21. ドクトル・ジバゴ(1965)
ロシア革命期を描いてるだけあって話は壮大。革命に翻弄されながら、生きて行くという事、愛すると言う事を知っていくジバゴ。後半からの焦点は恋愛面に重きがおかれるけど。浮気だから賛否あるのは仕方が無い。幼少の頃から一緒に暮らしている奥さんは家族愛、ラーラとは本当の恋愛をしていたんだろう。二人の間でふらふらするのが良いとは思えないが、ジバゴの心境に共感できなくもない。それと「ラーラのテーマ」は良い曲ですね。 9点(2003-10-13 13:09:37) |
22. レインマン
ダスティン・ホフマン上手すぎ。隙を見せない名演技。ちょっとでも油断すると役がダメになっちゃうでしょう。最初は、トム・クルーズじゃないけど、ほんとイライラしてくる。でも段々彼を知ってくるごとに、憎めなくなってしまう。それは兄弟、お互いが理解しあってくるのともリンクする。難しい役に、微妙な感情な起伏もつけたダスティン・ホフマン凄すぎ。 9点(2003-10-13 02:53:12) |
23. ビッグ
《ネタバレ》 大人になった子供っていうのも、なんだか安っぽい設定だなぁなんて思ったりするけど、そこはやっぱりトム・ハンクス。上手い。魅力的な子供な男性(?)を上手く演じています。彼女との掛け合いも面白いところ。彼女が大人として誘ってるのに、トムは真意を理解できてない。見ていると思わず「子供に何言ってるんだよ」と彼女に突っ込みたくなるくらい。それくらい子供になりきっている。その一方で、子供のままの心から、内面が成長していく様を見られる。でもやっぱり子供心は忘れたくないものだなぁと。この年になると、あのおもちゃ箱をひっくり返したような部屋にはついていけないもん、絶対に。あと、最後に彼女が言ったように、人生は二度繰り返せないものなんだなと思います。 9点(2003-10-13 02:30:16) |
24. アパートの鍵貸します
世渡り上手な主人公。上司たちの不倫を助けるために自分の部屋の鍵を貸して、その見返りに昇進を得る。そんなズル賢いけど憎めないキャラをジャック・レモンが上手く演じている。憧れの人が部長の不倫相手なんて読めちゃう展開だけど、ジャックの立ち振る舞いや、テンポの良さがとても面白い。この時代の映画にしては、社会性や政治性がないのでとても気楽に見られるのも良い。 9点(2003-10-13 00:37:42)(良:1票) |
25. アラバマ物語
《ネタバレ》 黒人差別を取り扱っただけに話は重い。時代が時代だからとも思うけど、陪審員制ってなんだろうと思わされた。あれだけ無実の条件がそろっているのに有罪って・・・傍聴者も裁判官も陪審員でさえ無実は分かってたんだろうに。それでも有罪にしてしまう不条理さ。しかしそれもその時代の現実だったんだろうと思うとやりきれない。話のメインはこの裁判シーンにあるが、その後ラストも印象的。この結末は晴れやかではないが、素直に受け入れられるし、納得してしまう。それはこの物語の持って行き方や、主題が良く表現出来ていたせいかもしれない。 9点(2003-09-28 02:08:57) |
26. ダイ・ハード
アクションものではありがちな絶対的に強いヒーロー象ではなく、どことなく頼りなさげなところが良かった。決して敵に真正面から対抗せずに、そこからは逃げ、しかし果敢に抵抗し人質の解放にあの手この手を尽くす。その緊迫感が面白い。舞台もビルひとつに限っている。昨今ありがちなあっちのビルも爆破こっちのビルも爆破だったり、道路破壊しまくりなカーチェイスだったりしない。狭いスペースでの攻防。そしてその全てを活かしているから、ストーリーにもアクションにも無駄がない。かなり面白いアクション映画だと思う。 9点(2003-09-14 11:32:14)(良:1票) |
27. サイコ(1960)
二面性の狂気というのか、精神異常を題材としている。もう今では新鮮さを失っているネタかもしれないけど、この時代では斬新だろう。穏やかな男の中に潜む狂気、実態のつかめない母親。そしてモーテルで行なわれる殺人。シャワーシーンのような衝撃的な面も見せつつ、つかみ所のない不安感を煽ってくる感じ。ヒッチコックの見せ方が光る作品でしょう。 9点(2003-06-01 19:19:15) |
28. フェイス/オフ
ジョン・トラボルタとニコラス・ケージが入れ替わったら入れ替わったなりの演技をしてくれる。違和感も不自然さもほとんど感じさせない。その演技力はさすがと言うべきか。アクションも面白いし、なかなかの作品。 9点(2003-05-19 20:08:14) |
29. 天使と悪魔
《ネタバレ》 原作を読まずに鑑賞。前作と比較すると説明不足や矛盾点がずいぶんと解消されていて予備知識がなくともすんなりと物語に入り込めるようになっている。物語としてもヒントを見つけては現場へ駆けつけ事件が起き、次のヒントを見つけて現場に駆けつけ事件が起き・・・の繰り返しで平凡だけど非常に分かり易い。しかし、単調になり過ぎない。おそらくは前作の反応を元に随分と脚本を練ったんだろうと思わせる。また、ローマやヴァチカンのシーンは美しい。ローマを撮った映画の代表作と言えば「ローマの休日」であるが、それとはまた別の形でローマの美しさが表現されている。そしてなんと言ってもラストシーン。キリスト教徒ではないので特別な思い入れこそないものの、あの荘厳なシーンに物語の集大成、ローマの素晴らしさ(正確にはヴァチカンであるが)が見事に融合されていて心が揺さぶられる。爆発の規模ばかりが大きくなる昨今のハリウッド大作の中で、久しぶりに良い映画を観た、と思わせてくれる作品。 [映画館(字幕)] 8点(2009-06-07 23:51:15) |
30. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
パイレーツシリーズで一番面白かったかな。笑えるシーンが一番多かった。ジャック・スパロウのコミカルさが出ているのが、このシリーズっぽくて良い。ただ、終わり方が明らかに3を意識しすぎてて(同時製作だから仕方ないけど)、ちょっと萎えた。 [映画館(字幕)] 8点(2007-10-28 18:23:36) |
31. スパイダーマン3
アメコミ系の中でスパイダーマンが一番面白く感じるんだけど、それは映像のスピード感と、ストーリーテンポ感が良いからかなと思う。そして陰のあるヒーロー&ストーリー。それが色濃く出ていたのが3だった。話自体は前2作までと比べて詰め込みすぎな感もあったけど、前2作よりも見ごたえはあるように思う。 [映画館(字幕)] 8点(2007-10-28 18:21:53) |
32. スパイダーマン2
1に負けず劣らず面白かった。 [DVD(字幕)] 8点(2007-10-28 18:16:25) |
33. ダ・ヴィンチ・コード
《ネタバレ》 原作を読んでいないと分からない、原作読んでいて知識がありすぎると物足りなさを感じる、そんな映画だったと思う。あの長編を2時間半にまとめるには、すべてを描くわけにいかなかったと思うけれど。導入部分は大雑把。暗号の巧みさが各所に出てるシーンなのに、早急に進められてすべて無。嫌疑かけられて逃げただけのシーンになってしまった。せっかくのルーヴル撮影はなんだったんだろうか。銀行のシーンは、ラングドンが天才になっていた。「一度しかチャンスがない」と言われているのに、悩む余地なく暗証番号を打ち込める勇気に感心。一方で、他が省略されてる割にはテービング邸のシーンは長めだし、バランスが悪かった。ただ、良くも悪くも全体のストーリーとしては忠実に再現されていたし、素直に見たら映画として悪くなかったので、個人的には好きなんだけど。最後のシーンは原作通りの方が良かったなと思う。 [映画館(字幕)] 8点(2006-07-15 21:01:08)(良:1票) |
34. トイ・ストーリー
あんまり期待してなかった割に、結構面白かったです。良く出来てますね。ストーリーがどれほどあるわけではないですが、気楽に見るにはもってこいです。素直に面白いです。 8点(2004-09-03 21:17:00) |
35. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ディズニーランドに行けば毎回「カリブの海賊」はかかせないくらい好きなので、映画でどうなるか楽しみでした。こうアレンジされているとは。物語は元ネタを上手く使い、しっかりしていていいのではないでしょうか。でも思ったよりシリアスだったかも。カリブの海賊はもうちょっと軽いしなぁ。ところどころにアトラクションのネタも転がっていて面白い。鍵をくわえた犬とかね。孤島で歌ってた歌!これあってこそのカリブの海賊! 8点(2004-02-21 21:36:34) |
36. 愛情物語(1956)
《ネタバレ》 愛情物語というとタイトルは平凡だけど、まさにそれぞれの愛情なくては語れない。音楽は素晴らしく、ラストも秀逸。哀しいはずのラストなんだけど、タイロン・パワーがいなくなってなお、ピアノを弾く息子の姿は、力強く生きていこうとする意思にも見えてきて、すがすがしい感じさえする。 8点(2004-02-05 21:37:22) |
37. スタンド・バイ・ミー
冒険と主題歌。これが全て! 8点(2004-01-01 23:14:52) |
38. 恋愛小説家
曲者をやらせたらジャック・ニコルソンの右に出るものは居ないね。ヘレン・ハントがオスカー受賞した時に、なんで?とも思ったけど、作品を見たら思ったよりも良かった。 8点(2004-01-01 23:08:11) |
39. 美女と野獣(1991)
アニメかと思って甘く見ていた。面白い。アニメらしい分かりやすさと、大人でも楽しめる奥行きの広さはさすが。映像的にも綺麗。 8点(2004-01-01 22:02:35) |
40. ラスト サムライ
期待値に比べたらまあまあと言ったところ。ストーリー的にも日本観的にも良質じゃないだろうか。なによりも殺陣の迫力たるやさすがハリウッド。見せ方ひとつの部分もあるが、同じことやってああは撮れないところを考えれば、日本映画の限界も感じざるを得ない。あとはまあ、日本人だからこそ観てて面白い部分と、違和感を感じる部分とそれぞれかな。渡辺謙の上手いのかそうでもないのか分からない、上手いっぽい英語は相当気になった。あの時代のサムライが流暢に英語を話せる必要はあったんだろうか。そんなこんなでこの点数。とりあえず"まともな日本"を描いてくれただけで評価はできるかな(映画の評価としてはどうかとも思うけど)。一度観て損はしない映画だと思います。 8点(2004-01-01 21:32:27) |