雲の上団五郎一座のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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雲の上団五郎一座

[クモノウエダンゴロウイチザ]
1962年上映時間:84分
平均点:6.00 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1962-04-15)
コメディシリーズもの戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2009-05-28)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2024-04-14)【S&S】さん
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監督青柳信雄
キャストフランキー堺(男優)酒井英吉
水谷良重(女優)万はるみ
榎本健一(男優)雲の上団五郎
三木のり平(男優)仁木のり蔵
八波むと志(男優)輪八太蔵
由利徹(男優)矢利通
南利明(男優)三上俊夫
佐山俊二(男優)須山新二
花菱アチャコ(男優)万善五郎(クレジット「アチャコ」)
茶川一郎(男優)小島
清川虹子(女優)女房おしま
藤木悠(男優)親分辰五郎
高島忠夫(男優)柳川社長
内田朝雄(男優)広田課長
藤田まこと(男優)医者
北川町子(女優)妾お柳
沢村いき雄(男優)松本菊之丞
森川信(男優)村井武雄
筑波久子(女優)浅山道子
原作菊田一夫「雲の上団五郎一座」
脚本長瀬喜伴
音楽松井八郎
作曲ジョルジュ・ビゼー歌劇「カルメン」
撮影鈴木斌〔撮影〕
製作杉原貞雄
宝塚映画
配給東宝
美術北猛夫
録音中川浩一
照明西川鶴三
その他IMAGICA(現像)
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6.《ネタバレ》 いやはや錚々たる面子、昭和の喜劇役者が勢ぞろいしていて壮観でした。エノケンが座長のドサ回り劇団が、四国の公演に赴く船上で東京から流れてきた(一応)インテリの演出家と出会いタッグを組み、彼の吹っ飛んだ演出のおかげで大入り満員、ついには大阪の興行会社の眼に留まり大阪でも大成功をおさめるというサクセスストーリー、言ってしまえば他愛もないお話しです。菊田一夫が大ヒットさせた舞台の映画化だそうで、21世紀になってからもジャニーズ(おっと放送禁止用語でした)WESTがアレンジして上演しています。はっきり言ってストーリーなんてどうでも良しで、喜劇役者たちのパフォーマンスを愛でる映画でしょう。やっぱフランキー堺は凄くて、彼のパロディ『勧進帳』での弁慶は必見です。そして見逃してはいけないのは三木のり平の芸のキレっぷりで、八波むと志とのコンビで演じる『切られ与三』は抱腹絶倒でした。いやはや、この人はほんとに凄い役者だったんですね。あと花菱アチャコ、あの中気の芸は現代では炎上必至のヤバさがありますが、これが上手いんだよなあ。一座の団長役のエノケンの出番が少なく意外と大人しかったのはちょっと残念だったかな。このストーリーは続編も撮られたりTVドラマ化されたりしたそうで、埋もれてしまうのは惜しいエンターテインメントだと思います。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-04-12 23:12:21)
5.《ネタバレ》 花菱アチャコのチュウキの演技。
これは不謹慎ながら、物凄く良かった。
周りは何を言ってるか分からないが、妻役の清川虹子だけは言ってる事が分かるから、横で通訳をする。
花菱アチャコの片手は終始、震えている。
途中で花菱アチャコが泣き出す。
それを見た清川虹子が、「おやまあ、この人ったら泣いてるわよ、泣きチュウキだよ」とおっしゃる。
いや、もう参りました!
この不謹慎な芸は、現代においては絶対にNGなわけで、これまた貴重な芸を見た思いである。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-09 17:32:38)
4.名のある喜劇役者が多数出演しているあまり印象に残らないコメディ映画でした。
ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-08-14 21:13:10)
3.《ネタバレ》 これはすごいなぁ。一時代を画した(であろう)喜劇俳優が大挙出演し、名人芸を披露してくれます。それだけでも一見の価値はあるでしょう。特におかしかったのはフランキー堺の「勧進帳」と、三木のり平の「切られ与三」ですが、それ以外の演目も楽しい。最後の「カルメン」だけは派手派手しく幕を閉じるために用意したのでしょうが、お笑い芸という点ではやや物足りなかった。本作では団五郎一座の舞台の合間に物語が進むような案配で、お話はあまり重要視されていないようです。そのためか序盤のドタバタはいまいち面白くなかったのが残念。あと、フランキー堺は最初口からでまかせを言っているのかと思いましたが(なにしろフランキー堺だから)、どうやら本物だったようですね。
このメンツでの芸が見られるという歴史価値を加えれば満点でしょうが、そういう評価をするわけにもいかないので、この点数。時間は短いですが十分見ごたえがありました。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-06-08 20:41:21)
2.みんな楽しそうなのはいいんですが、ただ単にわいわい楽しいだけで最後まで突っ切られても・・・。ただ、横から出てきてああだこうだ喋るだけで場を全部巻き込んでしまうフランキー堺の天性のセンスは、やはり見るべきものがありました。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-10-09 00:38:38)
1.戦後喜劇史の本によく出てくる三木のり平の「切られ与三」は、現在この映画でしか見られないらしい。その記録としてだけでも重要な映画となった。で、もちろん三木のり平はいいのだが、のり平の笑いを引き出す八波むと志(こうもり安)のキレの良さにうなった。脇でじれったがって悶える八波のツッコミが素晴らしい。初期の渥美清にもあった凶暴さを秘めた魅力。のり平と八波の芸質の違いが見事に噛み合って、掛け合いの笑いとはこうでなければならない、という見本のような出来だった。あと佐山俊二も懐かしかった。田舎から出てきて都会で戸惑ってるおとっつぁんというような、オドオドした笑い、この種の笑いを受け継いでいる人はいないのではないか。というより喜劇人という人種が表舞台から消えてしまっているんだな。由利徹はあまり出番がなく勿体なかったが、西部劇のならず者タイガーがまあまあ。これらベテランに対してフランキー堺も頑張ってはいたけど(弁慶でデタラメ言う、旅の衣はスズカケの~、がスズカケの小径になったり)、やはり長年舞台で鍛えた喜劇人の粘度と比べると、サラサラして感じられる。切られ与三とドドンパ・カルメンでは落差ありありだった。舞台上で十分に練り上げられた時間の蓄積の違いもあろう。劇中の一座の芝居のあまりのひどさに、小屋主のアチャコがヨイヨイになってしまう。「笑わせようとしてないのに客を笑わせてしまう笑い」を、芸達者な人々が見せるから芸のある笑いになるのであって、現在はこれがそのまま通っちゃってるからなあ。とにかく喜劇人俳優名鑑のような映画で、エノケンからフランキーまでの豪華な顔が一堂に揃って見られるだけでも、お得な作品です。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-05-31 12:11:13)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4233.33%
500.00%
6116.67%
7233.33%
8116.67%
900.00%
1000.00%

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