1. インベージョン
追い詰められる美人には見応えはあるんだが、ボンドとは思えぬちょっとダサめなダニエル・クレイグがプルシェンコみたいで気になった。 [地上波(吹替)] 5点(2023-06-07 16:59:37) |
2. インナースペース
良くも悪くも80年代テイストではあるが、それなりに楽しめる。デニス・クエイドもメグ・ライアンも若くてこんな時代があったのかと思うと感慨深い。野田秀樹と斉藤慶子の吹替は最初違和感があったが、段々慣れてくる。 [地上波(吹替)] 6点(2023-04-23 00:49:41) |
3. イングリッシュ・ペイシェント
善良に生きたカップルには未来があり、不倫カップルは自業自得で地獄に落ちるという因果応報的な対比にはなっているが、その陰でマジメに生きている何の罪もない人々が不倫カップルによる影響を受けて不幸になっていったという点が蔑ろに描かれいるように思える。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2023-04-06 12:53:52) |
4. イーグル・アイ
《ネタバレ》 オペレーション・ギロチンの発動をAIやらせたくないなら、始めからプログラムするなよってことと、いくら双子だからと言って生体認証が通過するってどんだけセキュリティーが甘いんだよという2点が最大のツッコミどころではあるんだが、緊張の連続と憲法に基づく政治絡みのAIの暴走という全体的な世界観は興味深いものがあり、結構楽しめる。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2023-02-08 12:48:02) |
5. 陰謀のスプレマシー
中盤まではよかったが、後半失速。娘の存在は最初邪魔にも思えたが、これはこれでよかったのかと。オルガ・キュリレンコ目当で見たのだが、あまり活躍することもなくゾンザイな扱いをされてしまって残念。 [地上波(吹替)] 5点(2022-12-03 15:51:04) |
6. イーグル・ジャンプ
予定調和なほのぼのコメディで少々の感動もあり作品としてはよくまとまっている。山際淳司に『たった一人のオリンピック』という小説があるが、それを思い起こさせる内容。大人になってからイチから五輪を目指すという事がどういう事なのか、『クールランニング』とは違って「先進国」の代表として「笑い者」になる事への葛藤と挑戦?等がわかる。その後IOCは主人公の活躍?を面白く思わなかったのか参加ルールを厳しくして五輪に出場させないようにしたようだが、そういう「闇の部分」も本作では垣間見える。 [地上波(字幕)] 6点(2022-02-17 10:47:46) |
7. イコライザー2
《ネタバレ》 2の方が面白い。街の解決人から話が大きくなり深みも増しているし、相手もタダのヤクザから元同僚へとパワーアップしているので緊迫感も増している。「善も悪もない、敵も味方もない、罪も美徳も無い。あるのは運不運だけ」という台詞が印象的。価値観を相対化すればそういう事にならざるを得ないが、この相対主義にどう抗うかがある意味「人生とはなにか?」そのものであり、それを主人公が体現していると言えなくも無い。尚、作中に出てくる『世界と僕のあいだに』は面白そうなので読んでみようかと。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-09-18 11:49:51) |
8. イコライザー
現実的には「正義」なんてない。そういった正義無き世の中のファンタジーかな。表と裏の顔にもっとギャップがあってもいいような気もするが。主人公が強すぎて危機感が薄いのが難点。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-09-18 11:03:59) |
9. E.T.
この映画は子供向けなのか?大人向けなのか?子供の頃劇場で見て、学生の頃にTVで見て、大人になって衛星で(アニバーサリー版)見て、この度17年ぶりに再見。子供や学生時代は正直面白いとか感動した印象はあまりない。こんなの子供向けの幼稚な映画じゃん!という大人ぶったイキがった気持ちがあったのかもしれない。 大人になって見ると、子供目線と大人目線の両方で見る事が出来て、大人への不信感を理解できる大人という見方が出来るようになる。子供の純粋性というのは子供には理解できないし、純粋性を失った大人になって初めて理解できるものなのかもしれない。(ちなみに、子供の残酷性は残酷性を持った大人になって理解できるのかもしれない) そして更に年を取って見ると、大人目線の比重がより高くなる。大人と言っても多種多様で、子供に銃を向けてもいいと思う大人も居れば、子供は常に守るべき存在であると思う大人も居れば、子供の心を持ち続けている大人も居いるという事がわかってくる。たぶんスピルバーグもこの辺の逡巡があって、アニバーサリー版を製作したのだろう。他方、冷めた見方をすればストーリーはたいしたことないし、映像と音楽の一体化したパワーで引っ張っているだけとも言えなくもないが、映画を総合芸術と位置づけるのであれば、それはそれでいいのかもしれない。 今後さらに年を取って見る事があるのかもしれない。その時はどういう印象を持つのだろうか?映画は見る年齢や時代状況によって見方や解釈は変わる。子供の頃にこの映画に出会って、自身の成長と共に解釈を変えつつ一本の映画を見続ける事ができるというのはたぶん幸せな事なんだろう。だから「ここ何年間で最高の作品」とか「1年で一番の映画」といった評価は難しいように思える。そういう意味では稀有な作品であると言えるのかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-31 01:43:12)(良:1票) |
10. 依頼人(1994)
少年がちょっとバカで無茶するし、それに大人が振り回されるし、法廷モノにはなってないし、展開にも少々疑問もあるし、色々とイライラするんだが、掴みは上手いしリズム・テンポはいいのでダレル事はない。「法とは何か?」という問いも垣間見えるのだが、もうちょっと突っ込んで欲しかった気も。とはいえ、単なるサスペンス系娯楽作品として見ればそれなりに楽しめるのではないのかと。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-07-30 11:31:05) |
11. いちご白書
《ネタバレ》 「みんな時の回転木馬の捕らわれ人 戻れない過去を人は振り返るだけ 回って回って終わりのないゲーム」という印象的な主題歌から始まり、てっきり回想物かと思ったのだが違っていた。ノンポリ学生が異性目当てで運動に参加するというのはよくある話だし、普通はここから泥沼化しているのだが、特に追い込まれるわけでもなく、盛り上がるわけでもなくあっさり警官突入で終了してしまった。日本には安保闘争や安田講堂事件という物語があり、何度も映画・ドラマやドキュメンタリーで見ているので、それと比較してしまうとなんとも味気ない。 この手の話は若気の至りと言ってしまえばそれまでなんだが、かと言って納得いかない事に対して声をあげずに泣き寝入りする事は結果的に自分を傷つける事になるので、権力に対する闘争心は大人になっても持ち続けるべきである。もちろん戦略性や勝算を計算した上での話だが。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2017-01-20 11:53:39) |
12. 1941
期待していなかったがその通りだった。いろいろ理屈を捏ねれば評価も可能なんでしょうけど、スピルバーグだからという前提なわけで、そうじゃなければ見向きもされないでしょう。三船が子供映画とバカにしてオファーを蹴った『スターウォーズ』のヒットを悔やんで、引き受けた作品がコレだったという話をどこかで聞いたか、読んだような気がする。という意味で人生とは選択やらタイミングやらで大きく変わるものであるという事を思い起こさせる自分にとっては教訓的な作品。ある意味、戦争におけるパニック状態を茶化すというのは視点としては面白いとは思うんですけど、架空の戦闘ならまだしも、史実である日米開戦をパロディーにしちゃうってのは戦勝国の余裕なんですかね?日本ではまず無理でしょう。と安倍が真珠湾慰霊した日に痛感する次第。 [地上波(吹替)] 3点(2016-12-28 10:58:00) |
13. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
テーマパークのアトラクション的内容で、冒険活劇としては及第点だろうし、20代までなら楽しめるのかな。中年以降になるとちょっと厳しいな。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-05-24 13:15:18) |
14. 一枚のめぐり逢い
登場人物の苦悩の掘り下げがもっとあってもよかったような。田舎町の自然と閉鎖性は感じるが、甘ったるいシーンの連続でこれではちょっと中身が薄い。結局は傷の舐めあいでしかないのだが、それはそれで人間関係の真実ではあるんだろうけど。 [地上波(字幕)] 4点(2015-11-02 10:11:34) |
15. イエスマン "YES"は人生のパスワード
《ネタバレ》 いかにもアメリカらしいポジティブシンキングの自己啓発臭に最後まで嫌気がさすし、コメディーとしてもジムキャリーらしい安定さはあるが、言い方を変えれば平凡な作品でもある。ラストの裸シーンでポジティブシンキングを揶揄する形で上手く収束させたようにも思えるがオチとしては弱いかな。ポジティブで失敗もあるし、ネガティブで上手くいくという事もあるわけで、各々程度モノなんでしょう。鑑賞中、この一節が頭に浮かびました。「その翌日も同じ事を繰返して、昨日に異らぬ慣例に従えばよい。即ち荒っぽい大きな歓楽を避けてさえいれば、自然また大きな悲哀もやって来ないのだ。ゆくてを塞ぐ邪鹿な石を措除は廻って通る。」 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-21 10:30:06) |
16. イエロー・ハンカチーフ
《ネタバレ》 アメリカナイズされながらも、一応忠実にリメイクはしてる。でもねえ、情感とか哀愁とかが皆無なわけで。キャストというか人物像に問題があるんだろうな。高倉健&倍賞千恵子に勝てるわけがないので、仕方ないけど。ケビンコスナーはやらなくて正解だったのかも。やっぱラストはロングショットにしないと。あんな近くで2組抱き合っちゃうとかありえないでしょ。国民性の違いと言ってしまえばそれまでなんですが。 [CS・衛星(吹替)] 4点(2015-06-23 09:32:39) |
17. インビクタス/負けざる者たち
スポーツの政治利用というかナショナリズムの高揚には反対の立場なので、複雑な思いで見ていたが、まあこの場合は民族問題が関係しているので仕方ないのかなという気もした。マンデラはある種の寛容の精神により、ラグビーを上手く利用したのだろうと思う。 ラグビーは基本的に上流階級が行う閉鎖的なスポーツなので、それが瓦解していく過程は丁寧に描かれていたと思う。そもそもラグビーは国際大会になじまないし、南ア大会はW杯3回目で、ファンの関心はそれほど高くなかったと思う。それは今でも変わらないし、決勝トーナメントにも出る可能性がほとんどないのに、なぜか2019年に日本で開催するけど、結果的には盛り上がらずに、世界に恥をさらす事になるんだろう。 今は日本代表にも複数の多国籍外国人選手がいて、以前よりは強くなったがそれもどうなんろうという気もする。もう国際大会で国とか民族がどうのこうのいう時代ではないし、そういう意味では歴史的イベントとしての記録映画的な価値はある。ロムーはそっくりで本人かと思ったが、俳優だったとは。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-03-11 11:33:24) |
18. 愛しのローズマリー
《ネタバレ》 美醜のギャップがここまであるとある意味、心を揺さぶられる。結局、人間は外見に左右されるという事だよなあ。それは仕方ないし良い悪いの話でもない。明らかに態度を変えるのはアレだけど、嫌悪の気持ちはどうしようもない。しかも肥満は病気を除き本人の怠慢もあるから、心や精神にも関係しているし、それが外見となって現れているとも言えるし。また、ヤケド少女への対応は同情でしょう。明らかに外見で判断してるよ。美醜の判断は論理的ではない。が、感覚的に外見「だけ」で判断するのは非論理だから間違いが生じやすいし、頭で考えて行動しなきゃいけない場面はあるって事かと。古典的テーマではあるが、あらためて色々と考えさせられた。 [地上波(吹替)] 8点(2014-08-14 11:15:57) |
19. イナフ
出会いからして不自然で、こういう偽善的男は信用できないし、男から見たら嫌いなタイプだなって思うんだけど、女って簡単に騙されるんだなと。外面のいい男(女)はウチではその反動でDVに走ることが多いんだよね。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-09-15 04:39:00) |
20. 硫黄島からの手紙
皆さんと同じでNHKのドキュメンタリーの方が上。どんな悲惨な映像よりも、番組に出演した生還者の「1週間前の事は覚えていないが、硫黄島の事は完璧に覚えていていつまでたっても忘れる事ができない」と涙ながらに語るシーンに勝るものはないと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-06-16 02:47:07) |