537.《ネタバレ》 バイオレンス映画なのでエグい描写も多いのですが、痛みをほとんど感じないというか、映像が小綺麗な感じで、B級感というよりはA級感が漂ってるんですよね。表現として、それはそれで面白いと思えるのですが、新規性があると言えるのか、従来の延長線上でしかないのか、私にはよくわかりません。洒落たやりとりがごく自然に交わされ、見ている間、飽きることはありませんが、腹痛くなったり、茶噴いたりするほど大笑いすることもありません。特に主張がある作品でもないので、押しつけがましさは感じませんでしたが、その分感動することもなく、まとまってないようで、なんか上手いことまとめたような。なるほどなぁといった感じの作品ですかね。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-06-04 19:26:14) |
《改行表示》536.《ネタバレ》 【何とまぁ、まだ投稿していない事に気が付いた】 文句なしの10点満点で有る。 初鑑賞はカンヌ映画祭戴冠後の映画館だった。 それほど客の入りは多くは無かったけれど、冒頭のサミュエル・L・ジャクソンの凄味と存在感に頭がクラクラした事、時系列を巧みに入れ替えた構成、ジョン・トラボルタの見事な死にっぷりが特に強烈だった事を思い出す。 それ以来再上映やDVD・各種配信等で何回も鑑賞しているけれど、本作は本当に色褪せない。 お世辞にも家族向けとは言えないけれど、とにかく全てのシーンが巧妙で上手い。 初鑑賞から30年(!)を経て、仕事で英会話をそれなりに取得した事も本作の面白味を増す事に貢献していると思う。 不朽の名作です。 【たくわん】さん [インターネット(字幕)] 10点(2024-02-12 11:42:13) |
《改行表示》535.いやこれはすごい…。 昔の映画なのに色鮮やかにバキバキにレストアしてあってまるで最近撮られた作品のようです。 Blu-rayでの視聴をおすすめします。 「教養のため」という不純な動機で観ましたがとてもお洒落なバカ映画で もし物語に免疫のない10代の頃に観ていたらかなり人生変わっていたかもしれません。 理由はなんでもいいから観ておいたほうがためになる作品です(※効果には個人差があります) 【伊予柑】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-07-27 00:11:48) |
《改行表示》534.約20年越しにやっと観た 長ぇ しかしクソお洒落な映像付きで良質な短編小説を読んだような気分 個人的にはタランティーノが俳優としてとても良いなと思ったよ そしてウォーケン、ブシェミ、愛してるよ(●´Д`)ε`○) 【ムーンナイトロンリー】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-06-02 01:23:19) |
《改行表示》533.《ネタバレ》 良い映画は?とチャットGPTに聞いたらこれを勧められて視聴。 レザボアは見ていて好きなところもあったが、やっぱり、自分にはあまり合わないように思う。 暴発は危ないので、銃のセーフティは必ず作動させ、トリガーに指をかけないようにしましょう。 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-04-04 23:53:23) |
《改行表示》532.タランティーノ作品の中ではこれがいちばんお気に入り。 雰囲気がいい。、 【afoijw】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2023-03-15 00:53:22) |
531.《ネタバレ》 雰囲気で楽しむ映画。時間軸はわかりにくいし、またそれを精査してもしょうがないタイプの映画。監督が楽しんで作っている映画。まあそれでいいんじゃないでしょうか。そのせいで時間が長くなっているのは、仕方ないけど、やや減点。 【ほとはら】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-03-18 17:33:52) |
《改行表示》530.若い頃はバイオレンス映画が苦手だったので、食べず嫌いをしていたタランティーノ監督作品ですが、想像していたよりもグロは少なくて、クリアできました。 まるで橋田壽賀子作品みたいに台詞が多くて、どうでもいいようなことを知的風にバカバカしい理論でネチネチと追求する感じが、最高でした。ジョン・トラボルタとユマ・サーマンの絡み(クライスラー席~自宅まで)は、天才だと思いました。"ケチャップ"は普通に笑えました。この手のプロットは大好きなので、見てよかったです。 不意打ちされるよりもダメージが少ないので、バイオレンスが苦手な人も見れると思います。これを見ないのはもったいないです。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-01-22 16:33:51) (良:2票) |
529.《ネタバレ》 ひとつずつのエピソードが少しずつリンクしていき、最後はオープニングシーンに戻ってくるという粋な演出。軽快な会話劇で淡々とストーリーが進展していき、大きな事件は起こらないが、観るものを飽きさせない。クエンティン・タランティーノ入門編には持ってこいの作品です。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-30 19:04:01) |
《改行表示》528.《ネタバレ》 コレ、元々初めて見たのが、トゥルーロマンスよりもレザボアドッグスよりも前だったもんで、ラストにはエラく肩透かしをくらった印象があったのですが、後にこれら2作を見て、パルプフィクションの最終エピソードは一種のセルフパロディ、あるいはセルフアンチテーゼとでも言うようなものだったのかな、と。 ともかく、確かにこの作品でも暴力は描かれているけれど、それはごく部分的なもので、主体は会話、それも飛び切り無意味な会話。サッと受け流せばいいものを、相手もいちいち突っかかったり反論したりするもんで、ムダな会話が何処までも続き、次のムダなセリフを無限に再生産していく。 登場人物はしばしば歩き回ってカメラがそれを追いかけ、場面が変わったかと思うと、エピソードのつなぎ目では時間軸が変わり、主役と脇役が入れ替わって視点も大きく変えられてしまう。 という、遊び心に溢れた作品になってはいるのですが、それでもあと少し、刺激があればなあ、とも。 【鱗歌】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-03-28 22:03:52) |
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527.《ネタバレ》 ビデオでは見ていたのだが、映画館で初見。いつものタランティーノ節で、面白かったが、もう一つ乗れなかった。音楽にラップがなかったせいだろう。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-23 20:30:34) |
《改行表示》526.くだらない会話劇を楽しみつつ、捻くれた時間構造も楽しみつつ、なんだかんだでブルース・ウィリスの日本刀かっけー!と大はしゃぎして鑑賞した。 あの話とこの話がここで繋がるのか!と腑に落ちたのはわりかし映画のかなり後半部分だったような気もする。 …ともかくも今となっては豪華なアンサンブルキャストによる最高にくだらなくて、最高に楽しめる映画だった。 1点減点したのは、物語にぐっと動きだすのが後半からで、実はユマ・サーマンのダンスシーンはけっこう退屈気味だったため。 【nakashi】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-08-13 10:12:03) |
《改行表示》525.CMのキャッチコピー「時代にとどめをさす」に惹かれて当時、予備校生のときに息抜きで横浜黄金町のボロボロの映画館で見ました。昼間から酒を飲んで映画が終わっても寝ている人が多数いる中、映画館の雰囲気も内容にとてもマッチして映画館で見て初めて良かったと思えた作品でした。サタデー・ナイト・フィーバー後の落ちぶれた?トラボルタが洗練され、ユマ・サーマンとのダンスシーンも歴史に残る素晴らしさ。三者の視点で現在から過去へと目まぐるしく展開するストーリーは新鮮で音楽も素晴らしかった。ティム・ロス、ハーヴェイ・カイテル、アークエット姉妹、ブシェミ、クリストファー・ウォーケンなどのタランティーノ組に加え、ダイ・ハードの印象が強かったブルース・ウィリスの演技もとても良かった。 ストーリーから音楽、キャスティングまで今思うと奇跡的な完成度の映画かと思います。 【GRAPHER】さん [映画館(字幕)] 9点(2018-07-18 10:40:56) |
524.《ネタバレ》 トラボルタが死ぬときの顔がおもろ過ぎて当時学校で話題になりました。10年以上経って見直したけどやっぱりおもろくて爆笑してしまった。あとブルースウィルス普通にちんこ映っててこれまた笑える。タランティーノが"Dorks"と表現したように、間抜けキャラばかりが出ている本当にパルプのような作品だ。 【なす】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-06-03 18:31:54) |
《改行表示》523.《ネタバレ》 リアルタイムでの衝撃に加えて後世に与えた影響も大きく、もはや語り尽くされた感もある本作を今更レビューすることはなかなか難しいのですが、私が感じた素直なところを書きます。 まず本作が型破りなのが、登場人物達が本筋とほぼ無関係な会話を延々と繰り広げており、話の流れが遅いどころか、流れが完全に止まっている時間すらあるということ。タランティーノはキャラクターを作った後にその人物が喋りそうなことを延々と書き連ねていったのかもしれませんが、本筋に対してキャラクターが従属するという通常の関係性を逆転させ、まずキャラクターありきで彼らを自由に動かし、本筋を二の次にしたという辺りが斬新でした。 だからと言ってキャラクター劇に終始しているわけではなく、一見すると無関係なエピソードを並べることで「これらがどんな終わり方をするのか」という強い関心を観客に抱かせつつ、時間軸の解体という荒業によってこれらをもっとも効果的な形で見せており、本筋は本筋で十分に凝った作りになっている点も見事なものでした。特に驚いたのは、主人公であるビンセント・ベガが上映時間の半ばでアッサリと死亡するということ。彼はトイレから出てきた不意を突かれ、見せ場もセリフもないまま死亡しますが、通常の映画では主人公がこんなタイミングでこんな死に方をすることなんてまずありえないので、観客もまた不意を突かれるわけです。しかも彼の死がその後の展開に何らの影響を与えることもないのですが、こんな話の動かし方はかつてなかったと思います。 また、これだけ高度なことをやりながらも、まったく肩ひじの張ったところのない雰囲気が独特な魅力に繋がっています。例えば前述したベガの末路などは、直前に方向転換したジュールスとの対比で如何様にも深い意義を与えることができたのですが、タランティーノはあえてそれをやっていません。一応考える素材はあるので、その死から意義を感じ取りたい観客には深く考える余地は与えられているものの、映画に教訓なんて求めないと思っている観客にはそこを素通りする自由も与えられている。こんなスタイルの作品には滅多にお目にかかれません。 最後に、キャスティング面にも楽曲選びにもセンスが感じられることが、本作が愛される大きな要素となっています。大スター・ブルース・ウィリスやオスカー俳優・クリストファー・ウォーケン、当時伸び盛りだったティム・ロスら当然主役に選ばれるべき人達を差し置いて、10年ほど表舞台から姿を消していたジョン・トラボルタを選んだという意表を突いたキャスティングや、これまた数十年ほど忘れ去られていたミザルーの曲調を作品のメインテーマに据えた点など、陳腐化してダサくなって一旦廃れたものを一周回ってかっこよく見せるというリメイクの技術が極めて洗練されているのです。【ひのと】さんもレビューしておられますが、この映画を作った人のセンスを自分も理解できるんだと言いたくなるような雰囲気が本作には確かにあって、その後のタランティーノ作品と比較しても本作が唯一無二の存在だと言えるのは、この部分が突出しているためだと言えます。 公開当時から斬新で、しかもその方向性の作品でいまだにこれを超えるものはないと言えるほどの完成度の異常さや、直接的・間接的に影響された作品が膨大な数に及ぶということを考慮しても、映画史上の最重要作の一本であることは間違いのない作品だと思います。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(吹替)] 9点(2018-05-28 19:37:29) (良:1票) |
《改行表示》522.《ネタバレ》 オムニバスストーリーっぽく見えて少しずつ繋がっているという話の作りであるが、各話で伏線が張られていて最後に一気に回収!というような胸のすく展開は無い。センスを感じるシーンがある一方で、見ていてダルく感じるシーンもある。話として面白かったのはブッチのストーリーかな。得物に刀を選んだあたりはニヤリとさせられた。 そんなに絶賛されるような映画には感じられなかったが、OPで流れるテーマ曲「Misirlou」がとてもカッコいいのでこのくらいの点数は付けても良かろう。 【alian】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-12-29 00:15:49) (良:1票) |
521.タランティーノ監督の最高傑作と評する向きもあるが評価の分かれるところだろう。つまり私の琴線には触れなかったと言うことだ。それぞれのエピソードはおもしろい描き方をしてあるし、飽きさせない。展開も予測不可能で、そんな結末?!と意外性も十分。しかしトータルとしてみて映画として心に残らない。まさにパルプフィクション(くだらない話)だ。監督はパルムドールを受けたとき、この作品の受賞に納得できないと言い放ったそうだが、私も同感だ。賞を受けるような作品作りをしたわけではないだろうし、そういう評価のされ方に違和感を感じるのだろう。で、私は賞を受けるような映画が大好きなのだ。好み25/50、演出10/15、脚本9/15、演技5/10、技術7/10、合計56/100→6/10点 |
《改行表示》520.なるほど、あん時のはこのサントラだったのか!と18年経って分かった。 おもしろかったです。 |
519.タイトル通りの下らない話ですね。やたらと射殺シーンがあることしか記憶に残りません。絶賛する人がいるのも分かりますが、自分は合わない方です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 4点(2016-06-18 09:53:50) |
518.タイトルのPulp Fictionとは、安いパルプ紙に印刷された、大衆の一時的な欲望を満たすための読み捨て小説であり、格安原稿料の、新人や落ち目になった作家の受け皿になっていたのだそう。豪華俳優陣がそれに違わぬ作品に出演した理由を知りたい。 |