世界の中心で、愛をさけぶのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。10ページ目

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世界の中心で、愛をさけぶ

[セカイノチュウシンデアイヲサケブ]
2004年上映時間:138分
平均点:5.28 / 10(Review 230人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-05-08)
公開終了日(2004-12-23)
ドラマラブストーリー青春ものロマンス小説の映画化
新規登録(2004-03-06)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2024-02-14)【イニシャルK】さん
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監督行定勲
キャスト大沢たかお(男優)松本朔太郎
柴咲コウ(女優)律子
森山未來(男優)松本朔太郎(サク)(高校生時代)
長澤まさみ(女優)広瀬亜紀(アキ)
山崎努(男優)重蔵(重じい)
宮藤官九郎(男優)大木龍之介
高橋一生(男優)大木龍之介(高校生時代)
津田寛治(男優)ジョニー
杉本哲太(男優)亜紀の父
長野里美(女優)亜紀の母
宮崎将(男優)高校時代の同級生
松田一沙(女優)中川悠子
マギー(男優)(男優)カメラ屋の店員
大森南朋(男優)空港の係員
近藤芳正(男優)蜷川先生
尾野真千子(女優)松本千恵子(過去)
浅野麻衣子(女優)看護婦
森田芳光(男優)映画監督
天海祐希(女優)朔太郎の上司
木内みどり(女優)朔太郎の母
菅野莉央(女優)少女・律子
田中美里(女優)少女・律子の母
ダンディ坂野(男優)英語教師
谷津勲(男優)商店のおじさん
西原亜希(女優)学級委員長
内野謙太(男優)
市川しんぺー(男優)写真館の男
渡辺美里(女優)DJ
岡元夕紀子(女優)
出演草村礼子國村晴子校長(写真)
堀北真希國村晴子校長(20才)(写真)
原作片山恭一「世界の中心で、愛をさけぶ」(小学館刊)
脚本行定勲
伊藤ちひろ
坂元裕二
音楽めいなCo.
北原京子(音楽プロデューサー)
作詞平井堅「瞳をとじて」
佐野元春「SOMEDAY」
作曲平井堅「瞳をとじて」
小室哲哉「君に会えて」
佐野元春「SOMEDAY」
編曲佐野元春「SOMEDAY」
主題歌平井堅「瞳をとじて」
挿入曲渡辺美里「君に会えて」
佐野元春「SOMEDAY」
撮影篠田昇
石坂拓郎(撮影助手)
製作細野義朗(製作総括)
近藤邦勝(製作総括)
亀井修(製作総括)
島谷能成(製作総括)
東宝(「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会)
TBS(「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会)
小学館(「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会)
S・D・P(スターダストピクチャーズ)(「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会)
博報堂DYメディアパートナーズ(「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会)
毎日放送(「世界の中心で、愛をさけぶ」製作委員会)
東宝映画
企画博報堂DYメディアパートナーズ(企画協力)
プロデューサー市川南〔製作〕
配給東宝
美術山口修
衣装宮本まさ江
編集今井剛
録音伊藤裕規
照明中村裕樹
川辺隆之(照明助手)
その他東京現像所(現像)
あらすじ
日本列島に台風が近づきつつある日。東京で働く朔太郎は結婚を間近に控えている。同郷の婚約者律子は自分の荷物の中から見つけた古いカセットテープを聴くと突然、故郷である四国の海沿いの町へ帰ってしまう。彼女を追って帰郷した朔太郎にはしかし、高校時代に交際していた同級生亜紀との思い出が生き生きと蘇えるのだった。失われた過去の記憶が再生されるべき未来へと生まれ変わっていく。
ネタバレは禁止していませんので
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50.《ネタバレ》 大人になった現在の映像を落ち着かせたカラートーンにし、過去の出来事を鮮明な映像にした事により、描くべきメッセージが強く前に出ていた。細部までこだわった演出は素晴らしく、多々私の目をひいた。例えば、サクが放心した状態で歩いている横を、明るい祭りの列が交差する場面。残酷なようだが「自然に時は流れている」と感じさせる。亜紀がピアノを弾く場面での雨の日の暗さが、より「切なさ」を伝えてくれたり、台風、ウオークマン、飛ばない飛行機など、過去と現在に設定した「同じキーワード」を盛り込ませることにより、いくどなく今昔を往復する物語を違和感なく見せてくれたりなど・・・。
だが、この作品の最も評価すべき所は、サクと亜紀の立ち居値にあると思う。常に、亜紀はサクより数歩先を歩んでいて、「死」という現実に恐怖しながらも「理解し予感」している。対してサクは、「ありえない事」を受け入れられず、ラジオに「元気になった」といった嘘の手紙を投稿したり、若さゆえの行動で飛行場へ亜紀を連れ出してしまう。お互い「愛情」の比率は同じであっても、亜紀とサクの「現実」の比率は違っていたのだ。サクが、等身大の高校生だからこそ、素直に共感できたんだと思う。
最後に、オーストラリアの地で、最後の亜紀のメッセージを聞くサク。「あなたは、今のあなたを生きて」。全ての答えがこのセリフに詰まっている。聞き終えたサクは、彼の中の「世界の中心」で、亜紀の思いを大地と風に舞わす。この映画が「哀しい物語」だけでなく、「再生の物語」でもあることに、改めて感動させられる・・・。私の映画鑑賞史上、最も泣いた作品。
sirou92さん 10点(2004-08-21 22:53:20)(良:3票)
49.《ネタバレ》 自分が歪んだ、嫌な人間だと自覚させられる映画。その意味であんがと!劇場でのしんみりした空気の中で声を噛み殺して笑うこと数回。「台風来てるのに、体育館施錠してないの?理科室は危険な薬品あるのに簡単に侵入できるの?」そして、笑いのピークは、坊主になった長澤の姿と、一緒に見に行った坊主頭(?)の友人の姿が重なり合い、口からヒィヒィ息が漏れました。なんとも不謹慎。筋は結構ベタ、『いちご同盟』やcannaの『約束の場所』を思い出す。斜に構えて見過ぎたかもしれんが、製作者がガラス玉を必死に磨いて「どう、綺麗な宝石でしょ」と言ってる感じ。確かにその恋は綺麗に見えるかもしれない。しかし、純愛をアピールするために登場人物はあれこれと都合よく動きすぎだろ。登場人物の人間性が物語を作っているのではなく、純愛という美談風の物語を構成するために人物が動いている。少女・律子の渡せなかったテープ、足に残る後遺症というエピソードは、脚本家による悲劇性の演出があまりにもあざとすぎる。高校生二人の死を抱えた恋愛も、極限状態故のヒロイズムだ。結局、「死を以て美談とす」てか。ラストもタイトルを利かせたいんだなぁ、と。映画プロモーションとして柴咲は必要不可欠であったのだろうが、結局彼女演じる律子が物語を薄っぺらいものにしている。むしろ、主人公の成長に関わる立場の山崎さん家の努君のかつての恋にもっと重点を置いて欲しかった。長くなったが、朔太郎の今後に幸せな未來があればいいよね。長澤の演技を加味して4.5点という具合。
はざま職人さん 4点(2004-08-09 17:20:43)(良:3票)
48.興行的に成功するには、こういう設定にしないと日本では駄目なのか?泣かせる話としては悪くないが、映画としての面白みに欠ける。アキ・サク以外の人物描写が弱すぎるし、カメラの抑揚がもっと欲しいし、音楽もミスマッチ。とにかくアキちゃんに救われています。もっと丁寧にこだわりをもって作ったら名作になったかもしれない素材だっただけに残念。
つむじ風さん 5点(2004-07-20 01:18:21)
47.柴崎コウは、なぜテープを下駄箱に台風の日に、返さなければならなかったのか。色々考えると問題山積です。
SATさん 6点(2004-07-11 00:11:02)
46.原作は正直、泣かせるためにつくられた、内容の薄い、漫画のような感じで、なぜこの小説が村上春樹の『ノルウェーの森』を越えて売れているのか理解できなかったが、映画はなかなか良かった。号泣というほどではないが、『死』についてホント考えさせられた。確かに、この映画の背景を考えるとかなりの矛盾(婚約者と同郷で何も知らなかったの??とか)もあったような気がするが、与えられる情況だけを考えたら、原作のストーリーよりかなりよかった。そして、出演者の演技のうまさもすばらしかった。かなりの、話題作だけにプレッシャーもあるだろうが。すばらしい。 しかし、あえて、作品に注文をつけるとしたら、もう少し、朔と亜紀の発病前の幸せのシーンが見たかった。青春時代が綺麗に映し出されていただけに。 その点で今のところ自分的には現在2話まで放送されているドラマ版のほうが好きです。ただ、映画版も見て、損はしないと思う。
シュシュさん 8点(2004-07-10 21:19:18)(良:1票)
45.なんだか、内容はベタだし、都合よすぎて突っ込みたくなるような部分もいっぱいあるんです。でも、すごく感動しました。サクとアキの純愛、重じいの半世紀を越える片想い、一途に想い続ける心は尊くて尊くて、いじらしくて、愛しいものですね。重じいの「後に取り残された者が出来ることは、後片付けだけなんだよ」という言葉が、とても切なかった。愛は、恋は、人間にとって根源的に大切なものなんだなって分かった気がするお話でした。
演技はみんなほんとに上手でした。長澤まさみさんは、初めて知ったのですが、いい女優さんですね。
凛々さん 9点(2004-07-08 02:12:03)
44.《ネタバレ》 まず、突っ込みます。他の方も書いてるけど、同じ学校に通っていた女の子と東京で知り合って、結婚する仲になって、しかもラストのからくりが最後まで分からない? そんなことあるのか。テレビニュースに出てきたのもびっくり。県人会で合コンやってもそんなことは起こらないと思うが。彼女はあのテープを廃校(?)の下駄箱に置くため(それで亜紀との約束が果たせるのだろうか…)に婚約者をほったらかして旅行に来たのか。それとも最初から知っていたなら、どうして東京で渡さないのか。それと香川県? が舞台なのにみんな標準語。原作にはあるんでしょうが、あんな美人で秀才の学校イチの人気者の女の子がどうしてサクを好きになったのか描かれていない。走ってる車や止まってる車がたまに今の車になってる…等々。良かったのは、初恋の思い出を回想する時の記憶の中の「まぶしさ」のような感じがすごくよく出ていた。何だか懐かしい気持ちになった。亜紀役の女の子、16歳だそうですけど、すごい演技だった。女の子の方がちょっと大人っぽい、高校生ぐらいのカップルの雰囲気がすごく出ていた…等々。★☆付け足し☆★……この映画を見て感動した人は骨髄バンクか、結婚してる女性は妊娠したら臍帯血バンクに登録してみたらどうでしょう。たまに保健所とかで登録会をやってます。美少女が死ぬ病気の定番の感がありますが、白血病は今は「不治の病」じゃありません。病状によりますが、骨髄移植を受けると7割ぐらいは治るという話です。日本のどこかにサクと亜紀のような若いカップルがいたら、今度はハッピーエンドのストーリーにしてあげたいではないですか。
しまうまさん 6点(2004-07-04 03:42:36)(良:1票)
43.一言で言うと「若気の至り」になってしまうと思います。現在と幼少期の役者が似ているのに驚きです。それぐらいです。ごめんなさい。僕はイマイチでした。
かずのすけさん 4点(2004-07-02 02:03:06)
42.いいな~…と思えるところもいくつかあって長澤まさみと森山未來の二人がとてもよかったです。でもやたら泣けるとか感動と言うことを耳にしていたせいかちょっと物足りない気がしました。泣けんかったし。グッとくるとこはあったんだけど。なぜだろうな…。エンディングもテレビやラジオで何回も耳にして余韻に浸れなかったし。柴崎コウも出す必要はなかったと思う。もう少し「いい」と言えそうなんだけどピン!とこなくて、心に響かなかった。中途半端な印象です。
Syuheiさん 5点(2004-07-01 12:03:22)
41.《ネタバレ》 かなりじぃ~んとさせられます。また、長澤まさみにMySoulが「ムフフ」「エヘヘ」で、あやうく目の中にきらめくコスモが出来るイキヲイ。おぢさん困っちゃう。青春NonStop、そして人生はUターン禁止です・・。話は悲しいですが観て良かったです。原作が未読だったので早速読みました。原作と映画に賛否両論あり、反応を見ると原作のほうにウェイトがあるようです。ですが最初に映画を観てしまったからだと思ふのですが、私には映画のほうが好きです。この平井堅の歌も良いです。
Urabeさん 8点(2004-06-30 12:07:43)(笑:1票)
40.お台場の映画館は、泣くために集まった若い女性でいっぱいで、映画も後半になれば、そこかしこからすすり泣きの音が聞こえた。

私も、例外でなく、こりゃ泣けるだろうの期待の中で赴いた。現代人には「泣きたい」願望がある。
この映画、確かに泣きどころは随所にある。
半ばこれみよがしなほど。
けれど、そういうんじゃ、私は泣けないの。

確かにちょっと「くっ」ときた。
でも、なんだろう、どこかで聞いたような話だったからか、読めすぎる展開のせいか。
そして、後になればなるほど、登場人物の心情の、不自然な描かれ方。

美しい背景と美しい俳優(アキ役の女の子は確かにとても魅力的)の中で、ナチュラルな人間の機微を裏切っては、それは不協和音。

そんなにキレイに割り切れるなら、そこまでの苦痛はなんだったのか。
透明感に満ちた思い出は、なんだったのか。

映画向けに付け加えられたという後日談エピソードが邪魔っけだったのかもしれない。

それでもこの映画は、私にとって忘れられないものになった。
映画館を出ると小ぶりの雨で、メディアージュのデッキをふたり、急ぎ足に歩く。
映画の感想を二言三言交わして沈黙が続く。
必然性のないタイミングで、デジャブのような言葉が沈黙を破る。
よしのさん 7点(2004-06-29 17:03:02)(良:1票)
39.期待していただけ残念だった。でも長澤まさみはいい。学生の時のシーンはよかった。でも紫咲はいらなかったんじゃないの。
LYLYさん 6点(2004-06-25 18:28:34)
38.普通に結婚するぐらい付き合っているなら、「ラストのからくり」には気がつくはずでは? でも、高校生回想のシーンは良かったので、+2点しました。
ぱんこさん 7点(2004-06-24 13:00:28)
37.柴咲コウ演じる、律子の設定が気になって仕方がありませんでした。それ以外の点ではとても良い映画に仕上がっていたと思うだけに非常に残念です。律子という存在は、この作品には必要がなかった。現在と過去が交錯する脚本にしたから登場するのは分かるんですが、背景や演出も含めて不自然な点が目立ってしまいました。ちょっと無理がありましたね。 岩井俊二監督が地味にみえるくらいの「ベタベタ」な演出がてんこもりなのに、なぜかそれが心地よかったです。それは長澤さん演じる亜紀の爽やかさや輝きがそう感じさせてくれるのかもしれない。この映画で亜紀は本当にジュリエットとして存在しているように思います。 二人が島から戻って亜紀ヶがかつがれていくシーン。必死に追いかける朔太郎の姿がとても衝撃的だった。生と死を見つめた作品だけに、少々心臓に悪いですね。「どうなってしまうのか、次になにが起こるのか」と・・・。ホラー映画じゃないのに少し精神的恐怖を感じました。 映像は屋島と八栗山に抱かれた庵治港の風景をここまで叙情的に演出した点を評価したいと思います。ここまで庵治にこだわったなら、香川県には無い路面電車は出さないでほしかったですね。それもちょっぴり残念です(笑)。
これが遺作となってしまった撮影の篠田昇氏の逝去、心よりご冥福をお祈りいたします。
トトさん 8点(2004-06-24 02:57:38)
36.《ネタバレ》 原作は未読です。アキと朔太郎の高校時代の輝きは、最後に悲しい別れが待ち受けている事を差しい引いても美しい。ちょっと気になったのは、32,000円のウォークマンが買えない2人がどうやってオーストラリア行きの代金を捻出したのか?原作読めばわかるんでしょうが、映画ではなにも語られません。ほかにも気になるところがいくつかあって素直に楽しめなかった点があったことは否めません。でも、森山未来君と長澤まさみさんの演技が秀逸で、高校時代だけで終わっていたら悲劇でしたが、やはり今も現実を生きていかねばならない朔太郎の少しだけ明るい笑顔が最後に見れたのはよかった。律子の存在もご都合主義的な感じがしないわけではありませんが、アキの想いを共有できる存在として朔太郎には必要なのかも知れないと思いました。
heeさん 7点(2004-06-23 21:29:09)
35.《ネタバレ》 どんだけ時間がたっても森山未来(&大沢たかお)と長澤まさみはサクとアキとして頭ん中に絶対残るんやろなぁ、と。一番泣けるシーンじゃ無いけどお気に入りの印象深いシーンは「ロミオ参上」のセリフの所、サクも絶対に苦しいのにコノセリフ、、、涙。。考えれば考えるほど、深く色々感じられました。柴崎コウとダンディはもひとついらん、、、それでも、悲しくも美しい思い出のような映画です。
ヒロヒロさん 9点(2004-06-22 22:33:03)
34.「世界の中心で愛を叫ぶ」を正確に言うなら、「世界の中心でしか愛は叫べない」となるはず。だから世界の中心はエアーズロックでもいいけど、別にどこだっていいのだ。さらに言えば場所じゃなくてもいい。誰かを愛している人、その人にとっての愛する人こそが世界の中心になるんだろう。それこそが愛の定義だろう。この映画の素晴らしい所は、あえて成長した朔太郎を描いたところ。自分の愛する人を世界の中心としていた生き方(世界)が、愛する人の死によって終わったとき、人はもう一度自分自身を世界の中心にして生きていかなくてはならない。この意味で、この映画は現実の愛についての映画でもあるけれど、それ以上に、どうやって死んだ愛を弔うのかについての映画でもある。そして、もっとも大事な点は「世界の中心」についての映画であること。
wunderlichさん 7点(2004-06-22 08:41:21)
33.普通。恋愛映画ならもっと感動できるのあると思うし、つまらなかったというほどじゃない。でも若手二人の演技はまだこれからって感じがするなあ、嫌いじゃないんですけど。もう一度見る気にはならない。
enantiomerさん 5点(2004-06-21 18:08:33)
32.《ネタバレ》 何かが足りない。
悲しい話だけでは泣きたくない。成長とか未来とかを感じて前向きに泣きたい。そういう点で僕はビッグ・フィッシュでは結構泣いたんだが。。。この映画は朔太郎と律子と亜紀の気持ちが開放されるところで話が終わっているので、その先の前向き感が伝わってこなかった。たぶん、あの後朔太郎と律子はうまくやっていくんだと思うけれど、それを少しでも具体的に感じさせてくれる何かがあったら、もう少しすっきりした気持ちで見終えられたかもしれない。
あと前の方で誰かも書いてますが、高校時代の亜紀とサクにもっと心温まるエピソードがあった方がよかった。恥ずかしくなるくらいみずみずしい感じで、もどかしくなるぐらいにすれ違ったりして(笑)。そういうのがあった方が切なさは増幅されたかもね。切ない感が白血病のみにもたらされており、見てるほうとしては現実はつらいよなぁ、という気持ちですでに整理してしまい、それで泣けなかったのかも。経験の差で泣ける泣けないというのはあるのかもしれないが。
オーストラリアに亜紀を連れ出すシーン、僕はサクは父親に了解を得ていたのだと思う。父ではどうにもならないから、君に託すと、サクに。それだけに、「助けてください」の空港シーンはみんなの思いが打ち砕かれた瞬間であり、ちと涙しそうになった(涙してないけど)。あの「助けて」は、倒れている亜紀のことだけではない、説明が付かないすべてのことに対しての懇願だったのだろう。だが現実はもう誰にも止めることができない。彼を救えるのは死にゆく亜紀、彼女ただ一人だったというわけだ。
映画の評価はいまいちにしてしまったが、逆に原作を読んでみたくなった。
こじ老さん 5点(2004-06-19 12:21:08)
31.《ネタバレ》 期待が高すぎたがゆえに厳し目の点数となった。残念。。原因は随所に織り込まれる現代の朔と律子の場面にある。
原作は未読なのだが、映画のテーマである大団円での感動を深めようとする余り設定が作為的になり過ぎたと思う。
ことに律子の絡ませ方というのにかなり無理があり、却ってリアリティーを欠いた恨みがある。
よって現代の二人の場面はとても効果的とは思えず、むしろこの二人が回想部の先の生にある人物とは、頭では
理解しても演技に見えてしまってしっくりこなかった。狂言回しとも主役ともつかないというような。
これは『GO』でも少し感じたことだけど、色々と詰め込み過ぎたのではないかと思う・・クレジットにも
脚本が坂元・伊藤・行定の3氏になっていたので、それもあるのかもしれない。
それでもこの映画を観て良かったと思えたのは、回想部を演じた森山未來・長澤まさみの稀有の存在感にある。
この映画が妙に余韻として残るのも、ストーリーとかより、実に大部分この二人の残像に拠るところが大きい
のではないかと思う。
それだけに回想部にも不満がない訳ではない。ここで描かれる高校時代というのが、プロモビデオのように
キラキラした画のつなぎに偏りがちで、悪く言えば表層的な感じがしてしまう。小道具とかディテールも確かに
大事だけど・・。欲を言えば、やや冗漫な前半と現代部分の一部を削ってでも、発病前の部分について、二人に
もっと演技させて欲しかった。というかあの頃の高校生の日常を含めもう少し細かく描いて欲しかった。
例えば馬鹿話をしたり、つまらない見栄をはってみたり、友人との微妙な距離感の変化だったり、気恥ずかしさ
とかかっこ悪さとか、他愛なくても人間的なエピソードがもっとあれば物語により厚みが増したと思うので
なんとも惜しい気がする。
逆に高校生の朔が焦がれている亜紀の名前(漢字)をよく知らないというのは、朔の大らかな?性格を現わしたい
のか、淡い恋を表象する意図なのか・・それにしてもあまりに幼稚だし不自然であり(思い返すと後に名前の由来を語らせたい事ありきの設定なのかな、拙いと思うけど)せっかくのいいシーンに
なるはずが気を削がれてしまった。
以上、自分なりに思った無いものねだりでした。気に障る方がいたらごめんなさい。
メルトダウンさん 5点(2004-06-18 17:10:31)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 230人
平均点数 5.28点
073.04%
162.61%
2114.78%
3208.70%
42711.74%
54620.00%
65323.04%
72510.87%
8219.13%
9135.65%
1010.43%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.20点 Review24人
2 ストーリー評価 5.21点 Review37人
3 鑑賞後の後味 5.31点 Review38人
4 音楽評価 6.88点 Review36人
5 感泣評価 5.66点 Review39人
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