221. ダラス・バイヤーズクラブ
《ネタバレ》 ロデオ、酒、女。つかみの雰囲気はバッチシで最高です。 エイズに対する1985年当時の人々の認識が生々しい。 余命宣告をされる前と後とのロンでは、全くの別人。自分が危機的状況にありながらも、彼のように他の人たちのために犠牲を払えるか。そう考えると、ロンの温かい人となりが伝わってきました。 しかし、医療界が過度に悪と描写されるのは、あまり気持ちのよいものではありませんでした。 [インターネット(字幕)] 4点(2017-03-06 03:46:22) |
222. インターステラー
《ネタバレ》 期待は上回らず。父と娘・息子(特に娘)との愛情が十分に描ききれていないので、宇宙に旅立つ直前、クーパーが車中で流す涙に感情移入することができない。最後は「父と娘の数十年ぶりの再会」というヒューマンで落とすのなら、もう少し日々の過程を十分に時間をかけてほしかった。また、クーパーのミッションに対する使命感が強いのは感じられるのだが、その使命感を支えるに足りる十分な動機もない。宇宙に出てからの展開は、正直長くて退屈した。見どころとしては、相対性理論をベースとした惑星での時間の経過、CASEやTARSといった愉快なロボット、息子から送られてくるメッセージ、など。興味深くSFの楽しさを味わえるのだが、冗長なイメージを多くのシーンで抱いてしまった。 [DVD(字幕)] 4点(2016-02-14 12:28:29)(良:2票) |
223. 硫黄島からの手紙
《ネタバレ》 トレーラーは良かったのだが、トレーラーで期待が上がりすぎた作品。 内容は栗林中将のリーダーシップ、作戦、家族への思いが描かれていて彼の魅力が渡辺謙を通じて伝わってくる。 ただそれ以外で特に印象に深く残ることがない。 [DVD(邦画)] 4点(2014-12-03 09:17:49) |
224. パンズ・ラビリンス
《ネタバレ》 摩訶不思議なスペイン映画、と言うべきであろうか。高尚すぎてよく分からなかったというのが率直な感想。大尉の、冷徹で残虐な演技以外に見どころは見出しにくい。 内戦終了後の恐怖政治がうまく伝わったのだけれども、妖精だの地底の王国だのファンタジー要素を混ぜられても、その融合が逆に散漫に感じた。 また、CGのクオリティは低めなので、よくわからないキャラクターたちの登場は集中できない。 [インターネット(字幕)] 3点(2018-02-24 09:46:53) |
225. ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝
《ネタバレ》 1、2とテイストは違い、中国が舞台なことに戸惑ったが、序盤は良かった。紀元前の中国における将軍と皇帝の確執や、冒険から足を洗ったオコーネル夫婦の現状がしっかり描かれているため、背景が理解できたまま鑑賞できる。 皇帝が蘇ってからは大失速。中国市街、雪山、砂漠とロケーションは豪華だけれども、バトルが何も頭に入ってこない。雪男が仲間に付いたり、皇帝が色んな獣に変身したりと理解に苦しむシーンも複数。ハムナプトラ特有の「古代に潜入する冒険」感が薄れ、只のバトルアクション映画と化していたのが残念だった。 [インターネット(字幕)] 3点(2018-02-20 06:48:45) |
226. シュレック3
《ネタバレ》 ひどい出来。どうして3部作目を制作してしまったのか。2作目が満足度高かっただけにとても落差を感じた。 ジョークはほとんど全てが笑うに笑えない不愉快なもので、露骨に滑っている。ストーリーも、シュレックに恨みを持つチャーミング王子の復讐劇なだけで、動機や盛り上がりに欠ける。 ラプンツェルや白雪姫といったディズニープリンセスを登場させるのはいいが、扱いが雑で原作とかけ離れているし、ネタのために与えられたようなキャラクター付けに辟易とする。 [インターネット(字幕)] 3点(2018-01-18 06:36:35) |
227. ダンケルク(2017)
《ネタバレ》 期待値MAXで見ましたが、正直自分には合いませんでした。 「生」にしがみつく演出は見事でしたし、追い詰められた英仏戦士からは「なんとしてでも生き抜く」という強い意志が感じられ、戦下の緊迫感は伝わってきました。 しかし、実話ベースになっていてリアリティが追求されている余波からか、ストーリーは地味目で退屈。特に、空中でのドッグファイトのシーンも単調で同じような光景の繰り返し。意図的にキャラクターの掘り下げも浅くしたんでしょうけど、登場人物に魅力が感じにくい。 [映画館(字幕)] 3点(2017-09-20 14:12:58) |
228. キング・アーサー(2017)
《ネタバレ》 ものすごくつまらなかった。緊張感がないアクション映画はぬるくてつらい。ストーリーもあってないようなものなので、のめりこむ要素が映像くらいしかなかった。 数々の登場人物が出てくるものの、深く取り上げられることがないので、魅力を感じることはできない。取り残されている感が半端ないままエンディングを迎えた。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-09-05 21:10:23) |
229. 第9地区
《ネタバレ》 ここまで真剣に作り込む気鋭には拍手。病に冒されてエイリアン化する主人公の熱演は、狂気を感じて迫真的でとても良かった。 でも率直に言うと、ツッコミどころ満載で、映像も古臭くて、エイリアンものは好みに合わないことを再認識。アパルトヘイトの人種分離政策をモチーフとしているみたいだが、ストーリーに厚みがないので、この映画を見ただけではそこまでのメッセージ性を感じとることは難しい。エイリアンと殺し合ったり、変な友情が芽生えかけたりと忙しかった。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-08-23 19:05:21) |
230. ライフ(2017)
《ネタバレ》 キャストの演技は良かったが、久しぶりにつまらない映画を観てしまった。 ジェイク・ギレンホールの無駄使い。 地球外生命体vs人間という脚本のチープさで104分乗り切るのは無理。人物の掘り下げが無いから、知らない6人が頑張ってるなーという程度の蚊帳の外ストーリー。 [映画館(字幕)] 3点(2017-07-16 20:50:04) |
231. ウルヴァリン:SAMURAI
《ネタバレ》 日本の屋敷、長崎の海沿いの田舎街など情緒あふれる風景が良い。 忍者、鎧、毒矢など昔ながらの装備や武器を活用するのも和テイストのX-MENらしくて興味深いが、いくらなんでもやりすぎ。 日本人同士が英語で話してたり、下っ端のヤクザが上手な英語話したり、明らかな棒読みの箇所があったり、どうも言語混合映画は気が散る。おまけに矢志田とのラスボス戦は、X-MENの中でも最も面白くない低クオリティアクション。 [インターネット(字幕)] 3点(2017-05-31 19:48:28) |
232. バーニング・オーシャン
《ネタバレ》 実際の事故なので、映像や脚本の現実性はあり。 家族愛が描かれて「おっ?」と思いきや、後半は、油田施設が燃えてる映像がひたすら続く。 ヒューマンドラマがあると思いきや、主人公の同僚達についての描写が不足しているため、肩入れできない。 「安全よりも、利益と保身を優先してはいけない」という教訓は伝わってきたが、全体的にどこに焦点を当てているのか非常にわかりにくい構成だった。 [映画館(字幕)] 3点(2017-04-22 19:52:23) |
233. ギャラクシー・クエスト
《ネタバレ》 ファンタジー性は良かった。ただ、それが面白いと感じるまでは至らず。後半からは話にボリュームが出てきて飽きずに見られた。 [DVD(字幕)] 3点(2014-12-07 19:46:48) |
234. 2001年宇宙の旅
《ネタバレ》 数々のサイトで絶賛されているこの映画。 その絶賛ぶりを身をもって感じることができず、まだまだこの映画を吟味できるレベルには達していないと感じた。 猿人を描くことによって人類の進歩を、ハルを描くことによって彼を超えられない人間(人類)の未熟さを伝えてくれる。ある意味皮肉的なメッセージさえ込められている映画。 5年後くらいに再発見を求めてもう一度見てみたいと思う。 [DVD(字幕)] 3点(2014-12-06 19:15:26) |