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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1884
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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41.  アンチャーテッド 《ネタバレ》 
世界を股にかけて活躍するトレジャーハンターのその誕生秘話をダイナミックな映像で描いたエンタメ・アクション。まあぼちぼちこんなもんじゃろって感じの内容でしたね、これ。まさに可もなく不可もなく。充分お金を掛けたであろうアクションシーンはさすがの迫力だったけど、3日も経てばすべて忘れてしまいそう。そーゆーもんだと割り切って観れば、トム・ホランドををはじめとする役者陣も華があるし、二転三転する脚本も分かりやすかったしで、ぼちぼち楽しめると思います。終わり。
[DVD(字幕)] 6点(2023-07-05 08:02:37)
42.  選ばなかったみち 《ネタバレ》 
認知症に苦しむ初老の作家と彼の娘であるキャリア・ウーマン。父である作家は混濁する記憶の中で重大な選択を迫られた人生の岐路を回想し、娘は現在取り組んでいる大きなプロジェクトに心をすり減らしている。そんなある日、父親の病状がもはや保護が必要なほど悪化していることが判明し、娘は大事なプレゼンを遅らせ父の元へと向かうことに。駆けつけた娘に父は幾つもの知らない名前を告げ、急に大声をあげたり涙を流したりするのだった。離婚した母親に連絡を取るもとてもじゃないがほったらかしには出来ない。だが、このままプレゼンをキャンセルすれば大事なプロジェクトから外されてしまう。果たして彼らが選んだ道と選ばなかった道とは?これは、そんな人生の重大な岐路を迎えたとある親子の一日を終始淡々と見つめたヒューマン・ドラマ。名優ハビエル・バルデムと人気若手女優エル・ファニングが共演ということで今回鑑賞。監督は、過去に『ジンジャーの朝』という微妙な作品を撮ったサリー・ポッター。個人的な感想を述べさせてもらうと、「中身の薄い雰囲気ごり押し映画」。それ以上でもそれ以下でもありません。認知症を患う父を病院へと連れて行こうとする娘の悪戦苦闘と、そこに父の回想シーンを意味ありげに織り交ぜてるだけでそれ以上に深化していかないのがこの作品の弱いところ。特にこの回想シーンが、いくつかの時代を織り交ぜて描いているのに、監督の力量が追い付いていないのか、父のいつの頃の話なのか極めて分かりづらい!!ここらへんをもっとちゃんと描くべきだった。最後も、「パパがどうなろうと私はパパの娘だから……」と泣きながら娘が心情を吐露して終わるという、何とも薄っぺらい結論。いやいや、これ、父親の過去の物語となんにも繋がってませんやん。まあ映像的には品があって良かったのとすっかり大人になったエル・ファニングちゃんが相変わらず奇麗だったので、5点。
[DVD(字幕)] 5点(2023-07-05 07:27:47)
43.  マーベラス 《ネタバレ》 
世界を股にかけて暗躍する凄腕女アサシンの戦いをダイナミックに描いたクライム・アクション。なんというかゆるーーーい映画でしたね、これ。よく分かんないまま始まってよく分かんないままお話が進んでよく分かんないまま終わっちゃいました。一番よく分からなかったのは、主人公演じるマギー・Qと悪役であるマイケル・キートンがそれまで命をかけて戦ってたのに、何故か急にエッチしちゃうところ。「俺たち、このまま殺るかそれともヤるか、どっちにする?」ってなんでやねん(笑)。冒頭であっけなく死んじゃうサミュエル・L・ジャクソンが中盤で「実はどっこい生きてました」って再登場するのもテキトー過ぎてもはや失笑レベル。なんか、シリアスでいくのかコメディによせるのか、最後までどっちつかずの中途半端な感じでいまいち面白くなかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2023-07-01 02:19:02)
44.  インフィニット 無限の記憶 《ネタバレ》 
体験したことのない思い出や習ったことのない専門知識、夜毎見る悪夢の中では自分とは違う人間となっていつも殺される――。幼い頃からそんな謎の記憶に悩まされる中年男性エヴァン。統合失調症と診断され、何度も施設に出たり入ったりを繰り返した彼は、結婚も定職に就くことも出来ず常に最底辺の生活を強いられていた。そんなある日、彼の目の前に「インフィニット」と名乗る謎の組織が現れる。彼らはエヴァンに到底信じられないような衝撃の事実を告げるのだった。なんと全人類は輪廻転生を繰り返していて、自分たちのような限られた人間だけはこれまでの前世の記憶を全て憶えているというのだ。世間の好奇の目を避けるため、ずっと密かに生きてきた彼ら。だが、そんな永遠の生を否定し、安らかな無を望む人々も存在していた。彼らの名は、「ニヒリスト」。全人類を滅亡させればこの輪廻の輪を終わらせることが出来ると信じていた。エッグという最終兵器を開発した彼らは、今まさに計画を実行しようとしている!組織の女性戦闘員ノーラとともに、エヴァンは人類を救うために行動を起こすのだが……。これまでリアルな設定の男臭いアクションを幾つも手掛けてきたアントワン・フークア監督が恐らく?初めて挑んだであろう、そんなSF作品。冒頭から存分にお金を掛けた手に汗握るアクションシーンの連続に掴みはバッチリでした。SF的ギミックもけっこう格好良くて、ドローンやハンドルが2つ付いた車などどれもスタイリッシュで大変グッド。特にクライマックスの飛行機上での敵味方入り乱れる攻防はフークア監督らしいキレの良さで素直にハラハラドキドキ!とは言え、肝心のお話の方は余りにグダグダ過ぎて観てられませんでしたけど(笑)。突っ込みどころ満載の荒唐無稽な設定もそーゆーものだと割り切ってみれば良いんでしょうけど、さすがに無茶苦茶すぎて後半はかなり置いてけぼり状態。特に悪役の世界を終わらせる理由が、もう生きるのに疲れたからというのはさすがに説得力がなさすぎる!だって悪役のボスを演じたキウェテル・イジョフォーが生きるエネルギーに満ち溢れてて、とても自殺願望を抱えているように見えへんという…。ここは文字通りもっとニヒルな根暗系の役者さんをキャスティングしてほしかった。んで物語のキーとなる、人類を破滅させる最終兵器「エッグ」の隠し場所もそんなしょーもないとこに隠してあったんかいと自分はずっこけそうになっちゃいました。しかもそれを簡単に敵の皆さんに知られちゃうという脇の甘さ。こんな人たちに人類の存亡を知らぬ間に託されてると思うと背筋が寒くなっちゃいますね。てか、そもそもこの輪廻転生のことを政府なり科学者なりに公表しない理由は何?とまあ突っ込みどころは満載ながら、アクションシーンも迫力あったしストーリーのテンポも良かったしで暇潰しで観る分にはぼちぼち楽しめると思います。
[DVD(字幕)] 6点(2023-06-16 08:06:30)
45.  ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ 《ネタバレ》 
1950年代、長年音楽業界の第一線で活躍してきた伝説的ジャズシンガー、ビリー・ホリディはある困難な事態に直面していた。黒人を中心にロングセラーを記録していた彼女の代表曲にして人種差別を告発する問題作「奇妙な果実」。激しい公民権運動に揺れるアメリカ政府はこの曲を問題視、社会の秩序を乱すとしてコンサートでは歌わないよう彼女に圧力を掛けてきたのだ。だが、幼い頃から黒人たちの理不尽な現実を目の当たりにしてきたビリーは、政府のそんな圧力にも負けず、堂々と歌い続ける。次第に黒人差別闘争のシンボルへと祭り上げられてゆくビリー。業を煮やした政府は、彼女を麻薬不法所持の容疑で逮捕するのだが……。実話を基に、そんな反骨の女性シンガーの生涯を力強く描いたヒューマンドラマ。監督は、デビュー以来黒人としてのアイデンティティを追求し続けてきたリー・ダニエルズ。確かに描きたいテーマも分かるし、この不遇の生涯を生きた女性の魂の遍歴を現代に蘇らせたいという監督の想いも充分に伝わってきました。ビリー・ホリディを演じたアンドラ・デイの真に迫った熱演も素晴らしく、本来は歌手である彼女の魂のこもった歌声も胸にくるものがある。アカデミー賞ノミネートも納得。ただ、純粋に一本の映画としてみれば、自分は正直微妙と言わざるを得ませんでした。とにかく説明不足。冒頭から、彼女が歌手としてどれほど成功しているのか、またどのような政治的立場にあったのか、基本的な部分がいまいち掴めず物語にうまく入り込めません。彼女が刑務所から出所したあと、如何にして全国ツアーに出るに至ったのかもその経緯がよく分からない。政府からの圧力を逃れるため?単純に人気に陰りが出たから?たくさん出てくる登場人物も誰が誰なのかさっぱり掴めず、またその相関関係も極めて分かりずらいため、自分は中盤からほとんど置いてけぼり状態でした。特に、語り手なのか何なのかよく分からない、あの潜入捜査官みたいな黒人男性はいったいなんだったのでしょう。もう少し丁寧な演出を心掛けてほしかった。興味深い題材だっただけに、惜しい。
[DVD(字幕)] 5点(2023-06-12 08:39:46)
46.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
彼女の名は、ルビー・ロッシ。寂れた港町で漁業を営む家族とともに暮らす平凡な女の子だ。勉強やスポーツが特に出来るわけでもなく、人が羨むような特技もない。見た目だって普通、交友関係もいたって人並。だけど、彼女には他の人とは違う特徴が一つだけ。それは、彼女以外の家族全員が耳の聞こえない、いわゆる聾者だということ――。そう、両親はもちろん彼女の兄も一切耳が聞こえず、言葉を話すことも出来ない。家族との会話は全て手話、食事のときも食器の音以外何も聞こえない。どうしても他の人とコミュニケーションを取りたいときは、唯一の健常者であるルビーの力を借りなければならなかった。彼女はいわゆる〝コーダ(聾者の両親に育てられた子供)〟。それでも家族とともに充実した日々を送っていたルビーは、ある日、ふと思いついて高校の合唱クラブへと入部することに。緊張しながら初めて人前で披露した歌声。顧問の先生は、指導を続けてゆく中で粗削りながらも彼女の歌声に秘められた可能性を感じるようになる。ボストンの音楽大学への進学を薦められるルビー。でも、私がいなくなれば家族の生活はますます大変なものに。思い悩んだ末にルビーが出した結論とは?耳の聞こえない家族の元で育った17歳の女の子の青春を瑞々しく綴ったヒューマンドラマ。アカデミー作品賞受賞ということで今回鑑賞。感想は、良くも悪くもとにかくオーソドックス。全編通じて、何処かで見たような映像と何処かで聞いたようなお話のてんこ盛り。主人公カップルが崖の上からキレイな森の湖に飛び込むシーンなんて、この手の青春ドラマでもう何回見てきたことか。誰もいない湖面で2人泳ぎながらキスするとか、トム・クルーズの『カクテル』ぐらいから受け継がれてきたもはや青春映画のテンプレなんでしょうね。クライマックスの両親が見守る中での発表会なんかも、まぁ~~既視感満載。でも……、このベタさ、自分はけっこう嫌いじゃない。それはやはり、主人公をはじめとする登場人物誰もがみな魅力的だからでしょうね。この家族、障碍を持っていても誰も自分を憐れんだりしていない。自分たちだけで健常者と普通に渡りあおうとするし、頼るべきところはちゃんと頼るしたたかさも持ち合わせている。そんな両親を愛していながらも世間に引け目を感じてしまう主人公も気持ちが分かるぶん切ない。何かと言うと家族の責任を前面に出し娘に依存しようとする両親も最初はちょっとウザかったですけど、最終的には娘を清々しく送り出すところは素直に感動しました。妹にちゃんと自立した道を歩んでいって欲しいと願う兄も凄くいい奴。妙に下ネタが多いところも、障碍者を必要以上に美化しないという決意が感じられて好感持てますね。自分は最後まで清々しい気持ちで観ることが出来ました。ルビー、これからもっと幸せになれよーー!
[DVD(字幕)] 7点(2023-06-12 07:40:39)
47.  ザ・ロストシティ 《ネタバレ》 
ゆる~~~~~い映画でした。
[DVD(字幕)] 3点(2023-06-05 10:54:51)
48.  エルヴィス 《ネタバレ》 
歌のシーンは良かった!!でもそれ以外はビミョー。バズ・ラーマン監督のこーゆーぶっ飛び演出は伝記ものと相性悪いんじゃない?
[DVD(字幕)] 5点(2023-06-01 05:15:44)
49.  PIG/ピッグ 《ネタバレ》 
俺の豚を返せ――。オレゴンの鬱蒼と茂る森の奥深く、たった一人孤独に暮らす男、ロブ。家族も友人もおらず今にも潰れそうな山小屋でただ黙々と生きる彼の唯一の相棒は、高級食材トリュフを探すように訓練された1匹の豚だった。そう、ロブはもう何年もこの森でトリュフを掘り起こし、それを近くの町のバイヤーに売って生計を立てているのだ。そんなある日、信じられないような出来事が起こる。なんと唯一の親友とも呼べるその豚が、突然山小屋へと押し入ってきた強盗集団にさらわれてしまったのだ。酷い暴行を受けながらも、長年の相棒のために謎の強盗団を追い始めるロブ。きっと奴らは俺の豚を町で売り払う気だ。そう判断した彼は、唯一親交のあったトリュフ買付人とともに町へとやってくるのだが……。と、映画の内容はこの髭もじゃニコラス・ケイジさんがひたすら豚を捜して田舎町を彷徨うだけです。余分な味付けは一切なし、まさにシンプル・イズ・ベスト。まるで食材の味を最大限活かした老舗料理店の伝統料理みたいな(笑)。それでも最後まで観客の興味を捉えて離さない、この監督の調理能力の高さは素直に認めざるを得ませんね。極端なまでに無駄を削ぎ落したストーリーはその取捨選択が素晴らしく、最後までちゃんと見応えのある内容となっております。なるほど、これは辛すぎる過去を捨てた男が再び自らの人生と向き合い、そして生きる目的を取り戻すという物語だったのですね。彼が最初に途中で聴くのを止めたカセットテープの声はきっと亡くなった彼の奥さん。主人公が最後の最後でようやく続きを聴くことが出来るようになるのだけど、それが誕生日のサプライズで歌った奥さんの唄だというのも憎い。彼と行動をともにするヘタレなトリュフのバイヤーも、実は町の裏社会の実力者である父と確執を抱えていたというのも物語のいいアクセントとなっている。とは言え、面白かったかと聞かれたら、自分は正直微妙。最後まで余りに淡々としていて、そこが良いという人の気持ちも分かるのだけど、自分は少々退屈に感じてしまいました。画面が終始薄暗くずっと見辛かったのもちょっとマイナス。ニコラス・ケイジがブタを取り戻すためにひたすら頑張るという普通にしたらギャグになりそうなお話を大真面目に描くというこの発想や、料理名を冠したチャプタータイトルなど、監督の我が道をゆくセンスは嫌いじゃないんですけどね。
[DVD(字幕)] 6点(2023-05-19 09:49:49)
50.  ゴーストバスターズ/アフターライフ 《ネタバレ》 
あのゴーストバスターズが帰ってきた!1980年代に大ヒットを飛ばしたエンタメ・コメディの約30年ぶりとなる続編(と思ったら2、3年前にも続編が制作されてたみたいですけど、そちらは未見)。しかも監督は、初代監督のアイバン・ライトマンの息子ジェイソン・ライトマン。親父の映画の続編を作るってどういう気持ちなんでしょうね。とは言え、軽いタッチのコメディ映画で一世を風靡した親父と違い、息子はデビュー以来一貫してヒューマン・ドラマでならした監督さん。確かに悪くはないんですけど、肝心の幽霊退治のシーンよりもなんだか人間ドラマの方が分厚くなり過ぎな印象を受けてしまいました。金銭的にも精神的にも追い詰められて田舎のボロ屋へと越してきたシングルマザー、それでも前向きに頑張ろうとする2人の子供たち、彼らと偶然出会う人付き合いの苦手な中学教師……。もうこれだけで別のお話になりそうな(笑)。しかもそこに現在落ちぶれてしまったバスターズたちの過去の仲違いや主人公の母親と祖父との確執なんかも絡んできて、けっこう深刻。この主人公たちの幾分か重いドラマと軽いノリのアクションシーンが巧く噛み合っておらず、全体的に纏まりに欠けているような感想を抱いてしまう。ゴーストバスターズはもっと軽~いノリで楽しみたかったです。全体的な完成度は高いとは思うんですけど、自分が求めていたものとはちょっと違う内容でございました。
[DVD(字幕)] 6点(2023-04-10 09:39:52)
51.  バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 《ネタバレ》 
ハリウッドで過去に何度も映画化された超有名ゲームを今回キャストを一新して新たに制作したエンタメ・ホラー。監督は、『海底47m』や『ストレンジャー/地獄からの訪問者』でスマッシュヒットを飛ばしたエンタメ映画界の俊英、ヨハネス・ロバーツ。当方、若いころに初代プレステで1と2を散々やりまくったドンピシャ世代。とにかく1を最初にプレイした時の衝撃は今でも憶えています。それまでスーパーファミコンの2D横スクロールやマップをカクカク移動するRPGしかやったことのない自分にとっては、「もはやこれって映画じゃん!すっげーー!ゲームはここまで進化したのか…」と夢中になってプレイしました。そんな自分にとっては、シリーズを大いにリスペクトした名シーンの数々にテンション上がりまくり!特に最初に出会うゾンビが血だらけの顔でこちらに振り返るシーンには拍手しそうになっちゃいましたわ。なっつかしーー!ただ、お話としてはごく普通。決して悪くはないんだけど、なんだろう、この最後まで付きまとう物足りない感。いまいち印象に残るキャラやエピソードもなく上記ゲームを再現したシーン以外に特に心に残る映像もなく、全体的にこじんまりと纏まっちゃった感が強いです。普通に面白かったんですけど、一週間後には全部忘れちゃいそうな内容でした。これに比べると、ミラ・ジョボビッチ主演、ポール・W・S・アンダーソンが監督した初代映画化作品の方が物語としてはだいぶ大味だったものの、印象に残り度で言えばあちらの方が上なんですよね~。ここらへん、映画って何が正解なのか分からなくなっちゃいますね。とはいえ、暇潰しで観る分にはそこそこ楽しめると思います!
[DVD(字幕)] 6点(2023-04-10 09:04:21)
52.  バッド・トレジャー 《ネタバレ》 
生まれながらのサイコパスにして一度暴走すると止まらない元米軍特殊部隊、D。長年彼を治療してきた精神科医の尽力により、何とかまともな生活を送れるまでに改善した彼は、投薬治療を続けながら街の片隅でひっそりと暮らしている。そんなある日、長年疎遠になっていた弟がワシントン郊外の小さな島で事故死したとの知らせが届く。葬儀に参列するためすぐさま島へと渡ったD。だが、母親をはじめとする彼の家族は、過去の悲惨な出来事からあからさまな拒否反応を示すのだった。葬儀も終わり、まるで追い出されるように島を後にしようとするDだったが、急に謎の武装集団が島へと乗り込んでくる。彼らの目的は、第二次大戦中に旧日本軍が隠したという金塊を強奪することだった――。死んだ弟が長年そんな財宝のありかを探るために人生をかけていたと知ったDは、主治医に電話を掛け、昔の自分に戻って暴力を解放していいかと聞くのだが……。キレたら何をするか分からないサイコパス元特殊部隊員とイカレタ犯罪者集団の旧日本軍の財宝を巡るバトルをノンストップで描いたエンタメアクション。とにかくつまんなかったですね、これ。お話のテンポも悪ければ、主人公をはじめとする全キャラクターがまったくもって魅力なし、アクションシーンのキレも悪いし、終始画面が小汚くて見辛いことこの上なし。と、ダメな映画の見本市というくらい全ての面に於いてつまんなかったです。精神科医役でメル・ギブソンが出てるということでてっきり彼が悪役か何かで大暴れしてくれるんだろうと思ったら、まさかの自分の部屋で酒飲みながら主人公と電話するだけ……。こんなん詐欺や(笑)。観るだけ時間の無駄の凡作でありました。
[DVD(字幕)] 3点(2023-04-05 09:39:30)
53.  アンビュランス(2022) 《ネタバレ》 
白昼堂々銀行へと押し入った強盗集団が逃走手段として選んだ車両。それは、今まさに患者を乗せたばかりの救急車だった――。しかもその患者は瀕死の重傷を負った警察官で、彼を救うために全力を尽くしていた救急隊員も乗り合わせていた。これでは警察もFBIも迂闊に手を出せない。危険な暴走特急と化した救急車は、さまざまなものを破壊しながら白昼の街を疾走してゆく……。監督は、ハリウッドの破壊王マイケル・ベイ。ここ最近のこの人の映画って自分はまったく面白いと思ったことはないので正直観る気はなかったのですが、僕のお気に入りのジェイク・ギレンホールが出ているということで今回鑑賞してみました。結果は……、ちっとも面白くなかったです。とにかく演出がテキトー過ぎ!難病に苦しむ息子の為に金策に奔走する主人公、そんな彼を銀行強盗へと誘う頭のイカレタ凶悪な犯罪者、日々の激務に追われやりがいを失くしかけてる救急隊員、意中の銀行員をデートに誘うためたまたま居合わせた新人警察官――。こんなにも美味しくなりそうな食材が揃っていながら、ここまで美味しくない料理を作れるマイケル・ベイってある意味凄いんじゃないかしら。例えるなら、キャビアとかタラバガニとか松坂牛とかを水を張った鍋にぶっ込んでただ1時間煮ただけの料理を食べさせられた気分。いくら脳筋でならした監督とは言え、さすがにこれはひどすぎる!お金をアホほど掛けたであろうアクションシーンも、誰が何のために何処で何をしているのかがさっぱり頭に入ってこず、ちっともハラハラしなかったです。無駄にグロい描写も相俟って、最後の方なんて「もういいから早く終わってくんねーかな」ともはや惰性で観てました。好きな人には申し訳ないですが、自分は「観るだけ時間の無駄のちょーつまんない映画!!」としか思えませんでした。すんません!!
[DVD(字幕)] 4点(2023-04-05 07:48:11)
54.  ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 《ネタバレ》 
このクオリティで「触手系」を作ってほしいとおもいました。
[DVD(字幕)] 5点(2023-03-27 12:02:43)
55.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 
世界的な高級ブランド、「GUCCI(グッチ)」。その創業者であるグッチ一族の内紛とその過程の中で起きた3代目社長マウリツィオ暗殺事件を赤裸々に描いたサスペンス・ドラマ。主役であるマウリツィオを演じたのは若手実力派俳優アダム・ドライバー、彼の妻役には最近俳優業にも進出し始めた世界的アーティスト、レディー・ガガ。他にもアル・パチーノやジェレミー・アイアンズ、ジャレット・レトといった超豪華な面々が脇を固めております。監督は名匠の名をほしいままにする、リドリー・スコット。長いキャリアに裏打ちされたであろう、この監督のもはや匠の技と言ってもいい演出の冴えはやはり抜群の安定感。ただ事実を時系列順に追っただけなのに、最後まで淡々と見せ切ったところは称賛に値すると思います。登場人物も多岐にわたり、分かりにくい株取引の世界もちゃんと素人にも理解できるように整理して描いているところも好感持てます。何より、アル・パチーノをはじめとする役者陣の華のある演技合戦!新旧実力派が織り成す、まるでシェイクスピアの舞台劇を観ているかのような重厚なやり取りは見応え充分でした。ただ、内容の方は……、いたって普通。リドリー・スコットって良くも悪くも職人気質なのよね。どの作品もある一定のクオリティは保証されてるんだけど、どれも魂を震わせるような深いものはありません。「グッチという世界的ブランドにこんなことがあったんだ、凄いなぁ」とは思うものの、もう一度観たい、映画として手元に残しておきたいと思うほどの名作ではない。それが自分の正直な感想です。
[DVD(字幕)] 6点(2023-03-22 08:53:54)
56.  アダムス・ファミリー(2019) 《ネタバレ》 
アメリカで古くから親しまれてきたホラーコメディ漫画『アダムス・ファミリー』を豪華声優陣を揃えて映像化したフルCGアニメ。いまだ根強い人気を誇るだけあって独特の世界観と個性豊かなキャラクターはすこぶる魅力的。おどろどろしい雰囲気なのにどこかコミカルなのもこの作品ならではで、ティム・バートン好きな自分としてはけっこうツボでした。今回悪役として登場した、髪の毛盛り過ぎセレブおばさんも負けず劣らずキャラ立ちしているのも良かったです。ただ、さすがにお話が空気すぎる!余りにも中身がなさ過ぎて心に残るものが何もないまま、さらさらっと終わっちゃいました。このオーソドックスでベタベタな物語の中に、もう少しぴりりとした隠し味が欲しかったかな。この監督の前作が『ソーセージ・パーティー』という毒の塊のようなアニメだったので、その10分の1でも盛り込んで欲しかったところ。ここらへん、ティム・バートンはやはり偉大だなぁと再確認しちゃいました。結論。可もなく不可もなくなごく普通の家族向けアニメ。でも、声優陣も豪華だし、アニメとしてもちゃんとクオリティは高いし、暇つぶしで観るぶんには充分楽しめると思います!!
[DVD(字幕)] 6点(2023-03-22 08:04:28)
57.  シラノ 《ネタバレ》 
19世紀に初演されたフランスの名作戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』を元に、自らの外見にコンプレックスを持つある一人の剣士の長年にわたる片思いを美麗に描いたミュージカル。監督は、現代的な解釈で古典的名作を幾つも蘇らせてきた名匠、ジョー・ライト。このお話って確か、主人公は鼻が物凄く大きいことにコンプレックスを持っててそのせいで好きな人に告白できず何年も片思いに苦しめられるって設定だったよね。でも、本作でシラノを演じるのはピーター・ディンクレイジ。持って生まれたハンディを乗り越え、実力で今の地位を築いた個性派俳優。とにかく彼の自身の境遇を重ね合わせたかのような、周りの偏見や同情を圧倒的な力で捻じ伏せるかのような熱演が素晴らしかったです。心から愛する女性が自身の後輩に想いを寄せていると知った時に見せる彼の切なそうな表情には思わず感情移入してしまいました。それでも彼女の幸せを願って、後輩との仲を取り持とうとする主人公。自分の恋心を納得させたいがため、彼からの手紙だと偽って自らが書いた恋文を何通も彼女に渡すシーンには胸がぎゅうぎゅう締め付けられますね。監督、モテない男の気持ちをよく分かってらっしゃる。癒えたはずの僕の心の古傷がズキズキ疼いちゃいましたわ(笑)。肝心のミュージカルシーンはいかにもジョー・ライトらしい、煌びやかで華のある場面の連続でもはや抜群の安定感。中世フランスの宮廷を再現した、ゴージャスで美しい映像には思わず乙女のように見惚れてしまいました。殺伐とした戦場シーンも何処か気品を感じられて、この計算された統一感は素晴らしいですね。ヒロインを演じた、ヘイリー・ベネットのいかにも恋に恋する自由奔放な感じもグッド。男を振り回す典型的な小悪魔感が憎たらしいけど、でも悔しいけど魅力的でした。彼女と彼女が想いを寄せるイケメンとシラノがベランダ越しに会話するシーンは、それぞれの情熱と諦念が交錯する素晴らしい名場面。片想いの切なさに苦しんだことがある全ての人にぜひ観てもらいたい、なかなかの秀作でありました。
[DVD(字幕)] 8点(2023-03-10 10:01:48)
58.  クーリエ 最高機密の運び屋 《ネタバレ》 
彼の名は、グレヴィル・ウィン。英国の中堅企業で働くごく普通のセールスマンだ。愛する妻とまだ幼い一人息子に恵まれ、平凡ながらも幸せな日々を過ごしている。東西冷戦が激化し始めていたこの時代、それでも彼は得意の語学力を活かし、東欧諸国にもそのビジネスチャンスを拡げていた。定年後の安らかな老後だけを楽しみに、家族のため日夜仕事に精を出していたある日、彼は政府の役人と名乗る人物から会いたいと打診を受ける。商務庁の人間だと待ち合わせ場所に向かったグレヴィルは、そこで待っていた人物に衝撃を受けるのだった――。彼らはなんとMI6とCIAに所属する、いわゆるスパイだったのだ。「ソ連のある高官が西側に寝返ろうとしている。彼と接触するためにはソ連に怪しまれない人物が必要だ。平凡なビジネスマンであるあなたはまさに適役。どうだ、国に貢献してみないか」。彼らの提案に最初は難色を示すグレヴィルだったが、現実味を帯びる核戦争の危機に触発され、渋々スパイとなることを決意する。モスクワへと赴き、当局の監視の目を搔い潜って情報を持ち帰るグレヴィル。もちろんバレると命の保証はない。何度もソ連へと行き来するうちに彼の神経は徐々に擦り減ってゆき……。キューバ危機に見舞われた東西冷戦期を舞台に、核戦争を回避するためにスパイとなったある平凡なセールスマンを描いたサスペンス。実話を元にしただけあって、この全編に漲る緊張感は凄まじかった。いつどこに監視の目が光っているかも分からず、部屋に一人でいるときも盗聴器の存在を常に意識しなければいけない。それでも国のため家族のために任務を遂行する、もともと普通のセールスマン……。圧し潰されそうな重圧から次第に家族と険悪となってゆくというのは皮肉極まりない。そんな難しい役をリアルに演じたベネディクト・カンバーバッチの熱演が光る。そんな中、同じく世界の未来の為に祖国を裏切るソ連高官との次第に深まってゆく絆。当局から疑いの目を向けられるようになり任務も遂行不可能となったのに、それでも彼を亡命させるためもう一度モスクワへと渡る決心をした主人公の決断は重い。そこからはまさに息詰まるようなシーンの連続で自分も固唾を吞んで見守るしかなかった。ただ、惜しいのは拘束されてからの後半。妻がようやく彼に会いにモスクワへとやってくるところが意外とあっさりで、ここをもっと踏み込んで描いてほしかった。地獄のような収容所生活で彼が正気を失わずにいられたという重要な場面、何ならここをクライマックスにしても良かったのでは。げっそりと痩せてしまったカンバーバッチの演技が見事なだけに、惜しい。誰もが不安を抱えて生きていた当時、核戦争を回避するために自分を犠牲にしてまで動いてくれた人がいた――。その事実に改めて畏敬の念を感じざるを得ない、なかなかの秀作であった。
[DVD(字幕)] 7点(2023-03-10 09:00:30)
59.  キャッシュトラック 《ネタバレ》 
彼の名は、パトリック・ヒル。通称〝H〟。最近、現金輸送を専門とするセキュリティ会社に就職したばかりの普通の男だ。10年務めた欧州の警備会社が倒産し今回この会社に応募、採用試験もぎりぎり合格点レベル、妻とも離婚、家族もおらず無口で不愛想。同僚からも少し浮いた存在である彼は、簡単に言うと冴えない男だ。ロサンゼルスの街で日々黙々と働いていたそんなある日、彼が運転する輸送車が武装した凶悪な強盗集団に襲われる。だが、Hは全く取り乱すことなく冷静沈着な判断力と高い射撃能力でやすやすと敵を排除するのだった。そればかりか、後日襲ってきた別の強盗集団も彼の顔を見た瞬間、金には目もくれずすぐさま逃げ出してしまう。上司も同僚もこれには驚くばかり。果たして彼は何者なのか?FBIや会社の上層部が疑念を深める中、全米で最も現金が動くブラック・フライデーが近づいてくる……。世界でも有数の危険区域であるLAで現金輸送車のドライバーとして働く謎めいた男の過去を巡るドラマを重厚に描いたクライム・アクション。監督・主演は、ハリウッドのエンタメ映画界を牽引するガイ・リッチー&ジェイソン・ステイサムコンビ。と言う訳で、そこそこ期待して今回鑑賞してみました。そんな僕の期待をそこそこ上回るそこそこ面白い映画でしたね、これ。まあベタっちゃあベタですけどツボを押さえた演出はどれも嵌まっていて、最後までそこそこ楽しめました。いかにもガイ・リッチーらしい現代と過去を行き来する脚本も分かりやすく練られていて、後半の急展開にもけっこう驚かされました。まあかなり力技でしたけど(笑)。重低音を効かせた重苦しい雰囲気も嫌いじゃなく、ひたすら口をへの字にして無双するジェイソン・ステイサムも相変わらず渋い。各シーンにタイトルをつけて章仕立てで見せる演出もかっこいいし、特に最後の「肝臓・肺・脾臓・心臓」のタイトルの意味が分かるラストシーンは痺れました。まあ内容の方は3日も経てばきれいに忘れそうなお話だったけど、そこそこキレのいいアクション、そこそこ面白い脚本、そこそこ華のある役者陣と、そこそこ面白い映画の見本のような作品でありました。うん、そこそこの7点!!
[DVD(邦画)] 7点(2023-03-02 13:01:45)
60.  アイス・ロード 《ネタバレ》 
炭鉱事故により地下に閉じ込められた作業員を救うため、重い重機を載せたトラックで氷の張った湖上の道、通称〝アイスロード〟を疾走するドライバーたちを描いたサスペンス・アクション。今やすっかりアクション俳優として定着したリーアム・ニーソン主演ということで今回鑑賞。まあ普通に面白かったんですけど、何だろう、この今一つ物足りない感。いつ割れてもおかしくない脆い氷上をいかにも重そうなトラックでいくシーンとかけっこう緊迫感もあって、誰が裏切り者か分からない脚本もそこそこよく出来ていたとは思うんですけどね。クライマックス、もう少し盛り上げてほしかったような気がしなくもない。あまりにも優等生的に纏められていて、この作品ならではというもっと突き抜けたものが欲しかったところ。まぁでも暇潰しで観る分にはそこそこ楽しめると思います。
[DVD(字幕)] 6点(2023-03-02 08:34:35)
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