1. マッドマックス 怒りのデス・ロード
《ネタバレ》 散々漫画やゾンビ映画で使い古されてるのに、何故今さらまたこの世界観? 「元祖はオレ」って事をアピールしたかったんでしょうかね監督。 相手が人間だと、ゾンビと違ってキャラクター性が有ってカーアクションも出来るので遥かに見応えありますね。悪役がひたすら気持ち悪いだけでヒューマンガスやティナ・ターナーのようなカッコ良さが無いのが残念。 「2」と比べると、何かマックスが正義感過ぎるのと、あまりのハッピーエンドが何か「らしくない」。「ニューヨーク1997」のスネークは「LA」でも相変わらずの性格だったけど。 あんな大組織だとボスが死んでも後釜を狙う同類がわんさと居る筈。水資源を乗っ取ろうと外部勢力のスパイなんかも入り込んでいよう。それなのにいきなりあのハッピーエンドは、何かゲームかファンタジーの色が強すぎる感じ。外観は18禁なのに中身は子供向け・・というようなアンバランスさが、個人的にはちょっと合わなかったです。 [DVD(字幕)] 7点(2016-06-21 22:01:50) |
2. マインドハンター
推理小説の「孤島もの」というジャンル、出入り不可能な孤島に集められた登場人物が一人、また一人・・と減っていく、犯人は誰?というお話。この手の話はパソコンや携帯電話が普及した現代にあっては成立しないという事が言われてきましたが、これを完全に逆手に取った設定が面白い。登場人物は全てFBIのエリート達、最新科学捜査の粋を駆使して犯人解明に乗り出す。…ただ最初のドミノ+オーロラエクスキューションまではとても良かったが、後が続かないのが難。血染めの暗号も思わせぶりなだけで何の意味も無かったし、最後は暑苦しい肉弾戦になってしまってるし・・・。発想は素晴しいのに、脚本の練りが全然足りないという感じ。なんか勿体ない。 [DVD(字幕)] 6点(2010-07-31 23:21:50) |
3. マルホランド・ドライブ
私も某サイトの解読コーナーを拝見してやっと解りました。成程なぁ…と思いつつ、やはり映画は一回見ればある程度解るようにしてほしいと思いました。小説や絵画と違って映画を何度も見直すのは時間も労力もかかるので。 相変わらずの独特のミステリアスなムードはとてもいい感じ。 [DVD(字幕)] 7点(2005-09-25 13:05:10) |
4. マルコヴィッチの穴
ネタ的にはこういうの好きですが、何かもうひとつでした。何故だろう? アイデア勝負の映画にしてはあまりにテンポがもったりと、普通のドラマっぽい感じ。 6点(2004-11-22 23:17:47) |
5. マイノリティ・リポート
コンピュータやリニアカーなど映像のアイデアは凄かった。絵の斬新性とは逆に「システム」のアナログさが何かミスマッチという感じ。いくら予知能力といっても会った事のない人物の顔までイメージできるわけないだろうし、一人でも死んだら機能しなくなるシステムに安全保障の全てを託すというのも変。 原作からの取捨選択をもう少し練ってほしかった感じです。映像もお話もイイ線行ってるのに確かにもったいない。 6点(2004-02-01 21:28:43) |
6. 真昼の決闘
「お前達正気か?」と市民の不甲斐なさに憤りつつも何も出来ずにうつむく老人。一人だけと知ってなんとか言い訳を作って逃げようとする元仲間。逃げる女とついていく女。責務を果たし終えた主人公の清々しい姿。主人公の精神を受け継いでいくであろう少年。文句無し。素晴らしい映画でした。 10点(2003-12-17 20:32:20) |