277.今の、なんでもかんでもしつこいくらいに見せないと気が済まない、という感じの映画と違って、余計な説明はスッパリと省略している潔さ。余分なラブロマンスもセンチメンタリズムも排除して、ひたすら脱走に精出す男達のおかしくも悲しい物語は、今見てもちっとも古さを感じさせませんでした(プリントはかなり退色してるし、なんだかボヤけ気味でしたけど)。ブロンソン、ヒゲがないと岩石顔ね。そうそう、私が中学生の頃はこの映画のマーチと、『戦場にかける橋』のクワイ河マーチと、『史上最大の作戦』のマーチ、どれがどの映画の曲だ?ってフツーにみんなで話題にできてたりしましたが、今の中学生はさすがにどの曲もピンと来ないでしょうねぇ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-06-17 00:56:27) |
《改行表示》276.わかりやすいということがいかに楽しいか、ということを剛速球で体現する。 高尚であろうとする映画もアリだと思うし、面白いもの。 それでも映画というものは大量に売られる基本2時間の動画であることを考えると、絵画や彫刻とか、それ自体芸術として成立するものとはちょっと違う。 そこに対する挑戦心のようなものが芸術的な映画が生み出される原動力になっている要因の一つだと思う。 でも、芸術家として評価されようという動機ばかりが強く、芸術としても映画としてもそれほどうまく機能していない映画も多い。 そういう作品ばかり見て、自分まで高尚になった気でいられる時間よりも、大脱走をみていつまでもおもしろさの余韻に浸っていられる時間の方が遙かに建設的だし、何よりも長い。 もういつみたか覚えていないほど昔にみたのに、シーン一つ一つがすぐ思い出せる。 その記憶がまた楽しい。 こういう剛速球型の映画を観ると、いかに映画が楽しい媒体なのかがよくわかる。 【黒猫クック】さん [地上波(字幕)] 9点(2009-05-01 13:53:20) (良:1票) |
《改行表示》275.《ネタバレ》 今作は私に映画の面白さを教えてくれた最初の映画です。小学生の頃に『ゴールデン洋画劇場』枠で前編、後編と二週に分けて放送したのを観ました。まず素晴らしいのは第二次世界大戦の知識が無い小学生でも存分にその面白さが堪能できる事です。 ただ単に『敵に捕まった主人公側が捕虜になり、敵の目を盗んでトンネル掘って、脱走して追われる』だけの理解で十分です。それぞれの脱走プロフェッシナルが奇抜なアイディアを提供し、時にはユーモアに溢れ、敵の監視をしながらの命懸けのトンネル堀のサスペンスにハラハラしました。そしてあの心躍る印象的な音楽達の力も大きく、最後まで『大脱走』の世界へ入り込みやすくしています。私はこの映画にすっかりハマってしまい1週間に1度観る習慣が出来てしまい吹替えのセリフはほぼ覚えました。DVDとビデオ合わせると7本所有になってしまう始末です。そして大人になると第二次大戦の背景を知り、それぞれのキャラクターの一つ一つのセリフの重みにも気が付き、子供の頃は知る事が出来なかった一面が見えて、さらに味わい深くなっています。そして今になっても時折、あの世界に触れたくて観てしまいます。観る度に悲惨な結果に終わった脱走が戻ってきたスティーヴ・マックインの満面の笑顔で『ただいま』と言った瞬間の解放感は何度観ても、思い出してもグッと来てしまうのです。 【まりん】さん [DVD(吹替)] 10点(2009-04-30 23:22:44) (良:1票) |
274.《ネタバレ》 いままであいまいには観てたのですが、今回はっきりまじめに(?)観ました。まずテーマ曲 あ、この曲なんだ~ いままで幾度となく聞いた曲はこの映画だったんですねー。全体的に観て 本来ならかなり暗い雰囲気なはずなのに妙ーに明るくないですか?おまけにかーなーり監視体制がゆるいんじゃないのかな~って思ってしまいました。まあ、事実にもとづいているのでしょうがないけど、悲しい結末であったのはいたしかたないんでしょうね しっかしマックイーンのバイクシーンはスゴイですね、草の上走るのってかーなーり難しいんですよ(メチャメチャ滑る)でもってジャンプまでしてる(!) イヤー スティーブ・マックィーンカッコよかったデス 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-04-19 21:42:25) |
273.《ネタバレ》 各キャラクターの設定が徐々に活かされてゆく展開で、3時間近くを一気に魅せてくれる一本。臨機応変な対応ができ、かつ運に恵まれた一握りの者が自由を手にするという結末が、なかなか興味深かった。あとは、前半のナチスの包囲体制にもう少し迫力があればなぁ… 【j-hitch】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-04-18 21:56:35) |
《改行表示》272.子供の頃から何度も見てますが、いつ見ても何度見ても面白い、映画史に残る名作だと思います。一応ジャンルとしては戦争映画?なんでしょうけど、「脱走はエンターテイメント」的な香りが全編をとおして流れてるので、捕虜収容所の暗さや陰湿さなんて全くなくて、アドベンチャーアクション的な作品に仕上がってるのが素晴らしいです(^O^) キャストも豪華だし、最後までドキドキハラハラ楽しめる傑作ですね! 最近見てないからまた見たくなってきたぞ(笑) 【鉄仮面】さん [地上波(吹替)] 9点(2009-02-03 11:06:16) |
271.曲を聴いて、これかぁと思いました。軽快すぎて所々浮いているような…。というより全編にわたってやけに軽い感じでした。捕虜ってこんなにゆるく過ごせないでしょう。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-01-20 20:20:36) |
270.《ネタバレ》 小学生の頃、とある友人と「好きな映画」について話していた時に、彼が挙げていたのがこの映画。ストーリーをアツく語ってくれていたのだが、なにせ小学生の話なのでさっぱり要領を得ず、彼の話で唯一理解できたのは、バイクで逃げた奴が柵にひっかかったことぐらい(笑)。ちなみに私はその時、『カサンドラ・クロス』について語ったような気がするが、彼も殆ど理解できなかっただろうね、いひひ。でまあ、後日、ゴールデン洋画劇場か何かで初めて観たわけですが。うーむ、ヤツに一本とられたぜ、というのがその時に感想。それまでは「先が読めない」「意外な展開」みたいな映画こそが面白いと思っていたのに、ハテ、この『大脱走』の面白さたるや。ひたすらこの“脱走”というただ一点に映画は焦点を絞り、着々とその準備作業が描かれ続ける。そのドキドキ感、ワクワク感もさることながら、その過程で捕虜たちの個性がしっかり描かれ、いざ脱走!となるや、どこまでも物語が広がっていく爽快感につながっていきます。当時としては、友人にオモシロさを教わったってのもシャクなもんで、そのことについてはその後あまり触れないようにしてましたが、結局は順調にワタシのお気に入りの一本になったわけです。何度も観たくなるのは、やっぱりこの映画の明るさ、楽しさのせいでしょうかね。収容所の描写も、何だか、ドイツ軍側が先生で、捕虜が田舎の不良学生みたいな、おおらかな雰囲気。ただ「逃げる」という、ゲーム性。収容所、トンネルの描写ばかりの前半から、後半は、汽車、ボート、飛行機、自転車、バイク、何でもありの大逃走劇。最後は悲劇が待っているとは言え、やっぱり飄々としたマックィーンの姿にニヤリとさせられてしまうと、何ともいえぬ充実感が感じられます。ところでそういえば、あの友人、その後どうしているだろうか。やや現実から“逃避する”傾向があったけどナ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-01-11 18:40:45) (良:2票)(笑:3票) |
269.この映画の明るさは一体・・。冷静に考えると本当に暗い話だと思うんだけど見終えた後爽快な気分になった。これからがんばるぞという気分になった。不思議。長いけどだれることなく見ることができた。色々ツボな部分が本当に多かったので10点! 【Shiori】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-01-10 17:37:06) |
268.作り方によっては救いようのない映画になっていただろうに、この映画からは虜囚の絶望感のようなものは殆ど感じられませんでした。しかし監視体制はいくらなんでも甘すぎるような。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-01 23:03:51) |
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267.今までに何度見ただろう。そしてこれからも何度も見るだろう。もうセリフまで覚えているほど見ている。それなのに何度見てもやっぱり楽しい。オープニングでエルマー・バーンスタインのテーマ曲が始まる瞬間からわくわくする。これぞ不朽の名作! 【とらや】さん [地上波(吹替)] 10点(2008-11-22 21:30:51) (良:1票) |
266.《ネタバレ》 何度見てもまた見たくなるし、TVの映画チャンネルで上映されているのを途中から見つけたりすると、分かっていても続きを見てしまう、そんな佳作だと思います。文句のつけどころがない、と言いたいところなのですが、1つだけ。冒頭部で捕虜収容所側のスゴ腕?ぶりがいくつか出されるものの、以後そうしたシーンがないのは、捕虜側にとってちょっと都合がよすぎるかな、と。トンネルが一つ見つかってしまうのも、偶然からだし。もう少し収容所側との知的な対決があれば、盛り上がりも違ったかと思うのですが…。その分だけマイナス1点としました。 【J-coffee】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-11-22 11:58:13) (良:1票) |
265.脱走を計画したみんなが一丸となる様がワクワクする。一匹狼のマックイーンがカッコ良すぎる。お互いに仲間の安否を気遣いつつ、命をなげうってでも自由を求める姿に感動。 【おまいつ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-10-29 18:08:23) |
264.収容所がゆるゆるなので脱走っていっても緊張感が半減してしまうし、長いので途中かなりだれてしまう。最初の聞き覚えのある音楽でテンションがかなり上がって期待していただけに残念。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-29 22:54:02) |
263.《ネタバレ》 E・バーンスタインのテーマ曲から始まる、これはまさに「大人の鬼ごっこ」映画。「絶対脱出不可能な~」という刑務所か!?とも言いたくなるのもわかるが、そんな事をも吹っ飛ばしてくれる痛快・爽快・楽しさに溢れている。もちろん俳優達の豪華さもさることながら、映画としての魅力の一つである印象的なショット=例えば飛行機から抜け出たプレザンスが見つめる国境近くの風景若しくはコバーンが入っていくスペインの山のショット、ビッグXチームが銃殺される処など監督スタージェスがうまくやっている事も忘れてはならない。まあTVで映画館でソフトで何回観たことか。それでも全く飽きないのはこの映画が多分大人になってしまった映画ファンにとっての「童心回帰」、「わくわく感」を高揚させられるからでしょう。吹き替え版も素晴らしい。マックィーン=宮部昭夫、ガーナー=家弓家正、ブロンソン=大塚周夫、コバーン=小林清志。ああうっとり。願わくばスクリーンで吹き替え版、観てぇ~!(私が好きなのは「運が良かった」だけで脱走に成功したコバーン=セジウィック。マックィーンのオートバイ・ガーナー+プレザンスの飛行機に比べ自転車とは!) 【Nbu2】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-25 12:27:55) (良:1票) |
《改行表示》262.しょうがないのかもしれないですが、やはり3時間は長い。そして登場人物がやたら多い割に紹介がおおざっぱなのでダレがダレなのか全然わからなくなってしまったため、 後半、気持ちがあまり盛り上がりませんでした。内容は悲劇なのに音楽や雰囲気が明るいため陰鬱にならないのは良いですね。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-05-29 16:55:57) |
261.《ネタバレ》 ゆるゆるとした時間の流れと軽快な音楽のおかげで、実際には緊迫した舞台のはずの収容所が脱力感たっぷりの舞台に早変わり。バイクで草原を疾走するシーンは抜群の爽快感。嫌いじゃないけど名作として語り継がれる程の映画かどうかはちょっと疑問。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-05-24 11:24:54) |
《改行表示》260.《ネタバレ》 某古着雑誌で、マックイーンの話・写真が何度も何度も使われており、特に大脱走について非常によく触れていたので気になって借りました。脱走って、収容所から逃げた後が大変なんだなぁとつくづく実感。 マックイーンのキャラに救われたラストだった。 【みーちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-05-02 02:01:35) |
【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-03-18 18:58:38) |
《改行表示》258.何回観てもわくわくさせられる映画。 結末がわかっていても毎回手に汗握ってしまう。 少し上映時間が長いにせよ、まさに不朽の名作!!! 【ナラタージュ】さん [地上波(吹替)] 9点(2008-03-17 16:25:29) |