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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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681.  スターリンの葬送狂騒曲 《ネタバレ》 
ヒトラーに打ち勝った国の英雄か、それとも国民を恐怖に陥れた稀代の独裁者か――。いまだ毀誉褒貶の激しい旧ソ連の指導者スターリン。彼が急死した直後の政治的混乱を実話を基にして描いたスラップスティックなブラック・コメディ。なんですけど、僕はいまいち嵌まらなかったですね、これ。やりたいことは分かるのですが、ちょっと僕はそこまで笑えませんでした。久しぶりに見たスティーブ・ブシェミは相変わらずの存在感でしたけど。
[DVD(字幕)] 4点(2019-06-10 22:34:46)
682.  ボーダーライン: ソルジャーズ・デイ 《ネタバレ》 
メキシコ国境で日々ぎりぎりの闘いを強いられている麻薬取締官の姿を重厚に描いたシリーズ第二弾。確かに見応えはあったんですが、前作ほどではないかなぁって印象。前作ではエミリー・ブラント演じる新人捜査官の目を通して狂気の世界を描いていたので、何も知らない観客の善悪の境界線を揺さぶる脚本が非常に秀逸だった。対して本作、もはや狂気しかなく、ちょっとひいちゃいます。もう少し観客が感情移入出来るキャラが欲しかったですね。でも、このひりひりするような濃密な世界観はやはり見応えありです。ベニチオ・デル・トロの存在感もやぱ凄いです。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-07 15:54:25)
683.  ヴェノム 《ネタバレ》 
宇宙から飛来した凶悪寄生生物ヴェノム、その宿主となってしまった男の闘いをダークに描くアメコミ・ヒーロー作品。設定だけはけっこう奇抜なのに内容は案外平凡なのですね、これ。CGを多用したその画のクオリティは相変わらず高く画的には充分観ていられますけど、中身の方はありがちかな。最後に何故かスパイダーマンのアニメが流れてましたけど、調べてみるとこれってその中のキャラクターの一人だったのですね。シリーズは一通り観ているはずなのに全然覚えてなかったですわ。まぁぼちぼちってとこでした。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-06 19:21:20)
684.  ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 
昨年一番の話題作を今回満を持して鑑賞。クイーンは確かファースト・アルバムと世界に捧ぐ?(あのウィウィルロックユーとウィーアーザチャンピオンの入ったやつ!)の二枚を十代のころに買ったくらいのファン。それ以外の曲はあんまり知らないながらも、それでもやぱ有名な曲がかかるとテンション上がりますよね~。ただ、映画としては僕はそこまで嵌まらなかったですかね。もともとこの監督とは昔からいまいち相性が良くないみたいで、有名なやつもいくつか観ましたが僕はそこまでって感じだったので今回もそんな感じでした。映画館で観たらまた違ったかもですけど。次は僕の大好きなプリンスの生涯を誰か映画にしてくれないかな~~。
[DVD(字幕)] 6点(2019-06-01 21:29:58)
685.  アニー・イン・ザ・ターミナル 《ネタバレ》 
地下鉄構内にあるカフェレストランでウェイトレスをしながら、裏社会では殺し屋として暗躍するセクシーダイナマイトな女性、アニー。彼女の復讐劇をスタイリッシュに描いたクライム・サスペンス。主演を務めるのは『スーサイド・スクワット』のハーレクイン役で鮮烈な印象を残してくれたマーゴット・ロビー、他にもサイモン・ペッグやマイク・マイヤーズなどけっこう有名どころが脇を務めております。なんですけど、これがまあ近年稀に見るダメ映画でありました。会話中心で進む前半が死ぬほど退屈で、無駄に時間軸をいじくってるもんだからからストーリーが分かりにくいことこの上ない。きっと監督はタランティーノを意識したんだろう(S・ペッグとM・ロビーのレストランのテーブルでの会話劇なんか、まんま『パルプ・フィクション』ですし)けど、残念ながら才能が全く追いついていません。もう最後まで眠気をこらえるのに必死でした。そして最後に明かされる真相も正直よく分かんないですし。てか、どうしてアニーは双子である必要があったの??見どころと言えば、ネオンを多用した見るからに胡散臭い世界観と、ナース服やポールダンサー、ウェイトレスやSM女王様などに扮したマーゴット・ロビー嬢の華やかなコスプレ七変化くらい。それ以外は見るも無残な結果になってしまってます。久々に、観るだけ時間の無駄と断言できる、どうしようもないクソ映画と出会ってしまいましたわ。
[DVD(字幕)] 3点(2019-05-31 21:35:56)
686.  フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法 《ネタバレ》 
フロリダにある夢と魔法の国、子供たちの誰もが憧れるディズニー・ワールド……が本作の舞台ではなく、その近くにあるわけありの客が多く寝泊まりするやっすいモーテル、マジック・キャッスルが本作の舞台。そこに暮らすシングル・マザーとその一人娘、そして彼女の友達たちが巻き起こす様々な出来事をカラフルな映像で紡いだひと夏の奇跡の物語。まさにマジカル&ポップ!!この監督のセンスが見事なまでに炸裂している珠玉の逸品でありました。とにかく子供たちもその親たちも終始テンションが高い高い!なんか生きてることを、良いことも悪いことも含め、全力で楽しんじゃってるような彼らのエネルギーにとことん圧倒されました。ここで描かれている世界は決して楽しいことばかりではなく、むしろ貧困やら暴力やらドラッグやら売春やらが身近に存在するある意味悲惨な世界。でも、彼らは決して諦めることなく常に前向き。そこがいいですね~。このおかーちゃん、こう見えて子供への愛情は人一倍強いんですよ、ただちょっと人生の計画性というものが複雑骨折しているだけで(笑)。そんな彼女をつかずはなれずの絶妙な距離感で見守る管理人役を好演したウィレム・デフォーがまさに嵌まり役!いやー、出てくるどの人物も魅力的でなんかこのモーテルに住みたくなりましたわ。もう一度言うけど、まさにマジカル&ポップ!この唯一無二の独創的な世界観を充分堪能させていただきました。ただ、個人的に僕はうるさい子供が苦手なので、この子たちのわーきゃーに途中若干しんどくなったのでそこが唯一のマイナスかな。とはいえ、今から次作が楽しみな才能あふれる若手監督の登場を諸手を挙げて歓迎したいと思います。ショーン・ベイカー、これから要注目!!!
[DVD(字幕)] 8点(2019-05-30 20:39:18)(良:1票)
687.  オーシャンズ8 《ネタバレ》 
伝説の大泥棒ダニー・オーシャンの妹、デビー・オーシャンとその8人の仲間たちの華麗なる〝大仕事〟を描いたクライム・エンタメ作品。まあいわゆる『オーシャンズ11』の女性版スピンオフ作品なんですが、本家と同様に主演陣が超豪華!サンドラ・ブロックをはじめ、ケイト・ブランシェットやヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイなどといったハリウッドを代表する新旧の超有名女優がキャスティングされ、もうそれだけで華やかで画的には観ていられます。でも、内容の方は正直イマイチ。脚本が充分練られていないため、こういう映画に最も必要なハラハラドキドキ感がまったく足りていません。わりかし簡単に物事がうまくいきすぎちゃうんですよね~。もっと手に汗握るスリルというものを僕は味わいたかったですね。映像はゴージャスで華やかだっただけに残念!
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-25 21:28:17)
688.  聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア 《ネタバレ》 
優秀な心臓外科医として忙しい毎日を過ごすスティーブンは、美しい妻と育ちざかりの二人の子供とともに充実した日々を送っていた。そんなある日、彼はマーティンという名の謎めいた少年と出会う。かつて自分が担当したものの救えなかった患者の息子だというマーティンに、罪悪感から彼は何かと目をかけてやるのだった。高価な時計をプレゼントしたり、一緒にランチを食べたり、家族との夕食の席に招待したり…。だが、その頃からスティーブンの家族に不可解な出来事が起こり始める。突然息子の下半身が動かなくなり、しかも一切ものを食べなくなったのだ。何度検査しても原因は皆目摑めず、スティーブンは途方に暮れるばかり。しばらくすると、長女も同じような症状を発症するのだった。突如として巻き起こった家族の危機になすすべのないスティーブン。そんな彼に、マーティンは衝撃の事実を告げる――。謎めいた少年によって崩壊の危機へと追い込まれてしまったとある家族の葛藤を、独特の映像と不穏な世界観の中に描き出すサスペンス・ドラマ。追い詰められる夫婦役に、人気俳優コリン・ファレルとニコール・キッドマン。監督は最近独自の作風で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス。最後まで不快指数マックスのいや~~~なお話でしたね、これ。少年のかけた呪い?によって家族がいろいろと理不尽な目に遭うんですけど、この少年がとにかく不気味で気持ち悪いんですよ。スパゲッティを食べてるだけなのに、どうしてあんなに気持ち悪くなれるんでしょーか(笑)。独特のカメラワークや不穏な音楽もいちいち観客の神経を逆なでするし、細かいエピソードにいたるまでいちいち気持ち悪い。あの酔っ払った父親の性器をしごいて射精させた話を自分の息子にするシーンっていります?やたら娘に初潮が来たことを自慢げに話す父親もどーなんですかね?前作でも思ったことだけど、この監督って、やぱかなりの変人で変態ですよね。好きか嫌いかで訊かれたら、正直僕は嫌いです。でも、才能は充分ある。最後の家族ロシアンルーレットなんて、かなりブラックで悪趣味全開!でも、悲惨なのになんか滑稽で、こんなシーンを撮れる監督なんて世界に彼一人なんじゃないですかね。とまあ個人的には嫌いですけど、一度は触れてみて各々で判断しちゃってください。
[DVD(字幕)] 6点(2019-05-25 17:31:10)
689.  MEG ザ・モンスター 《ネタバレ》 
深海から現れた超巨大モンスター鮫がひたすら暴れまくる映画。それ以上でもそれ以下でもありません(笑)。まぁベタながらこの手の映画のツボは手堅く押さえられていたのでぼちぼち楽しめました。てか、ステイサム、元嫁が瀕死の重傷を負って寝込んでるのに中国人のおねーちゃんと簡単に良い感じになりすぎ!
[DVD(字幕)] 6点(2019-05-22 21:27:04)
690.  ザ・タンク 《ネタバレ》 
南極に建造された宇宙飛行士訓練施設の中に閉じ込められた男女の極限状況を描いた密室系スリラー。正直、なんじゃこれって感じの微妙な出来でした。変に宗教的なテーマを取り入れるも明らかに中途半端。
[DVD(字幕)] 3点(2019-05-21 17:00:01)
691.  ALONE/アローン 《ネタバレ》 
一歩踏み出して死ぬか、このまま死ぬか――。砂漠の真ん中で、日々過酷な任務に従事するアメリカ兵マイク。だが、その日の作戦は失敗に終わり、彼は相棒とともに徒歩で5時間もかかる隣の村へと移動しなければならなくなった。見渡す限り砂と熱波しかないような不毛な地をとぼとぼと歩き続ける二人。知らぬ間に彼らは地雷がわんさと埋まった危険地帯へと迷い込んでしまう。気付かずに地雷を踏んでしまった相棒は瞬く間に爆発の犠牲になり、助けようと駆けだしたマイクもまた地雷原を踏んでしまうのだった。このまま脚を離せば爆発するのは免れない。作戦本部へと無線で連絡を取るも救援部隊が駆け付けるのは最低でも52時間後で、それまでは耐えてくれという返答しか返ってこなかった。「そんな、とてもじゃないけど無理だ!」。絶体絶命の危機へと陥ったそんなマイクに追い打ちをかけるように、乾き・疲労・砂嵐・熱波・狼の襲撃といった苦難が訪れる。どんどんと極限状況へと追い詰められるマイク。やがて彼の朦朧とした脳裏に、過去のつらい記憶が交錯しはじめる…。危機的状況へと追い込まれた男のそんな孤独な闘いを描いたソリッド・シチュエーション・スリラー。一時期物凄く量産されていた、ワンアイデア・ワンシュチュエーションのお気軽低予算映画だと思って今回鑑賞。確かに冒頭こそ危機また危機の連続で、程よいグロ描写(両足の千切れた相棒が目の前で横たわってるとこなんてまさに!笑)もあり、「あー、なんか懐かしいな、この感じ」とけっこう面白く観ていられました。ですが、中盤からまさかの過去のトラウマを巡るスピリチュアルな展開に!「えー、なんか思てたんと違う」と違和感がバリバリ。これでこの妄想と現実が入り乱れる内容がハイレベルならきっと観ていられたんでしょうけど、これがまあ分かりにくいだけでセンスがいまいち感じられない。元カノやアル中の親父とのエピソードがことごとく類型的で、主人公をいたぶる悪魔的な存在の地元民なんて立ち位置がものすごく中途半端。最後の衝撃のオチなんか、「え、今までのはなんやったんや!!」とひっくり返りそうになっちゃいました。人気若手俳優アーミー・ハマーというキャスティング含め、画的にはけっこう頑張っていただけにもうちょっと内容を練ってほしかった。残念!
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-15 16:44:09)
692.  ワンダーストラック 《ネタバレ》 
1920年代と1970年代を生きる、ともに耳の聞こえない少年と少女。かたや親から逃れるため、かたや本当の両親を探すためにニューヨークの自然史博物館を目指すことに。困難な旅の果てに辿り着いた先で、交わるはずのなかった二人の人生の驚きの真相が明らかとなるのだった…。一見無関係に見える二人の主人公の旅路を交互に描くことで、二つの時代で数奇な運命に翻弄される少年と少女の奇跡の繋がりを描いたヒューマン・ドラマ。『キャロル』という女性同士のラブストーリーの秀作を撮ったトット・ヘインズ監督の最新作ということで今回鑑賞してみました。なのですが、うーん、僕は見事に嵌まらなかったですね、これ。耳の聞こえない人が主人公ということでこういうトーキー映画のような撮り方にしたんだろうけど、いかんせん僕には退屈に感じました。肝心のお話の方も最後まで観てなんとなく分かったものの、いまいち説得力が感じられません。映像も終始暗く、観づらく感じる部分もちらほら。この監督らしい品のある雰囲気はなかなか良かっただけに残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-11 21:45:47)
693.  クワイエット・プレイス 《ネタバレ》 
凶悪な地球外生物の襲来により、壊滅寸前まで追い詰められた人類。目は見えないものの強力な聴覚を駆使して獲物を狩る恐ろしいモンスターの襲撃に怯えながら、人々はただひたすら音を立てない生活を強いられていた。そんな絶望的な世界で生き残った主人公たち家族は、靴も履かず、互いのコミュニケーションの手段は手話や筆談のみ、食事中も一切音を立てず、ただただ生き延びることだけを目的に暮らしている。そんな中、母親のお腹に新たな命が宿ってしまい…。アイデア勝負のそんなモンスター・スリラーとも呼ぶべき作品なのですが、確かにアメリカでスマッシュヒットしただけあってなかなか面白かったですね~。音を立てたら即死という設定を巧く活かし、観ているこちらまでずっと緊張状態を強いられるようなこの作りは見事。いやー、ホンマに息苦しい!!あの何もかも嫌になって、大声で叫び出したおじいちゃんの気持ちが痛いほどよく分かる(笑)。ただ、さすがに突っ込みどころが満載過ぎるのが本作の欠点ですね。電気はどうやって発電してるのかだとか、川や滝の近くなら多少は音を立ててもいいのならそこで暮らせばいいやんとか、肝心のモンスターが人類を滅ぼせるほど強力には思えんだとか、もう少しその辺の設定を詰めて欲しかった。取り敢えず、こんな世界でも音を立てないように慎重に慎重に子作りしただろうお父さんの性欲の強さにはびっくり!!
[DVD(字幕)] 6点(2019-05-07 22:28:40)
694.  マッド・ダディ 《ネタバレ》 
ある日突然、何の脈絡もなく親たちが狂い始めた!愛しているはずの息子、かけがえのない存在であるはずの娘たちに狂気の刃を向け始める!金属バットやナイフ、ハンマーや電気ノコギリを手にしたパパやママが、学校やマイホームで自分の子供たちを躊躇なく殺し始めたのだった!理由なんてどうでもいい!!追い詰められた子供たちは無事にこの地獄のような世界を生き延びることが出来るのか?というだけのお話(笑)。毎度おなじみニコラス・ケイジ主演のもう明らかにB級感バリバリのそんな本作、さして期待せずに観始めたのですが、これが意外や意外、なかなか面白いじゃないですか!もう完全にアウトなお話なのですが、この最後までイッちゃってるところがもはや完全に振り切れてて逆に笑けてきちゃうところがナイス。学校に押し寄せた親たちが次々に自分の子供を襲撃する冒頭のシーンから摑みはばっちりで、妙に能天気な音楽やブレブレの軽妙なカメラワークもこの物語のとち狂った感じに拍車を掛けています。妊婦が赤ん坊を産み落とした瞬間、急に豹変するとこなんかめっちゃ怖かったですし。そして何と言ってもニコラス・ケイジ!!彼が演じる父親のもうお家芸とも言えるキレキレ演技が凄いです。彼が自分の家で妻とともに二人の子供を追いかけまわすとこなんてもはや完全にイカレてるとしか思えません。そしてやってくる爺ちゃん婆ちゃんとの三世代にわたる血みどろの家族殺し合い……。いやー、あまりにもぶっ飛びすぎててもう笑うしかなかったですわ。何気に一番いい人だった娘の彼氏が一番悲惨だったかも。なにせワイヤーを頬に貫通させられるんですから。最後の何もかも放り投げっぱなしの酷いオチなんて、あまりにもテキトー過ぎて逆に清々しくさえありました(笑)。いやー、かなりの怪作ですけどけっこう面白かったです!7点!
[DVD(字幕)] 7点(2019-05-04 21:52:01)(良:1票)
695.  スノーマン 雪闇の殺人鬼 《ネタバレ》 
深い雪に覆われた北欧の国、ノルウェー。大都市オスロでは、子持ちの女性ばかりを狙った連続殺人が多発していた。残忍な手法で殺された被害者のそばにはいずれも小さな雪だるまが置かれていたのだった――。酒で身を持ち崩しクビ寸前の刑事ハリーは、配属されたばかりの新人刑事カトリーネとともに調査に乗り出す。だが、ほとんど手掛かりなど残さない巧妙な手口の犯人は、まるで彼を嘲笑うかのように第二第三の犯行を繰り返し、あろうことかハリーに犯行声明ともとれる手紙を送ってよこすのだった。地道な調査の結果、9年前のある富豪夫人の失踪事件と何らかの関連があることまで突き止めたハリーは現地調査に乗り出すのだが、犯人の魔の手は彼の別れた元妻と一人息子へも向かい始める…。連続殺人鬼〝スノーマン〟の本当の正体とは?9年前の事件と何らかの関りがありそうなカトリーネの真の目的とは?そして、ハリーは無事に犯人を捕まえ家族を守ることが出来るのか?雪深い大都市オスロを舞台に、雪だるまをモチーフにした猟奇殺人鬼の正体を巡るミステリー・サスペンス。主演を務めるのは実力派俳優マイケル・ファスベンダー、他にもレベッカ・ファーガソンやJ・K・シモンズ、懐かしのヴァル・キルマーといったバラエティ豊かな面々が脇を固めております。監督は僕とはあまり相性の良くないトーマス・アルフレッドソン。なので豪華なキャストの割にはあまり期待せずに今回鑑賞してみました。前二作と比べるとまだ幾分かは見やすくなったとは言え、やはり今回も合わなかったですね、これ。白が映える美しい映像や雪国特有の乾いた空気感などはとても良かったのですが、問題は肝心のミステリー部分。観終わって大まかなストーリーはだいたい理解できたものの、細かい部分に幾つもの「?」が。要するに、腑に落ちないのです。どうして犯人は主人公に雪だるま入りの手紙を送る必要があったのか?あの犯行との関連を匂わせる変態大富豪や産科医など恐らくミスリードを狙ったんだろうけど、その後どうなったのかほったらかしなのでモヤモヤするし。主人公の相棒となる女性刑事の最期なんて呆気なさ過ぎて、「え、結局なんだったの?」と拍子抜け。そもそも何故に雪だるま?こういった細かい部分が最後までいちいち腑に落ちない。こんなことを言うと身も蓋もないのですが、同じ内容・キャストでデビッド・フィンチャーあたりが監督したら、すごく面白くなりそうという感想を持ってしまいました(笑)。題材や雰囲気、キャストなどは凄く良かっただけに勿体ない。
[DVD(字幕)] 5点(2019-05-01 23:23:45)
696.  ブッシュウィック 武装都市 《ネタバレ》 
ニューヨーク州、ブッシュウィック。長年この街で暮らしてきたルーシーは、今日初めて彼氏を連れて実家へと里帰りすることに。ところが二人で地下鉄を降り駅の改札を抜けたところで彼女は得体の知れない違和感に気付く。「え、どうして誰も居ないの」――。すると、急に大声を上げながら火だるまになった男が階段を駆け下りてくるのだった。急いで階段を駆け上がると、そこには予想もしない光景が拡がっていた。街のいたるところから聞こえてくる激しい銃声、もうもうと立ち上る黒煙、自動小銃を持ち街を駆け回る黒ずくめの兵士たち…。そう、街は一瞬にして戦場と化していたのだ!爆発へと巻き込まれ呆気なく死んでしまった彼氏を残し、ルーシーは偶然知り合った元海兵隊員の男とともに街からの脱出を図るのだったが…。突如として危険な戦場へと変貌を遂げた街を駆け抜ける平凡な女の子の姿を描いたサバイバル・アクション。長回しを多用して描かれるこの戦場描写はなかなか迫力があり、ワンアイデアながら冒頭部はけっこう惹き込まれて観ることが出来ました。街のいたるところで繰り広げられる兵士たちの残虐行為はとてもリアルで、本当の戦場もきっとこうなんだろうなと思わせる説得力がある。ただ、本作の見るべき部分はそこぐらいまで。全体の三分の一を過ぎたあたりから、ずっと同じような画ばかりが繰り返されるので次第に飽きてきちゃうんですよね。これでストーリーの方にあっと驚くような展開があればきっと面白くなったんだろうけど、そちらはまぁ見事なまでに薄っぺらい。あの武装蜂起を促すお婆ちゃんや絶望のあまり自ら死を選ぶ神父さんなども話を引き延ばすために無理やり登場させた感が半端なく、一向にストーリーに絡んできません。911や人種差別問題の扱い方も非常に中途半端。ラスト、話を無理やり終わらせようとしただろう唐突なバッドエンドなんて、胸糞悪いだけで目も当てられません。二、三十分近いワンカット撮影などはなかなか良かっただけにもうちょっと内容を練ってほしかった。残念!
[DVD(字幕)] 4点(2019-04-28 23:47:02)
697.  アントマン&ワスプ 《ネタバレ》 
アントマンなのに、でっかくなりすぎ!!もっとミクロの戦いが見たかったっす!!
[DVD(字幕)] 4点(2019-04-11 16:46:24)
698.  ビューティフル・デイ 《ネタバレ》 
認知症を患う母親の介護をしながら殺し屋として孤高に生きる男と、彼に助けられることになる少女売春組織の犠牲者である孤独な少女。深い絶望の中に生きてきた二人が偶然出会い、いつしか希望を取り戻していく特別な〝美しい一日〟をスタイリッシュな映像と音楽、独自の世界観の中に刻み付けるアーティスティックな作品。うーん、確かに極めて暴力的な世界を描きながらもこの洗練されたストイックで静謐な空気感は凄いとは思うのですが、個人的に合わない作品でしたね、これ。なんだか同じく苦手なニコラス・ウィンディング・レフン監督作を思い起こしてしまいました。殺された母親を湖の中に埋葬する美しいシーンや主演二人の凄みのある演技など、印象に残るところも多かったのですが、こればかりは好みの問題なので如何ともしがたい。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-10 18:42:34)
699.  スーサイド・ライブ 《ネタバレ》 
落ち目のテレビ司会者とやり手プロデューサーがタッグを組んで、起死回生の番組を制作。その名も『あなたの死にざま』。自殺志願者が自ら命を絶つところを生放送で全国に中継するというかなり危ないものだったのだが、これが視聴者に大うけ。調子に乗った二人は番組のシリーズ化を決定する。だが、次第に志願者が増えていきその自殺方法も過激さを増してきて……というかなりシニカルなお話。もっとブラックでシュールなコメディタッチの作品だと思って今回鑑賞してみたのですが、これが意外に真面目。ここまでリアル路線で真面目に描くのであればかなりリアリティが欠落しているので説得力に欠けるし、お話がお話だけに後味の悪さだけが際立つという残念な結果になってしまってます。命の大切さを説いていた主人公がいきなりこんな番組の司会を了承する意味も分からんし、ほとんど接点のなかった主人公の妹と番組プロデューサーが急に大の仲良しになってる理由も意味不明。そして、クライマックスで何故妹があんな行動を取ったのかもよく分かりません。まぁ結論を言うと胸糞悪いだけの凡作でしたね、これ。あと余談だけど、切腹する日本人役はもうちょっと何とかならんかったものか。あれじゃ完全に落ち武者ですやん(笑)。
[DVD(字幕)] 4点(2019-04-10 17:43:01)
700.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 
大人気シリーズの最新作。お金があほほどかかっているだけあって映像は確かに素晴らしいし、ストーリーもベタながら分かりやすいし、これと言って悪くはないんだけど、なんだろう、このワクワク感のなさは。やっぱりこのシリーズの醍醐味って、安全と思われていた恐竜たちが突如として暴走するという緩急の付け方にあると思うのだけど、本作は最初から凶悪な恐竜たちがジャングルをうろついているという設定なので、主人公がそこに自ら乗り込んでいってもいまいち緊迫感が感じられないんです。「わー、この檻に入った恐竜たち、かっこいい!あ、意外に可愛い奴もいる!」と楽しんでいたのが、「え、何?なんか緊急事態だって?えー、恐竜たちが逃げ出した?」「わー、恐竜たちが俺たちを喰おうと襲い掛かってきた!!キャー!!助けて!!」、これですよ、これ。しかもその恐竜たちも火山の噴火に脅かされ、挙句ハンターたちに追われる始末。これでは、このシリーズの「凶悪な恐竜たちに追われる恐怖」という醍醐味が半減してしまって当然です。前作の続編ということでそうするしかなかったんだろうけど、もう少し何とかならなかったものか。好きな監督の作品だっただけに残念っす。
[DVD(字幕)] 5点(2019-04-10 17:40:48)
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