2.《ネタバレ》 「トゥルー・グリット」のオリジナル作品。
ストーリーに関してはそれなりに面白く、目的の異なる三者のアンバランスさも本作に良い効果を与えているが、それほど深みを感じられない作品ともいえる。
ラストの4対1の決闘には“熱い”ものを感じるが、全体的にあっさりとし過ぎているような気がする。
原題のタイトルにあるような「本当の勇気・気骨さ」のようなものを感じ取れればよかった。
死ぬ直前でも仲間を救おうとする姿が「本当の勇気・気骨さ」というものだろうか。
西部劇をあまり見たことはないが、“深み”などというものを求めずに、こういうものと割り切って楽しんだ方がいいのか。
ジョン・ウェインをよくは知らないが、やはり存在感の高さは十分感じられ、彼の雄姿を堪能すればよいのかもしれない。