《改行表示》162.《ネタバレ》 久しぶりに良い映画を見せてもらいました。暖かみがあり、感動的な氣持ちです。 いや、内容は誤認逮捕で刑務所送りになった男が、非人道的な扱いを受け、またそれを見せられた19年間の顛末なんです。 そんな題材の映画のどこが良くて暖かいかというとこの映画、終始鑑賞者の心に語り続けているんです。ゆっくり、穏やかに。 刑務所が舞台とくれば当然イジメも、事故に偽装したリンチ殺人もあるんですが、それらさえ不思議なほど自然に鑑賞者の心に入ってくる。でもこの映画は観る側に強制しないんですよ。恐怖も嫌悪感も、それに感動も。描いているものが現実から遊離していない、誰にでも起こるかも知れない出来事だからか。それにおそらく、登場人物みんなが自分の役割を理解してたり悟ったりした様子が描かれているからか。 暴力や爆発で恐怖を、願望や祈りで涙を、登場人物の絶叫でそれら両方を観客に強要してくる映画が乱発する昨今で、昔ながらの味の良さを嚙み締めさせてもらいました。主人公の教養と潔白さが親友を作り、知識と忍耐が権力を笠に着た卑劣な奴らを奈落に叩き落す逆転劇は痛快でした。残された囚人たちと一緒に私も喝采しました(笑)。極上の救済も待っているし。 モーガンフリーマンさんは【良き理解者】の役が多いのが頷ける名優ぶりです。 【役者の魂】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-01-23 21:07:27) |
《改行表示》161.《ネタバレ》 かなり前に一度観ましたが、会社で勧められ改めて観賞。 そこまでに至る伏線は、???的な部分はあったにせよ、ラストは葛藤の末生きることを選んだモーガン・フリーマン演じるレッドに少しウルウル。 自分がこの映画を勧められた理由をよく考えてみましたが、キーワードは「希望とリーダーシップ」なのかなと。 無実の罪で投獄され劣悪な環境に置かれながらも、そこで状況を変えるべく自ら様々なことに取り組み、周りに希望を与えて味方に付けていく行動力、望むものを手に入れるために必要なしたたかさ、そういうものを学べということだったのかなと解釈しました。 それにしても主演の二人は深みのある渋い演技で惚れ惚れします。 見直して良かったです。 【きーやん】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-01-06 04:16:03) |
《改行表示》160.良い意味で裏切られ、驚きの結末。 途中までは単なる「良い人」の人生なのかな、と思いきや・・・ 多くの方々が高得点をつけるのもうなずける。 【チェブ大王】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-01-01 17:15:06) |
《改行表示》159.《ネタバレ》 観終わった後、素直に感動した。 アンディと、レッドの友情に、7点。ストーリー展開に、8点。 結局、冤罪かどうかは不明だが、レッドが、最後に【希望】を持って、アンディのところに 向かうシーンが良かった。 久しぶりに、気持ちがスカッとなれる映画、観ました。 【G&G】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-11-08 17:41:56) |
158.《ネタバレ》 アンディーの希望への熱き想い、レッドの語りが非常に良い。冤罪であるが、刑務所を脱走するというのは少々無理がある。観終わってからあーいいもん観たなーと思える作品。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-05-29 21:48:34) |
157.《ネタバレ》 ガラの悪い高校に転校してきたおとなしい優等生のよう。おとなしいんだけれどバンカラ気質があって、友情にも厚いため、徐々に人望を集めていく。人目を忍びながらもコツコツと勉強することにも怠らず、見事難関大学を突破する。いまさら監獄を学校に見立てるのに躊躇はありますが、ワタシはそんな物語だった思います。もしかしたらコイツ、ホントにやってんじゃね、というミスリードがなかったため、初見時ほどの静かな驚きはなかったですが、それでもやっぱりいい映画です。高校にこんなヤツいたなって風情のティム・ロビンスがいいです。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-12-05 19:00:09) |
156.アンディよりもレッドやブルックスに感情移入した。何十年も監獄に囚われる終身刑とはどういう刑なのか。老人になってから出獄し、慣れない社会で戸惑いの中で生きていくとはどういうことか、よく描かれていたと思う。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-02 10:38:06) |
《改行表示》155.何度も観たけどやっと点数入れます。 一言、「希望」を持つっていいよね。音楽を刑務所に流すシーンはホント好きだ。 余談だがプリズンブレイクを観た後にこういう脱獄系の映画観るとスリル無さ過ぎに感じてしまう自分に残念。 |
《改行表示》154.スティーブン・キングは好きで、原作も出てすぐ読んで面白かった記憶はある。ただし短編か中編かというぐらいの長さだったので映画化でこれだけ長めに作ったのは意外だった。映画もかなり面白かった。 その後この映画が凄い高い評価を受け続けていたのは知っていたが、逆に敬遠して...今回20年振りぐらいで観た。 映画として素晴らしい出来だが、それは全て最後の瞬間に集約されている。そこまでの流れもなかなか良いが、おそらくそこまでなら他にも同レベルのものはあるだろう。 これだけ不条理の状況を描いてきて、最後に開放される爽快感がいい。物語が表現している以上の深い意味を見出すことはなかなか難しいが、名作ではある。 【simple】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-07-13 15:13:45) |
《改行表示》153.《ネタバレ》 最初からスーパーマンであるアンディの快進撃に、刑務所ものでありながら爽快感を味わえるエンターテイメント性の高い作品です。 モーガン・フリーマン演じるレッドの評判が良いようですが、私はレッドの視点を通して描かれるアンディの人柄に魅力を感じます。言ってしまえばこれはきっと贖罪の物語なんでしょう。アンディがレッドに「妻を死なせたのは自分だ」と告白するシーンがあります。ノートン所長とハドリー主任にトミーを殺された直後です。レッドに告白したのは、公明正大なレッドに自分の罪を許して欲しかったからでしょう。そしてレッドの言葉が、きっとアンディに脱獄という選択肢、そして新しい人生を生きる後押しをさせたんじゃないでしょうか。 もしノートン所長がアンディにとって公平で中立な立場の人物であったなら、レッドの役割はノートンになっていたのかもしれません。再審請求をし、司法の力で自分の無実を証明すれば、妻殺しの犯人の再捜査が始まります。アンディにとってはそれが、妻のための罪滅ぼしになると考えていたのではないでしょうか。 ところが、ノートン所長もハドリーも、結局は私利私欲のことしか考えない卑小な人物でした。刑務所内での安全を確保し、やりがいのある仕事を与えてくれて、アンディに協力的だった二人ですが、結局はアンディの信頼を簡単に裏切ります。二人にとって、いや刑務所にとってアンディは「便利な囚人」以外の何者でもなく、道具に過ぎなかったのです。 ただアンディは二人を心底信じていたわけではありません。しっかり保険もかけていたのです。それが書類上でのみ存在する架空の人物であり、ノートン所長に作らせた口座であり、脱獄用の穴だったのです。それらを使うことになったのは結果論にすぎません。もしノートン所長達がアンディのために立ちあがるのであれば、私にとってこれはヒューマンドラマとして最高の作品になったかもしれません。 ですがストーリーは、かけていた保険を使うように展開していきます。散りばめられた伏線を一瞬で回収するラストは最高に面白いのです。やはりこの作品は、『娯楽作品』として一級品なのでしょう。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-01-13 13:47:55) |
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152.《ネタバレ》 この映画が名作になったのは、主人公が二人いたからだと思います。この映画、確かに話はとても面白いんですが、万人受けするためにはアンディがちょっとばかしスーパーマン過ぎるんですよね。大体この手の話で面白い展開というのは「主人公がある特異な状況にポーンと放り込まれ、自分一人の力の限界を痛感させられる。だがまもなく頼もしい仲間との出会いがあり、彼らから何らかの力を授かることによって主人公の状況が好転し、また精神的にも成長していき…」というものが多かったりします。実際この映画も例外ではなく、劣悪な環境下で仲間との出会いがあるというところまでは割りとスタンダードなストーリー展開で進んでいくんですが、ここから先が主人公が影響を受ける側ではなく与える側に回ってしまうんですね。このままでは主人公の心の成長が描きにくい。でもその欠点をもう一人の主人公のレッドがカバーしてくれるんですね。もしレッドがいなかったらこの映画は「どんな状況でも決してめげない強い男が見事脱獄に成功しました。ハイ、めでたし、めでたし」というだけの大味な映画になっていた可能性もあったと思います。でもアンディが脱獄した後でもそこで話を終わりにせずに、さらに続けて「俺は生きる方を選ぶぞ」というレッドの人間的成長を見せてくれたお陰でラストシーンであれだけの感動を生み出すことが出来たんだと思います。そしてもちろん一番の見せ場である脱獄のシーンも爽快感いっぱいです。やはり人間の心理として「ああ、もうダメか、ここまでか~!」という状況から一気にスッポ~ンと抜け出していくワープイベント的なものはとても気持ちの良いもののようです。そういえば、この映画同様に「世界的にはそれほどでもないが日本ではとてつもなく人気がある」というバック・トゥ・ザ・フューチャーのクライマックスシーンも同じ心理効果によるものですよね。ひょっとしてこれは日本人の感性に合ったイベントということなんでしょうか?ま、ともかくこの映画、かなり良く出来てますが、刑務所長をはじめとする何人かの心理描写が若干甘いかなと思えたので8点です。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 8点(2013-08-20 21:28:44) |
151.《ネタバレ》 みなさんおっしゃる通りラストの解放感・爽快感は丁寧な脚本にあるのでしょう、もはやベタな『好きな映画』ですけどそれも納得の出来です。 【ろにまさ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-09 10:22:48) |
《改行表示》150.《ネタバレ》 普段あんまり抱かない部分の感情が揺さぶられた。 ヒューマンドラマのつもりで見ていたので、そういう展開になる?と、すっかり騙された。 色んな世代の人に見て欲しいけど、唯一ちょっとだけホモセクシャル的な表現の部分があるので子供には薦めにくい。 モーガン・フリーマンが出てると、映画の格というか質がちょっと上がる感じがしますね。渋い。 暗い刑務所での映像が続く中で、最後の青が眩しいぐらい生えて良かったです。 【Luckyo】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-05 19:18:15) |
149.幼いころ読んだ「ドラえもん」で、一番インパクトがあったのが(←好きな話というわけではない)「のび太無人島に行く」というお話でした。例によって例のごとく、親と喧嘩したのび太がタケコプターで家出をし、無人島にたどり着くという話。一向に救助は来ず、たった1ページでなんと30年も経過してしまい、髭もじゃのオヤジになったのび太は「あれから30年たった・・・パパやママやドラえもんは、どうしているかなあ・・・。このまま年老いて死んでいくのか・・・」とおいおい泣くんです。この話を読んで以来、自分はもう無邪気に「ドラえもん」の世界に入り込めなくなってしまったんですよ。何か起こっても、あ、のび太は一回大人に成長した少年なんだよな、じゃあ自分で何でも解決できんじゃない?ってつい思ってしまって。たかがマンガの中の話じゃないかと言われればそれまでなんですが(笑)不思議な事に、この映画を一番最初に観た時、何の脈絡もなく真っ先に自分の脳裏に浮かんできたのが、なぜかこの「のび太無人島へ行く」の話なんです。どうしてなんですかね?天国の藤子不二雄先生。(追記)気になって調べてみたらこの話、のび太が無人島にいた期間は10年だったようです・・・。人間の記憶力なんていい加減なものですねぇ・・・。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-12-18 11:40:39) |
《改行表示》148.《ネタバレ》 数ある映画の中で最も評価が高いと思われる「ショーシャンクの空に」を、私は旧スタイル時代のこのサイトで知った。DVDを探し求め鑑賞し、その人気の高さに納得しながらも、私の中では決して満点の評価とは言えなかった。 まず思ったのは、米国は毎年一万人前後の人達が銃による殺人で命を失う銃社会であること、日本よりはるかに高い冤罪率を引き起こす陪審員制度であること、刑務所が外部から中が見えにくい閉鎖社会であること、この3つの大きな要素がなければ「ショーシャンクの空に」という映画は存在しなかったのではなかろうかということである。 次に、この映画のテーマは何であるのかわからなかったこと。私は映画のテーマが何であるかは普通は仰々しく考えたりはしない。しかしこういう重みのある映画であれば、自然にそれを考えてしまう。ある人は「決して希望を忘れないことだ」と言う。たしかにアンディは20年近くも穴を掘り続け脱獄に成功した。私もそれには大いに感動をした。しかし素人ながらに思ったのは、なぜそこで映画は終わらず、その後も続くのかということ。そうであれば、それよりもっと大きなテーマがあるのではなかろうかと・・・。 別の人は「キリストによる贖罪だ」とも言う。原題のRedemptionにはそのような意味があるとのこと、しかしどうもキリスト教は私の苦手とするところである。 また、テーマに関連してこの映画の主役は誰かということ。映画で見る限ティム・ロビンスと思えるが、アカデミー賞でもゴールデン・グローブ賞でも、候補に挙がったのはモーガン・フリーマン、ティム・ロビンスの名前はまったくない。しかもそのモーガン・フリーマンも賞は外しているし、作品賞も「フォレスト・ガンプ/一期一会」に取られている。 細かいことで納得がいかないのは、脱獄したとき穴をふさいだポスターはどうやって貼ったのかということ、あり得ないと思った。 アンディが得たお金は不正によるものかということも昔は大変気になった。騙し取ったという抵抗感もあったが、それは何度も見た後、刑務所内で働いた報酬なのだと勝手に位置づけた。 名画であり、名画面、心に残る言葉も多いこの映画、このサイトでの満点の評価は半数近い。しかし、私は数々の疑問を超えることができなければ、いつまで経っても満点にはならない。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-03 06:14:50) (良:1票) |
147.頑張っていれば報われるとか、勧善懲悪とか日本人受けするエキスが詰まったような映画だと思います。ただ、刑務所って温いなって思わせるような印象を映画全体から受けるのが少しマイナス。レッドが渋くてカッコよかった。 【ny】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-27 00:41:12) |
146.面白かったです。でも、あまりに評価が高くてちょっと期待しすぎたせいでしょうか、それほどの大傑作とまでは思いませんでした。長い時を追って描かれていますが、主人公のメイクが悪いのか、加齢を感じられませんでした。それと少し長すぎて、もたついている感じもします。それで2点減点。 【にゃーこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-10 23:41:02) (良:1票) |
145.後味は最高!素敵な展開。人生の教訓系な映画。好きです。しかし・・・長い!!長すぎて中だるみ。キング原作作品ではウダウダ進行は有りがちなんだが、もう少し簡略化しても良いのでは。でも人に薦める作品です。 【movie海馬】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-06-08 16:10:17) |
144.これも『世界名画劇場』以来ですね。非常によくできたシナリオで、感心しました。とてもうまくまとまっています。ただ、無難にまとまりすぎて、これというところがない。のどごしのいいそうめんのようにおいしいけれど、もう少し引っかかるところがあった方が、強く印象に残ったのではないかと思います。傑作ですが、名作とは思えない、といったところでしょうか。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-06-03 21:09:57) |
143.話の展開は非常に面白かった。が、個人的には少しストーリーが間延びしている感があった。もう少しテンポよく進行すればなお良いと思う。 【zack】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-03 10:15:12) |