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The Grey Heronさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2684
性別 女性
年齢 61歳
自己紹介 映画は生きる糧のひとつであり、心の拠り所のひとつ。

さらに、
笑わされ、叱咤され、癒され、
映画は掛け替えのない友でもあります。

当サイトに於いて21年目を迎えさせていただきました。
管理人様のご尽力、作品とレビュー多くの出会いに只々感謝です。

今後ともお付き合いの程、宜しくお願い致します。



                                    

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1.  嵐の孤児 《ネタバレ》 
気がついたら2時間30分が経っていました。まさに釘付け。リリアン・ギッシュを筆頭にキャスト全員が凄い存在感。 アンリエットの恋人を演ずる水も滴るいい男がジョセフ・シルドクラウトだったのがビックリでリリアン・ギッシュとのキスシーンはお宝映像。 フランス革命時のパリを舞台とした物語は監督がロシア革命を意識したのだろうかと思える貴族の横暴と民衆の狂乱ぶりが丹念に描かれています。姉妹に降りかかる「これでもかっ」という薄幸ぶりに地団駄踏む思いで、ラストミニッツレスキューと分かっていても「早く!!」硬直状態。10点か9点か迷った挙げ句、メデタシ度がちょっとばかり過ぎるかなと感じたところに-0.01点。 大正10年製作傑作無声映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2023-07-30 01:48:07)
2.  明日は来らず 《ネタバレ》 
初見。この歳では鑑賞時のコンディションに左右されてしまうかと。橋田壽賀子作品を上品にしっとりと謳い上げている作品。 母親が長男に「二人だけの秘密よ」決心を告げるシーンに大泣き。親として力を尽くしてきたつもりでも不甲斐なさを悔いると共に子供には幸せになって欲しい、せめて、その足枷にはなるまい。いや、もう、堪らない。最後のデートシーンでのバンド指揮者の心遣いは監督の持ち味がでています。長男としての立ち位置心情を垣間見せるトーマス・ミッチェルは持ち味の癖の強さを封印していても魅せてくれる名優ぶり。夫婦再会の日は必ず来る、来なくてどうする、確信するエンディング。名作。
[DVD(字幕)] 9点(2021-09-05 14:57:26)
3.  雨に唄えば
嘗てはいきなり歌い出すのに拒否反応が起きるミュージカル作品ですが、情熱が迸るジェームズ・キャグニー、妖艶なジョージ・ラフト、そして二人を併せ持つフレッド・アステアに接し嵌っています。本作でのジーン・ケリーは踊るジャッキー・チェンとも言えるアクロバティックさで身体能力の凄さに目を見張りますが、先の三人から受ける胸の高鳴りは感じられません。しかしながら、雨中の Singin' in the Rain は、土砂降りの中ずぶ濡れになっても 濡れて行こうや! 陽気に行こうや! の心意気に心震えた名場面で「これを見ずして死ぬなかれ」サイレントからトーキー移行期の大きな時代の変化に適応出来るか否かをコミカルに表したストーリーもしっかりしており(ジャズ・シンガーは鑑賞済。部分トーキーで、ある意味驚きました)、ジーン・ヘイゲンの憎まれ役に拍手喝采。シド・チャリシーの脚線美に見惚れるものの、冗長だったブロードウェイ・ミュージカルに-0.1点。
[インターネット(字幕)] 9点(2020-12-06 10:29:20)(良:1票)
4.  アイリッシュマン
シネマート心斎橋へ喜び勇んで出かけました。物語は戦後米国裏社会ギャングものとしてあるある話であります。 パチーノ>ペシ>デニーロ>>>>カイテル。 ホッファを演ずるパチーノはお下品で退く事を知らない唯我独尊振りで、「パチーノと言えばスピーチ、スピーチと言えばパチーノ」面目躍如のシーンには「アル様素敵!!!!」叫びたい衝動に。いやぁ、こういうお姿を拝めただけでも鑑賞の値打ちがあります。 ブファリーノを演ずるペシは往年の狂犬の如き切れ味は無い静かな面持ちながら、絶対服従を強いる凄味は物凄い存在感。 二人の板挟みに身悶えるシーランを演ずるデニーロは流石の名演だけど、何かが物足りない歯痒さがありました。 ハーヴェイ・カイテルの影の薄さが残念なところ。 無法の限りを尽くしたギャングが心身ともに老い衰えて孤独のうちに廃れ行く姿がうら悲しい。 VFXで若返ったお顔を観ながら、70代レジェンドの面々は100まで現役を続ける事が可能である事に嬉しくなっちゃいました。
[映画館(字幕)] 9点(2019-11-24 22:16:21)
5.  或る夜の出来事
「卒業」を思わせる結婚式シーンが絶品で父親の変貌ぶりは胸熱でした。二人の心模様が実に見応えがありましたが、ピーターのあまりの上から目線の物言いに-0.1点。元祖ラブコメ、オスカー主要五部門制覇も納得の至高の傑作。
[DVD(字幕)] 9点(2017-12-18 13:58:26)(良:1票)
6.  愛と喝采の日々
特筆すべきはアン・バンクロフトの美しさで一目惚れ分+1点。エマとディーディーのエミリアを巡る確執に、スターになった者となれなかった者、母親になった者となれなかった者が、それぞれ自分で選んで歩いてきた道を振り返り後悔と嫉妬で身悶える虚しさを見せられます。バレエのレッスンシーンや舞台シーンの格調高さと肉体美の極みに惚れ惚れしました。
[DVD(字幕)] 9点(2017-08-31 16:17:34)(良:1票)
7.  あなただけ今晩は
生真面目で気弱で野暮ったい、情けなさ溢れるネスターに失笑の連続です。しかし、物語が進むにつれ、軽蔑が憧れに変わりました。イルマに惚れる姿の中に見える、内に秘めた一途な想いの振りかざし方に男らしさを感じるのです。私の憧れの男性の一人で、イルマが羨ましくて仕方ありません。胡散臭さの中にも優しさの滲み出るマスターも物語に不可欠の存在でネスターとのコンビは絶妙です。爆笑の連続の中にホロリとさせられる大好きな作品です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2003-11-22 00:29:33)
8.  アンナとシャム王
アイリーン・ダン、ゲイル・ソンダーガード、リンダ・ダーネル・リー・J・コップの名演もさることながら、傲慢な中に見え隠れする孤独に負けまいとする王としての矜持を見せたレックス・ハリソンの一挙手一投足に見惚れました。男と女の友情を貫いた重厚な物語で、リメイク版より断然こちらであります。
[インターネット(字幕)] 8点(2023-01-21 03:30:34)
9.  愛する時と死する時 《ネタバレ》 
ダグラス・サーク監督作品と言うことで鑑賞。独ソ戦でのドイツ兵。休暇帰郷での幼なじみとのロマンス模様が丹念に描かれています。ジョン・ギャビンの線の細さが物足りませんが、リゼロッテ・プルファーの透明感ある存在が特筆もの。弾けるような笑顔が明日への希望を抱かせるのですが、邦題を思うと悲しい結末が浮かびます。 戦場での命の儚さを痛感するラストショットに消沈。意外だった戦争ものですが、監督が東部戦線で亡くなったご子息に捧げた作品なのだと思うと切ないです。 クレジットのクラウス・キンスキーをまだかまだかと待ち続け、待ってましたの登場シーン。ゲシュタポ中尉にしては大人しいもののギロリとした目力は流石の怪優ぶり。 見応えある秀作でした。
[DVD(字幕)] 8点(2022-07-06 02:13:17)(良:1票)
10.  愛憎の曲 《ネタバレ》 
クロード・レインズ、ベティ・デイヴィス、ポール・ヘンリード共演。作曲家・大指揮者・大富豪・美食家と彼の教え子であり愛人であるピアニストと彼女の昔の恋人で戦争で行方不明になったチェリストの三角関係大愛憎劇。誇り高く粋で気品に満ち満ちた体面を保ちながらこれ以上は無いと言える底意地悪さで二人に憎悪をぶつけるレインズ。単に情けない男も彼が演ずると肩入れしてしまうのは贔屓目なのでしょう。レストランオーダーシーンを始めとして流石のデイヴィスも呑まれています。  素っ頓狂で恐縮ですが、 昭和56年暮れのザ・シーク vs タイガー・ジェットシン一騎打ちが浮かびました。入場シーンからワクワクし、シンがあっという間に大流血させられ、初めて見た必死な形相で反撃し最後は勝利を収めるも、始終押されっぱなしで感じた格下感が信じられなかった記憶が残っています。  こんな二人の間に入ったポール・ヘンリードが負けじと熱演していますが、空回り感が強い浅い人物像で、レインズ完敗の結末も併せて残念なところです。しかしながら、同じく3人共演の「情熱の航路」での毒にも薬にもならないキャラとは違い、毒々しさが見応えたっぷりで、デトロイトの帝王ならぬ元祖無冠の帝王クロード・レインズの貫禄に魅入った秀作です。
[DVD(字幕)] 8点(2021-06-10 01:11:22)
11.  愛情物語(1956)
実在人物エディ・デューチンの物語。脚色が加えられているにしてもドラマとして見応えがありました。希望と絶望に遊ばれるような人生でもその魂は永遠に生きる事を思わされるラストショットはまさに愛情物語。本作の2年後の早逝が惜しまれるタイロン・パワーの名演が沁み入る名作です。
[DVD(字幕)] 8点(2021-05-06 00:23:05)
12.   《ネタバレ》 
雨降の光景に美しさを感じる私にとっては雨が人の心を狂わせるとは思えなかった。 娼婦に対する宣教師の言動は、魂の救済という名の洗脳であり、独善さは「ターミネーターT-1000」のように人の心を絶対に分かり得ない姿で、怒りを通り越して空恐ろしさを味わう事に。そのような彼が欲情を露わにするシーンでのウォルター・ヒューストンの役者魂炸裂の演技に息を呑む。部屋での出来事を一切見せない演出からの結末に唸らせられる。娼婦の策略だとするのは考え過ぎだろうか。余韻の深い作品。
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-21 16:20:46)
13.  明日に別れの接吻を 《ネタバレ》 
冒頭裁判シーンで被告席に居ない事でその末路が分かるジェームズ・キャグニーは残忍さに加えてしたたかで狡猾な小悪党を持ち味全開で魅せてくれます。溜めに溜めてから果てる妖怪みたいな表情は余人には出せない名人芸。(ムックリ起き上がってくるのではないかとハラハラしました) 手堅い演技の脇役の面々皆を霞ませてしまうキャグニーの「小さな巨人」ぶりを改めて思い知らされる一品。
[DVD(字幕)] 8点(2019-09-07 19:24:51)
14.  嵐の三色旗 《ネタバレ》 
原作未読。乱世の中で、私の中の永遠のヒーローである岩清水弘による「君のためなら死ねる」を体現したロナルド・コールマン(今作では髭無し)の抑えた演技の中に溢れる切なさに身悶え。祭り会場の如き熱気に包まれた処刑場に「自由・平等・博愛」が聞いて呆れるフランス革命の黒歴史を初めて知る事となりました。迫力満点の映像による見応え十二分の秀作。
[DVD(字幕)] 8点(2019-07-28 19:23:12)
15.  暗黒街(1927)
序盤はブルの馬鹿みたいな俺様キャラと、ブルの右腕としての活躍が描かれないロールス・ロイスにギャング映画らしさを感じられず、サイレントなのでこんなものかと眺めていました。途中から三角関係のメロドラマとして盛り上がってゆき、「人生を凝縮した数時間」に於けるブルは前言撤回の一匹狼に相応しい姿で痺れました。エドワード・G・ロビンソン、ジェームズ・キャグニーを始めとする多くのスターが活躍するギャング映画の先駆けとなった作品に敬意を表しての8点。
[DVD(字幕)] 8点(2019-04-18 01:53:59)
16.  哀愁の花びら 《ネタバレ》 
陳腐であったのは邦題のみで現実味を感じさせられたショウビズ界舞台裏での愛憎劇は見応え十分なもの。ジュディ・ガーランドが思い浮かんだニーリー・オハラを演じたパティ・デュークの熱演が素晴らしく、お目当てだったスーザン・ヘイワードとの掴み合いは圧巻。母や夫を思い遣る人格者であっても才能無く容姿が売りのジェニファーを演じたシャロン・テートも酷評には値せず服毒シーンがやるせない。アンを演じたバーバラ・パーキンスは主役であってもインパクトに欠けた点が残念。三者三様の生き様を表したようなディオンヌ・ワーウィックの主題歌はほろ苦く余韻が深い。職人ぶりを感じたマーク・ロブソン監督の秀作。
[DVD(字幕)] 8点(2018-07-07 21:56:57)
17.  暗黒街の顔役(1932)
パチーノのトニー・モンタナを少し上品で無邪気にしたポール・ムニのトニー・カモンテ。最期はパチーノにまったく及ばないものの、脇役の面々は本作が上回り、トータルでは本作がリメイクを上回る。world is yours が感慨深い。
[DVD(字幕)] 8点(2018-02-07 01:13:06)
18.  甘い抱擁 《ネタバレ》 
傍若無人且つ下品な初老のジョージと幼児性が抜けない若いアリスの主従関係に辟易する。二人に割って入る中年のクロフトが絶妙の存在感。絵に描いた堅物クロフトのアリスを見る眼差しに抱いた予感が的中する終盤のアリスとの長回しのキスシーンの溢れる官能美に痺れる。まさに圧巻。硬派アルドリッチ監督が描くレズビアンに仰天。ジョージは二人を惨殺しないものの、アリスの過去を晒す残忍さを見せる。職を奪われ愛人アリスを寝取られたジョージの断末魔の「モ~」が自業自得の憐れを誘う。ベリル・リード、スザンナ・ヨーク、 コーラル・ブラウンに喝采。
[DVD(字幕)] 8点(2018-01-21 12:33:54)
19.  あの日の指輪を待つきみへ
「貞女二夫にまみえず」が思い浮かぶ。50年の歳月を経て尚皆を縛っている指輪の約束。その指輪をもたらしたのがエレノアの孫というところに因縁を感じる。「私の母を好きだったの?」と問われたジャックが「それだけは聞かないでくれ」と慟哭するのに、この人も胸の奥底に思いを封じ込めて生きてきた事に気づかされる。50年経って明らかになったテディの遺言「これからは自由に生きろ」が切ない。ラストショットに、これからは娘も愛してあげてほしいと思わされた。名優達の共演に感じ入る作品。
[DVD(字幕)] 8点(2017-08-13 12:42:04)
20.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
自己暗示がタイムスリップの方法というのは、人を愛するのは一途な思いを振りかざすことを思い起こさせてくれます。映像と音楽の効果もあいまってクリストファー・リーブとジェーン・シーモアは神々しいまでの美しさでした。敵役のクリストファー・プラマーは二人の前にはさすがに霞んでいましたが、しっかりと二人を引き立てていました。結末は悲しいですね。彼には彼女のように長く生きてもらいたかった。珠玉の逸品。酔わされました。
[DVD(字幕)] 8点(2017-06-26 00:07:43)(良:1票)
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