1. 光の旅人 K-PAX
段々とリアルな事実が解明されていくというミステリーの謎解きの過程でドンドンテンションが下がっていくという、ファンタジーとミステリーが組み合わさった失敗例というか悪い見本のような作品。テーマ的に訴えたいことはわからないでもないし、ある種の「理性批判」ではあるんだろうけどね。 [地上波(字幕)] 6点(2023-07-12 01:02:00) |
2. 127時間
コロナによるステイホームで引きこもり生活が続いて過去を思い出す人が増えているらしい。ステイホームで死ぬわけではないが、このままどうなってしまうんだろうという不安感が閉鎖空間では増幅され、これまでの人生を振り返るようになるのかもしれない。また、いずれは経験するであろう余命宣告後の病室での孤独な時間においては必ず過去を振り返り自分の人生についてアレコレ考えるに違いない。ましてや、食料もなく身動きも取れず、ただ数日後の死を待つだけの閉鎖空間での孤独な状況では幻覚等を見てしまうのも当然であろう。本作は確かに映像作品として幻覚等の描写には成功しているようにも思えるが、基本的に主人公というか物語的に進行や動きがなく「内省」が中心なので退屈に感じる人がいるのは理解できるし映像化には不向きな作品ではあるとは思う。また極限状況での「軽い感じ」にも違和感があり、総じて悲壮感が足りないようにも思えた。原作は未読だが、この手の物語は文字による音声なしの独白形式の方が「人生を見つめなおす」という意味で向いているように思える。 [地上波(吹替)] 5点(2020-11-30 14:02:13) |
3. ビバリーヒルズ・コップ
80年代テイスト満載で中高年が懐かしむ分にはいいのだろうが、若い人が今見てもあまり面白くはないかも。音楽は今でも使われる事があるし現代的ではあるのかもしれないが。尚、ある意味エディーマフィーらしさが伝わる富山敬の吹き替えで見る事をススメる。それが日本人が受容したエディーマフィーの歴史なので。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2020-11-17 11:07:16) |
4. 昼下りの情事
《ネタバレ》 パパ活が本気になって、父親もOKしちゃうのかよ! [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-12 11:26:49) |
5. ピースメーカー
《ネタバレ》 内容的にはイスラム教徒がNYをテロで爆破するという話だが、アクションはそれなりに楽しめるものの、現実に4年後に起こった事件と比較するとスケールがやや見劣りする。しかも動機が家族が殺されたという小市民的な理由で、それで国連を核爆破しようとするのも手段と目的の整合性の点でちょっと理解できない。 尚、吹き替えで見たので主人公は「24-TWENTY FOUR-」のジャック・バウアーそのものだった。 [地上波(吹替)] 5点(2020-08-19 11:55:47) |
6. ピノキオ(1940)
賞罰教育には問題もあるし、さすがに内容的に時代にはマッチしていない。そもそも何も知らない赤ん坊のようなピノキオに善悪の判断などできるわけもない。保身でウソついたのはマズイが。アニメ化で原作を改変しているようなので展開が矛盾しているというか破綻しているように思える。映像的にはよくできていると思う。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-12-18 15:44:17) |
7. P.S. アイラヴユー
ヒラリー・スワンクに普通の女役は厳しいかな。作品全体もご都合主義だし。自分だったらどうするかなあと思いつつ見てたのですが、たぶん手紙作戦はやらないだろうな。死に際に直接口頭でハッキリと伝える。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-05-04 00:27:44) |
8. ビューティフル・ガールズ
《ネタバレ》 フラフラしてるマリッジブルー男にナタリーがどう絡んでくるのかと思ったら、小さな田舎の不倫修羅場で終わってしまって拍子抜け。人生とはこういう些事の繰り返しだろうし、テーマとか雰囲気は悪くないんだが、1本の映画としてもうちょっとどうにかできなかったのか。グラビアアイドルをこき下ろす同級生女子がオモシロかった。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2016-04-28 14:32:24) |
9. ヒットラー 第1章:覚醒/第2章:台頭<TVM>
ヒトラーが幼少期から頂点に立つまでを描いた見応えのある作品。ヒトラーについては詳しくなかったので、いろいろと勉強になる。どこまで史実なのかわからないが。 歴史は勝者が作るので、基本的には連合国側の視点で描かれており、やった事を考えれば極悪人には違いないのだろうけど、中立性にはやや欠けるような気もする。抵抗勢力や取り巻きやファミリーのサイドストーリーはちょっと余計な感じもして、もっとヒトラーの思想や人物像、それを大衆が支持してしまった背景や経緯にもっとフォーカスしてもよかったような。ずっと英語で話してるのもちょっと違和感あったかな。仕方ないけど。それにしても日本はこういう国と同盟組んで、しかも最後まで裏切らなかったんだから、それはそれで不思議というか謎ではあるな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-06-06 14:57:19) |
10. 陽のあたる場所
ストーリーはありきたりだし、殺人するのに計画性は全然無いし、見ていて呆れた。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2008-06-20 01:48:31) |
11. ビッグ・ビジネス
80年代のコメディーの雰囲気プンプンでなんか懐かしい感じだね。そもそも、交渉相手の名前と顔を知らないってのがありえんだろ??? [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-17 02:29:44) |
12. ビクター/ビクトリア
《ネタバレ》 んーこれはミュージカルなのかなあ。普通に舞台で歌ってるシーンが殆どだし、あんまり面白くないコメディーという印象。オチもなんだか締りが無いし。ジュリー・アンドリュースもとても男には見えないし、これなら宝塚の男役の方がまだ男に見えるよ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-07-03 01:29:42) |
13. 秘密の花園(1993)
点数高いので期待しましたが、イマイチ。人物設定がハイジに似てるような気がする。 [ビデオ(字幕)] 4点(2006-05-14 22:42:29) |
14. 羊たちの沈黙
犯罪者=バカで粗暴、不幸な家庭環境・幼少時代=問題児・堕落の人生、という固定観念を逆手に取っただけ。犯罪者な「のに」知的で紳士的、不幸な家庭環境に育った「のに」勉強してFBI捜査官な「のに」美人?。人間はGAPに弱い。GAPは驚きだし、固定観念を破壊されるから。で、そのGAP持ち同士の掛け合いに観客は賞賛を贈る。でも賞賛を贈れば贈るほど、自分が固定観念の持ち主であるという事を露呈しているだけ。登場人物の設定が極めてシンプルで判りやすく、固定観念に縛られた大衆の心を捉えて刺激したという点ではなかなか良く出来た作品だと思います。 [地上波(字幕)] 6点(2005-08-27 16:52:14) |
15. ヒート
最後追い詰められた犯人が空港に逃げ込むところで「新幹線大爆破」を思い出してしまって・・・。あっちは高倉健と丹波哲郎ですが。 6点(2004-09-24 02:28:48) |
16. ビッグ・フィッシュ
父への息子の反発・確執 → 父息子の相互理解への展開をファンタジー仕立てにしている点で「フィールド・オブ・ドリームス」に似ていると感じました。息子にとって父とは小学生までは知力体力共にかなわぬ相手。父の脚色ある武勇伝も素直に信じてしまいます。中学生ぐらいから体力的には同等となり疎ましい存在となり、反発が始まるが、財力の点でまだかなわぬ相手。この頃から会話を殆どしなくなり、相互不理解が深まる。大学生ぐらいから知力で同等となり、30才ぐらいには財力でも追い越せるようになってくる。その頃になると子供のころ聞かされた父の武勇伝の胡散臭さも明らかとなり、そういう父に嫌気がさしてくる。父息子の相互理解のタイミングは自分が父親になる頃だと思うが、その時に自分の父が生存しているかがポイント。本作はややファンタージー色が強く、父息子の関係性の変遷の描写が弱いところにやや不満を感じる。5-10歳の息子を持つ30-40才の父向け映画と言えるでしょう。 8点(2004-06-28 00:17:55) |
17. ヒマラヤ杉に降る雪
「偶然がこの世を支配する。支配されないのは人間の心の中だけだろう」に納得。それにしても人種差別ってのは根深いね。荷物と同じように札をつけられ収容所に送られる日系人の姿をみて、我々日本人は差別される側である事をあらためて認識した。 7点(2004-05-04 16:12:55) |
18. ピンク・キャデラック
出だしは結構いい感じなんだが。イーストウッドは結構頑張っていると思うが、アクションにもコメディーにもなりきれていなくて残念。悪役はしょぼいし、ヒロインもイマイチ。赤ちゃんはカワイイけどね。ジムチャリーはプレスリーの物真似で下積み中。 5点(2004-03-30 22:23:47) |
19. 美女と野獣(1991)
これはイマイチだったなあ。女性向けなのかな? 4点(2004-01-19 04:02:28) |
20. ビッグムービー
これは大笑いした。出演者は決して笑わせようとしているのではなく、皆本気というところがかえって笑える。但し、ラストシーンを恐喝で出演させるというオチが気に入らない。なんとかならなかったのだろうか? 8点(2004-01-19 03:48:20) |