阿部一族(1938)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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阿部一族(1938)

[アベイチゾク]
1938年上映時間:115分
平均点:5.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(1938-03-01)
ドラマ時代劇モノクロ映画歴史もの小説の映画化
新規登録(2004-05-10)【彦馬】さん
タイトル情報更新(2019-09-02)【イニシャルK】さん
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監督熊谷久虎
演出加藤泰(演出助手)(クレジット「加藤泰通」)
安達伸生(演出助手)
キャスト河原崎長十郎(四代目)(男優)柄本又十郎
中村翫右衛門(男優)弥五兵衛
山岸しづ江(女優)登枝
堤真佐子(女優)お咲
原ひさ子(女優)一太夫の妻
市川莚司(男優)多助
伊藤智子(女優)長十郎の母
市川笑太郎(男優)阿部弥一右衛門
榊田敬二(男優)家老
伊東薫(男優)長十郎の弟
河野秋武(男優)林外記(名義「山崎進蔵」)
原作森鴎外「阿部一族」
脚本安達伸生
音楽深井史郎
撮影鈴木博
配給東宝
美術北猛夫(装置)
平川透徹(装置助手)
録音神谷正和(録音助手)
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【クチコミ・感想】

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3.セリフの半分は判然としない。
特有の言葉のせいもあるが、とにかく音声が割れている。
聴きづらくて仕方なかった。

お馴染みの河原崎長十郎と中村翫右衛門コンビは、本作では不発。
山中貞雄作品のような存在感は感じられなかった。
にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 2点(2009-12-18 23:42:36)
2.これは原作の謎でもあるのだけど、何を否定し何を肯定してるのかが、簡単には割り切れない話だ。たしかに侍の世界の馬鹿馬鹿しさは描かれているが、その馬鹿馬鹿しさをより高い目で肯定しているようにもとれる。冒頭の淡々と日常の中で殉死していく者たち、腹の据わった者たちと見つつ、やはり気味悪い。悲壮な討ち死にをあっぱれと思い、また愚かだと思う。女たちの涙を批判とも見られるし、浄化とも見られる。我々日本人には、けっきょく自分たちが肯定したがってるのか否定したがってるのかよく分からない情動があり、どうもそれがせめぎ合うところが好き、という困った趣味があるようなのだ。義理と人情、とか。映画の中の言葉で言えば「情は情、義は義」。そこらへんがボヤけたまま、この国は数年後に阿部一族のように全世界に対して立て籠もったわけだ。監督は戦時中右翼団体を主宰していたくらいの人で、おそらく肯定的に彼らを見ていたのだろう。武家屋敷の美しさの見事さなど、精神性を託されているよう。縁側を渡りに見立てて、先代が自死の場へ飄然と謡いつつゆき、滅びの前に翫右衛門がそれを繰り返す。死のために親類一同が法事か何かのように集まってくる、あの気分の延長に一億玉砕の思想が生まれてくるんだなあ。そういった美しくも危ない気分が正直に表現されている映画です。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-06-11 12:08:21)
1.森鴎外原作の“武士たるもの”を描いた作品です。かなり手間隙とお金をかけているのでは、、、とうかがえます。カメラは縦の構図やフォーカス送り、深度の浅い銃口や井戸をはさんで2人が対峙するシーンなど見所たっぷり。セットも燃え崩れる屋敷などたいしたもんで、編集も丁寧です。どうしても台詞が聞き取りづらいのは仕方ないですね。内容は、阿部一族を真ん中にどかーんと据えて、多助と竹内数馬なる人物を脇に置き、武士の潔さを描きます。追腹うんぬんは少し時代背景を知ってから見たほうがいいです。息子の殉死の申し出に嬉々とする母親や白装束の晴れやかな老侍が白のまぶしい階段を登って行くシーンなど、どこまでもカラッとしており、逆に痛々しさを感じました。それはラストの滅び行く一族が煙に包まれていく白のまぶしさでもそうです。殿様の「すがすがしい朝じゃの」という台詞が輪をかけています。「犬死一番」と焼け跡に一人たたずむ女の姿が私には救いでした、、、。
彦馬さん 8点(2004-05-10 20:24:42)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
2133.33%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7133.33%
8133.33%
900.00%
1000.00%

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