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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2012
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  栄光のランナー/1936ベルリン 《ネタバレ》 
原題はRACE、米国の根深い人種差別問題と陸上競技のダブルミーニングという意味では上手いんだけど、映画としてはいろんな問題をぶっ込み過ぎで総花的に感じました。 ジェシー・オーエンスの陸上選手としての偉業を描くなら個性的なコーチとの関係・葛藤で一本話ができそうなもんですけど(本作も前半はそんな感じ)、話はどんどん裾広がりに。 自国のユダヤ人選手を排除してまでナチ政権下での五輪に参加することへの是非や、レニ・リーフェンシュタールとゲッペルスの不協和音まで挿入し、ナチ政権に批判的なドイツ人選手ロングまで登場するとは何をかいわんや。 色んなテーマが自己主張して渋滞を起こしてて整理ができてない映画だなという印象でした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-12-07 23:29:21)
2.  エージェント・マロリー 《ネタバレ》 
おお、身体のキレの良い女優さんだなあと思ったら、格闘家の方でしたか。キックや身体の位置の戻りの速さが素人よりコンマ数秒早いですもん。さすが。 映像もソダーバーグぽいクールな仕上がり。やたらとカメラが動く一般的なアクションものより観易く感じました。「浜辺で阿呆面しているユアン・マクレガーの背後からぐんぐん迫ってくるジーナ」の画には心躍っちゃった。 ただねえ、お話はあんまり面白くないです。たいして入り組んでもないし謎解きでもないし。ビッグネームが逆に邪魔する面々がウルサイし。M・ダグラスとA・バンデラスのバイト感が半端ない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-09-12 17:37:36)
3.  エンド・オブ・ウォッチ 《ネタバレ》 
数ある「ロス警察もの」の中でも屈指のドキュメンタリー感です。演技巧者J・ギレンホールとM・ペーニャが普通の公務員たる警官にしか見えないので、彼らの日常そのものに付き合ってるみたい。まさしくLA警察24時です。 奥さん役のアナ・ケンドリックもほどほどの中流美人なので‶一般感”がより強まった効果があり、キャスティングの妙味と思います。 ひと月の間に一体いくつ映画になるネタが転がってるんだろうというレベルの、極めてハードな勤務内容でにわかに信じ難いほど。しかし監督自身がこの犯罪多発地区で育ったというのだから、普通に「ある」のでしょう。薬物絡みの酷い犯罪も人種差別に起因する銃犯罪も警官への暴行も。それも毎日毎日。 ドキュメンタリーの題材レベルの事件が次々に起きて、でも一つ一つに丁寧に関わってる時間なんかなく流れてゆく日常と化している犯罪と隣り合わせのエリア。これってつまり地獄なんじゃないの。何とかすべきじゃないの、との制作の叫びそのものの映画。わたしが子どものころ、アメリカはもっと伸びやかな自由の国のイメージだったのに。心して観ないとふらふらになりそうだ。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2023-05-21 23:27:35)
4.  エンパイア・レコード 《ネタバレ》 
うわあー若いなあ、体力あるねえ、エネルギー有り余ってるねえ。曲をひとつかけるごとに身体が動くし(というか踊りだすし)、もちろん恋愛ごとには事欠かないし。バンドを組んでいつか俺も売れるんだとの夢を追う子も配置して、ベタすぎるほどの青春謳歌映画ですな。 店主も信じ難いレベルで鷹揚だし。売上金丸ごと使われたら、こうはならんでしょ。や、店の金勝手にカジノで溶かした件以外にも細部も全体も話としてはファンタジーレベルに甘くてゆるい。ストーリーを追うというより若い時の熱っぽさを思い出して!と言いたいのかな制作側は。 リヴもレニーもそういう役割では満点の存在感。若くて可愛くてお馬鹿で未熟。女子二人はここからブレイクですけど、男子はそれほどでもなかった。やはり脚本が全員を押し上げるほどの力が無かったからでは。 自殺未遂の子を除けば、皆が今で言う「陽キャ」なキャラクターで明るすぎて青春群像としてのバランスがやや悪い。もちろんこのお店の空気感が合う人もいるでしょうけれど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-05-19 23:20:17)
5.  エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
作品の熱量が大変に高いのは伝わるけど、面白くはなかったな。 奇想天外という触れ込みだけどそれほどびっくりしないです。メタバースとやらについては第一部できっちり説明してますし。 なるほど設定については分かった、となりながら第二部に臨みましたけどここからの展開のだるさはキツかった。同じ画を見せられるばかりだし、尺が長すぎです。飽きてしまって眠たくなってしまった。 画ヅラはガチャガチャしてるし、スクリーン映えする俳優もいないし、笑えるジョークでもないし、話が面白くない。わたしにとっての映画を観る喜びがひとつもない作品で、期待値が高かっただけに呆然と劇場を出ました。
[映画館(字幕)] 2点(2023-03-16 16:36:50)
6.  エイトメン・アウト 《ネタバレ》 
1919年のワールドシリーズ八百長事件を知るにはうってつけの教材。実録ものを扱いながら、選手一人ひとりの性格描写や入り乱れる賭博師たち、ケチんぼオーナーとスポーツ記者らの絡み、野球選手に憧れる子どもの目まで丁寧に盛り込み、なかなかドラマチックな作品になっています。 米世論からは‶アンラッキー・エイト”と呼ばれた選手たち。やっぱり同情してしまうなあ。八百長に関わっていないのに「知っていたけどチクらなかったから」追放とはこりゃ厳しい。よく知るチームメイトからたった2試合だからさ、と言われてきっぱり断るのもわたしの優柔不断な性格では難しいや。 そもそもの発端となっている吝嗇化オーナーの描写がもう少し欲しかったな。ここはひとつ逆ギレをかましてヒール役に徹してほしかったところ。 それにしても、シリーズ1試合めから早々と八百長は見抜かれていたのですね。わざと手を抜くってバレないようにやるのは難しいんだねえ。新米ピッチャーが先発で、皆つい夢中になって本気で試合に取り組んでしまった3試合目の爽やかさときたら。やはりスポーツはこうでないとね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-03 16:36:44)
7.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 
娯楽映画の大先輩。一体何本の後世作品に影響を与えたか、もはや計り知れない名作でありますね。本作が作品賞を他作品(風と共に去りぬ)に譲った40年のアカデミー賞はほんとに凄いラインナップ。熱かっただろうなあ。 8人にもなる主要人物のキャラ立ちが実にしっかりしています。今観るとステレオタイプにも感じるのは本作をお手本に量産されてきたからでしょう。 クライマックスのインディアン襲撃シーンは‶馬車が速い”ことを体感できます。これはどういうカメラマジックなのかしら。今のカーチェイスを観ているよりもよほど疾走感を演者と共に感じることができます。インディアンが追い付いてきて横並びになった時はとても緊張しました。‶マッドマックス4”を経験した今でも尚。 粋なラストも観客皆を幸せにしてくれる偉大な先駆作。J・ウェインやヒロインがタイプじゃなくとも大丈夫、楽しめます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2021-11-20 23:40:31)
8.  エクスカリバー(1981)
「昔々~」で始まりそうなイングランド昔話、もといアーサー王伝説。外国人のわたしにとっては良い入門編になりました。その名を耳にしたことのある魔法使いや騎士らがちゃんと体系立って頭に入りました。 伝説のおはなしの多分に漏れず出来事が箇条書きになっている印象で、映画作品としては物足りなさを感じます。美術も学芸会の演目を見ているようだし。 ‶映画作品”にしようと思ったら、やはり「グラディエーター」のような画が必要になりますよね。それこそリドリー・スコットが手掛けたら、アーサー王もどんな出来になるでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-06-24 23:40:00)
9.  エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に
戻らない青春の一瞬のきらめきを切り取った一編。というには、登場人物らが大学生で老けすぎの感があるのですが。いい年していつまでもクダラナイことやってるんじゃないよ、と食堂のオバサンでなくともあの4年生連中には言いたくなりますな。 だけど、まあとことん明るくて、とりあえず不安や悩みは脇に置いといて無駄にくよくよはしないのさ、的なある意味健康な奴らでもあります。監督の自伝でもあるそうな。よほど楽しい思い出なんでしょうね。ちょっとうらやましい。 スマホもTVゲームも無い時代。ゆえに文科系も体育系も皆外に出てるんですよね。ああ、80年代ってこんなんだったかあ。輝いてた人にもそうでない人にもあの時代はあったよね。みんなの「あの頃」を聞いてみたくなりました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-22 23:38:55)
10.  エスケープ・フロム・L.A. 《ネタバレ》 
ひえー安い!この手作り感、カーペンター印全開。なんでこうあからさまにセット感出るんだろう。わざとかな。体育館に暗幕張って撮ったみたいなロスの街。でもって片目にアイパッチ、似合わない長髪、とカート・ラッセルの立ち姿がもう馬鹿っぽい。 その後は安物セットの中を馬鹿押しが延々と続くのです。突如告げられるバスケゴール10点先取りゲーム。命がけでバスケって、まさかねえ。やらんでもええがな、ってえっ?やるの?しかもカートけっこうフォーム良い(笑) そしてこれまた突如押し寄せた大波に乗って走行中のクルマを追い、サーフボードでは飽き足らなくなってついには空まで飛んでしまう(糸付き)のね。なんということでしょう。 どんなに予算が少なくとも熱量の高さだけで妙に吸引力のある作品を作り続けてきたカーペンターですけど、この一本はまたとりわけはっちゃけた感じがします。前作は未見なので、これは是非観てみないと。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-16 18:47:51)
11.  エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方 《ネタバレ》 
ヒロインは米国で人気のコメディエンヌだそうですが、今作のコメディセンスはさっぱり合いませんでした。  「容姿がさほどでもない、ぽっちゃり系女子の赤裸々バナシ」ならブリジット・ジョーンズという先達がいるわけですが、似て非なるというか、別物です。ブリジットの場合、自身のダメ具合を客観視できてて、開き直りつつも惚れた男ができればなんとかしようと頑張る健気さがあって世間の女子はそこを評価したのですが。エイミーの場合生活が笑えないレベルにだらしなく、酒と大麻が欠かせない。文句ばっかり言ってて笑顔もないわりにひきもきらずセックスフレンドはいるという・・、こんなののどこに感情移入しろというのでしょうか。あの医者はエイミーにはもったいない。納得いかん。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2019-11-17 16:49:50)
12.  エマニエル夫人
描きたいコトはひとつなので、ストーリー上の必然性がほぼ無くとも事に及ぶ女主人公。もうめちゃくちゃ。まあポルノてのはそんなもんですが。ただ、そこらの下心をカムフラージュすべく映像を美しく仕上げ、音楽にも手を抜かないフランス人てスケベ心も芸術科卒なのだなあと感心してしまう。 なかなかしょーもない歌詞にこんなに美しい旋律をつけるのですね。米を研ぎながらうっかり口ずさんでいることもありますわ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2019-08-08 16:22:25)
13.  エヴァの告白 《ネタバレ》 
1919年、内戦のポーランドを逃れてアメリカへ渡った姉妹。妹は病を得てしまい、頼りの親族も予想外の酷薄さで、姉は否応無しに娼婦へと堕ちてしまう。時代も厳しいし、M・コティヤール扮するエヴァに他にどんな選択肢があったというのだろう。自然と当時の移民の苦労に思いをはせてしまったのですが。でもこれは観てる側が、話の薄さを自分で補完している現象なのであって、脚本単体では語り足らずの印象は否めません。 エヴァも三角関係になる男二人も結局どうしたいの?と問いたくなるほどに性格描写が曖昧で、起こる出来事一つ一つもさらっと過ぎてしまう。コティヤールもホアキンも終始暗ーい顔で熱演しているのですが、誰かに気持ちが入れ込めるほどにはキャラクターを紹介しきれていないのです。なので、観終わった時は「ええー結局なんだったの(特にホアキンの役)」と消化不良な気持ちになっちゃうのでした。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-05-26 23:58:37)
14.  エネミー・ライン
いかにもアメリカの得意そうなミリタリー娯楽作の典型のような映画ですねえ。空母をはじめとする戦闘機材は迫力あるしかっこ良いし、銃撃・爆発シーンは惜しみなく物量を投下し、期待して観に行く客のリクエストに見事に答える出来となっております。 なにしろ「米国兵よがんばれ勝つんだ」映画ですから、主人公が「毎日偵察ルーティンばかりで実戦が無い」のが不満で除隊を希望する大馬鹿野郎であることも、セルビア人が悪鬼のごとく酷い連中として描かれることも、まあ目くじらたてることでもないのだろう。 捕まりそうになっては逃げ延び、助けに手が届きそうで届かず。「手練れ」という感がぴったりの、客を飽きさせない映画大国らしい脚本でありました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-20 00:14:09)
15.  X-メン 《ネタバレ》 
”ミュータント”を現代社会の人種問題や宗教差別に模して、鋭く社会問題に切り込んだ作品・・、ではなかった。もちろんこれはアメコミ娯楽作品でしたね。やりたかったのは超能力博覧会、念力で暴風は起き、コピー能力でそっくりさん出現、念動力で体の力は奪われるわ。なかなかの見ごたえです。そんな中、ウルヴァリンの能力はちと地味ではありませんか。なんせ手から長い刃が出るだけ。あと死なない。彼の役割はもう「気持ち一本」で突き進む、気合い型ヒーローなのだね。端整な顔立ちながら、素朴なアメリカンヒーローを演じたH・ジャックマンの思いがけぬハマリっぷりにへえ、と驚いた次第。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-07-30 00:45:33)
16.  エリジウム 《ネタバレ》 
マット・デイモンとジョディ・フォスターなんて著名な二人を起用しないほうが良かったんじゃないかな。マットは地上で、社会底辺で生き延びるのに必死な貧民層、かたやジョディは天上の楽園にて移民を排斥するのに躊躇しない選民意識バリバリのエリートとくれば、この二人が対決するんだろうなーと素直に思ってしまった。 意に反して、ジョディはあっさり部下に殺られちゃった。実にあっさりと。マット・デイモンとの接点はあの「死んでも構わないわ」の一瞬だけだった。悪辣キャラにしても中途半端に終わっちゃって、ジョディほどの大御所が演るべきではない役だなこれは。作品のキャラバランスを壊している。 第9地区を彷彿とさせる圧倒的な貧民窟の描写力。空にぽっかり浮かぶ人工の楽園といい、設定はベタではあるものの舞台、小道具といった隅々まで美的な精度が高くて目が飽きない。 人間性をも顧みない苛酷な格差社会の未来図を、練り上げた画の力とテンポの速い展開で構築した監督の頑張りはなかなかのもの。でも大物スターは似合わないなやっぱり。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-10-19 00:40:42)
17.  エイリアン3 《ネタバレ》 
柳の下に3匹目のどじょうはいなかった。D・フィンチャーの独特な映像センスをもってしても、前2作の水準をかなり下回る出来。 人物が描けていない。海兵隊だって数はいたが、今思えば各人のキャラがきちんと立っていた。今作の囚人たちは仲間という意識を持ち合わせづらいので、エイリアンにばんばんやられてもただのモブシーンである。唯一せっかく過去の人生に踏み込んだ医者もさっさと殺してしまうし。良くないなあ。他に気持ちを預けられるキャラクターが幾人かいればこそ、準主役の死は衝撃になるのである。 施設内の追いかけっこも、内部構造の説明がシリーズ中一番不親切なのでどうなっているのか伝わらない。 男ばかりの星に女が一人という緊迫状況もさして活きていないし、ようは脚本がしっかり練られていないのに、映画会社がヒットシリーズの3作目を早いとこ作りたかったんじゃないかという気がしてしょうがない。
[DVD(字幕)] 5点(2016-06-24 23:19:49)
18.  エリート・スクワッド(2007) 《ネタバレ》 
”シティ・オブ・ゴッド”の姉妹編のような本作は観るのにかなりの覚悟を要求される。観客は首根っこを掴まれ、顔を張られ揺さぶられ、足蹴にされる。猛烈に理不尽な暴力だが、ブラジルの現実だというんだから言葉も無い。 スラムの荒廃ぶりはシティ・オブ~でも克明に描かれていた。さらには警察の腐敗まで手の施しようが無い状況だと踏み込んだことが、今作のエッジをより鋭くした。死体を管区で押し付け合い、市民からピンハネした取り分を仲間内で奪い合い、車の部品はドロボーする。こんなことあっていいのか。 こんな警察にスラムのギャングなんか取り締まれる訳がない。そこへ登場するのがBOPE。ほぼ軍隊だ。治外法権並みの強権だ。ギャングとどっちが恐ろしいかって、どっちもどっちだ。こんなことあっていいのか。 頭がお花畑の金持ち大学生のNGO活動など、スラムの理屈(=暴力)にあっさり焼き殺された。これが現実だよ、と情け容赦の無さは限度を知らない。 とにかくすさまじいまでの重量級の圧を感じる、ハードムービー。 「偽善者め」と学生に叫ぶマチアスと気持ちが一致したのは、あまりの暴力のやり切れなさに私も半分キレていたからだろう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-05-01 18:26:56)
19.  エイリアン2
エイリアンの一作目は私にとって別格だ。何度観たか分からない。そして二作目も好きだ。エイリアンの全体像が良く見えるから、という理由ではない。前作を上回るべく、物量作戦でいこう、という潔さが成功しているからだ。ヤツらの数もねばねばの粘着度も性質のひつこさも増している。一作目は ああどうしよう、と手に汗握りながらきょろきょろしつつ逃げる。二作目は半泣き絶叫で猛ダッシュだ。素晴らしく良くできた続編だ。 庭でせっせと雑草を取る。狭い範囲の視野からふと頭を上げて周りを見回すと、それはもうおびただしいスギナやらハコベやらに取り囲まれていることに気付く。こんな時いつも脳内でシンクロするのは、2のクライマックスにて巨大巣に入り込んだことに気がつくリプリー、あの場面。しゅんしゅんしゅんと効果音が静かーに響き、ワタシもゆっくりと首を回しておもむろに火炎放射器をぶっ放す、というわけにもいかず、またこつこつと作業を再開するわけだが。つまんないこと言ってすいません。
[DVD(字幕)] 8点(2015-06-25 00:04:00)(笑:1票)
20.  エターナル・サンシャイン
時間軸が行ったり来たりジャンル(て 何て言うんだろう)の中では見易い方です。中盤までは「こんな大風呂敷広げて大丈夫なんかな」と訳分からないながらもついていったら、見事に着地点が用意されておりました。脚本ナイス、です。 J・キャリーはシリアスな役もちゃんとできることをこれにて証明。途中、目を大きく広げておどける、彼のために用意されたようなカットもありました。 K・ウィンスレットも問題なくうまい。ただ彼女より も少しハマる女優はいると思うけど。昔のパトリシア・アークウェットあたりが理想。 ラストのさあ、彼女が訪ねてきたときの場面、テープ止めなさいテープを。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-27 00:23:41)
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