんね。また、脱走計画の「プロ」達がそれぞれいい仕事をし、素晴らしいチームワーク(?)も加わって計画が進んでいく様子は、なんだかとても楽しくて、とても戦争をテーマにしている映画とは思えないほどでした。大人数で何かを計画・進行すると、反対分子が現れて必ず諍いやもめごとが起こるのですが、そういうシーンがなかったのがいいですね。最後は50人も銃殺されたりと、やるせない部分もありますが、見終わって「楽しかった!」と思える戦争モノ、少ないと思います。
ramoさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-03-03 19:09:20)(良:1票)
71.実に短すぎる、お金には換えられない、最高の三時間を過ごしたと感じる最高の映画。こんなにも面白い映画があったなんて、という純粋な気持ちがあふれる作品。マックイーンのバイクシーンは映画史上最高のかっこよさ。あれで完全にマックイーンの虜になり、ヒルツ大尉グッズを収集している自分がいるほど、男にはたまらん映画。
バトルコサックさん [DVD(字幕)] 9点(2012-02-22 02:24:36)
70.《ネタバレ》 ラストシーンで壁当ての音を聞いたドイツの衛兵が「またやってるよ」という感じですがいい笑みを浮かべるんです。
AIRSさん [DVD(吹替)] 9点(2011-11-25 17:45:25)
69.初めて観たときは小学生の頃でした。その頃から面白いと思い。この作品を忘れかけるたびに観ています。
この映画の素晴らしいところが、女性は全く、いや、一度も登場しません。
素晴らしい、エロなし、男のロマン映画です。
天気の良い休日に、外に出るのが、面倒だなって思ったとき観ると最高にハッピーになれます。
まさにタイトル通り「大脱走」な作品です。
happy_pinkさん [DVD(字幕)] 9点(2011-11-04 21:41:31)
68.《ネタバレ》 マックイーンがかっこよすぎる。ホントカッコいいおやじだ。おれもあんな感じだったらもっと人生の難易度が「VERY EASY」で生きてけるのに(涙) とさておき、恥ずかしながらこれほどの超名作を最近やっと観たのですが、古いけどやっぱ面白さっていうのはどの時代も共通なんですねと思い知らされる。なんか親に「全員死ぬから」とかネタバレされてたような記憶があったので、だんだんと愛着がわいてきたキャラたちがそんな悲しい結末に!?と、無駄だと分かりつつも「頑張って逃げろ!」「あー、そこでなぜ英語で答えるよ!?」などと応援してしまいましたwその覚悟あってかおかげで後味もそんな悪くなかったです。ナイスおれのあいまい記憶。ナチスもみんなが何が何でも悪、という書き方をしてないのもGOOD!それにしても、あのEDの後もかっこいいマックイーンおやじは脱走を試みるのであろう。がんばれおやじ。
まるにゃ~んさん [DVD(字幕)] 9点(2011-09-29 02:29:20)
67.脱走と言ったらまずこの作品です。
doncdonkさん [DVD(字幕)] 9点(2011-09-19 12:33:48)
66.娯楽映画の代表作で、老若男女問わずに楽しめる作品。
すぐにストーリーに惹き込まれる判り易い内容に、誰が逃げのびるのか、誰が捕まるのか、
鑑賞者を途中で飽きさせない巧妙な作り。アクションシーンもしっかりと用意されている。
スティーブ・マックィーン、ジェームズ・ガーナー、チャールズ・ブロンソンなど、
当時のトップスターたちが顔を揃え、個性的なキャラをそれぞれ見事に演じきっているのだが、
とりわけジェームズ・コバーンのとっぽさが笑えた。血なまぐさいシーンは一切出てこないので、
戦争映画が苦手な人でも大丈夫。お薦めの娯楽作品。
MAHITOさん [地上波(吹替)] 9点(2011-09-07 20:48:39)
65.家に帰るまでが脱走です。
michellさん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-01 15:00:27)(良:1票)
64.《ネタバレ》 

恥ずかしながらこの年齢で初めて観ました。
何がびっくりって主人公が映画に出るシーンが思ったより少ないことでしょうか。スティーブ・マックイーンは一回独房に入るとなっかなか出てこずに、仲間たちは関係ないように脱獄の準備に取りかかってます。観る前の想像ではマックイーンがリーダーで、仲間とすごい脱走計画を練り上げて一斉に脱走する展開だと思っていたので正直ちょっと拍子抜けでした。
しかしこの面白さと人間くささはなんなんでしょうか。ストーリー自体は決して明るくないのに、軽妙で清々しい。本当に脱走できるのか結末を知らない自分は本気でハラハラ。映画館で見れてよかった。一回しか観ていないのに、この映画はまた観直すたびに発見があるのだろうな、と感じることができました。
ヒナタカさん [映画館(字幕)] 9点(2010-10-31 16:55:40)
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【点数情報】

Review人数 357人
平均点数 8.26点
010.28%
100.00%
230.84%
320.56%
461.68%
5143.92%
6318.68%
74713.17%
86016.81%
98323.25%
1011030.81%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.65点 Review35人
2 ストーリー評価 8.14点 Review42人
3 鑑賞後の後味 7.95点 Review40人
4 音楽評価 8.84点 Review46人
5 感泣評価 5.77点 Review22人
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【アカデミー賞 情報】

1963年 36回
編集賞フェリス・ウェブスター候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1963年 21回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 

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