1.《ネタバレ》 池袋・新文芸坐にて鑑賞。
成瀬作品にしては比較的珍しい2時間超の大作。
高峰秀子が演ずる女性の生涯を描いた伝記作品である。
宝田明は相変わらずシャープでカッコよい。
しかしあっさり死んでしまう。
山崎努にしてもアッサリと死ぬ。
男は勝手なことばかりをして女を残し先立つ。
女は残されるが、したたかに強く生きていく。
そして女は最初はいがみあっているが、最後は女同士で手を組合い、生きていくのだ。
男は自由奔放でだらしなく、浮気をする。
女はそれに耐え、不平をいい、時には恋敵の女性同士でいがみあったりするが、最後は助け合い生きていく。
こういった流れで2時間が過ぎる。
とても見応えのある作品で、男と女のそれぞれの特徴をとてもよく捉えている作品だ。
最後の終わり方もまた良い。