激動の昭和史 沖縄決戦のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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激動の昭和史 沖縄決戦

[ゲキドウノショウワシオキナワケッセン]
1971年上映時間:149分
平均点:7.00 / 10(Review 17人) (点数分布表示)
アクションドラマ戦争もの歴史もの
新規登録(2007-01-10)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2023-07-18)【イニシャルK】さん
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監督岡本喜八
助監督河崎義祐
山下賢章
川北紘一(特殊技術)
キャスト小林桂樹(男優)牛島中将
仲代達矢(男優)八原高級参謀
丹波哲郎(男優)長参謀長
天本英世(男優)野田校長
池部良(男優)太田少将
浜村純(男優)泉知事
加山雄三(男優)比喜主任軍医
田中邦衛(男優)比喜三平
井川比佐志(男優)伊藤大尉
寺田農(男優)吉田中尉
地井武男(男優)小倉曹長
藤原釜足(男優)亀甲墓の爺さん
橋爪功(男優)益永大尉
藤岡重慶(男優)真田少将
岸田森(男優)目軍医大佐
高橋悦史(男優)加賀中佐
大谷直子(女優)抵抗する若い女
酒井和歌子(女優)渡嘉敷良子
大空真弓(女優)上原婦長
長谷川弘(男優)坂口次級副官
阿知波信介(男優)外間曹長
北竜二(男優)川辺参謀次長
東野英治郎(男優)梅津参謀総長
大木正司(男優)中村曹長
山内明(男優)宮崎中将
神山繁(男優)島田知事
鈴木瑞穂(男優)中島参謀
東野孝彦(男優)広森中尉
佐原健二(男優)王代勢教諭
滝田裕介(男優)仲宗根教諭
今福正雄(男優)照屋校長
草川直也(男優)輸送指揮官の少尉
当銀長太郎(男優)諏訪部大尉
小川安三(男優)小森伍長
石山健二郎(男優)安藤大将
草野大悟(男優)奥山大尉
新田昌玄(男優)天野少将
江角英明(男優)連隊区司令部将校
三井弘次(男優)八原参謀に怒鳴る老人
佐田豊(男優)亀甲墓の父
田中浩(男優)
堺左千夫(男優)水を売る男
広瀬正一(男優)
山本廉(男優)大森軍曹
樋浦勉(男優)神山島斬込隊西岡少尉
木村博人(男優)
香川良介(男優)うなされる老人
佐々木孝丸(男優)宇垣長官
中谷一郎(男優)上野参謀長
睦五郎(男優)薬丸情報参謀
荒木保夫(男優)作戦課員
船戸順(男優)作戦課員
中真千子(女優)孤児の女の子の母親
橋本功(男優)益永大尉
鈴木和夫(男優)脳症の兵
川津祐介(男優)神航空参謀
玉川伊佐男(男優)釜井航空参謀
大前亘(男優)海岸の歩哨
南風洋子(女優)島田知事夫人
池田勝(男優)
園田裕久(男優)師範の配属将校
岡本喜八(男優)
富永美沙子(女優)
加藤茂雄(男優)
原田力(男優)伊東大隊の下士官
沖田駿一郎(男優)仲真二等兵(クレジット「沖田駿一」)
中山豊(男優)吉崎上等兵
久野征四郎(男優)
千葉一郎(男優)
榊田敬二(男優)
吉頂寺晃(男優)
薩摩剣八郎(男優)(クレジット「中山剣吾」)
小林清志ナレーター
脚本新藤兼人
音楽佐藤勝
撮影村井博
木村大作(撮影助手)
製作藤本真澄
古賀祥一(製作担当者)
配給東宝
特撮中野昭慶(特殊技術)
富岡素敬(特殊技術 撮影)
美術村木与四郎
編集黒岩義民
録音渡会伸
東宝録音センター(整音)
照明佐藤幸次郎
その他東京現像所(現像)
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8.沖縄現地で米軍の上陸を阻止するために作戦を練る上級軍人、作戦を実行する下っ端軍人、大本営、現地の政治家、疎開する児童、学徒動員された学生、野戦病院に動員された婦女子、様々な人を巻き込んだ沖縄決戦を、日本側視点のみにフォーカスしつつ、俯瞰的にとらえる大群像劇として、今見ても、日本映画にしてはあまりチープさを感じさせない臨場感、切迫感で、描いています。感傷的な演出などはほとんどないまま、淡々と描写されるので、ややもするとドライな印象を持つのですが、その中にも、ところどころにユーモアがちりばめられ、作り手による人間に対する慈しみに包まれた作品だと思いました。押しつけがましさを感じさせない懐の深い作品です。視聴にあたっては、前述のとおり、淡々と事が進んでいくので、史実を知らないと、なかなか心に残らないと思われます。途中良くわからないことがあったら、躊躇なく再生を止めて、史実を調べながら見るのもありかと思いました。というか、私はそういう見方をすることで、より興味を持って作品を堪能することができました。川津祐介がイケメン。
camusonさん [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-10 17:59:59)(良:1票)
7.《ネタバレ》 昭和の沖縄返還を前にして製作されただけあって、制作陣やキャスト等、相当な力を入れて制作された感がある。
あの沖縄戦とは何だったのか、そこでどんなことが起こっていたのかを、残存する資料をもとに真実に迫ろうとする制作陣の意欲が見て取れる。
大本営と第32軍司令部との思惑のずれや、参謀たちの葛藤、軍人と民間人の関係性、絶望的な戦況を前に迷走する戦争末期の沖縄を迫真の演技で再現しているところは秀逸。

その一方で、50年近く経った今となれば、(やむを得ないことではあるが)やはり撮影技術の限界がどうしても目についてしまう。
火薬を多用した戦場描写は迫力はあるものの、当時の特撮ヒーローものでもよく見られたレベルだし、特に爆発音や銃声は当時の円谷特撮(怪獣映画)のそれと同様で、どうしても子供だましに聞こえてしまう。
その他、唐突なシーン切り替え(※)や前時代的な音楽も相まって、現在の映画を見慣れた目には稚拙な印象が最後まで拭えなかった。
(※編集作業の中で相当なシーンをカットしたことが見て取れる)
近年、アメリカ側の視点で沖縄戦を描いた作品として「ハクソー・リッジ」があるが、戦争描写のレベルは天地雲泥の違いがある。

とは言え、戦後20年ほどしか経っていない当時だからこそ描ける空気感というものはある。沖縄で犠牲になった人々の様々な思いは十分伝わってきた。
特に民間人の集団自決の際、死に損なった者同士でとどめを差し合うシーン等は、他の戦争映画の追従を許さない衝撃があり、胸が痛んだ。

二度とこのような愚行を繰り返さないためにも、そして今なお、国土の僅か1%に満たない土地に、在日米軍基地の7割をかかえるという不条理に苦しむ沖縄を考える上でも、本作のような作品は観ておく必要があると感じた。
田吾作さん [インターネット(邦画)] 7点(2020-02-12 10:34:10)(良:1票)
6.《ネタバレ》 岡本喜八と新藤兼人の組み合わせというのはこれ一本だけですが、『日本のいちばん長い日』『肉弾』を撮った監督と『原爆の子』の脚本を書いて監督した人の組み合わせですから、そりゃあ壮絶な映画になりますよ。戦後の日本映画としても太平洋戦争における一つのキャンペーンをじっくり描いた映画はそれまでなかったので(よく考えればその後も存在しません)、貴重です。 これだけ大掛かりなテーマであるにもかかわらず特撮のパートは必要最小限に抑えられており、そこは岡本喜八の好みが優先していたのかもしれません。そのために「敵船多数で海面が見えません!」と日本兵に叫ばせるだけの米軍上陸シーンは“昭和の日本映画のショボいシーン”の一つとして揶揄されたりしていますが、その分実際の火薬を大量に使った陸戦シーンは“爆発の中野”の異名を持つ特技監督・中野昭慶の本領発揮といえます。ストーリーも第三十二軍をメインとした大本営の陸軍高官から名もなき庶民まで網羅した大群像劇になっていて、これを手際よく見せる岡本の手腕が光ります。その中心となる牛島軍司令官・長参謀長・八原高級参謀の三人はそれぞれ絶妙なキャスティングで、その実際の記録に残る言動を新藤は巧みに脚本化しているのはさすがです。中でも長参謀長を演じる丹波哲郎が「お母さん、痛いよお」と寝言を言ってうなされるシーンがありますが、これは実際に司令部関係者の言に基づいているそうです。これは幼少期に母親に折檻された夢だったそうですが、若いころにクーデター計画に参画したり南京戦で中国兵捕虜を見て「さっさと殺っちまえ」と放言したりしていた人とは思えない意外な一面です。 休憩をはさんでの後半はもう涙を流さずには観ていられない辛い映像の連続です。そしてラストまでの約三十分はもうスプラッター映画の様相になってきます。この映画では血の色が、よく見受けられるオレンジっぽいペンキのような血ではなくて、リアルな赤にこだわっているところが凄惨さを増す効果を上げています。私はこの映画で初めていわゆる「血の海」というものを観て、子供心に強烈な衝撃を受けました。 前半の空襲で孤児になった女の子が戦場を一人でさまよい歩き、死体が散乱する海岸に無傷でたどり着くラストには新藤兼人脚本の真骨頂があったと思います。しかしこの後二か月も経たずに終戦とは、なんと無情なことでしょうか。
S&Sさん [映画館(邦画)] 7点(2019-06-26 00:10:43)(良:1票)
5.《ネタバレ》 数多くの娯楽映画を撮っている岡本喜八監督による戦争映画、沖縄の歴史を知る上で観て損の無い大作です。いや、正しくは観るべき映画と言うべきかもしれない。戦争に娯楽など無い。良いも悪いもない。丹波哲郎と仲代達矢のやり取り、会話は人間の愚かさを象徴している。それはこの映画の中で描かれている目を覆いたくなる残酷なシーンばかりで、米軍が殺そうとしているわけでもないのに次から次へと自決を図って死んでいく女学生、米軍からの攻撃から逃れて来た老人を追い返した挙げ句にスパイ扱いして狙撃して殺す行為、いずれも愚かな人間の行為である。戦争は人間を狂気へと変えてしまう恐ろしさ、沖縄も沖縄人も同じ日本、同じ日本人なのにまるで別として扱う人々の愚かしさ、岡本喜八監督による喜劇の作品を沢山、撮ってきた監督ならではの狂気、人間の醜い部分を余すところなく描いている凄まじい作品です。何度も言う様に繰り返し観て楽しむ映画ではない。しかし、沖縄の歴史を知る上で同じ日本人である以上、一度は観るべき映画だ。
青観さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-02-13 18:18:27)(良:1票)
4.《ネタバレ》 後半になると、ただひたすらに死に行く人達が映され続ける。辛い。辛すぎる。
集団自決で生き残った人同士がどどめをさしあう描写にゾッとした。
すべからさん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-16 18:19:24)
3.兵士だけでなく多くの民間人の死亡、多くの屍の散乱、さらには自決死を望む女学生たちの姿など、見ていて楽しめるはずがない。映画イコール娯楽とは真逆に位置する作品 沖縄決戦 国内戦時録。監督:岡本喜八。出来栄えがどうのこうの、リアルさがどうのこうのと、ああだこうだと述べる事は可能なんだが、そんなこと馬鹿げたことだと思ってしまえる 良いも悪いもナイ エンターテイメントではないのだから。出来ればもう二度と目にはしたくない でも観るべきだ。知っておくべき沖縄史。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-03-27 21:40:04)(良:1票)
2.《ネタバレ》 新藤兼人監督の脚本を岡本喜八監督が映画化した沖縄戦が題材の戦争映画。このコンビはミスマッチなのではと見る前は心配だったが、思っていたよりずっと良かった。題材が題材なだけに展開はとても悲惨で目をそむけたくなるような死の描写の連続だが、反戦を高らかにうたうのではなく、逆にこうすることで観客に訴えかけるのは喜八監督らしい。しかし、良かったと思う反面少しダラダラしている印象もあり、途中でちょっとだけ中だるみを感じてしまったのが残念だった。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-08-25 17:56:06)
1.《ネタバレ》 アメリカ施政下26年目での映画化。いわゆる沖縄返還前年の映画である。現在に至るも何ら変わらない沖縄軽視への怒りと鬱屈は如何程だったことか。
一方の映画界は斜陽化の真っ只中だ。その中での精細なリサーチ、過酷なアクションを撮る新藤兼人・岡本喜八の
苦労は並大抵ではなかったはずである。

非沖縄的な風土・キャスト・言語に対する批判は容易いが、それはやはり酷だろう。

為政者側に特化した『日本のいちばん長い日』に対する反動でもあろう、軍部(参謀本部、32軍)・沖縄県民の双方を巨視的に描く
「叙事詩的リアリズム」(山根貞男)は、今度は米国兵士側を表象の対象から外した。
その視座は、日本軍の民間人軽視の描写を甘くもしていよう。

しかし、壕を出ろという軍人に抗議する大谷直子、軍人を弱虫と詰る女学生達の痛烈な叫びはカメラに正対して発せられている。
それは、画面を見る我々日本人たちへの痛罵という事に相違ない。

『ドイツ零年』のごとき、幼い子供たちの表情。そこには「主題におけるリアリズムとは全く異なったスタイルにおけるリアリズム」がある。
ユーカラさん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-14 12:53:44)
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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5317.65%
6211.76%
7847.06%
8211.76%
900.00%
10211.76%

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