34.この映画は私的には、何度も鑑賞するのではなく、一度見た感動、その余韻を心の中で育てていきたい映画だ。なんか、もろく、美しいファンタジー、蜃気楼みたいな映画だ。初めて見た時、これほど泣けた映画はなかった。親父とキャッチボールをした経験のある人は年齢に関係なくグッと来ると思う。加えて野球好きの私にはたまらなかった。世界のあらゆる名野球選手も、みんな親父とのキャッチボールという原点からスタートしているのである。野球を愛する者にとって、キャッチボールとはウォーミングアップではなく、コミュニケーションなのだ。親子のキャッチボールのシーンに、言葉はなくとも私が心を揺り動かされ涙するのは、そこに無音で深遠なコミュニケーションを感じるからだ。また、キャッチボールで映画を終えるというのが、ベースボールがファミリースポーツであるアメリカの良心的な造りに感じて好きだ。 キャッチボールという野球の原点で、この映画の終点を向かえる。実に粋で爽やかな良心を感じる。 【ダブロン】さん 10点(2004-06-10 00:29:13) (良:2票) |
33.《ネタバレ》 故淀川長治先生は「ドリームズ・カム・トゥルーだね」とおっしゃってた。その意味は映画の最後、父親との時代を越えて、世界も越えたキャッチボールに集約されている。親父と17で別れ、ちっとも冒険的な人生を歩まなかった。平凡といえば平凡。親父が死んでも帰らなかった。最後まで親父とは和解できなかった。そんな男がトウモロコシ畑で声を聞く。これはきっと神の声。野球場をつくれという。本気になれば実現することがある。自分を信じてやり通せば叶わぬことなどない。例えそれが死んでしまった者との再会でも。ファンタジーです。実際には起こり得ないことです。でも、この親子の再会に(途中にも昔の選手達のいいエピソードがあります)泣かぬ人はいないでしょう。噂を聞き付けた人達がアメリカ中から車を飛ばして駆け付けてくるラストの光の行列。「夢」を信じたい。「夢」に出会いたい人の多さを見せながら静かに終わります。出来るなら自分もあの行列に加わりたい。そして、あの木のベンチに座って「夢」を観戦したいと思いました。 【映画小僧】さん 10点(2004-03-23 11:49:16) |
32.最初は意味がわかりませんでしたがラスト15分で問題が解決しました。父親が出てきた時には涙が止まりませんでした。野球映画ではなくヒューマン映画ですね。男性なら誰もが持っている父親との「楽しい思い出」を素直に思い出させてくれる素敵な作品でした。「親父の人生はこれからで僕はまだ存在すらしていない」このセリフが頭から離れません。前の人も書いていましたが、年を重ねてから見るとまた違った見方が出来る作品ではないでしょうか。 【ゆきむら】さん 10点(2004-03-15 02:42:49) |
《改行表示》31.この作品を観ると、いつもラスト辺りから涙が溢れてきてしょうがない。この作品のことを思っただけで、涙が浮かんでくる。観れば、必ず、恥ずかしいくらいに溢れて止まらないので、最近ではあんまり、嫁や子供たちと一緒に観ないことにしている。この作品が好きだったおかげで、長い間喧嘩していた親父と、亡くなる半年前に仲直りすることができたのかもしれない。きっと、これを観ていたから。心の奥に、「頑なであってはならない」と思わせる何かが動いたのだと思う。この作品のおかげだ。 きっと。 蛇足ですが、テレンス・マン役のジェームズ・アール・ジョーンズは、ダース・ベイダーの声だ。そう思って見るとまた一興。 【あむ】さん 10点(2004-02-18 09:54:12) (良:1票) |
30.映画を観て初めて号泣した映画のひとつです。女のこには、わからないかもしれない...おやじとキャッチボールをしてヘタッピな自分のボールを何度も何度も取りに行ってくれたあの頃を思い出します。親子で真剣に野球に取り組んだ方は、やはり涙するのではないでしょうか...おもいっきり我慢しましたが、ひとりだったので もういいやと思って.. |
《改行表示》29.《ネタバレ》 この映画についてあれこれコメントするのは野暮だとわかっていながら 皆にわかって欲しくてダラダラと書きます。 まず、コレは野球の映画ではないと思う。。 野球は重要なアイテムにはなっているがひとつの手段でしかない。 これは冒険や奇跡を通じて自分の生き方を見つめ直す映画だ。 昔見たときは単純にいい映画だなあと思ったが、 調度主人公と同年代になってまた見ると少し見方が変わってくる。 主人公は母親が3歳で死に、男手ひとつで育てられる。 但し、思春期になり父親に反抗し、そのまま死に別れる。 36になって「何も冒険せずに年老いていった父親のように成るのが怖い。」 「何かをやるなら今が最後のチャンスだ」 という父への反発心から夢を求めて野球場を作る。 ここでは確執のまま死に別れた父に対する後悔はなく対抗しかない。 野球場は夢を果たせず死んだ人間達の天国となる。 主人公の冒険が奇跡を生み天国を創造したのだ。主人公は 旅を通じて父親に優しくしてやれなかった自分を後悔するが、 最後に野球選手になる夢・希望にあふれる若かりし父 が登場し、自分の挑戦が父の夢を実現していた事を知る。 会わせられなかった自分の家族を紹介し、 思春期に拒否していたキャッチボールをする。 で、死んでしまった若かりし父と交流する。 女性にしてみれば奥さんがあまりにも理解があって 男の身勝手な映画と思うかもしれない。 (「未知との遭遇」でダンナの冒険に奥さんが 呆れて家出するシーンがあるがそれが本音だろう) でもコレは中年男の冒険が奇跡を生み、皆の夢を実現し、 親の夢を実現する映画だという事を理解して欲しい。 幸い私の両親は健在である。出来る限り優しくしてやろうと思う。 この映画を見てあらためてそう思った。 |
28.この映画はね・・・個人的に一番大好きで、宝物の作品です。男の子と父親・・キャッチボール・・野球選手への夢。全てが共感できる作品でした。 幼い頃に両親が離婚し、父親とのキャッチボールが思い出になっている自分にとって、映画の中の『キャッチボール』のシーンは涙なしでは観れません。本当に宝物です、この作品。 【エルビス】さん 10点(2003-10-18 17:02:48) (良:1票) |
27.映画全体に、優しさ感じた想い出があります。泣ける映画は沢山あるけど、こういう感情を抱かせてくれる映画ってあまり出会えていないかも。 【tomomi】さん 10点(2003-10-16 14:41:44) |
26.《ネタバレ》 何回見ても感動!ついにDVDを買ってしまいました。母を亡くして7年。死んだ人ともう一度あえるなら、そこは天国以外のなにものでもない!残念なのはDVDの吹き替え版。あまりにもひどい。これならない方がいい。皆さん字幕で見ましょう。 【MORI】さん 10点(2003-08-06 10:17:48) |
25.雄大な自然の風景も手伝って素直に感動できる、ドクターのエピソードと父とのキャッチボールのシーンが心に染みました。 【映画大好きっ子】さん 10点(2003-07-31 00:51:12) |
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24.《ネタバレ》 やさしく暖かいメロディとともに思い出の父が姿を現す。「そう、彼の人生はこれから」。”If you build it,he will come.”、それは心の奥底で父との和解を求めていたレイ自身の心の声だった。ラストシーン、一球一球確かめるようなキャッチボールで2人は雪解けを迎える・・・涙ぼろぼろでした。ファンタジー色が強いので評価は分かれるでしょうが、自分的には最高でした。ところで、「父さんキャッチボールしない?」「いいとも」で息子と知らぬはずの父の声が上ずったように聞こえたのは気のせいでしょうか?何か「含み」を持たせたような気もします・・・ 【H.S】さん 10点(2003-07-28 22:10:44) (良:1票) |
23.映画館に三度通って観た作品。初回は泣きすぎて外に出られず、トイレに隠れて泣きました。頭でどうこう考えて観る映画じゃないと思う。これは理屈抜きに魂に語りかけてくる作品です。まじで傑作。 【のの】さん 10点(2003-06-29 02:44:26) (良:1票) |
22.いいですねえ。いつも本当に童心に返って観ています。心が軽くなるというかんじ。大泣きするというよりも心が温かくなってしまいました。レイ・リオッタもいい!! 【みんみん】さん 10点(2003-05-14 22:35:01) |
【aaa】さん 10点(2003-04-19 12:31:59) |
20.序盤は退屈な展開ですが、終盤からラストにかけて爽やかな感動に包まれます。大泣きしました。この作品は評価が分かれるのは夢と現実の狭間における各々の価値観の違いでしょう。決して万人受けするとは思えないが、私はシューレスジョーが見える側の人間で良かった。 【斬 鉄剣】さん 10点(2003-02-24 11:59:50) |
19.大袈裟で無く、魂が震えました・・・ところでこの映画、劇場公開が「ニュー・シネマ・パラダイス」とほぼ同時期だったんですよね。で、面白い現象がありまして、当時周囲にアンケート取ったら「どちらか一方では泣けたが、一方では泣けなかった」と言う意見が大半を占めました。どうですか?「現実の中のロマン」を描いた「ニューシネマ~」と「夢物語」を描いた「フィールド」・・・「夢」を身近に感じられる人は、この映画に素直に同調し易いのでしょうね。で、私はこっち派。劇場で号泣出来た映画は、この作品が今の所最後です。 |
【ややや】さん 10点(2003-02-06 17:14:12) |
17.すばらしい作品です。何度みても涙もんです。野球は興味ないですが。私も40過ぎました。思い出の中の親父の歳になって、人の親になって、なぜか心が泣きます。子供の自分と親になった自分、でも、でも、なんていったらいいのかなぁ~ 【Plusone】さん 10点(2003-01-17 23:51:45) |
【老黄忠】さん 10点(2002-12-30 23:12:26) (良:1票) |
15.“野球少年”にはたまらない映画ですね。何歳になっても、父子はキャッチボールをするべきだよ。こんなグラウンドで野球やりたいなぁ。この映画を観て、「理解できない」と言う女性が多いそうだけど、きっと童心を忘れてしまっているに違いない。 【ウルトラアイ】さん 10点(2002-12-10 22:08:16) |