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ぞふぃさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 173
性別 女性
ホームページ http://stern-sanchi2.cocolog-nifty.com/
自己紹介 レビュワーになって丸15年が経ちました。

14年目の去年のレビューは0件、コロナ禍とはいえ映画館にも行かなかった1年でした。

「もうここにレビュワーとして参加するのも卒業かな…」なんて思っていたところ、過去に投稿した拙レビューに「良」と投票してくださる方々がいまだにいらしたことを知り、無性にうれしく思ったものでした。
こんな想いを抱えたままではまだまだやめられないな、と…

そんなわけで相も変わらずのぼちぼち参加ですが、
今年もどうぞよろしくお願いします・・・

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41.  欲望という名の電車(1951)
うーん、この作品を見て思ったのは、名作ってやっぱり2種類あるんだってこと。 ひとつは何度観ても惹きつけられるまさに普遍的な価値をもった名作であり、そしてもうひとつは、その当時としては斬新で演劇史上画期的な偉業を成し遂げたとされる発展のためになくてはならない存在としての名作。 もちろん、両方とも無くてはならない存在なのだと思うのだが、やっぱり私は何度でも楽しめるっていう前者こそを名作と呼びたいと思う。 で、本作についてだが、人間の脆さや醜さをこれでもかと痛烈に暴き立てるということは、演劇史上画期的な金字塔だったのだろうとは思うのだけれど、内面の醜さを描くことが最早極普通の現代においてはとりたてて何ともいえない作品であるといわざるを得ない。ま、早い話が一度観れば十分という、映像美も脚本の面白さもない作品だった。ヴィヴィアン・リーもスカーレットのときのほうがずっと楽しませてもらったよ、悪いけど・・・ もちろんヘタクソな演技なんて言語道断だけどだからって上手きゃいいってもんでもないでしょ。映画は役者の演技力披露大会ではないし、観客を楽しませてなんぼのものなんだと、改めて痛感させてくれるような作品。多分二度と観ることはないだろう。
[DVD(字幕)] 4点(2008-03-24 17:22:38)(良:1票)
42.  ミスティック・リバー 《ネタバレ》 
ううーん、重い映画ですね。でも、こんなに重い映画なのに不思議と後味はそんなに悪くない。もちろん何度でも観たいとはさすがに思いませんが・・・ 多分この映画を観た人は皆一様に嘆き「なぜこんな悲劇がおこったのか」を考え、最初のいたずらの場面を思い起こすことでしょう。アレをはじめたのはジミーだった。後にジミーが「あのとき車に乗ったのが自分だったら」と言うシーンがあるけれど、あの時既に反抗的な気概に溢れていた彼にとってそれは絶対にありえないことにしか思えず、むしろそんなことを言う彼に私は腹立たしさを感じたものでした。 結局気のいい弱い人間はそのように生きていくしかなく、押しの強い人間は周りを敵でいっぱいにしながらもそうやって生きていくしかないのか・・・あの少年の日の誘拐事件はそれをさらに際立たせてしまった増幅器のようなものにしか過ぎなかったのでは、という気がしてなりません。 この映画そのものに対しては肯定も否定もありませんが、ただ、そういう世の中に自分もまた今現在生きているという事実、それに震えがきました。人生の深淵ってどんなものなのかと覗いてみたい方にはお薦めの一本でしょう。ただし爽快感とは無縁の秀作であることは間違いありません。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-24 17:18:35)
43.  プレステージ(2006) 《ネタバレ》 
そもそも派手なパフォーマンスをくりひろげるイリュージョンって物自体、あまりマジック(手品)のなかで王道とはいい難いと思っている私なので、イマイチに感じられたのかもしれませんが・・・それにしても掟破りの多い映画でしたね。双子だの、人間コピー機だの(笑)。そういうのを「ギャハハ、そんなオチかよ!」みたいに笑えるようなB級作品なのだとしたらそれはそれでいいのですが、名人対達人の対決みたいに煽るからおかしくなるのだと思いますよ。てっきりマジシャンの「自分の身を削る」ような技の対決がみられるのかと思ったらペテン師まがいのステージの争いだったなんて、あーレンタルだからよかったようなものの、映画館でみたらきっと「金返せ!」モノでしたな。  
[DVD(字幕)] 5点(2008-03-24 17:16:14)
44.  リトル・ミス・サンシャイン 《ネタバレ》 
前半のイライラした家族関係のころのほうが、個性爆発の家族としての面白みがあったような気がします。旅を通じでだんだん結束していく家族って展開なのはわかりますが、この映画が特に他のこの手のほのぼのロードムービーから突出しているとはどうも思えませんでした。ぶっちゃけたところ「ありきたり」じゃないかな、と。まあ、子役のお嬢ちゃんはこまっしゃくれた天才子役ちゃんたちよりよっぽど愛嬌があってかわいらしかったです。確かにラストのダンスは正直辛かったけど、ね。
[DVD(吹替)] 5点(2008-03-24 17:13:27)
45.  ジュリア 《ネタバレ》 
完全に主人公リリアンの目からのみ描かれるタイトルロールのジュリア。彼女が実際何を為そうとしどんな危険と隣り合わせていたのかは、私たち観客もリリアン同様最後まで知ることはない。その謎だらけの描き方がかえってジュリアを究極の理想の彼方へ高めてくれる。私たちもリリアンと同化しジュリアの身を案じその魅力の夢中になっていくのだ・・・こうしたリリアンの「尋常ではないジュリアへの憧れと美化」にフィクションの匂いを感じながらも、それでもこの映画を好きにならずにはいられない、そんな女性はいっぱいいるだろう。 「心から尊敬し心酔する友の不在」 「やりがいのある社会的任務の遂行の難しさ」 「苦悩の中からも自分の才能を開花させる根気強さの欠落」 そんな現実を生きる私たちに浮世の辛さを忘れさせ明日への活力を与えてくれるこの映画は現代の女性のためのファンタジーだ。 もっとも実際、もしこんなすごい友達がいたら、私だったら劣等感ゆえきっと疎遠にならざるをえないだろうがなぁ。リリアンという人がそうならなかったのは彼女の偉大さや才能・自信の証ということなのだろう・・・もちろん全ては「この話が実話だとして」の話であるが・・・ 
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-02-27 12:53:34)
46.  カッコーの巣の上で 《ネタバレ》 
不思議な爽快感・・・この映画のラストを観て感じたのはそういうものでした。正直それにいたるまでのマクマーフィの反抗だの婦長の圧制だの患者たちの悲哀やそれを跳ね返すらんちきパーティーだのはそれほど心に来るものではなかったし。(うーん、というかこの映画がオリジナルなんでしょうが、精神病院を舞台にしたその後の映画でもこういうものは散々描かれてしまっているがゆえに斬新さが失われてしまっただけなのかもしれませんが。) でもねえ。あのラスト、ありゃこの映画を名作たらしめるのに少なからぬ貢献をしていると思います。ほんの数分前には「もぉのすごぉぉく後味悪い幕切れ」にしかなりようもなかったのに、起死回生の逆転ホームランをかっ飛ばしたかのごとく大空にスコーンとぬけるチーフの脱走シーン。ああ、これを観るために私はいままで2時間ここで座り続けていたのだな、そしてこの2時間は決して無意味なものではなかったのだな、と実感した瞬間でした。すみません、人間の尊厳とか体制を維持する必要性とかその間のバランスの取り方とか多分いろんな要素が含まれている素晴らしい作品であることは数々のレビューからも知ったのですが、私はそういう思想的なものよりもより具体的なこの映画の手法に一番舌を巻いてしまいました。 そういう意味では昨夜のような日曜の夜でも鑑賞に堪えうる作品だったかな・・・と。よかった、です。 
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-21 15:05:22)
47.  恋人たちの予感 《ネタバレ》 
おばあちゃんの「彼女と同じものを」とか。はたまたハリーの「一日の最後におしゃべりをしたいのは君だ」とか「僕は本を買うとまず結末を読む。読みおえる前に死ぬと困るから。」とかとか。そういう小洒落て気の利いたセリフ満載の映画です。そういうセリフが私の中で熟成され増殖され、自分の中では物凄いラブコメ最高傑作へと膨張されていったのでしょうね。つい先ごろ20年ぶりに観てみると割りとフツーのラブコメだった。こんなんだったけ?ちょっと期待しすぎちゃったのかしら・・・それでもまた20年後に見たらそのときもこのセリフたちに再会して喜ぶ気がします。これはそういう映画。ちなみに私が一番好きなセリフは、サリーの「ソースは添えるのよ」です。
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-18 17:22:37)
48.  マイケル・コリンズ 《ネタバレ》 
「麦の穂を揺らす風」を鑑賞した後だったので、それとついつい較べてしまうのですが、貧しい農村ではなく都会(ダブリン?)が舞台の中心だし登場人物も独立のリーダーとして地位を確立している人たちがメインのストーリーなので、虐げられたアイルランドの悲惨さがいまひとつ胸に響いてきませんでした。(コリンズったら豪華にホテル住まいなんかしちゃっているし・・・)そういう意味でこの映画はアイルランドの苦悩というよりは、独立の英雄コリンズの姿を描きたかったということなのでしょうね。だったら彼を英雄たらしめたその戦術とか、政治家としては老練ではなかったため不首尾に終わったイギリスとの交渉の過程なんぞをもうちょっと丁寧に描いてくれるとよりよかった気がします。DVDに付録されているドキュメンタリーを観てなんとなくコリンズの全体像が浮かび上がったという感じでしたから、映画単体だけで理解するのはちょっと厳しいかも。それにしても私が鑑賞したのは180分以上の特別版なのですが、それでも尚描ききれないってどういうことなんでしょうね。恋愛や三角関係云々は削ってもっと硬派な仕上がりにすべきだったですよね。最後にストーリーには関係ないんですが、アラン・リックマンってホントいい。本作鑑賞しながら、彼がスクリーンに出てくる度になんだか嬉しくなる自分を発見した次第です・・・
[DVD(字幕)] 7点(2008-01-18 17:20:56)
49.  スパイダーマン3 《ネタバレ》 
調子こいてるピーター、もといトビー・マグワイヤ観たさに鑑賞した私。MJも今までと違い結構挫折しちゃうらしいし、そんなとこも是非観たい!なんて下種な動機でレンタルしてきたんで、それさえ見られればまあストーリーはどうでもいいです。もちろんピーターの踊る勘違い男ぶりやMJのヤキモチ焼きぶりも堪能させてもらいました。1対3の敵対関係がご都合よく最後の2対2のタッグマッチになってしまったのも「なーるほど、これがやりたくて3人敵出したのか」って感じ。こういうナンデモアリ感も良いですよ。でも惜しいことになぁラストがちょっと・・・これ一応完結編なんでしょ?こういう変に湿っぽい終わり方だなんてちょっと残念だわよ。これならまだ2のラストのほうが明るくカラッとマンガチックでいいんじゃないの?それともまだ続編作る気なのかしらねぇ。
[DVD(字幕)] 6点(2008-01-18 17:12:31)(良:1票)
50.  サンキュー・スモーキング 《ネタバレ》 
うーむ、この評価の低さは多分未見時の期待が高すぎたせいなんでしょうね。「さぁ!あっと驚かせるマシンガントークで観ている者を唸らせてくれ!」っていう期待には確かに応えていない。それにクライマックスのディベートで「個人の選択に任せる」なんてオチ、「おいおいそれで成功なのかよ?」って思うのもわかります。詭弁を弄するテクについても、ワタシ的には先に武器商人ものの「ロード・オブ・ウォー」を見ちゃっていたせいもあるから、目新しいものも無く肩透かしをくったって感じかな。 でもコメディとしては結構良く出来ているんじゃないですか?特にハリウッドのギョーカイ人たちの「イッちゃってる」感なんてゲラゲラじゃないけどニヤリと笑えました。それに「息子を父親に近寄らせたくないという母親の真意をズバリと息子が指摘する辺り」、さらに「お金で転ぶ告発者のカウボーイ」についてもなかなか上手く描けている。特にカウボーイに対しては、主人公ペロリと舌を出して終わりってわけじゃなく「まともな人間なら受け取るさ、僕も受け取る。彼がまともだってことはすぐにわかったから」という対等の立場で取引をしている姿勢に好感を持ちました。 それにしても皆様おっしゃるとおり字幕じゃこのスピード感は苦しいかも。置いていかれるし読みこぼしも多くなりそう・・・吹き替えのほうがより無理なくそのよさが伝わりますよ。字幕鑑賞の方は是非吹き替えでの再見をお奨めします。 
[DVD(吹替)] 7点(2007-12-21 18:23:47)
51.  オール・ザ・キングスメン(2006) 《ネタバレ》 
うぅーん、もぉぉっっ!!って感じ。こんなにがっかりさせられた映画も久しぶりです。役者の顔ぶれなどからてっきりもっと骨太の社会派問題作かと思いきや、何ですかこりゃ。「実はずっと想っていた初恋の人をボスに寝盗られちゃってた」だの、「実は自分が追い詰めていたのは実父だった」だの(しかもそこからの立ち直りの早すぎること!)、この記者くんを表に引っ張り出したおかげでこの映画はただの昼メロもどきに成り下がったというわけですね。未見なのでわかりませんが、多分49年製作のオリジナルのほうが社会派として既にある程度完成されてしまっていたから、本作は違った切り口で描こうと努力した結果のことなのでしょう。が、それならもっとジャックとその周囲の人々の「人となり」を描かなくちゃ、こんな通り一遍の薄っぺらい描写じゃあきれてものが言えない状態ですよ。中途半端すぎ!ああ、スタークの遊園地での演説の辺りまで本当に迫力があってスゴイ!とワクワクしながら観ていたからものすごく残念です・・・二番煎じと言われようとやはり本作はスタークを中心においてジャックはその記録役として描いたほうがやっぱり良かったのでは?だいたい予告じゃそんな映画だと匂わせてるくせにこんな筋だったなんて詐欺じゃないですか。 とにかくそんなわけで欲求不満だけが残る映画でしたが、今は49年製作のほうを口直しに是非観てみたい気分。そっちもここでの評価はイマイチだからあまり期待はできないのかもしれないけど、それでもそれは「物足りない」所為はあっても、本作のように「裏切られた」所為じゃないと信じたいです。 
[DVD(字幕)] 4点(2007-12-13 17:03:45)(良:1票)
52.  今宵、フィッツジェラルド劇場で
雰囲気だけでもって行ける映画ってなかなかあるもんじゃない。でもこれはその稀有なものの一つと言えるでしょう。 確かに退屈なストーリーです。コメディのジャンルに分類されているくせに笑えるシーンもほとんどない。でもきっと監督も客を笑わせようなんて思っていないんでしょうな。(フッ)と音になるかならないか、片頬が緩むか緩まないか程度の笑いをピンポイントで狙ったって感じ。で、ソコにまんまと当てられた私なのですが、従って点数は高くも無く低くもありません。でもほんのり好感が持てるなんて全く世にも不思議な映画です。
[DVD(字幕)] 6点(2007-12-07 17:16:17)
53.  マリー・アントワネット(2006) 《ネタバレ》 
あぁぁ、きれいでいいねぇ・・・ここんトコちょっと歴史モノは薄暗い中でドロドロやってるって感じのものを見続けていたので、「こーゆーのはこーゆーのでいいのかも」と思いました。 ほんとのトコ言えば、この時代も衛生的にはまだまだで体臭がムンムしちゃうような不潔さでいっぱいだったんだろうけど、そういう時代考証なんかは取り合えずは問題じゃないんでしょうな。女の子たちが「まあステキ!」って喜んじゃうような豪華なお城やドレスに埋め尽くされた可愛いマリーの孤独、そしてそれを埋め合わせるためのヒステリックなほどの彼女のキリキリ舞いが、この監督の描きたかったものなんでしょうから。そういう意味では「こんな生活したって刹那的にはいいけど結局は虚しいだけ」っていう感じはそれなりに良く出ていたと思います。お菓子やシャンパン美味しそう(映画観ながら甘いものが無性に食べたくなったよ)だったし、キルスティンは可愛い(あくまで愛嬌あるって意味よ)し、いいんじゃないですか?どうせ革命の何たるかを描いた映画じゃないんですから。 ただ苦言を言わせてもらえば、あのフェルセンとの中途半端な恋は勘弁して欲しかった。あんなんならあれは省いてもよかったのでは?(もっともその分夫のルイ16世がぐっと前に出ていたので、彼のファンの私にはその辺は結構うれしかったですけど・・・)  
[DVD(字幕)] 5点(2007-11-29 17:11:17)
54.  トラフィック(2000) 《ネタバレ》 
ここでのレビュー読んで「難しいだろう」と覚悟しての鑑賞でしたが、結構スンナリ見えました。 いい出来じゃないですか!結局何も終わってなどいないというリアルさ(=麻薬という問題の根の深さ)を追求しながらも、ちゃんとラストには観客をほっとさせるカタルシス(ラストのメキシコのナイターシーン)を用意するなんて心憎いですね。こういう社会派(?)っぽいのはややもすると鑑賞後、気分がめいったりするもんだけど、これはそうならない。その辺のバランスがいいんでしょうね。 ただ惜しむべきは、デル・トロがいとも簡単に米国の麻薬捜査官にネタを持っていけちゃったところ。あそこをもっと緊迫したギリギリでの攻防として描けていたらもっと良かった。あれじゃあの将軍はまるでただの馬鹿ってことになっちゃうじゃないですか。 全体がホントにいい感じだったんでそこが返す返す残念。でもあとはいいですね。マイケル・ダグラスの間抜けぶりとかクワレぶりは全然気にならず、むしろ確信犯って感じがします。つまり「上層部の役人なんて結局はこんなもんよ」ってことも描きたかったんでしょうね。 
[映画館(字幕)] 7点(2007-11-29 17:08:11)(良:1票)
55.  プリティ・プリンセス 《ネタバレ》 
夢が売り物のディズニー映画だから、内向的だけど実は可愛い女の子が洗練されたプリンセスへと成長していくそんな夢のある作品!かとてっきり思ったんだけどなんだこりゃ。ありきたりのちゃちい青春安モノムービーじゃないですか。あんなチャラ男にのぼせたりする男を見る目の無さ、身分が明かされ一躍有名人になったら子供にサインなんかしちゃうあたり、どーもあの主人公には好感持てなかったです。それに「(生まれながらの)プリンセスのほうがマスコミを目指す自分よりも世間に影響力がある」なんてたとえそれが真実でもそんな白けることをお友達に言わせて欲しくなかったしね。そのあたりがこの映画にのめり込めなかった原因かな。 だいたい私には最初のカーリーヘア(?)に眼鏡でおどおどしている彼女の姿が一番可愛らしかったような気がするし。ま好みの問題なんでしょうが・・・ こんなつまんない映画に出ちゃうなんて、なんかジュリー・アンドリュース、泣けちゃうよな・・・口直しにメリー・ポピンズかサウンド・オブ・ミュージックを見直したくなりましたよ・・・
[CS・衛星(字幕)] 3点(2007-11-16 17:33:25)
56.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 
良くも悪くもお子様向けのファミリー映画。ロビン・ウィリアムズと特撮繋がりで「ジュマンジ」を思い出す人もいるかもしれませんが、あちらの衝撃にくらべればこちらは可愛らしいものです。誰かが前のほうで「夜の博物館でいろんなものが動いたら面白いかもねっていう発想だけでできちゃった映画」と言ってたけどまさにそのとおり。夜の博物館って設定以外、「クスっの連続」も「ダメパパが息子の信頼を得るための頑張り」も、「自分を無力を省みながらも主人公を励ますロビン・ウィリアムズの姿」も、みぃーんなどっかで観たことあるようなものばっかりなんですよね。要はこの映画のオリジナルの核ってのがどうも見当たらない。やっぱもうちょっと練られた作品じゃないと春休みファミリー映画のひとつとして来年には忘れ去られる存在になっちゃうよね。というわけで結構期待してたのにちょっと残念な出来でした。まあふつーには面白いとは思いますが・・・
[DVD(字幕)] 5点(2007-11-06 17:43:10)
57.  恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 
オヨヨ、結構評価低いですね、皆さん。わたしゃ好きですけどねこの作品。全くの嘘っぱち、フィクションでコテコテなんだけれど、その出鱈目さのシェイクスピアの作品への絡みが実に絶妙。そもそもは口から出まかせの「海賊の冒険活劇」がいつの間にか悲恋モノの王道「ロミジュリ」へと、無理矢理をぎりぎりのところで押さえた斬新な展開が続いていく。小気味いいじゃありませんか。いやーだウソぉと思いながらも「ほー、そんでどーなんのかね」と惹きつけられるのは多分脚本が上手いからなんでしょうな。そして最後「十二夜」に繋がるラストも爽やか。「十二夜」がハッピーエンドなところもいい余韻を残してくれます。 観終わって「絶対あり得ないけどこんな裏話があったらなんだか嬉しいな」とそんなこと思わせてくれる映画。そこまで思わせるなんて、なかなかない佳作ってことじゃないですか? 
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-06 17:04:37)(良:3票)
58.  2010年
・・・ある友人に、「『2010年』ってあるじゃない?あの『2001年宇宙の旅』の続編の・・・」って言いかけた途端、その友人に「あー、あの駄作ね!」と言われてしまったとき。スミマセン、その後「あれ、わかりやすくってなかなか面白かったよ」という言葉をどうしても言い出せず飲み込んでしまった私は、しょーもない意気地なしです・・・
[地上波(字幕)] 7点(2007-10-31 17:12:14)
59.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
既に3回チャレンジしたのですが、あえなく3回とも眠ってしまった私・・・1回目は宇宙船のスチュワーデスさんのシーンで、2回目はだらだら子供がしゃべるテレビ電話あたりで、そしてついこの前の「今度こそ!」と思った3回目は宇宙船の中のランニング(?)のところかなぁ・・・いや、こんな私だってラストあたりの「ご飯食べてたかと思ったら急に眠ってたり老けちゃったりするトコ」とか好きだし印象に残るシーンでもあるんですけどねぇ。でもそれについて「だから何?」って聞かれたとしても、その哲学的意味とかは分かんなくて、「まあ『時間』や『空間』って見ようによってはこんなもんなのかも、面白い見方だな」って程度の感想しかないのです。 皆さんが絶賛するその芸術性とか科学的整合性も、どういうわけだか私には「その当時としちゃ画期的だったんだろうなぁ」って程度にしか感じられないわけで、やっぱ肌に合わないってことなのかな。特にラスト。あのラストを「投げっぱなし」と言わずして何を「投げっぱなし」と言うべきでしょうか。もちろん監督としてはその辺を意図しての「投げっぱなし」なのでしょうが、それを上手く受け止められない人が多すぎるような映画は、やっぱ映画としては大事なものが欠けているような気がしてなりません。 
[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-10-31 17:06:19)
60.  嵐の中で輝いて
・・・ここでの平均点はワタシが書き込むまでは5・77点、ざっと見てもそんな酷評はされていないようですが・・・封切りのとき何の予備知識もなくたまたま観ちゃった私なんですけど、実に「ソレナリ」の映画だなと思った記憶があります。ソレナリにお金をかけて、ソレナリの役者を使って、ソレナリのスリルとサスペンスのストーリーで・・・ワタシは当時若気の至りでドイツ軍服モノが好きだったので当然ソレナリに楽しめた記憶があります。でもなぁ、なんつーかなんも残らない映画だったネ・・・なるほどラジー賞受賞ですか。どーしよーもないダメダメ映画ではなくこういう中途半端な映画こそ「失笑の極み」と判断するなんて選考委員(?)もなかなかやるもんですな。少なくとも「嵐の中で輝いて」なんていうしょーもない邦題を差し引いてもそう評価したなんて、アメリカという国のセンスも捨てたモンじゃないのかも・・・
[映画館(字幕)] 5点(2007-10-19 17:07:13)
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