221. カンフーハッスル
《ネタバレ》 まず、オーバー過ぎる演出が鼻についた。 「ありえねぇー」という宣伝文句、そして前作「少林サッカー」の存在。 これらから推して知るべしなのだが、どうにも合わない。 CGや合成がわかり易く浮いてるのもだが、基本的にスローモーションが嫌い。 アクションを重視するような作品で余り多用して欲しくないのだ。 場面場面で見ると、カッコよく決めてあるシーンもある。 ただ大仰しさが、映像や音楽に顕著に表れていて冷めたりする。 しかし、話は在って無いような物なのに何故かうっすらと感動してたりもする。 徹夜明けの寝惚け眼のせいだとは思いたくないのですが・・。 もう少し主人公やその相方、聾唖者であるヒロインを掘り下げて欲しかった。 どう考えても火雲邪神と大家夫婦の存在が圧倒的過ぎる。 ハッとしたシーンが「シャイニング」をパロったシーンなのも流石に問題がある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-29 06:00:34) |
222. ブリジット・ジョーンズの日記
共感できるか、そうじゃないか。 私は後者、理由は「レニーが可愛い」からだ。 30歳、行き遅れで負け組、加えて太ってる。 でもモテモテ。淋しい生活を送ってるとも思えない。 夢とか希望を見出すのだろうか、女性なら。 不思議、だがそういうもんなんだろうなぁ・・と変に納得もした。 ブリジットの感覚で生きると更に行き遅れる事になると思った。 なので、私はコメディーとして完全に割り切って見ることを勧めます。 レニーの魅力全開です、笑えるかどうかはこの際どうでもいいです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-25 21:20:05) |
223. アマデウス
音楽も美術も・・・美しい。 劇中のサリエリの嫉妬する姿、彼自身凡人ではなく 自分と比べるのもおこがましいのだが、気持ちが良く理解できた。 天才へ対する嫉妬や憎しみが敬服や愛に変わったと後半は思ったのだがどうだろう? 夢中にはなったが終盤になるにつれ長く感じた、 オペラとかコンサートなどにあまり慣れ親しんでなかったのが敗因。 精通してる人には楽しめる至極の一品かと。 [映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 12:26:49) |
224. シックス・ストリング・サムライ
最高に雰囲気ヨロシクお馬鹿な映画です。 ギターと刀、中国風な格闘技。 めっさ強い、メガネかけたサラリーマン風の男。 そしてデス様。デス様の唐突であっけない最後には笑いました。 そして消え去るバディ。ありがちですが尾を引くそのラストと世界観はとてもツボ。 [映画館(字幕)] 7点(2006-05-22 10:22:37) |
225. ファントム・オブ・パラダイス
ドロドロとしつつもエンターテイメントしてて映画らしい映画という感じ。 ロックオペラとも言える歌や音楽が前面に押し出された作品。 フェニックスの歌唱力がトンデモ凄くてついつい魅入ってしまった。 エンディングの歌が凄い好きです。 スワンが出てきたとき咄嗟に「ルパン三世」のマモーが脳裏に浮かんだ。 [映画館(字幕)] 7点(2006-05-22 10:18:33) |
226. スカーフェイス
長い、もっとスッキリまとめられなかったのか。 長編、成り上がり、マフィア物。 コレではまんまゴッドファーザーじゃないか、パチーノも居るし。 主人公の終始変わらぬ不遜な態度が命運を分けた。 己が信念を貫く事で富を築いたがそれ故に命を落とすとは。 マニーを殺しちゃったのもどうかと思う。過保護にも程があると。 それほどまで妹に何を求めてたのか、近親相姦的な兄妹愛の意味合いもあったのか。 それを考えると深いストーリーが根底にあったのかもしれないけど 盛者必衰の理しか描かれてないような気がする、各エピソードの弱さも感じた。 [映画館(字幕)] 6点(2006-05-22 10:18:20) |
227. エイリアン
モンスター映画の最高峰と言える作品。 エイリアンの造形が素晴らしい。 あのヌラヌラした肌が艶かしくも黒々と光ります。 その完成度、クオリティー、79年の作品とは思えない。 リプリー役のシガニー・ウィーバーの演技力には目を見張るものがある。 タフな女性というイメージを確立させた。 ホラー物にはつきものの、きわどい下着姿などお約束も欠かさない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-21 11:38:34) |
228. ネバーランド
《ネタバレ》 ピーターパンが誕生するお話だが、深く掘り下げてなかったような。 ピーターとデップの関係もそうだ、他の兄弟との違いを見出せなかった。 そこら辺の心の交流に、重きを置いて欲しかった気がします。 デップの演技はいつも通りでしたが、驚いたのは子役の皆さん。 ジョージとの会話シーン『”少年”が消えた』は感慨深いものがあった。 ファンタジーのようで、そうでもなかった。 自室の扉を開けると美しい楽園が垣間見えたりする。 しかし、そういったファンタジー部分を強調したりしない、いわゆる小出し。 そんな中途半端さに少しイラつきを覚えつつ、 舞台でタイガー・リリーとピーターパンを演じていた女性に心奪われたりも。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-19 02:17:52)(良:1票) |
229. 評決
《ネタバレ》 話と展開に締りが無いかも。 頼みの綱のポール・ニューマンも、なかなかどうして微妙。 それは役どころに因るトーンを抑えた演技のせいなのだが。 華であるところの、ランプリングも非情に勿体ない。 あれでは居ても居なくてもいいようなものだ。 強引ともとれる勝利がやや気になるものの、この映画の見所はその法廷シーンだ。 なので、弁論のシーンには力を入れて欲しかったかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-17 00:36:07) |
230. 17歳のカルテ
《ネタバレ》 最近多いですよね、『自称』鬱病が。 ふと、そんなことが脳裏に浮かんだ。 17歳というのも多感な時期ですしね、色々と考えてしまうものです。 助演女優賞を得ても、A・ジョリーは割れた下唇が気になって好きになれない。 痛々しい姿、そのキャラの立ち位置、スタイルetc..は最高なんだけどね。 でも注目すべきは彼女でもW・ライダーでもなく、脇を固めた人らではないかな? クレア・デュヴァル、爪を噛む仕草とか最高に似合ってた。 世界を壊れていると定義するならば、折り合いをつけ生きるしかない。 世界は常に流動的で、人は常に受動的存在なのだ。 とにもかくにも、ウィノナ可愛い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-15 23:54:24) |
231. ネバーエンディング・ストーリー第2章
《ネタバレ》 ファンタジーが薄れてしまったのはどうしたものか。 キャストが一新されたが、前作との劣化は否めない。 アトレーユは見ていられなかった、幼ごころの君も同様。 話もライトな感じに変わり、子供向け感が増した。 若くして逝ったジョナサン・ブランディスが最後の良心。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-15 20:43:43) |
232. THE JUON/呪怨
《ネタバレ》 私個人としては、日本版よりも怖かったような気がします。 そして、なんと言ってもサラ・ミシェル・ゲラー。 綺麗過ぎる・・・その可愛さは未だ健在といったところ。 話も大きな変更も無く、ストーリー的にスッキリ、そしてわかり易い。 日本という国が歪められてるかと思いきや、監督は日本人で表現もまとも。 和と洋のコラボとしては良質の作品ではなかろうか、それだけでも十分に価値がある。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-15 04:38:28) |
233. オーシャンズ12
《ネタバレ》 まず、言いたい・・ヴァンサン・カッセル最高。 孤高の泥棒という雰囲気が出てます。 アムステルダムが舞台なのも相まって、怪盗ルパンを彷彿とさせてくれました。 それを除けば「コレ、泥棒映画なの?」といった微妙さが残る。 キャストは豪華だ、しかし表面上は取り繕ったが中身が無いとはまさにこの事。 ジュリアロバーツにそのままジュリアを演じさせたのは反則だ。 おまけに、マクレーン刑事までくっついて来やがった。 キャサリン・ゼタ=ジョーンズに勿体なさを感じた。 二転三転させ引っ掻き回したあげく、何も無いとは。 多くの観客にエンドロール後の何かを期待させる締めじゃないの?あれ。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-05-14 23:56:47) |
234. プレデター2
《ネタバレ》 本当に米国は異性人ネタが大好きだなぁ・・。 プレデターが牛肉好きだって?笑わせてくれる。 血みどろのスプラッタ風味も結構抑えられてたりして少々パンチに欠ける。 ラストの邂逅を除けばサスペンスとかそういった要素も薄く刑事物という感が強い。 終いには、長みたいなプレデターが普通に喋っちゃったりして。 にしても、銃が弄られまくりでヘンテコ銃になってたのが気になった。 舞台を都市に変えた意義が見えなかったのがなんだかなぁって感じでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-14 03:01:52) |
235. Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?(2004)
《ネタバレ》 バラ持って現れるリチャードギアってどうなのよ。 彼がどうのってワケじゃないが、オリジナルの役所と比較するとどうも・・。 くたびれた中年のサラリーマンの哀愁漂う姿とは遠くかけ離れてます。 リチャード・ギアの憎めないキザっぷりに乾杯、冴えてます。 日本の絶妙な間ってのも表現が難しいようです。 少し趣が違ってますね、この賛否両論具合が「らしい」っちゃ「らしい」です。 ジェニファー・ロペス。草刈民代に感じられた透明感や陰がまるで無い。 個人的にこの辺が残念なところ。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-05-14 00:20:22) |
236. グレムリン
ギズモがキモ可愛い・・のかな。 主人公の母親が怖(こわ)強し。 グレムリンをガンガン屠ってる姿が印象的だった。 クリスマスのファミリー向け映画と思いきや結構グロ風味なんですよね。 スピルバーグ総指揮とか、結構ビッグなタイトルだったりもして。 ホラー、パニック、微ファンタジーetc...色々な要素をバランス良く摂取できます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-13 19:22:00) |
237. 蝋人形の館
《ネタバレ》 蝋造りの館が崩れ行く様は圧巻。 双子の対比も面白い、そして重なり合って死んでいくところも上手いと感じた。 だから、実は3人目が・・ってのは無いでしょと思った。 お兄ちゃん、良いです。 憎めない、ワルっぽぃけど実は妹思いの優しい兄貴・・みたいな。 可哀想なのは、殺された友達や彼氏。 彼氏なんてマヌケを印象付けられたまま退場。 そういった無駄部分や、小出しにするも説明不足な双子の背景が気になるところ。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-11 06:09:51) |
238. プレデター
《ネタバレ》 ビリーがカッコ良し。 しかし、プレデターとの戦闘シーンとか見せ場無しだったのが悔しい。 出てるキャラたちが個性的だったりと面白い要素が詰まってる。 しかし、こういった妙に凝った設定とか背景が無駄になってたり。 狩られる恐怖、このスリリングな状況のクオリティーは凄まじい。 シュワちゃんのギラギラした若々しさも見ものです。 ジャングルという地形を利用したサバイバル戦術なんかも見てて楽しめる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-10 07:14:54) |
239. デブラ・ウィンガーを探して
ドキュメンタリー、”作品”ではあれど”映画”ではないですね。 少なくとも私はそう感じた、どうもドキュメントは苦手です。 この作品も私の心の琴線には触れませんでした。 多少は共感できるが、楽しめはしないかも・・。 様々な女優の皆さん、そして知られざるその素顔がバッチリ。 ・・と見れそうで見れなかったような、そんな寸止め感を味わった気がします。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-06 19:37:46) |
240. ネバーエンディング・ストーリー
子供の頃の思い出は、かくも美しきものなのか。 思い出深き一本なのだが、改めて見ると微妙臭が漂う。 大人になったことを痛感する一本となってしまったのが悔やまれる。 主題歌は良い、時が経ってもサビ部分を口ずさめた色褪せない一曲。 感動に足るお話ではあるが、今で言う『ハリーポッター』でイマイチ深みが無い。 原作とかけ離れた映画だが子供の頃に与えられたインパクトは事の外大きく、 コレはコレで良かったなと思う。ファルコンの造形は弁護のしようが無いけれど。 [DVD(字幕)] 5点(2006-04-29 04:00:08) |