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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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541.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 
東西冷戦終結間近の混沌としたベルリンを舞台に、世界各国の諜報機関が入り乱れる中を颯爽と駆け抜ける女スパイの活躍を描いたアクション・エンタメ。シャーリーズ・セロン姉さんを目当てに観たのですが、これがとにかくストーリーが分かりづらい!!途中までは頑張って物語を追っかけていましたが、もう後半からはどうでもいい感じで流して観てましたわ。これってストーリーの見せ方が単純に下手なだけなんじゃないかしら?シャーリーズ姉さんの身体を張ったド迫力なアクションとドエロいレズHシーンに+1点!
[DVD(字幕)] 5点(2018-12-12 22:58:49)
542.  ヴェンジェンス 《ネタバレ》 
銃撃事件により相棒を亡くしたばかりの刑事ジョン・ドロモア。失意の中に生きていた彼はある日、夜の酒場でシングルマザーのティーナと出会う。奔放な見た目や言動とは違い、その優しい性格に意気投合したジョンは少しずつ癒されていくのだった。だが、そんな幸せな日々も長くは続かなかった――。独立記念日の夜、友人宅で飲んだ帰り道、ティーナは一緒に歩いていた12歳の娘ベシーとともに四人のチンピラたちに絡まれ船小屋へと連れ込まれてしまう。そして、娘の目の前でティーナは非道な男どもに抑え込まれ、死んでもおかしくないほどの暴行を受けるのだった。捜査を担当することになったジョンの尽力によりすぐに犯人は逮捕されたものの、家族に雇われた敏腕弁護士によってすぐに釈放されてしまう。あろうことか直後に始まった陪審員裁判の中でティーナは売春婦扱いされ、男どもは無罪放免になる可能性さえあった。ティーナは精神的に追い詰められ、塞ぎ込む娘のベシーには追い打ちをかけるように犯人からの嫌がらせが始まった。法律は役に立たない。娘からの決死の訴えを聞いたジョンは、自らの力で犯人どもに正義の鉄槌を下すことを決意する…。毎度おなじみニコラス・ケイジ主演で送る、そんな勧善懲悪リベンジ・アクション作品。まあベタベタな内容ながら、けっこう丁寧に作られていてそこそこ面白かったですね、これ。突っ込みどころは満載だし、絵に描いたような憎まれ演技してる悪役たちにもちょっと笑っちゃいそうにもなりましたけど。んでも娘役の女の子は健気に頑張っていたし、もういかにもな悪徳弁護士を演じたドン・ジョンソンもなかなかの嵌まり具合。肝心の復讐劇もそこまでやり過ぎにならず、ぎりぎりでリアリティを保っていたのも良かったかな。まあ頭空っぽにして観る分にはぼちぼち楽しめるんじゃないでしょうか。それにしてもニコラス・ケイジ、今も新作が2~3本レンタルビデオ屋さんの棚に並んでいたけど、ほんとにどんなけ自分を安売りするねん!って改めて思っちゃいます。もうここまで来たら自分も出来る限り観ていったろやんけ!って若干意地になってます(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2018-12-07 08:54:02)
543.  光をくれた人 《ネタバレ》 
第一次大戦で心に深い傷を負った元兵士トム。退役後、何もかもを捨て去るようにして静かな港町へと辿り着いた彼は、小さな孤島に聳え立つ灯台の灯台守という職を得る。以来彼は、深い孤独の中でただひたすら海を照らす光を守り続けていた。ある日、そんな孤独なトムの人生に新たな光が差すことに。港町に住む純朴な女性イザベルと恋に落ちたトムは、情熱的な交際期間を経て、彼女を妻として灯台のある島へと迎え入れることになるのだった。誰にも邪魔されず、平穏ながらもただただ幸せな日々を過ごすトムとイザベル。だが、そんな幸せな日々も長くは続かなかった。子供を強く望んだ二人だったが、最初に身ごもった子供は流産し、二人目も死産してしまう。心身ともに疲れ果て息詰まるような生活を続けていた二人。だがある日、そんなトムとイザベルのもとに信じられないようなことが起こる。一艘の小さなボートが島へと流れ着き、その中に若い男の遺体と生まれたばかりの小さな女の子が横たわっていたのだ。すぐに当局へと報告するというトムを説得し、イザベルはその女の子にルーシーという名をつけ、自らの子供として育てていくことを決意するのだった――。物語はその後、罪を隠しただ幸せそうな夫婦を演じていた二人が数年後、教会で衝撃的な事実を知ることで急展開することになる。そう、彼らがルーシーを授かったのと同じころ、生まれたばかりの女の子が父親の乗ったボートで行方不明となる事件が起こっていたのだ。残された母親はただひたすら子供の行方を追い続けていた。「もう隠しておけない。真実を話すべきだ」というトムに、イザベルは「私が母親よ。何も言わないで」と訴える。親の性とは言え、見ていてなんとも心苦しい展開が続く。誰も悪くはない。ただ心が少し弱かっただけ。そんな人々の悲劇など我関せずとばかりに海は今日も波打ち続ける……。デビュー以来、美しい映像でもって人生の光と闇を見つめ続けるデレク・シアンフランス監督の美質が今回も冴え渡っている。本当の家族としか思えない役者たちの演技も素晴らしい(主役を演じた二人はこの後、本当の家族になったらしいが)。最後、年老いた主人公の元に成長した娘が訪ねてくるシーンなど、年月の重みを感じさせ涙なくしては観れなかった。ときに暗い海へと沈み込みそうになる人生というものに、微かな道しるべともなる明るい光を投げかけるような味わい深い一篇だ。
[DVD(字幕)] 8点(2018-12-04 22:21:49)
544.  オレの獲物はビンラディン 《ネタバレ》 
「ビンラディンを捕まえ、法の裁きを受けさせることが出来るのはお前だけだ!」という、突然の神の啓示を受けた糖尿病を患う中年男ゲイリー・フォークナー。主治医の先生を騙して資金を調達し、ヨットやパラグライダーという移動手段を手に入れ、そして通販で一本の日本刀を入手するとゲイリーは綿密?な計画を練ることに。様々な紆余曲折の末になんとかパキスタンまで向かった彼は、まるで憑りつかれたように山岳地帯の何処かに潜伏中だというビン・ラディンを捜しはじめる。当然、彼の友人たちや恋人はなにかと振り回され、現地で職務を遂行中のCIA職員にまで影響を与えるようになる。一方何も知らない現地のパキスタン人は、突然現れた日本刀を振り回す白人男を面白がり、ゲイリーは一躍有名人へとなってゆく…。そんな実在するイカレタおやじのイカレタ旅路をスラップスティックに描いたブラックコメディ。うーん、正直いまいち笑えなかったですね、これ。大して面白くもない小ネタをひたすら垂れ流してるだけで、ストーリーが一向に進んでいかないのが致命傷。だいたいパキスタンまで到着するのが遅すぎて、途中のダレ具合が半端ないっす。また登場人物が物語の中で誰一人として動き出さないのもいただけない。主人公はもちろん、彼の恋人の娘である脳性まひの女の子なんて、いくらでも面白くなりそうな素材なのに全く活かされていません。実話とは言え、いかに映画として面白く魅せるかがスタッフたちの腕の見せ所なのに、いったい何をやっていたのでしょうか。途中で何度も睡魔に襲われながらなんとか最後まで観ましたが、得られたものは何もなかったです。イカレタおやじを嬉々として演じていたニコラス・ケイジの嵌まりっぷりに+1点!
[DVD(字幕)] 4点(2018-12-03 22:25:56)
545.  ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ 《ネタバレ》 
いまや世界的な大企業となったマクドナルド社の創業から成功への道のりを、創業者であるマクドナルド兄弟と彼らに取り入った一人の男の姿を通して描いたヒューマン・ドラマ。単なるミキサーのセールスマンに過ぎなかったしがない男レイ・クロックはある日、田舎町で画期的なシステムを持った飲食店と出会う。「これこそ俺が求めていたものだ!」。その徹底的に無駄を省いた合理的なシステムに魅せられたレイは、経営者であるマクドナルド兄弟と半ば強引にフランチャイズ契約を結ぶと瞬く間に全国へと進出していくことに。だが、あくまで安定した品質管理と地域社会に密着したサービスに固執する兄弟と利益至上主義、徹底的な成長戦略を重視するレイとの対立は次第に激しくなってゆく。そして、彼らの意識の違いはとうとう限界を迎え…。マイケル・キートン演じるこの主人公はとても共感できるような人物ではないのですが、それでも彼の野心がなければマクドナルドは一地方の地域密着型の小さな飲食店で終わったことは明らか。資本主義経済の何たるかがとてもよく分かる考えられた脚本であると思います。特に創業者であるはずのマクドナルド兄弟が最終的には経営から追い出されるという結末は、人間性を多少なりとも犠牲にしなければ成功は保証できないという経済原則の不条理を見事に突いている。「ライバルが隣で溺れていたら、その口にホースを突っ込み水を流し込む。君たちにそれが出来るか?」というレイの言葉は重い。マクドナルド社が本作を非公認にしているのも頷けます。惜しむらくは、彼が後に結婚することになる第二の妻とのなれそめが非常に簡潔に描かれてしまっているところ。彼女と初めてバーで出会い、二人でピアノ演奏するシーンがとても印象深かっただけに、そこらへんが少し物足りなくも感じた。とはいえ全体的には良くまとまった、なかなか見応えのある経済ドラマの秀作と言っていいでしょう。
[DVD(字幕)] 8点(2018-11-29 01:00:06)
546.  人生はビギナーズ 《ネタバレ》 
70代になって自らがゲイであることを告白した老人と、40を目前にして恋に臆病なその息子との決してうまくいかない日常を独自の手法で描いたヒューマンドラマ。この監督の最新作である『20センチュリーウーマン』がけっこう良かったので、今更ながら今回鑑賞してみました。確かにこの監督のセンスは凄くいいと思うのですが、なんだろう、本作は僕はそこまで嵌まらなかったかな。なんだかあまりにも主人公がうじうじしすぎてて、僕はいまいち共感できなかった。カラフルな映像センスや時間軸をバラバラにして再構築するストーリーテリング等、その独自の世界観は良かったんですけどねー。
[DVD(字幕)] 6点(2018-11-27 22:56:15)
547.  ザ・ウォール(2017) 《ネタバレ》 
2007年、戦争終結間際のイラク。凄腕のスナイパーに襲われ全滅した仲間の部隊から無線機を回収するという任務をくだされた2人のアメリカ兵は、すぐさま砂漠に囲まれた目的地へと向かう。だが、やって来た現場は明らかに不審な空気が漂っていた。きっとどこかからスナイパーが狙っているに違いない。そう判断した彼らは危険を避けるため、ずっと遠くからその凄惨な現場を見張り続けるしかできなかった。ところが何時間経っても変化が見られない。しびれを切らせた一人が思わず無線機回収へと向かう。だが、やはりそれはイラクの伝説的スナイパーの狡猾な罠だった――。瞬く間に狙撃され、踏み出した兵は瀕死の重傷を負って倒れ、残った兵は崩れ落ちた一枚の壁へと追い詰められてしまうことに。敵はどこに潜んでいるのか全く分からず、頼みの綱の無線機は狙撃で破壊されてしまった。壁から出れば頭を撃ち抜かれて即死するのは確実、だが執念深いスナイパーが簡単に諦めてくれるわけもなく、彼らは喉の渇きと怪我の痛みにひたすら耐えるしかない状態へと追い込まれてしまう。しばらくすると、手にしたトランシーバーからまるで彼らを嘲笑うかのようなスナイパーの声が聞こえてくるのだった…。極限状況へと追い込まれてしまった、そんな二人の兵士の決死のサバイバルを描いた戦争アクション。いわゆるワンアイデア、ワンシチュエーションのソリッド・シチュエーション・スリラーと呼ばれるやつなのですが、そこはアクションエンタメ界の売れっ子監督。手堅い演出のおかげでけっこう臨場感のある作品に仕上がっていたと思います。まあこの手のジャンルの佳品として名高い『フォーンブース』の戦場版と言ったらそれまでなんですけどね。ただ、コリン・ファレルの名演が光っていたあちらとは違い、本作は全体的に薄味な印象。民族対立の象徴として直立する〝壁〟の暗喩も巧く機能しておらず、後半に明かされる死んだ兵士の望遠鏡のエピソードも弱い。最後のオチも取って付けたようでいまいち。うーん、5点!
[DVD(字幕)] 5点(2018-11-24 22:50:52)
548.  ザ・ボーイ ~人形少年の館~ 《ネタバレ》 
老夫婦がまるで実の息子のように溺愛する一体の蝋人形。広い洋館で、その人形と一夜を共にすることになった女性の不可思議な体験を描いたミステリー・ホラー。正直に言いまして、この作品を観たのは確か一年近く前でその頃はこのサイトに本作が登録されておらず、だからと言ってわざわざ自分で登録申請するほどのもんでもないなぁとほったらかしにしていました。ところが今回、親切なお方が登録してくれたので約一年ぶりにうろ覚えの記憶だけを頼りにレビューを書かさせていただきます。まあつまんない作品でしたよね、これ。さして怖くもないし、最後のオチなんて「はぁ何それ?」って感じで怒りを通り越して呆れてしまったのを覚えております。まぁそれくらいかな(笑)。要約いたしますと、論評に値しない作品ってことですわ。
[DVD(字幕)] 3点(2018-11-13 03:49:23)
549.  怪物はささやく 《ネタバレ》 
複雑な家庭環境に生きる孤独な少年、その彼の元に夜な夜な現れては幾つもの物語を話す巨木の怪物。怪物は彼にささやく――。「これから三つの物語をお前に話す。それが終わったら四番目の物語をお前が話すのだ。お前の真実の物語を」。僕のこよなく愛するダーク・ファンタジーの秀作『永遠のこどもたち』の監督の最新作ということで、今回かなり期待して鑑賞してみました。うーん、期待が高すぎたのか、僕はいまいち嵌まれなかったですね、これ。なんだか現実世界とファンタジーがうまく嚙み合っていないような印象を受けてしまいました。結局この怪物って少年の妄想の産物で、あくまで現実には影響を及ぼさないのでこの二つの世界に統一感がなく、いまいちストーリーに入り込めませんでした。主人公である、暗い影を背負った男の子もなんか魅力に乏しく最後まで感情移入出来ません。まあ映像はさすがに迫力があったし、怪物が話す物語世界のアニメーションも独自の世界観を構築していたしでそこは充分楽しめましたけど。
[DVD(字幕)] 5点(2018-11-13 03:38:36)(良:1票)
550.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 
舞台はアメリカのとある田舎町。娘をレイプされ焼き殺された母親が町外れに立てた、三枚の看板。そこには一向に事件を解決できない警察署長への怒りのメッセージが書き込まれていた。当然、その影響は小さな町に瞬く間に広まってゆく。人種差別主義者の警察官、末期癌を患い余命幾ばくもない警察署長、看板を立てた広告代理店の営業マン、被害者となった女の子の弟、DVの末に離婚したその父親…。彼らの怒りが更なる怒りを呼ぶ憎しみの負の連鎖を軽快に描いたクライム・ドラマ。じっくりと考え抜かれたであろう脚本の力が際立つ、なかなかの佳品であったと思います。そんなよく出来た脚本だけではなく、適材適所に振り分けられた俳優陣の演技もすごく嵌まっていました。特に、主人公の娘を殺された母親を演じたフランシス・マクドーマンドの狂気すれすれなのに何故か嫌いになれない人物造形はなかなかのもの。ちょっと僕の好みとは微妙に外れますが、なかなか見応えのある人間ドラマでありました。
[DVD(字幕)] 7点(2018-11-08 19:49:20)
551.  マザー!(2017) 《ネタバレ》 
一軒の大きな家に暮らす一組の夫婦。彼らの身に降りかかる暴力的な出来事を悪夢的なイメージと独自の発想力を駆使して描いた不条理劇。何かと話題の本作、興味津々で今回鑑賞してみました。これって聖書を下敷きにしているのですね。なんだかデヴィッド・リンチとかのシュルレアリスム系を髣髴とさせる内容ですけど、あっちよりも遥かに分かりやすくて全然悪くなかったですよ、これ。僕はむしろ好きかもです。なんか最後まで観たらこの独自の世界観にどっぷり嵌まってる自分がいました。例えるなら、『ブラックスワン』の妄想パートのみを延々見せられてる感じ?あまりにもいき切っちゃった映像に、もう後半は自分もトリップしているような感覚になっちゃいました。これだけのシンプルなネタでここまで創り込めるアロノフスキーの才能はやっぱり凄いと思います。いや、自分はあと2時間くらいは観ていられたかも?!(笑)。今回は興行的に散々だったみたいですけど、これに懲りず次回作も頑張ってください!!
[DVD(字幕)] 8点(2018-11-04 21:16:49)
552.  デトロイト 《ネタバレ》 
1950年代、デトロイトで実際に起こった暴動を背景に黒人と白人との埋めがたい溝を描いた社会派ドラマ。いかにもキャスリン・ビグローらしい全編を貫く緊張感は確かに凄いとは思うのですが、いかんせんストーリーが弱い。実話と言ってもこれは一方の側の意見のみを全面的に取り上げた内容なわけで、実際どうだったのかは正直藪の中なわけじゃないですか?もう少しそこら辺の事情を汲めるような取り上げ方は出来なかったものか。例えば、もっと白人の側に立った人間の視点を取り入れてみるとか?じゃないとこのラストはかなり救いがなさ過ぎて、なんかモヤモヤした後味の悪さが残るのでちょっとしんどいです。迫力のある映像や分かりやすいストーリーテリングなどはさすがの安定感だっただけに惜しい。
[DVD(字幕)] 6点(2018-11-02 22:41:31)(良:1票)
553.  ジオストーム 《ネタバレ》 
とほほ……な映画デス、はい。
[DVD(字幕)] 4点(2018-10-27 23:49:52)
554.  リメンバー・ミー(2017) 《ネタバレ》 
死者の国に迷い込んでしまった少年とその家族の物語。もう王道のピクサーアニメで、練れれた脚本、美麗な映像、魅力溢れるキャラクターたち、普遍的なテーマと、どれもこれもが素晴らしい出来でした。もう言うことなし!9点!!
[DVD(字幕)] 9点(2018-10-26 12:30:06)
555.  KUBO/クボ 二本の弦の秘密 《ネタバレ》 
江戸時代の日本を舞台にしたファンタジックなクレイ・アニメ。僕のこよなく愛する『コララインとボタンの魔女』の制作会社が手掛けたということで今回鑑賞してみたのですが、残念ながら僕は全く嵌まらなかったですね、これ。何が駄目かってまずは脚本。例えば登場人物がたくさん出てくるのですが、その誰もがいったい何のために行動しているのかよく分からないのです。主人公クボは三種の武具を手に入れるために冒険の旅に出る。でも、その武具を手にしたらいったいどうなるのかがいまいち分かりづらい。なので物語にうまく入り込めませんでした。対する悪役の月の帝にしても、何故そんなにこの主人公を付け狙うのかもちょっとよく分からない。最後になんか天国に行って不老不死になるとか急に言われても説得力がないですって。あと、主人公クボを含め登場するキャラクターの誰も彼もに魅力が乏しいのもいただけない。サルなんてホントにただのサルだし、クワガタのサムライなんてさしてカッコよくもないしそもそもどうしてクワガタ?最後はまさかの悪役記憶リセットでみんな仲良く仲直りって…。うーん、映像はさすがのクオリティなんで5点ってとこですかね。
[DVD(字幕)] 5点(2018-10-25 01:11:34)
556.  ゲティ家の身代金 《ネタバレ》 
ある日、石油王にして世界一の大富豪の孫が誘拐される。身代金を求める電話がかかってくるものの、金にとんでもない執着を見せるその大富豪はなんと支払いを拒否。命に代えてでも息子を取り戻したい孫の母親で富豪の義理の娘は様々な方策を巡らせるのだが、解決の糸口すら見いだせないままどんどんと追い詰められていく……というお話。御大リドリー・スコットが実話を基にして描いた、なかなか濃厚な人間ドラマでした。いやー、世の中金が全て、お金のない人間は何をやってもうまくいかないという内容でしたね、これ。巨匠の映像美と重厚なストーリーテリングはもはや匠の技。最後まで見応え充分でした。特に、恐ろしいくらい金に執着する守銭奴大富豪を演じたクリストファー・プラマーの憎たらしさは素晴らしかったです。いくら世界一のお金持ちでもこんな人の身内には死んでもなりたくない(笑)。若干ストーリー展開に「?」な部分があるものの、なかなか面白かった。7点!
[DVD(字幕)] 7点(2018-10-21 23:31:27)
557.  ゴールド/金塊の行方 《ネタバレ》 
人生のどん底を這いまわっていた男が執念で金鉱を発見し、大逆転を図るものの実は…という実話を基にした人間ドラマ。確かに手堅く作り込まれた作品で見応えは充分あるのですが、若干展開が急ぎ足なのが残念。実際に起こった出来事を時系列順にどんどん進めていくので、各々のエピソードがいまいち入ってこなかったです。頭を禿げにしてお腹をでっぷりと太らせたマシュー・マコノヒーの演技もなんか品の良さのようなものが邪魔をして、なんとなくこれじゃない感が…。ニコラス・ケイジとかがやれば最高に胡散臭い感じが出てもっと良かったと思うのだけど(笑)。
[DVD(字幕)] 6点(2018-10-21 23:15:43)
558.  レディ・プレイヤー1 《ネタバレ》 
スピルバーグによるエンタメ映画の集大成のような内容。うん、ひたすら楽しい二時間強を過ごさせていただきました。特に僕のこよなく愛する『シャイニング』の世界に入り込んでゆくくだりは最高にぞくぞくしちゃいました。あのシーンは何度も見返したい!
[DVD(字幕)] 8点(2018-10-21 23:04:50)
559.  20センチュリー・ウーマン 《ネタバレ》 
1979年、カリフォルニア。女手一つで子供を育てるシングルマザーと思春期を迎えたばかりの一人息子、貧しいながらも必死で生きているそんな親子と微妙な距離感で絡んでくる様々な人々――。大恐慌時代から続く大変な時代を生き抜いた母親ドロシアは気が強い性格のため揉め事も多く心休まる時間がない。大人しい性格の一人息子ジェイミーは、ベトナム戦争の泥沼化や社会の閉塞感から自分の価値観の揺らぎに戸惑いパンクやニューウェーブに救いを求めている。彼の幼馴染である17歳の少女ジュリーは、厳しい両親への反発から家を飛び出し愛のないセックスを繰り返しつつもジェイミーとは友情を守りたいがためプラトニックな関係を続けている。他に親子の二階の部屋を間借りしている、子宮頸がんの疑いを申告された若き女性写真家や寡黙な陶芸家の男。そんな彼らの特に珍しくもないひと夏の物語を通して、20世紀に生きた様々な女性たちを俯瞰的に描くという野心に満ちた人間ドラマ。僕が昔から注目している若手女優エル・ファニングが出ているということで今回鑑賞してみたのですが、これがなかなか、とても完成度の高い秀作でした。本当にどこにでもあるようなありふれたお話なのですが、この監督のポップで瑞々しい映像センス、そして個々のエピソードへのきめ細やかな目配りによって、何処にもない珠玉の物語へと昇華させている。素晴らしい才能と言っていいんじゃないでしょうか。それぞれの世代を代表する三人の女優たちの自然体で魅力あふれる演技も、そんな物語に生き生きとした躍動感を与えることに成功しています。20世紀という言わば男たちが築き上げた時代を女性の視点から捉え直す、ポップでラディカルな物語、ぜひ多くの人々に観てもらいたい魅力あふれる良品でありました。
[DVD(字幕)] 8点(2018-10-13 00:32:27)
560.  グリーンルーム 《ネタバレ》 
ひょんなことから人里離れたところにあるライブハウスで演奏をすることになった、売れないパンクバンド。だが、そこはネオナチたちの巣窟でモラルや法律などが全く機能しない無法地帯だった。偶然、殺人行為を目にしてしまった彼らは、そのままグリーンルーム(楽屋)へと立てこもる羽目に。周りには人を殺すことなど屁とも思っていないたくさんの荒くれ者たち。絶体絶命の窮地へと陥ってしまった彼らは果たしてそこから脱出することが出来るのか?というサバイバル・ムービー。その発想は独創的だし、ところどころに監督のセンスも感じるし、何よりこの全編を覆う異様な緊迫感は面白いとは思うのですが、いかんせん脚本がいまいちでした。何故、彼らが立てこもった楽屋のドアに見張りを付けなかったの?どうしてピストルもナイフもあるのに、何故武器も持ってない主人公たちに犬をけしかけなければならんかったの?そこらへんもうちょっと練ってほしかったですね。うーん、惜しい!
[DVD(字幕)] 5点(2018-10-11 18:52:10)
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