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241.  ウエスタン 《ネタバレ》 
オープニングから最後まで西部劇、正しくタイトル通り「ウエスタン」的な雰囲気、うなるような熱さ、ムンムンとする空気、どこまでも暑苦しい男だらけの世界に美しく、豊満な肉体を武器として、男を虜にする女、クラウディア・カルディナーレの存在がとにかく大きい。ヘンリー・フォンダの悪役も他ではなかなか見ることが出来ないという意味においても新鮮である。ヘンリー・フォンダに散々、罵声を浴びさせられながらも一人の女としてのまた娼婦としてのプライドを捨てないクラウディア・カルディナーレが最後、チャールズ・ブロンソンの帰りを待っていた後の二人の再会の場面、ここは余計な言葉なんて要らない。「行かなくちゃ」というチャールズ・プロンソンの問いに対し「いつか必ず帰ってきて」とただ一言だけ言う辺りの演出も下手にダラダラと長い台詞なんて言わせなくても二人の気持ちが解るというその上手さ、個人的にはマカロニ・ウエスタン系の西部劇よりももっと昔のジョン・フォード的な西部劇の方が好きだが、それでもこの映画が楽しめたのは役者の顔ぶれと見せる演出、いや、見せるというよりも魅せる演出の勝利、更に西部劇にぴたりとはまっている美しいモリコーネの音楽とがあればこそである。ところでどさくさに紛れてチャールズ・ブロンソンの真似して「俺もそろそろ行かなくちゃ」とか言いながらクラウディア・カルディーナレのお尻を触る。いや、掴むジェイソン・ロバーズには何ってことをしやがるんだ?クソー!羨ましいぞ!俺もクラウディア・カルディナーレになら例え、思い切りぶたれても彼女のお尻に触りたい。なんて思った野郎は私と同じです。
[DVD(字幕)] 8点(2010-06-26 11:38:59)
242.  パームビーチ・ストーリー
オープニングとエンディングのえっ?という始まりと終わりにびっくりです。あの始まりと終わりはなるほどね。そうか!てなぐらいで、それとは別の意味でもこの映画、ストーリー上、全く関係なく、始まるドタバタした展開などやら、可笑しな人物、特にあのソーセージ王ときたら、いやはや、私の所にも来て欲しい。最初の何?どういうこと?ていうスタートには面喰らうし、色んな意味でちょっと、それは何なの?て思えてしまうけど、この映画のテンションの高さとハイテンポで短い時間で上手くまとめてしまう上手さやらは今の映画にはなかなか無い何かがこの映画にはある。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-06-23 21:42:00)
243.  百萬弗の人魚
これは一種のショウビジネス的映画と言う感じのもので、ストーリーそのものは特別面白くもない。ただ主演のエスター・ウィリアムズを観るための映画と言って良いぐらいとにかく華麗、美しく、そして、力強さを感じさせる。話によると、元水泳選手だったそうで、しかも、全米チャンピオンという肩書き、どうりで上手いわけだ。美人で泳ぎも上手い。そりゃあ、当然、ヒットするであろう!大して面白味のある作品じゃないけど、彼女が繰り出す華麗なる泳ぎを見ているだけでも見て損はなかったと言える。タイトルに「人魚」ってあるけど、本当に偽りなしってぐらいエスター・ウィリアムズの凄さ、美しさを見て楽しむそんな映画です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-20 17:47:42)
244.  踊るニュウ・ヨーク
凄い。とにかく凄いの一言しか言葉が出てこない。そのぐらいとにかく凄い。素晴らしい。素晴らしい過ぎる。今まで何本かのフレッド・アステア主演のミュージカル映画を見てきたけど、これはその中でも文句なしの大傑作だ!何よりもアステアは勿論、凄いのはどの作品を見ても解ることだし、そんなことはミュージカルファンなら言わなくても解り切っていることだけど、ここでのアステアのあの足の動き、相手役のエレノア・パウエルとの見事なコンビネーション、全くもって動き一つ一つに無駄がない。ミュージカル映画に見られがちな都合の良い展開もなく、この二人の芸の上手さを観ているだけで幸せの時間を過ごせたことが何よりも嬉しく、そして、また以前に見たミュージカル映画を沢山紹介する映画「ザッツ・エンタテイメント」の中で紹介されている作品中、最も見たくて、それでも近所の見せにはどこにもないし、ずっと我慢してきたけど、思い切ってDVD購入することにして見て、良かった。五千円ものお金をつぎ込んでまで購入して心から良かったと思える。映画を通して、音楽の素晴らしさや、ミュージカル映画という素晴らしさ、ビジネスの一面までもが描かれていて、それを楽しく見せてくれているという何とも贅沢な世界にフレッド・アステアとエレノア・パウエル、もうこれはどう考えても満点以外は有り得ない。今だからこうして、ミュージカル映画が好きな私だけど昔は正直、苦手だった。単なる喰わず嫌いだっただけではあるが、いくら誉めてもまだまだ物足りない素晴らしさに完全に酔いしれ、益々、ミュージカル映画が好きになった。今では堂々とミュージカル映画が好きだと自信を持って言える。とにかくどんなに誉めても誉めても良いそのぐらいの素晴らしさに出来れば大きなスクリーン、映画館で一度は見たいミュージカル映画の大傑作!
[DVD(字幕)] 10点(2010-06-19 20:27:40)(良:1票)
245.  イージー・ライダー
ストーリーそのものは大して面白くもないし、ただ二人の男がバイクで自由って何だろうか?行き着く先には何が見えるのだろうか?と走る。走る。ひたすら走るだけで物語としての面白さはない。しかし、作品全体の雰囲気は悪くはないし、むしろ、流れる空気、漂う絶望感、悲壮感とでも言うべきか?がこの映画全体を見事に映し出しているし、音楽も凄く良い。最後の最後に待っている二人の運命、悲劇的な結末、自由の国、アメリカの象徴でもあるような彼ら二人に漂う無常感、如何にもこの時代の映画というような感じのするアメリカ・ニューシネマ的な感じの映画で、あの時代だからこそ名作と言われていた気がする作品でもある。今の若者が見てもけして、面白いとは思わないような気がする。
[DVD(字幕)] 6点(2010-06-12 22:31:42)
246.  暴力脱獄 《ネタバレ》 
一言で言ってしまえば、クール!ひたすらクールなポール・ニューマンのかっこ良さに男の色気に酔いしれる。ポール・ニューマンの魅力でひたすら画面に吸い込まれる。あの例の生卵を飲むシーン、真似しようとしても出来ない。この映画におけるポール・ニューマンのルークの男なんて馬鹿なものさ!それがどうした?全くもって嘘の無い男の馬鹿馬鹿しさの全てを見せてくれていて、同じ男としてとにかくかっこ良過ぎるぜ!映画的にはかなり雑と言えば雑なんだけど、この映画はそんな雑なものまでも全てを吹き飛ばすだけのものが感じられる。それにしてもこの邦題はいまひとつ良くない。原題のままで良いんじゃなかろうか?最後にもう少しだけ言わせて欲しい。これだけはどうしても言っておかないと納得出来ないので言わせてもらう。この映画でアカデミー賞主演男優賞ノミネートだけに終わって賞を与えずに大した映画でもない「ハスラー2」なんかで主演男優賞を与えたアカデミー協会を私は断じて許せない。少なくともあんなもので賞なんか与えるよりも絶対にこの映画のポール・ニューマンの方が何十倍もかっこ良いし、素晴らしい演技をしているのに、それなのに、それなのに、ポール・ニューマンの代表作であるこの映画でこそ主演男優賞に相応しい。
[DVD(字幕)] 8点(2010-05-23 22:05:01)
247.  ベニイ・グッドマン物語
これは確かに「グレンミラー物語」の二番煎じみたいだし、主人公を演じている俳優もいまひとつな感じだし、他にも不満もあるけれど、音楽映画、伝記映画としての面白さ、素晴らしい音楽が見られるという意味では評価出来る。スウィングすること、音楽に乗せて身体を動かしたくなることの素晴らしさを感じることが出来た。教えて貰った。改めてジャズって良いなあ!て何だかそう思えてくる映画である。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-05-20 22:03:32)
248.  ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト 《ネタバレ》 
しまった。絶対に劇場の大きなスクリーンで観るべきだったと後悔している。これは凄い。これこそ本物のライブだ!マイケル・ジャクソンの映画じゃ満足出来なかった興奮がDVDでも味わえたのだから、映画館で観ていたらと思うと本当に悔しい。絶対に映画館で観るべき本物のライブ映像の興奮、とにかく全てにおいてかっこ良い。とても平均年齢64歳だなんて信じられん。監督のマーティン・スコセッシ、恐れ入った。どうしたら本物のライブとしての興奮を伝えることが出来るか解ってる。観客の期待に応えてくれる。まず何よりも収容人数僅か2800人というけして、大きくない会場、だからこそより一層、近い距離でライブを味わえる。正にライブの臨場感、演じる者と観客とが一体になっての興奮を映し出すことに見事成功している。ライブ前に顔を出すスコセッシ監督とローリング・ストーンズの面々とのやりとりもその後の最初の曲が流れてきた瞬間の興奮を伝える為の前触れであって、ライブの前後に顔を出す所なんて、これまたある意味、面白く、そして、このライブ映像における撮影、カメラ、至近距離からのアングル、それによってストーンズの様々な顔を見ることが出来るし、ライブ会場に放り込まれたかのような感覚でとにかく、興奮、興奮のしっぱなしです。正直、ローリング・ストーンズの名前ぐらいは知っていたし、幾つかの曲は知っていたぐらいの私でさえもこれだけの興奮を味わえたのだからファンなら絶対に一度は観るべきライブ映画である。
[DVD(字幕)] 9点(2010-05-11 21:10:50)
249.  マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
友達からDVDを借りて来ての観賞!マイケル・ジャクソンが凄いことは解るし、スーパースターであることも解る。ただ、残念ながらマイケル・ジャクソンの死によって多くの方に見られた作品であるように思えるのだ。もしも、まだマイケル・ジャクソンが生きていたら、そう思うと、何となく複雑な気持ちにさせられてしまう。そもそも、完全な形での完成品とは言えないライブ前の模様だけを映し出したドキュメンタリーというものであり、これをマイケル・ジャクソン自身が公開されることを望んでいたのか?という疑問、マイケル・ジャクソンの死という悲しい現実がここまで多くの方に見られたという皮肉、生きていたらここまでヒットしていたであろうか?色んな意味で疑問が残る。マイケル・ジャクソンの偉大さ、素晴らしさを語るという意味では確かに素晴らしいドキュメント映画かもしれない。それでも物足りないのは、マイケル・ジャクソンの偉大さはまだまだ他の部分であるのではないかと私は思えてならない。マイケル・ジャクソンが世に残した素晴らしい音楽、パフォーマンス、生の音楽やライブ映像こそが本当の意味でマイケル・ジャクソン自身が見せたかったのではないだろうか?少なくともこの作品だけでは本当のマイケル・ジャクソンの全てがファンでない人達に伝わるのか?ファン以外の人にもっともっとマイケル・ジャクソンの凄さを教えるのであれば、映像だけでなく、音を聞かせることでよりもっと多くの方にマイケル・ジャクソンの凄さが伝わるのではないだろうか?いずれにしてもこの作品が遺作でなかったら、そう思うとやりきれない。のマイケル・ジャクソン、そのリハーサル模様による熱気、そういうものは確かに伝わってきたけど、映画的な興奮、リハーサルだけでなく本物のライブ映画として観たかったし、そういう意味で評価しての点数です。
[DVD(字幕)] 6点(2010-05-03 22:43:29)(良:2票)
250.  グリーン・デスティニー
づくづくカンフーものが私は好きなんだなあ!てのが見ての感想でして、確かに時代設定は滅茶苦茶ぽいし、ワイヤーアクションもちょっとしつこい気がしなくもないが、それでも許せてしまう。これはワイヤーアクションに関してどれぐらい許せるか?例えば「ラーメン」大好きな人間がラーメンに胡椒をどれだけ入れられるか?とか「カレー」好きな人にとって、カレーには醤油かソースか?いや、俺は何もかけないぞ!私はやっぱり醤油でしょ!待てよ?醤油だの、ソースだの、何もかけないだのと良い歳大人がそんなことで大人気ないぞ!カレーが美味しければそれで良いではないか!とか議論するようなもので、つまり、カンフー映画好きな私のような者にとっては少々のワイヤーアクションでもカンフーが楽しめれば、少しぐらいのことは大目に見よう。許そうて気になってしまうようなものでして、チャン・ツィィーが可愛い。それもポイントの上で大事な訳で、この映画はカンフーとチャン・ツィィーの可愛さを楽しむ為の映画であるような気がします。映像的にもかなり美しく、ラストはえっ?て感じの終わりではあるけれど、それでも良いのです。大好きなチャン・ツィイーが可愛く色んなアクションなど楽しませてくれているので、それだけでも見て良かった。どう考えても普通なら6点が限度、いや、4点か5点ぐらいだろうてなぐらい出来としてもけして、誉められる映画なんかじゃないてことは解っていても何だかんだと言いながら楽しんでいた自分がいるということで少々、甘いかもしれないけれど、7点を付けたいと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2010-04-25 20:44:29)(良:1票)
251.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 
これは、この映画の監督からの怒り、ジョニーの怒りの映画だ!全てが正に怒りとなって胸に突き刺さる。戦争によって、足も手も顔も皆、人間とは思えないほどの無残な姿となってしまったジョニーの怒り、但し、その怒りを言葉によって大げさに叫んではいない。静かなまでの怒りがやがてあのラストへと繋がる。「祖国に命を捧げることは美しい」というテロップは戦争を引き起こし、自分をこんな無残な姿へと変えてしまった国に対する嫌味と感じることが出来るし、夢のシーンでの美しいカラーと現実のシーンのモノクロのシーンとの物凄いギャップによる恐ろしさ、全てが何とも怖くて、もう一度見ようて気分にはとてもなれない。しかし、間違いなくこの映画はそんじゃそこらの戦争映画にはない怒りが伝わってくると同時に人の命って何だろう?何もしてあげられない被害者の身内や恋人の苦しみ、刹那さ、そういったものがきちんと描かれている反戦映画として、また人間ドラマとして見応え十分、色んな意味で本当に悲しくも恐ろしい映画である。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-04-22 21:31:28)
252.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 
作品の狙いとしての面白さや、企画ものしとて見たらそれなりに楽しめたし、悪い映画でもないと思う。しかし、だからって、何もこの映画がこの年のアメリカ映画の一番の映画であると評価され、アカデミー賞作品賞まで獲得するほどのものかという疑問が残る。上手くまとめて大金も手に出来たし、恋人も手にすることが出来たし、それはそれで良いとしてもあのラストの踊りは何?て言いたくなってしまう。劇中で生放送中にテレフォンをかける場面を見て、アカデミー賞とテレフォンは私自身、何の役にも立たない。アカデミー賞を獲得したから、それが必ずしもその年の私にとっての最高の映画という評価を与えるということも出来ない。けして、つまならなくもなければ、普通に楽しめた。でも、やはりこの点数が限度です。それにしても人が一人、死んでいるにも関わらず、大金と女の両方を獲得出来たからって踊る主人公、何を考えているのか?色んな意味で突っ込み所満載のそれもまたある意味、この映画の面白さなのかもしれないが、なにわともあれ、このぐらいの出来でそれがこの年のアメリカ映画の代表だとすると、それだけ今のアメリカ映画全体のレベルの低さというものを覚えずにはいられなくなる。
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-24 21:48:42)(笑:1票)
253.  砂漠の流れ者 《ネタバレ》 
これは西部劇という形を借りた男同士の友情のドラマでもあり、愛する女への男の不器用さを表現して見せたラブストーリーでもある。サム・ペキンパー監督と言えば派手な銃撃戦とリアルな戦いが頭に浮かぶが、この映画はそういうものがほとんど無い。そこに見えるのはひたすら男としての不器用さ、女に対して見せる男の不器用さ、ジェイソン・ロバーズ演じるケーブル・ボーグが出逢った女、ステラ・スティーブンス演じるヒルディに見せる態度は男の不器用でいて、男としての本心がよく表れていて、例えばあのスケベな神父にしても同じである。そんな不器用な男と男、最後に砂漠を愛した男の迎える死を見守る男達と女、あの神父の台詞「人間臭くて良い奴だ」というこの言葉には男同士、男だからこそ言える台詞としての重みが感じられ、好きな砂漠で最後を迎えることの出来たケーブルにとってはこれ以上ない最高の死であるように感じてならない。どこまでも人間臭い男達とそんな男と同じように女性らしい強さと弱さの両方を演じ切ったステラ・スティーブンスの存在もこの映画を盛り上げている要因として欠かせないし、男と男、男と女のドラマとして温かく描き切ったサム・ペキンパー監督の優しさが感じられる作品になっている。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-04 20:48:58)
254.  ヤンキー・ドゥードゥル・ダンディー
ヤンキーなのにダンディー?しかも演じているのがジェームズ・キャグニーてのがある意味、可笑しくて、笑ってしまいます。歌い、踊る。ピアノの演奏するシーンが多いけど、ジェームズ・キャグニーがここまで楽しそうに演じているのを見てしまうと、ストーリーなんて、もうどうでも良く思えてしまったり、話そのものは特別面白いとも思えないし、テンポもそんなに良くはない。それでも、ジェームズ・キャグニーは何をしていても面白い。あの変な騎手の姿が妙に似合っていたり、この人、コメディアンとしてのセンスも抜群です。何度も言うように特別面白い映画じゃないけれど、ジェームズ・キャグニーの面白さが見られるということではファンとして見て損したという気持ちにはならない。
[ビデオ(字幕)] 6点(2010-03-01 21:49:37)
255.  掠奪された七人の花嫁
とてもミュージカルとは思えないようなタイトルからは想像出来ない映画である。確かにこれは間違いなくミュージカル映画である。けれど、ミュージカルを観ているというよりも西部劇を見ているような気持ちにさせられる。牛も出てくるし、馬も出てくるし、あの景色、町並み、山、とにかく雰囲気は西部劇である。個人的には群集劇的なミュージカルは苦手であるが、それでもつまらなくはなかったし、普通に楽しむことは出来た。それにしてもよく転ばないで踊ってられるなあ!と感心させられたし、この映画に出てる人達の身体能力の高さは、まるで体操選手のようである。
[DVD(字幕)] 6点(2010-02-16 21:37:05)
256.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 
私自身、「グラン・トリノ」以前のクリント・イーストウッド監督作品は苦手なものが多かった。ところが、前作、そして、今作とまたしてもこの監督の視線の温かさ、人間賛歌と言える素晴らしさの前には完敗です。いや、乾杯です。モーガン・フリーマン演じるマンデラ大統領はかつて、自分を刑務所へと送り込んだ白人に対しても、けして、怒りというものを見せようとはしない。それどころか白人であれ、黒人と全く同じ立場、平等に扱おうとする。その姿にはこれが人間だとその心の広さ、大きさに心を打たれる。「復讐はいけない」「復讐からは何も生まれはしない」「例え敵であれ、同じ人間である」「心を一つにして国を作ろう」と訴える。ラクビーというスポーツの素晴らしさ、チームワークの大切さと人間としての心を忘れてはならない。そういうものが何一つ手抜き無しにきちんと描かれている所がこの映画の素晴らしいところである。国を挙げて母国を応援することの素晴らしさ、大統領も一般人も関係ない。皆が心を一つにして生まれる感動、ラクビーシーンの迫力、カメラワークにしても上手く映し出されていると私は思います。選手たちが動く、躍動感、スタジアムでの観客の動き、表情から感じられるスポーツて素晴らしい。そう思わずにはいられなくなる映画です。この映画を通して人間の持つ心の広さ、誰かを怨んで生きることよりも人に対して同じ気持ちで接することの方がどれだけ素晴らしいことか、人種を超えたこれぞ正しく人間賛歌と言うべき傑作です。本当は満点でもと思ったものの、そうしなかった唯一の不満は日本がニュージランド相手に145対7と記録的大敗したニュースを語ってしまったことで、それだけは日本人としては見せて欲しくなかった。それでもこの映画は間違いなく傑作であることは私の中では変わらない。
[映画館(字幕)] 9点(2010-02-11 20:40:37)(良:2票)
257.  ララミーから来た男
まずは画面構成の美しさと広大なるララミー牧場の風景、西部劇として合格点の付けることの出来るものはほとんど描かれているので、それだけで観るに値する作品になっている。復讐に燃える主人公、その主人公を影で支える良きパートナー、西部劇に必要なインディアン、そして、やはり戦いを終えて、街から去っていく主人公を見送る女、そういった見せ場も多い。酒場でのやりとりがないのが不満と言えば不満であり、それでもけして、つまらなくはなかった。主題歌のかっこ良い音楽も好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-08 20:32:14)
258.  恋におちて 《ネタバレ》 
不倫ものの映画となると、やたらとベッドシーンがあったり、家族の中に殺人事件が起こって、死者が出たり、また、不倫をしている当人同士がお互いの家族のことなど無視して、どうにもならなくなった挙句に心中をはかるなど、やたらとドロドロしたものが多くて見ていられないし、好きじゃない。その点、この映画にはそういうドロドロしたものが感じられないのが良いし、好感が持てる。最初の二人の出会う駅のシーンでの公衆電話でのやりとりからして、この二人は性格も似ているということを見せることで互いが好きになっていくだろうというものをきちんと解り易く描いている。また、やたらと愛を語らない。役者の演技力だけで見せる二人、ロバート・デニーロが普通の男を演じてもそれが演技なのか?それともそれこそがロバート・デニーロという人の本当の凄さなのか?さえも解らなくなるぐらいの上手さ、そして、メリル・ストリープの上手さもハリウツド映画界において、少なくともベストスリー以内に入るぐらいとにかく上手い。そんな上手い二人が演じているからこそ、不倫ものなのに全くもって下品さを感じない大人の映画として見ていられる。この二人だからこその映画であり、下手な俳優同士ならこうはならない。良い役者が二人揃って良い演技をし、そして、互いの良さを認めつつ、信頼しあっている様子が解る。最初に二人が出会った駅、列車内での様子とラストも列車の中で締め括るという辺りも心憎くて良い。心憎くて良いと言えば、もう一つ、ロバート・デニーロがタクシーに乗っている場面、デニーロでタクシーて言うと、どうしても「タクシードライバー」です。いつモヒカンになって、暴れるのか?と不安がある意味で面白く、そういや、あの映画でも共演したハーベイ・カイテルも親友役として良い感じでした。
[DVD(字幕)] 8点(2010-02-07 11:30:24)
259.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
いや~久しぶりに見たけど、面白い。昔、何度も何度も繰り返し見た映画である。まず何と言ってもジェニファー・コネリーが可愛い。ホグルがデヴィト・ボウイの魔王ジャレスを裏切り、サラの見方となる気持ちが痛いほどよく解る。解りすぎてたまらなくなる。気持ち良く立ちションしている後ろで声をかけられる時の慌てようといったらない。もしも、私が同じ立場で気持ち良く立ちションしている時にこんなにも可愛いジェニファー・コネリーに声をかけられたら、ションベン所ではなく、あっ!すいません。お食事中の方はこんなどうしようもないアホなレビューなど見ない方が宜しいかと!ジャレスの命令に従い、毒の桃をサラに渡す苦しみ、ホグルにとって初めてかもしれない親友となったサラとの友情を優先したワイズマン、私は好きです。同じく図体は大きいくせに臆病者のルードも好きなキャラクターとして忘れられない。この映画は確かに子供向けの作品ではあることは否定致しません。しかし、単なる子供向けではない魅力、出てくるキャラクターが魅力的で久しぶりに見てもやはり初めて見た時と同じく楽しめた。セサミストリートを毎回毎回、楽しみに見て育った私としては、セサミスリートのような雰囲気、何とこの映画の製作はセサミストリートを製作した人達であるとのこと、とにかくそんな訳ですから何年経とうが今も変わらず好きだった当時の気持ちと同じ気持ちのままでいられることが何よりも嬉しい。ラスト、サラの部屋で皆が楽しそうにしているシーン、この映画はそんな楽しさに満ち溢れた素晴らしいファンタジー映画としてこれからも見たい。そんな映画である。
[DVD(字幕)] 9点(2010-02-04 21:08:51)(良:1票)
260.  アダムス・ファミリー(1991) 《ネタバレ》 
ホラーは苦手だし、嫌い。しかし、この映画は嫌いじゃないし、楽しめた。一人、一人のキャラクターが個性的で面白い。あの手も良い。あの手、欲しいです。あっ!でも、鍋の中に入れるのだけは勘弁してくれ!それにしてもあの魔女役の女優さんのメイクの濃さは凄いと思うし、不気味なんだけど、色気があって、エロスを感じる。あのメイクにいったいどれだけの時間をかけたのかなあ?それと、クリスティーナ・リッチのウェンズディも怖い。行方不明の兄を演じているクリストファー・ロイドも不気味だけど、愛嬌があって良い。ダンスするシーンなんて、本当に楽しそうです。作品全体としては明らかにB級映画だけど、下手な大作よりは雰囲気があって楽しめる。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-31 21:38:46)
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