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えすえふさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 551
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/sf0O7
自己紹介 筋肉アクションやSFなどに目が無いです。

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21.  アメイジング・スパイダーマン 《ネタバレ》 
リブート!それはやり直し。 MCUも色づいて来た頃にやってきた本作は意外と早くやって来た。「え?もうやり直すの?」とその早々としたリブートに劇場へ行く足は伸びなかったことを覚えている。そんな訳で新作のために視聴。  知っていた通り、また全部はじめから蜘蛛にかまれて、調子こいて、ベンおじさんが死んじゃって。サム・ライミ版とは差異はあるけれど流れは同じなので新鮮味は薄く、必要な儀式をこなしているだけで全然嬉しくない。うん、退屈。 しかし自警団になった理由が明確に示されたのは良かったです。 そんな訳でようやく覚醒したアメスパですが、それと対抗するヴィランは実写マリオを思い出すようなトカゲ人間。インパクトが弱い!強いんだろうけど弱い!しかも中身は自己制御出来ない気の毒で善良な科学者というのが戦いの気持ちよさを阻害しております。 あとテンポを良くするためかこの世界の人々は皆話のわかる連中ばかりです。あんな酷いイジメをしていた奴でさえ良い奴になります。グウェンも会えない理由を察してくれます。メイおばさんもわかってくれます。ピーターの周りは良い人ばかりですね。 最後のクレーンシーンも街の人とスパイダーマンの繫がりがオッサン一人だけに見えてしまってちょっと感動が薄かったです。  そんな訳でリブート一本目は意外とスケールが小さい作品でした。
[インターネット(吹替)] 5点(2022-01-15 00:19:22)
22.  ブラック・ウィドウ(2020) 《ネタバレ》 
いや、知ってるよ!この人の過去はツラいって!…ほらやっぱりツラい!知ってた! そんな訳で彼女の活躍無くしてアベンジャーズは勝利は無かったのですが、そんな彼女の過去は結構謎だらけ。 初っぱなから解かれる過去は序盤から結構しんどい。なんて人間は残酷なのか…!そしてタスクマスターの正体も非常にキツい。そこまでするかというツラさ!  しかしそこはやっぱりMCU。適度なギャグも少々挟みつつ頑張ってくれます。 シリアス一辺倒なお話に花を添えてくれるのはデブ親父なのですが、彼があまりちゃんとした活躍が出来ないのが個人的には残念。そしてこの親父に大塚明夫を当てるという配給の決断にも驚きです。いや、凄いあってるんですよ。  そしてやっぱりアクションはよく動く人なので見応えたっぷり、007なノリで世界中で暴れ回るナターシャさんの勇猛っぷりがイカしてます。あとRED ROOMという文字がドーンとでる演出僕は好きです。  そんな訳で最後の最後までなんだかんだ面白かった本作、ミニシアターっぽい間の撮り方や撮影も美しく、楽しめました。満足です。
[インターネット(吹替)] 6点(2022-01-06 00:09:51)
23.  キングスマン: ファースト・エージェント 《ネタバレ》 
0!それは飛ばしすぎた2をリセットするには良い口実だ。2も嫌いじゃないけど、あの駄菓子はなんともクドすぎた。 そんな訳でキングスマン誕生の物語へ。舞台は20世紀初頭!日本人にはいささか馴染みのない第一次世界大戦真っ只中。英国崩壊を狙う魔の手からあの体たらくのM…ではなくオーランド・オックスフォードことレイフ・ファインズが頑張るスパイ映画になっている。 というかこの映画レイフのレイフによるレイフの為の映画だ。  キングスマンらしい特徴的な刺客と、派手なアクション、そして独特のエグみがシリーズの味だったけれど、エグみは前作でやりすぎたせいなのかその点は思いの外控えめ。そして史実に基づくお話にしたために説明は多め、派手なアクションは物語から30分後にやっと拝めるスローな展開。そんな訳であのビシバシキレッキレの映画のはずが異様に上品で親切でちょっと「らしくない」印象。  だけどもアクションシーンも刺客もやはりキングスマン。この堂々たるラスプーチン!まさに怪僧!正直こいつがラスボスで良いくらいの圧倒的存在感。そしてコイツの戦闘スタイルはどっかで見たことある!そうだ!ネオジオの格ゲー・ワールドヒーローズのラスプーチンだ!クルクル回る姿はまさに俺たちがよく知るラスプーチンだ!・・・しかし、この映画の最も盛り上がる所はここ。  その後の展開は結構失速してしまう。息子の死というドラマを描かねばならない為に遠回り…まぁ立ち直りも早いけど。 そんな訳でアクションシーンはどれも一級品でラストバトルも見た事無いアングルのバトルが拝めたりと満足も出来るが、もうちょっとしまりと刺激のある作品にしてほしかったとも思ってしまう作品でした。 この調子で第二次大戦、冷戦と続いて行きそうなので次回も見て行きたいですね。
[映画館(字幕)] 6点(2021-12-30 19:30:44)
24.  グレムリン 《ネタバレ》 
生き物を飼う時は覚悟しろよ! そんな事を軽々しくペットを飼いたい人間には言いたくなるクリスマスな今日この頃。 犬や猫だって飼うのは嬉しい時もあるが大変な時だってある。それはこのキュートなモグアイだって一緒。 ルールを破れば即そのしっぺ返しが飛んでくる。もちろん話が通じない相手なんだから責任は飼い主にある。 まぁこの主人公はどちらかというと巻き込まれた上に、不運が重なり、悪いモグアイに上手くやられたおかげでとんでもない目に遭ってしまう。  そんなこんなで始まってしまうバックトゥザフューチャーと瓜二つな街で起るドタバタパニックは悪趣味な笑いを誘うパニックムービー。 とにかく至る所で楽しく暴れ回るグレムリンたちが面白いです。面倒くさすぎる輩が街を占領したって話ですよコレ! しかし死者が面白い事に出ちゃってるから大変だ。いけ好かないおばちゃんもいい感じに楽しく殺られるのがなんとも黒いし面白い。 そして始まる人間vsグレムリン軍団の死闘は人間側が容赦しない形で始まります。相手は人間じゃない上に可愛くないからぶっ殺してもヘーキヘーキ!人間側も刺したりミキサーにぶち込んだり、レンジに入れて爆破したりとやりたい放題。 エイリアンのリプリーよろしく主人公の母親がグレムリンたちと死闘を繰り広げるのが面白いです。というか繭といい、なんかエイリアンっぽいですよね。にしても最初からここまで温かな家族が主人公の映画というのも逆に珍しい。お母さんも旦那のポンコツ発明品を不満な顔一つせず使っているのが非常に好きです。  個人的に好きなのはやはりグレムリンたちの迷惑でノリノリなヤンキー集団のような盛りっぷり。 酒場や映画館でいい感じに楽しみまくっているのが笑えます。すげえ迷惑だけど。 あとグレムリンたちのダーツの的にされるという露骨に嫌ないじめを受けるギズモがブラックながら笑えました。  そんな訳で「人間は愚か!」というありがたいおじいちゃんのお言葉を頂き本編は面白いままに終わりました。 特撮と良いギズモのキュートさといい、ラストバトルの手に汗握る感じと良いなんだかんだで最後まで見所たっぷりに楽しめる一本でした満足です!
[インターネット(吹替)] 7点(2021-12-25 22:52:11)
25.  ロジャー・ラビット 《ネタバレ》 
あー!なんでこんな自分の好物のような映画を今までスルーしてきたのだろう! ディズニーランドのトゥーンタウンにだってロジャーのアトラクションがあるというのにっ! でもこの映画の方があのアトラクションよりロジャー・ラビットという世界観の面白さを引き出していますね。  そんな訳で戦中戦後を湧かせたアメリカンカートゥーンの世界をこれでもかとリスペクトしながらも、現実がアニメと共存する謎の世界観にはビックリ。実写との合成もさることながら、冒頭のアニメシーンの恐ろしいまでのヌルヌルっぷりもたまりません。 更に見所は会社間を越えたコラボレーションの数々、ダフィー・ダックとドナルド・ダックが共演し、ミッキーとバックス・バニーが同じスクリーンに映っているのはこの映画でしか見た事の無い奇跡のようなビジュアル。 そして実写世界もいかにも映画のセットという感じの作り物感がたまりませんね。ワクワクします。  そして主軸となるお話は大人が見ても楽しめるようにサスペンス仕立て。アニメに人権は無いというばかりに残酷すぎるディップがかなり恐怖を煽ります。さらにクリストファー・ロイド演じる判事の恐ろしさっぷりがまたいい味出しています。怖い! もちろんマリオでおなじみボブ・ホプキンスの好演も素晴らしい。  という事で終始面白く見れたと同時に、なんでもっと早く見なかったんだと後悔もしています。 カートゥーン好きなら是非見ておくべき一本でしょう。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-12-19 16:24:38)
26.  ロマンシング・ストーン/秘宝の谷 《ネタバレ》 
ロマンス小説家がひょんな事から大冒険! 作りは正直レイダースの二匹目のドジョウを狙った一本だけど、こちらはスリルより二人のロマンスにこれでもかと寄せた形で、テンポ良くご都合的に進行する為飽きもこない。おかげでコロンビアのロマンス小説家ファンのおじさんなんてとんでもないキャラクターまで出てくる。こっちのマイケル・ダグラスは蛇にも強いぞ。 ただしアクションは逃走シーンばかりでインディのような見た事も無い古代遺跡でスリル満点大冒険というのはあまり期待してはいけない。でも滝から車ごと落ちるシーンは凄いぞ。 そんな訳でワニを諦めて助けに行った彼も、終幕には何故か小説家の所にワニを倒して船を手に入れたマイケル・ダグラスが迎えに来るという夢のような非常にご都合的で甘い甘々な展開だ。でもそれでいいじゃない! 痛快アクションも見たいけど甘いロマンスも欲しい!そんな欲張りなデートムービーという印象でした。素晴らしいです。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-12-11 20:46:22)
27.  007/ユア・アイズ・オンリー 《ネタバレ》 
宇宙から帰ってきたボンドの次の任務はちょっと地味目、でもとても面白い。 しかしまだまだ冷戦真っ只中。対ロシアとの緊張はイギリスの秘密船の沈没で大事に。 そんなポリティカルなシナリオ、そして両親を殺され復讐の鬼となるボンドガールなどシリアス路線なのがユア・アイズ・オンリー。 とにかくクロスボウ片手に戦うキャロル・ブーケがとにかく美しくて個人的には最高なのですが、今回の見せ所はこのリアリティ路線。 今回は凝ったボンドカーもQアイテムも控えめに、ボンドの身体一つで戦う様をこれでもかと拝める。 とはいえロジャー・ムーアなボンド映画なのでウィンタースポーツを絡めたり、可愛い車でチェイスしたりとユルい見所もたっぷり。 そしてシナリオも敵の親分が実は逆だったという展開もあったりでなかなか楽しめます。 更に終盤のクライミングシーンも緊張感たっぷり。こんな時でもQアイテムが登場せず、体力と判断力で華麗に突き進むボンドのエージェントっぷりにドキドキしますよ。しかも仲間との連携もなかなか良いんですよね。 最後の最後まで緊張感たっぷりに見る事が出来る本作。そして最後はユーモアで締める面白さ。そしてキャロル・ブーケの美しさ。 とても見応えのある一本ですよ。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-11-14 22:30:14)
28.  007/ノー・タイム・トゥ・ダイ 《ネタバレ》 
延期の延期を繰り返してついに観れた007最新作。そしてダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドの最後の作品。 まずはアクションと展開は非常に素晴らしい。もしかしたら007の中でもピカイチかもしれない。 ラストの長回しのシーンなんて脱帽モノだ。 やたらトンデモ兵器やQメカが出てくるのも好感触だ。もちろんボンドカーが大暴れするのも非常に嬉しい。 更に新旧007の手柄の取り合いに美人CIAのパロマちゃんもめちゃくちゃ可愛く強くて最高だ。屈指のボンドガールだ。 極め付けにはQも今回はお宅訪問までしちゃって、更に前掛けなんてしちゃって今回もQには楽しませていただきました。  そして後半からは一気に監督お得意のクライムサスペンス感が強くなる。というかホラーに近い。あの娘も全然笑わないしめっちゃ怖かったよ。ボンドすら敵わないんじゃないかと思わせる雰囲気が最高に怖い。 ここら辺は監督が制作したトゥルー・ディテクティブに近いヒリヒリ感を感じて素晴らしい。  だけど話の展開的にはスペクター全滅は正直超雑だし、国際問題必至のミサイル発射強行もよくわからん。というかそれしかボンドは選択できなかったのかとも思える。というか二人で行く理由もわからん。 更に謎の国籍不明船がやってくる流れもわからないし、わざわざボンドが島にいる内になんかするという流れも微妙に納得し難い。 あとねそのドラゴンボールのように、ヤバい敵を倒したら更にヤバい敵を作る手法はスペクターで最後にして欲しかったし。正直ラミ氏の企てはとても悪いが正直とてもショボい。  あとね 劇場から帰る客の身にもなってみてくださいよ…何故こんなことするんだと。 終わった瞬間席を立つ人々の顔を想像しましたか、みんな笑顔かと思いますか。お通夜でしたよ。みんな凄い蒼白の顔でしたよ。 ジェームズ・ボンドの映画ににそれを望んでいると思いますか…。  しかも、この子持ちになって、この終わり方って…最近見たばっかりなんですよ。 あっちの方はマルチバースやら展開が沢山あるので、死んでるようで死んでないからたいしたダメージなかったけど、こっちはもう致死量ですよ。これこそラミのヤツより毒ですよ猛毒。 しかも死ぬにしたってお膳立てがショボすぎる。 こんな北方領土の僻地でミサイル程度にやられるなんてボンドにしてはあまりにショボすぎる。  そりゃ最初からダニエル・クレイグは型破りで僕も最初は好みではなかった。 でも彼のボンドになっていく過程は非常に好感が持てたし応援できるようになり、いつのまにか大好きになっていた。今回だって彼が一瞬ショーン・コネリーと被る瞬間があったんだよ。彼も紛うことなき007だと思えるようになったんだよ。 だからさ、だから今回の結末はとても悲しいんだよ!!! 007はそりゃ一人の女性を選んだら不幸になる運命だ。しかしね!そうじゃねぇだろ! 俺はボンドが死ぬ映画を俺は見に来たんじゃない。
[映画館(字幕)] 5点(2021-10-11 15:13:06)(良:2票)
29.  ホドロフスキーのDUNE 《ネタバレ》 
スターウォーズ以前の映画界でとんでもないプロジェクトが進行していた! それはとんでもないスケールの超SF映画。きっと実現していたらSF映画の歴史は大きく変わっていたかもしれない…。  という訳でドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による『デューン / 砂の惑星』が公開されるので、予習とばかりに見てみた本作。 その中身はエキセントリックな監督の映画に対する熱すぎる情熱が溢れ出すドキュメンタリー。 ホドロフスキー監督が才能の鼓動が感じるがままにこんな日本人でも知っている超天才、大スターたちを集め、己の超大作映画を作って行く…そう、「ホドロフスキーの」デューンを…。  という訳で80代とは思えないギラついた眼光の元気すぎるホドロフスキー監督の面白すぎる身振り手振りとパワー溢れる喋りでグイグイと引っ張られ、出てくる関係者…魂の戦士たちのあまりの豪華さに驚き、設定画のカッコ良さにまたビックリする。このデザインの宇宙船が動く姿は見たかったなぁ…。そして映画結末は原作とは全く違う監督の考えたストーリーへ…原作レイプなんて言葉があるが、この人はそれを高らかに「クリエイターなら原作はレイプしてなんぼじゃ!」と公言している。(マジでレイプって言ってる) そして上映時間が12時間ととんでもない長さになり、予算も膨大になり企画は頓挫に…。 その後リンチのデューンが公開されて見に行ったらあまりの駄作っぷりに元気になった話は笑いました。  しかしこの映画の遺伝子は映画にならずとも後の映画に大きな影響を与えている事は間違いではないようで、その凄さには驚きました。 そして僕もホドロフスキー監督のように元気であらねばと強く思いましたね。  本作はそんなわけで非常にエキセントリックな監督の凄味をこれでもかと味わえる凄いドキュメンタリーでした。 あとデューンの予習としては全く適してはいませんでしたが、このホドロフスキーのデューンの遺伝子が今回のデューンに影響しているのかは非常に気になりますね。素晴らしい映画でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-10-07 08:47:28)
30.  ネバーセイ・ネバーアゲイン 《ネタバレ》 
ボンド。君の次の任務は活性炭素を倒して健康を取り戻す事だ。 そんな冗談みたいな導入から始まる007外伝はさすがにボンドというにはお年を召しすぎたショーン・コネリーのビジュアルに不安を感じつつも、いつもより冗談と軽口が多い気がするボンドのおかげで非常に楽しい。そう、この余裕こそボンドだ。 ボンド以外の役者も違えば音楽も違う本作、入り込んだ経緯を持つ作品には若干不安はあったけれどショーン・コネリーの立ち振る舞いはまさしく相変わらずのボンドそのものシレッと核の在処をボスからおっぴろげに聞いちゃうあたりは流石ボンドとしか言いようが無い。  見所はやはりバイクチェイスシーン。ただボンドバイクというのには若干性能がジェット以外わからないのがちょっと残念。 それと敵のボスとのビデオゲーム対決。ちょっと面白そうなのが悔しいがかなりシュールな光景だ。 そして特徴的な悪役は女殺し屋No.12のハイテンションっぷりもかなり面白い。(ゴールデンアイのゼニア感あるぞ) あと驚きなのが後に彼も英国諜報員となるローワン・アトキンソンが登場し、ボンドと競演。こんな事ってあるのね。 ラストバトルはまさかのボンドガールの復讐で幕を閉じる。結構あっけない。 そしてヌルいオチ。コネリーボンドの仕事は終わったのだ。  おなじみの音楽も冒頭のガンバレルもアバンタイトルからのオープニング曲の流れも無いという異例ずくめの外伝007映画ですが 若干間延びしている所はあるものの見所たっぷりの良い007映画でした。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-09-16 08:24:23)
31.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
そりゃコングさんが勝つに決まってんだろ! 根拠はないけどあのコングさんだぞ! ついに来てしまったモンスターバースの四部作目。 この頂上決戦の前では今までの映画は全て本作のためのお膳立てな気がしてくるくらいだ。 でもそんな本作は相変わらず人間サイドのお話がやっぱり退屈…。  そんな長〜い伴奏からのゴジラ対コングの初戦はまさかのTVエヴァの「アスカ、来日」(絵コンテ:樋口真嗣)チックな船上での豪快バトル!かっけー!船から船に飛び乗っての熱いバトルは熱く熱いです!(あー勿体ない〜) しかし怪獣バトルがないと前作もそうだけど退屈なのが本シリーズのアレなところ。  地下空洞のへ向かうあたりはコングさんのはしゃぎっぷりに癒され、斧を持ち勇者コングとなる下りには興奮しますがやっぱり人間サイドの話が面白くないっ!ピンチもなければドラマもない! 見所の小栗旬の出番もコックピットに居たのに、次のシーンでは突然会長の側にいたりと不自然にカットされちゃってますね。  まぁそんなどこまでも不甲斐なき人間達の分までコングさんはこの映画をゴジラと共に盛り上げてくれます。 ラストは二人の神聖なるバトルに水を差すヒールかの如く登場するメカゴジラ乱入!これがまた強い!ゴジラをボコボコにしまくって強いのなんの!そして悪い!技の一つ一つが全て悪役に徹した喧嘩殺法的闘い方が最高!!!絶対中に人入ってるよ!  残念ながらゴジラ氏に負けちゃったコングさんも東宝キンゴジよろしく電気の力で蘇るのもそのリスペクトに涙ですし、最後は協力して姫路城…ではなくメカゴジラをやっつけるラストもナイスです。 若干決着のついてしまった終わり方でコング派としては若干残念ではありますが、コングさん的には故郷(髑髏島ではないね。)に帰れて、出番もゴジラの倍はあったし、めでたしめでたしという事で僕的に本映画は大満足です。  映画が終わった後ちびっこもコング!コング!と胸を叩きながらはしゃいでいたので主役はやっぱり勇者コングさんですね!!!
[映画館(吹替)] 8点(2021-07-13 18:25:43)(良:1票)
32.  グラディエーター 《ネタバレ》 
リドリー・スコット作品という事すら知らなかったグラディエーター。まずローマ時代の話という所で一歩引いてしまうグラディエーター。でも見ると凄い面白かったぜグラディエーター。 序盤の蛮族の戦いも派手!とにかくスケールがデカい!ローマは凄い!でも皇帝絡みになると突然スケールがホームドラマちっくになっちゃうのはご愛嬌。  もちろん見所の決闘シーンは陰惨ながらも、こちらも当時のローマ人同様息を飲むバトルに興奮してしまいました。いやいや凄い。 見所はやはりマキシマスの強さ!強い!さすが現場の男!兵を従える将軍の鑑!  にしても悪のコモドゥスのさみしんぼ孤独アピールがどこまでもウザい&キモい! 最後、彼との最後の決闘は卑怯な手を使うも負けてしまう。というか手負い無敵超人なら凡人でも勝てると思ってるのが甘過ぎますね。 そんなこんなで長尺を思わせぬテンポの良さと飽きない絵の連続で最後まで非常に楽しめる作品でした。素晴らしい。
[インターネット(吹替)] 7点(2021-05-23 18:21:22)
33.  オールド・ガード 《ネタバレ》 
俺たち無敵戦士!オールドガード!でも孤独にはめっぽう弱い! そんな彼女達の正義の味方はいつだって狙われる。みんな不死身になりたいのだ。まぁ本人達はイイもんじゃないと言いますけどね。 狙うのは当然の如く金目当ての研究所。無敵の戦士もスーパー戦闘技術はあってもスーパーパワーがあるわけじゃないので捕まると弱い。そんな彼らの人生のほんのちょっと一部を切り取ったような映画が本作。  新人の登場、死が迎えに来たかもしれない勇者、秘密が暴かれた無敵戦士達と彼らにピンチが襲いますが、戦うとまぁ強い強い。 その強さと連携は100年単位で培ってきたモノだという事で納得してしまうしなやかなアクション。しかも弾当たっても別に無敵戦士だから気にしない。は…反則じゃん…あと新人も何故かめちゃ強い。  しかし最初の不死のインパクトも後半になると見慣れてしまってただの反則集団に見えなくもないのがちょっと残念。 あと新人の葛藤がちょっと長すぎるし、テンポ的にあまり良くなかったのもちょい残念。 ちなみに個人的に好きなシーンは最初に捕まった二人がお互いがどれだけ特別な存在かを滔々と語るシーン。イカすぜ。  そんなこんなでアクションシーンはとにかく満足だった本作。次回作もある雰囲気なので期待してます。
[インターネット(邦画)] 6点(2021-05-23 18:08:10)
34.  2012(2009)
もっと深刻な映画だと思っていた。絶望的な崩壊黙示録ムービーだと思っていたんですよ。 しかし生粋の花火職人であるローランド・エメリッヒ氏が辛気くさい宇宙戦争みたいな事をする訳がなく、出てきたのは全力でエンタメしちゃってる面白ムービーでした。いやいやダニー・グローバーが大統領の時点で気づくべきでした。確実にこの映画を作っている本人達が一番この予言を鼻で笑っていましたね。  崩壊の予兆まではかなり退屈ですが、崩壊したらもう最高ですよ。CG映画だからこそ出来る、CGだから見れた、CGの全力をこれでもかと見せつけられる超派手な地盤大崩壊。 カッコ良く飛び出して爆発する地下鉄、派手にガラスをまき散らして崩れて行くビル、転がるデカいドーナツもう人間の力ではどうしようもない圧倒的な地殻変動がとにかく絶望的ではなく楽しく面白く描かれています。 更にどんなピンチでも小気味に挟むしょーもないギャグがまた最高です。おかげでもう人の命が軽いのなんの。主演の雰囲気ニコラス・ケイジもなんとも軽くて良いですね。もうどこまでも軽いです。  ですがラストのどうみても二年で完成する分けないカッコいいけどポンコツな箱船のすったもんだは正直スケールが小さすぎて退屈でした。いや、お前ら家族が悪いし、そもそももっとそういうのじゃないんだよ! ですが最後の最後までなんだか軽くて、これからも人間は争い続けるんだろうなと思わせてくれました。 そんなこんなで良いエメ映画でした満足です。  あと灰まみれになるダニー・グローバー大統領のシーンは確実にプレデター2のオマージュですよ絶対!
[インターネット(吹替)] 7点(2021-05-16 21:51:28)(良:1票)
35.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 
今のMCUを作り上げ、様々な技術を映画に持ち込みライオンキングからマンダロリアンまで数々の面白い作品を作り上げる天才ジョン・ファブロー。 そんな彼がアベンジャーズ後に作られた 監督・脚本・製作・主役全部俺の映画。 話としてはシンプルで、炎上するまでの流れもなんともSNSをわかってない親父っぷりが良い具合に描かれている。  作りとしてはよくある父と子が互いを理解し合って関係を取り戻す、オーバーでザでトップな映画なんだけどそこまで深刻でもなくライトにお話が進んで行くので楽しく、音楽も軽快で料理はどれも美味しそうです。 更に脇を固めるのはなんとも豪華な俳優陣も見ていて楽しいです。ちょっっとまて!お前の愛人スカヨハってどういう事だ!しかも吹き替えが林原めぐみじゃねえか!なんという役得!…でも胃袋を掴みそうな料理人感がちゃんとあるんですよねこの監督。  個人的には過不足の無い映画でそれなりに楽しめたのですが気になるのはこの映画が製作されるまでの意図がよくわからない事、この映画って彼のキャリアの中でも結構特異なポジションにある気がしてなりません。そう言う意味では彼自身の仕事との向き合い方を意図するところもあるのかもしれませんね。 ただどん底がそこまで深くなく、それでいてそこからの復帰も結構早くその後はトントン拍子に上手く行っちゃうのでもう少しひねりが欲しかったですが、幸福感溢れる絵が続いて行く展開も安心感があり、たまにはこんなライトな感じも悪くないですね。  そんなわけで個人的にはこの点数ですが、よい気持ちになれる良い映画でした。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-05-16 20:55:48)
36.  キング・コング(1933) 《ネタバレ》 
元祖コング氏を知るために視聴。  見所はやはり特撮。髑髏島の門を開けたが最後、凡庸なドラマはスリル溢れる非現実に直下していく。これが戦前の映画とはまぁ信じられない。 ストップモーションアニメによるコング氏と恐竜達の怪獣バトルはとにかく熱い。特にヘビ的なヤツがコング氏の首を絞めてくるシーンは冷や汗モノ。自然と「コング氏頑張れ!」と応援しちゃいます。それにあまりにも自然な合成にもビックリ。マジでコングと人間が入り混じる世界を見ているかのようだ。  しかしまぁドラマは古典的だし、ヒロインはかなりアイコン的で叫んでばかりで深みは無い。 だけどコング氏のなんと名優っぷりだろう、どこまでもエゴの塊である人間に対する怒り、惚れた女に対する紳士っぷり、そして恐怖の対象としての仕事人っぷりどれをとっても完璧。 人を潰したり、人を咥えて投げたり、人を高所から落としたりと中々エグい事をするのもなかなかです。まぁ人間が悪いからしゃーない。あとお顔も表情豊かでちょっと目が可愛い所も嬉しい。対ゴジラのはなんだったのか。  そして最後の終わり方はなんとも悲しい。 人間のエゴによってジワジワと殺されて行くコング氏の悲しい目がたまりません。なんて事をするんだ!  そんなこんなで今見ても凄い本作。コング氏の華々しいデビューは90年近く経った今でも素晴らしい輝きを放つ映画でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2021-05-09 09:57:17)(良:2票)
37.  ケーブル・ガイ 《ネタバレ》 
天使か悪魔かケーブルガイ! 奴に友達認定されたら運の尽き。どこまでも張り付いて離れない粘着質!!!でも味方になれば際どい所まで助けてくれるけど、敵になったら…。 大抵の映画や漫画なら粘着質のヤバい奴は大体不潔感漂う奴なのですが、本作は面白イケメンのジム・キャリーなおかげで不快感少なめで、動きや顔が面白いけれど、言葉や行動の節々にヤバさが漂うくらいの絶妙なバランスの良さで収まっていて絡まれてる本人は気の毒ですけど、外から見てるこっちとしては楽しいんですよね。 居るじゃないですか離れて見てる分には楽しいけれど、絶対にお近づきになりたくない人って。 そんな事で起こるスリラーだけれど、雰囲気はコメディ色も強いしBGMものどかなので楽に見れます。死人も出ないしね。  最後は彼の偏屈性の生まれは孤独にテレビに育てられたからと言うオチになっていますが、さすがに無理やり感はありますね。先天性のヤバさですもんアレは。  ちなみにジム・キャリーの吹き替えはエース・ベンチュラと同じく江原正士氏による狂気より面白さが上回り、終始憎めなさが漂う演技が最高でした。  そんなこんなで面白くも全く懲りてない背筋がちょっと冷える締めで最後まで楽しく見ることが出来ました。
[インターネット(吹替)] 6点(2021-04-14 11:24:23)
38.  JM 《ネタバレ》 
サイバーパンク!それは一時期廃れたムーブメントだったが巷では今またゲーム「サイバーパンク2077」などでスポットが当たっている。 以前から僕もレンタルビデオ屋でパッケージは見ていたが。キアヌと北野武の惹かれないツーショットでずっとスルーして来たけれど、サイバーパンクな映画として紹介されていたので今回見る事に。  これが見るとどうですか!今僕が求めていたサイバーパンク観にビシっとハマるじゃないですか! 世界を支配するジャパニーズマフィア「ヤクザ」に記憶移植、新たな病気など汚い未来観のビジュアルをこれでもかと見せてくれるので面白い。というかサイバーパンク2077は本作の影響をモロに受けてますね。美術もどれもしっかりしていて見ていて飽きない。 VRのシーンも今のVRと変わらない操作で驚いたし、終盤のショボいCGシーンは逆に今ではVaporwaveっぽくて良いモノに見える(イルカもいるし)。  だけども話的にはというとこれがちょっと退屈。 スマートな運び屋かと思いきや煩悩まみれのキアヌに、イマイチ敵か見方かわからない北野武、ラスボスとしては突然出てきてアクの強さの割に刺客シンジより出番が無いラングレンなどキャラクターの魅力は空回りして、話も偶然世界の救世主になるというなんともベタな展開が眠気を誘います。  そんな訳でなんともお話としては微妙も微妙な作品でしたが、サイバーパンク映画としては満点です。 差し引いてこのくらいの点数ですが個人的には非常に楽しめた映画でした。
[DVD(吹替)] 6点(2020-12-29 20:52:52)
39.  ブラック・クランズマン 《ネタバレ》 
痛快という訳でもないけれど、ドキドキする刑事モノでした。 言葉でしかしらないKKKという組織についてちょっとばかり知れた機会になりましたし、ジョン・デビット・ワシントンもテネットといい良い役者で素晴らしいです。もちろん脇を飾るアダム・ドライバーは今回はちょい渋めにキメていてカッコ良かったです。思えば凄い役者が二人も出ている。 潜入操作という事でドキドキはしますが、あまりにお話的に上手に行き過ぎていて(特に潜入操作を知る奴が全員爆死する展開)ちょっと違和感がありましたが、それは最後の最後の伏線とは驚き。  もちろんラストのシーンは意外でした。 ハッピーエンドかと思いきや突然主人公は作り物になり、僕は胸ぐらを掴まれ現実に引き戻される そして今も続くアメリカの負の連鎖に直視しなければいけないと改めて思い知らされました、本当に悪いのは黒人でも白人でも無く人間皆の奥底に宿る「憎しみ」という感情だという事も。 まさか最後にぶん殴られるような衝撃を受けたまま終えるので本編ストーリーは良いのですが、後味は正直言って最悪です。 しかし嫌でも考えさせられる事になる良い映画でもあります。いい映画を見ました。
[インターネット(吹替)] 6点(2020-10-27 22:44:37)
40.  ハード・ウェイ(1991) 《ネタバレ》 
惜しいっ!もっと長く彼らの活躍が見たかった! 濡れた路面、土砂降りの雨、生活感皆無の凝り過ぎのセット…本作は映画ではない現実を生きる刑事のお話なんだけど、今見ると凄いコテコテのこの時代の映画だ。トレーニング・デイやエンドオブウォッチとかトゥルーディテクティブとかそんな映画やドラマを見た後だとお子様ランチのような世界だ。フィクションを演じる俳優が更にフィクションな世界で生きている、それくらい本作はコテコテの世界だ。 だけどそこが良い!!! やたら派手なサイコパスに派手なカーチェイス、最後は派手な敵の最後まで用意している。まるで狙ったかのような詰め合わせだ。 今なら逆に拝めない。それを恥ずかしげもなくやってくれる!!!しかも監督はジョン・バダムだ。アクションシーンはどれも見応えがある!  しかしそのドタバタな世界で一人ジェームズ・ウッズだけは渋くキメている。カッコいい!それに付きまとうマイケル・J・フォックスも面白い。だけど惜しい!この二人は終始仲が悪いんだ!悪に対する正義感はあるけれどお互い打ち解け合う事も無い。 エピソードは多めだけど、どれも歯切れが悪く、その仲がどんどん良くなって行くのではなく、どんどん悪くなって行くのがもどかしい。個人的には地下鉄のシーンはカッコ良くて好きでした。 それにマイケルが刑事の本当のツラさを思い知るシーンがそんなに多くないのも取材のシーンの台詞だけなのが残念だ。 そして最後は救急車の搬送から、いつのまにか映画館のシーンでジェームズ・ウッズに対するリスペクトで終わるが、正直あまり気持ちがよくないのが残念なんだよなぁ。惜しい!!!  個人的にはもっと長く丁寧に二人の関係を描いてくれたら嬉しかったなぁ。 実は映画よりドラマシリーズとかでやってほしい一本でした。
[DVD(吹替)] 6点(2020-10-22 00:53:50)
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