23.《ネタバレ》 今までのジブリ作品と同じように、とても夢のある物語でした。これ、どなたか65歳以上の方、いわゆる高齢者の方で観られた方はいられるでしょうか?おそらくこれを観られた方はオレと同世代(20代前半)とかそのへんの人がほとんどだったのではないでしょうか。もし歳をとってからこの映画を観たとしたら、いきなりおばあちゃんになってしまってもめげずに頑張るソフィーを見てとても勇気付けられると思います。掃除婦としてもハウルに恋する少女としても一生懸命なソフィーは、姿はおばあちゃんでもほんとに若々しい生き方をしていました。持論ですが、あのソフィーの若返り方、あれはハウル、つまり恋する相手のことを想う時に若返るのではないでしょうか。つまり老婆に変えられたソフィーの心が最も若くなる一瞬です。もしそれを姿を変えられたソフィーぐらいの年齢の人が見たら、やはり元気付けられると思います。そういう意味で、とっても夢のある映画ですよねこれって。映画の中でソフィーは色々なことをします。時には海がきれいな港町に行って買い物をしたり、静かな湖を心ゆくまで眺めてみたり、恋をしたり。自分自信、歳をとってしまってもそんな風にありたいと思います。オレはジブリにはいつまでも夢を与えて欲しいと思っています。いかにそれが今の世の中と比べてあり得ない事でも。今の時代、子供でもイラクが戦争やテロで大変な状況なのは知っています。そんな子供達に、戦争なんていかにくだらないことなのかということ、そしてみんながみんな、全ての人がその気になれば戦争なんて終わらせられるんだということをこの映画は語ってくれています。「もののけ姫」以来、ジブリ映画は現代社会を反映した時代色の強い作品が多いように思いますが、それでも夢を忘れず常に心に何かを置いていってくれる物語を作ってくれる宮崎駿という監督と、それを提供しつづけてくれるジブリというスタジオを一生涯リスペクトしたいと思います。あ、でもヴェネツィアで映画祭に出す前に日本で試写会でもしてほしかったかな。日本語もわからん偉そうなセレブ外人達に先に観られたと思うとなんか悔しいので(笑) 【TANTO】さん 10点(2004-11-24 01:08:29) |
22.《ネタバレ》 強い少女は健在。やっぱりワルツと美しい映像、特に冒頭近く、空を歩くシーンが素敵。この時点で恋に落ちたってことじゃないでしょうか。美しい自然を旅したあと、ちっぽけな下町の帽子屋に帰ってくるところも良い。ただ城を壊すあたりから、意味がよくわからなくなったけれど。老女の包容力が妙に印象に残りました。 【coco2】さん 7点(2004-11-24 00:49:08) |
21.素晴らしい映像美と素晴らしい音楽に支えられた映画。実際に、ソフィーが大自然にたたずむ場面で涙腺が緩みました。それは、ソフィーの前向きな美しい気持ちが素直に表現されていたから。それだけに、いろいろ詰め込みすぎてしまった内容は実に残念です。欲張りすぎてしまって、1本の大きな柱がうすれてしまったような。ただ、木村拓哉の声はとっても素敵でした☆あんまり好きじゃなかったんですが、ファンになってしまいました☆ 【ひなた】さん 6点(2004-11-23 22:50:18) |
20.ソフィーの声を聞いて、さくらや寅さんを思い出してしまった...。 ちゃんと声優を起用してほしいし、内容もいまいち消化しきれていないと感じた。 【ゆきいち】さん 4点(2004-11-23 21:16:07) |
19.《ネタバレ》 私が理解力がないかもしれませんが、ストーリーがいまいちわかりませんでした。なぜ戦争がおきたのか?サリマンはなぜああも簡単に戦争を終わらせてしまうのか?観終わった後考えてもどうしても理解はできません。 【OKE】さん 3点(2004-11-23 17:09:03) |
18.《ネタバレ》 まさに5点「可も不可もなくってとこ。(中略)ビデオでも良い感じ。」です。キャラクターはかわいいく、映像はきれいですが、それだけ。1回見れば2回目は見ないでしょう。キムタクの声はシャーアズナブルそっくりで(ガンダムでも見て練習したのか?)オリジナルを感じません。また「どうでしょう」の大泉洋は2回目の抜擢でしたが今回はがっかり。どなたかも書いていましたがそもそもカカシは存在の意味なし。全般的に千と千尋で気になった人物描写不足がより今回も悪化の一途をたどっています。もう「宮崎」はだめなのかしらん。それからどうでもいいことですがハウルの城の上層部に短口径の砲がついていますが、あれははりぼてでした。ゴロンと取れたときは笑ってしまいました。 【ぴよっち】さん 5点(2004-11-23 16:55:39) |
17.《ネタバレ》 今までにも増して映像美は素晴らしく、今回は声優陣の活躍がめざましい。主役の木村拓哉も思った以上にハマッていたし、特に主役ソフィー演じる倍賞千恵子さんの声はこれ以上ない適役に思えた。少女の時、老婆の時、声をわざとらしく作ることなく、ごく自然に演じてのける演技(?)力には脱帽した。個々のキャラクターも魅力的で、素晴らしい物語になるのに十分な素質は備えているのに、惜しむらくは筋書きが粗すぎたように思う。子供向けなのか大人向けなのか、どちらにも通用するものを作ろうとした結果、中途半端なメロドラマになってしまっている印象を受けた。ソフィーがハウルを愛するようになる過程、ハウルが過酷な宿命を負うことになった由来、戦争を憎み王家に仕えることを頑に拒否する理由、それら全ての伏線が充分に描ききれておらず、折角のドラマも説得力を持たない。イラク戦争真っただ中のせいか、反戦的な要素も大変強いが、主人公たちと戦争との絡み、集結があのように単純では、折角のメッセージも拍子抜けだ。「愛」をテーマに描きたかった映画ならば、半端に戦争という要素を絡めなくても、あの魅力的なキャラクター達で十分であったと思う。案山子のカブが何の脈絡もなくとなりの国の王子とは、余りに都合の良い唐突な展開に開いた口が塞がらなかった。願わくば3時間くらいの長編になっても良いから、丁寧に描かれた伏線と、もっともっとドラマチックな展開と劇的な結末が欲しかった。ただ、万人受けする映画という点から観ると、実に無難に作られている良い映画だ。物語の随所に散りばめられた「笑い」の要素、上映中客席のそこかしこから起こった笑い声がそれを証明している。大人から子供まで、全ての人に受け入れられるように作ったからこそ光るものを欠いてしまった、宮崎氏の作品の中でも最も惜しまれる作品であると思う。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-11-23 02:16:24) |
16.筋金入りの宮崎駿ファンです!待ちきれず、初日に観に行ってしまいました..観終わった感想は、「だからどうした!?」 です..理屈抜きで楽しめる訳でもなく、強いメッセージ性、感動、がある訳でもなく..今回はすべりそうな予感がしていただけに、予感的中!悲しい..脚本が頂けません..ちまたにあふれているどうでもいいアニメやTVの2時間もので十分!って程度のストーリー.. “動く城” (動くガラクタ?) もほとんど登場する意味がないし(監督の自己満足か?)..反戦?かなんだかよく分からない、無意味な戦争シーン(戦時中という設定)..主要人物以外のキャラクターやメカは、斬新さに欠け..今までの作品の寄せ集めみたいなものばかり.. とにかく 「コナン」 や 「カリ城」 「ホームズ」 で見せた、あの脚本、演出の “キレ” が全く陰を潜めてしまっています.. ナウシカ以降(千と千尋除く)の劇場用宮崎駿作品の特徴なのですが、作品の中盤を過ぎたあたりから終盤にかけていつも “尻窄み” ..さらにラストが “ビシッ!” っと決まらない..そういう悪い癖が出てしまってます..って言うか、本作の場合、中盤からすでにストーリーが壊れてる..終盤は盛り上がるどころか、盛り下がり、失速..支離滅裂ぎみに慌てるように結末を迎え..そして “ハッピーエンド!” ..(なんじゃそりゃ!ラブストーリーとはほど遠い出来..) これは、脚本が完成していないまま製作に入ってしまうという、アニメ製作上の手法が故の弊害!ではないでしょうか..監督は、製作に追われ、時間に追われ.. “結末” を考えているうちに訳が分からなくなってしまうのでは..映画は「脚本が命!」と言った黒澤明監督の言葉を思い出します!..長編アニメの場合も、脚本を練りに練って全て完成させてから製作に取り掛かるべきなのでは..さらに脚本を1人で書くのではなく、複数人で案を持ち寄って書き上げる(かつて黒澤監督もやっていました)、といったことも考えなければ、偏った思考のまま創り込んでしまうことになります..(本作のように..) “巨匠” と言われる監督が “ワンマン” で、思い通りに創り上げた映画が、“駄作!” と酷評されることが多いのは “公然の事実!” ..宮崎監督がそうならないことを願って、次回作に期待します... 【コナンが一番】さん [映画館(邦画)] 6点(2004-11-22 14:42:17) |
15.これは宮崎アニメの集大成かもしれない。場面や構成やキャスト、これまでの宮崎アニメをうまく吸収していると思う。そしてこの映画には、普段見ている映画とは大きく違うところがいくつかある。まず、明確な答えが用意されてないこと。魔法の事や周りで起きている事など、普通の人から見たら世の中はわからない事だらけ。自分の頭で補完していくしかない。見ている自分もソフィーも同じ一般人。だから彼女に感情移入する事ができる。そしてストーリー構成も明らかに違う。大きなどんでん返しや伏線、そんなのを期待してると肩透かしを食らうだろう。私にとってこれは、頭で考える映画ではなかった。感動の仕方も、他の映画のそれとは明らかに違う。見終わった後の衝撃。この映画を見て感じた事を友人と話す―また感動できる。サウンドトラックを聞く―そこでまた感動できる。時々ふとこの映画を思い出す―何度でも、感動できる。自然に。物語が頭に染み込んでいる様だ。 【じゃじゃ丸】さん 9点(2004-11-22 03:32:14) |
14.《ネタバレ》 この作品を見て、ピカソのゲルニカを思い出しました。えらく抽象的だなぁーと思いました。テーマは戦争であり、要するに文明は戦争の火(犠牲)によって発展しているという皮肉を歌い、正しい火の使い方を訴えたかったのだと思うが、映画全体を通して表現が中途半端になってしまっているのが残念でならない。 【青s】さん 6点(2004-11-22 00:30:46) |
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13.私にとってはキセル映画のようでした。素敵な最初と強引な最後をつなぐ管の中は・・?????・・、疑問や眠気を誘う煙がモヤモヤモヤ。観たい観たい、とせがんでたうちの子どもたちも「まだぁ?」、隣席のアベックはイチャイチャし始め、非常ぉ~に長く感じてしまいました。画と音楽は(しつこいほど)とても美しかったので、声優吹き替え版DVD(!)が出れば観たいです(えらいすんません)。場内のお子様観客が「ヨイショ!」と声をかけた階段シーンに+1点。連れてこられて泣き叫んでいたベビーちゃんたちは可哀想だったけど、最近あまりない「満員御礼映画館」の雰囲気を味わえたのは良かったです。混んでる映画、もっと増えればいいよねぇ。 【かーすけ】さん 6点(2004-11-21 20:57:19) |
12.《ネタバレ》 映像美は申し分ない。期待以上の出来である。声優陣も少女時代の倍賞千恵子以外は適役だった。久石譲の音楽も相変わらず期待を裏切らない。技術面だけでいえば10点満点である。だが問題はストーリーにある。全てが結果の羅列でしかなく、そこに至るまでの理由が存在していない。まず連帯感が生まれた理由が不明。ソフィーは魔女によって呪いをかけられ老女にされてしまう。それなのに彼女は魔力を失った魔女を迎え入れる。戸惑いも憎しみも憐れみも描かれずに、いつのまにか仲良くなっていたという結果しか表現されていないのである。少年マルクルとソフィーも同様。マルクルはソフィーを慕うようになるが、なぜそうなったのか、理由が見当たらない。最大の謎はソフィーとハウルの恋愛模様である。ソフィーはなぜハウルを愛したのか?その過程が書かれていないのに、突然彼女はハウルを愛していると叫ぶ。最後、仲睦まじい彼らの姿をみた女王がどういうわけか、仕方がないから戦争をやめましょうなどとのたまう。なんという強引な展開であろうか。推測するに、この映画は原作をかなり端折っているのではないだろうか。個性的なキャラクターは魅力的だが、ストーリーは全く楽しめなかった。声優陣の貢献と技術の高さに2点献上するがこれが限界。宮崎アニメというだけで興行成績はトップを維持すると思われるが、それはただのネームバリューであって作品の質を証明するものではない。宮崎アニメでここまで失望したのは初めてだ。次回作は是非とも名誉挽回に挑んでもらいたい、と願わずにはいられない。 【HARVEST】さん 2点(2004-11-21 19:52:39) |
11.カカシの正体は、何か伏線があるのかと思っていろいろ注意してみていたのにまったく関係がなかったのには「なんじゃそりゃ」って感じでした。 ベネチア映画祭では金獅子賞ではなくオゼッラ賞(技術貢献賞)でしたが、なんとなく分かるような気がします。期待が大きすぎたのかなぁ。 【_| ̄|○】さん 7点(2004-11-21 16:59:03) |
10.木村拓哉のハウルは上手かった。物語が説明不足すぎてわかりにくい。 【アオイ】さん [映画館(字幕)] 3点(2004-11-21 16:40:37) |
9.ハウルのあまりのかっこ良さにうっかりときめいてしまいました。声もばっちり。キムタクじゃなくてちゃんとハウルでした。倍賞さんも私は違和感全然感じなかったです。ただ映画としてはどうかな・・・最後のまとめとか強引だったような。月9の最終回みたいに慌てて収束させた感じです。あと、ハウルはかっこいいんですが、最後までどんなヤツなのか掴みきれませんでした。ソフィも突然若さを奪われたのに大して悩んでいないし。今までの宮崎作品と比べると、何とも中途半端な話でした。 【なみこ】さん [映画館(邦画)] 4点(2004-11-21 00:36:03) |
8.やっぱみんなキムタクの声の話ばっか先行しちゃうんですね、どうしても。それだけで映画としては損してるなぁと思う。それはさておき、見た感想としては、構造として千と千尋の神隠しのまんまかな、と。女の子が不思議な場所へ行って、怪物に変身する美少年に出会って、魔女に困らされて、最後はハッピーエンド、と。これが前作の場合は、「千尋の成長」という流れで物語がくくられてたわけだけど、今回は「ハウルの謎の解明と恋愛」で一応くくってある。だけれども、そのわりには軸がぶれまくってるので、見た後、物語的なカタルシスがあるかといえば、ないわけで。いろいろ詰め込んだせいで、メインテーマが描ききれてなかったように思いました。でも。でもまあそんなこと最近の宮崎アニメにはもうどうでもいいことかもしれない。もう、物語の主軸を通すとかどうでもいいのかも。キャラクター、音楽、小道具、相変わらずすべて一級品です。見てる間、普通に楽しめる。それを素直に受け取って、余計な感動を期待しないのが、いい観方なのかもしれない。やっぱり、次の作品が見たいなぁ、と思わされたもんなぁ。ほんとにたくさんの、最高の素材を使っている映画でした。それゆえにこの作品は、ラストよりも、序盤の「おい、これどうやって収拾するんだよ」と思わされてる時が一番面白かったです。 【コダマ】さん 8点(2004-11-20 23:30:43) |
7.見る前はキムタクが声優かよ~と思ってましたが、割と良かったですね。まぁたまにあ、キムタクが出てきたってとこもありましたが・・・。しかしハウルかっこよすぎですよ。今までの宮崎アニメのキャラで一番の美形だと思います。映画の中身はちょっと期待しすぎました。よくわからない所もあったし。わくわく感が足りんかったかな。 【ぼんてん】さん 7点(2004-11-20 23:28:11) |
6.《ネタバレ》 初期に物語の着地点ってモノを提示するモンなのですよ、多くの映画は。物語が目指すところって何処で、どうやってそこまで導いてゆくか、って。この映画、早々に当初見えていたハズの着地点が消失します(ソフィーが元の姿に戻る、荒地の魔女と対決する)。以降、この映画は一体何処へ向うんだろう?とこちらは途方に暮れるばかり。もちろん、それが提示されない映画だっていっぱいあります。そして、それを行うには人を惹き込むだけの自信に裏打ちされたエピソード、映像の積み重ねを求められます。この映画は果たしてそこを自覚してたのでしょうか? 繰り広げられるのは、安定しているけれどサプライズのない毎度の宮崎節。散漫な人称によって視点は定まらず、結局のところの着地点は納得できず。既存のスタイルからの脱却を目指すのであるならば、まずは自身のスタイルそのものの破壊から始めるべきだったのではないでしょうか? 大ヒットを命題に掲げた映画の限界、とでも言うのかな? 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-11-20 20:27:25) |
5.04年11月20日、息子と一緒に見に行った。木村拓哉が声役ということでずいぶんとたたかれていたが私は木村はうまくやるのではないかと思っていた。実際に見て想像以上にうまくやっていたので驚いた。全く木村拓哉がやっているという感じがしないのだ。ハウルという人物が魅力たっぷりに声を出している。そんな感じを受けたのが正直な感想。途中でこれは本当に木村拓哉なのかと思ったくらいだ。木村はうまい。魅力的な声を出すと改めて思う。前日に見た「もののけ姫」。あらためて思うにアシタカの声は失礼ながら木村の自然な演技力の前にはしらじらしく思えてしまうほどであった。一方、ソフィーの声役の倍賞千恵子も臭さがなくて実に上手だった。荒野の魔女の美輪明宏もさすがで、非常に感じが出ていたと思う。声について今回は全く違和感なく見られたのがこの映画を見て非常に良かったと思う点であった。/さて、この作品はハウルとソフィーのキャラが大変魅力的でそれで見せているという感じの映画だったと思う。ハウルが足長~、カッコイイ、声最高、で千と千尋でのハクどころではない人気が出るのじゃあないかと。特に木村の熱烈な女性ファンはもう心の底から満足したのではないかと思う。/笑えるシーンあり、戦争批判あり、キスシーン有り、魔法いっぱい、いろんな場面いっぱい。小1のうちの息子が面白かった~と大喜び。私も大いに楽しめた映画だった。 【なかがわ】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-11-20 17:24:09) |
4.《ネタバレ》 木村拓哉が声優に挑戦!と大々的に宣伝してたわけですが、見る前は正直、作品を壊すようなことだけはしてくれるなよ、という気持ちが頭を支配してたように思う。 しかし、いざ見てみると悪くない。意外に健闘してました。でもやはり場面場面で彼の顔が頭に浮かんだ。(ってことは安定してなかったって事か?) 問題は主人公だった。第一声を聴いた時、渥美清を思い出し、その後しばらく頭から離れなくて困った困った。演じ分けは出来てるが、声にあまり変化がないので違和感を感じずにはいられない。そもそも1人で18歳と90歳の二役を任せたのがいけなかった。そういう芸当は野沢雅子に任せておけばいい。ハウルよりソフィーにガッカリ。 終盤の展開が少々駆け足で、折角張った伏線が張りっ放しで終わっちゃって、え?と、戸惑った。見終わった後に「あー面白かった!」と口にする人は恐らく少数でしょう。 何はともあれ"動く城"のギミックと、久石譲氏の素晴らしい音楽、大迫力の音響を味わいに行く価値はありますね。 【weber】さん [映画館(字幕)] 2点(2004-11-20 14:26:59) |