61. ザ・ネゴシエーター/交渉人<TVM>
「ネゴシエーター」「交渉人」そしてこれ、3本とも見ました。で、この映画邦題はこうですが、実は本職のネゴシエーターは出てきません。弁護士資格を持つ検事が交渉役に指名されるという話です。なのに本当に皮肉ですが、3本の中ではこの映画が一番交渉をやっています。で、話のパターンは「交渉人」と似ています。ですがこの作品を評価したいのは、アクションや銃撃戦を最小限にとどめ交渉とそれに伴う再捜査に重きを置いた事、父と子の絆をメインテーマに据えて人間ドラマに厚みを持たせた点です。アメリカ司法制度の問題点にも触れています。ラストはやるせない部分がありましたし、真犯人も私としては予想の範疇と言う感じでしたが、改めて人として真実とどう向き合うか?それを考えさせられた一本です。この映画の投げかけるものは重い。ラストシーン、おびえたような目で車から様子を見ていた「彼」は何を思ったのか?TVムービーもなかなかやるなと感じましたね。 追記:DVDに収録されていたオリジナル予告編にはちゃんと字幕がついてました。こういう配慮はありがたいですね。スタッフの方グッジョブ。 7点(2004-06-27 20:16:23) |
62. フィールド・オブ・ドリームス
アメリカン・ドリームの国で出来た、切ない夢の物語。私はラストシーンよりも、「一線を越えてしまう」あのシーンの方が忘れられない。夢のボールパークでずっとプレイしていたくても、いつかは現実に帰らなければいけないことを、そこはかとなく示している。でも、だからこそ、夢を見ることは素晴らしい。夢破れたかつての若い選手たちも、輝くような夢の時代があったから、その思い出と誇りを胸に現実へと飛び込んでいけるのですね、きっと。夢を単なる夢だと片付けないで、もう一度掘り起こして見ませんか? 7点(2004-06-24 23:38:24) |
63. デイ・アフター・トゥモロー
私はID4の荒唐無稽さが大好きだった。映画だから許される無茶苦茶さ、それはタコ型宇宙人という絵空事でしかない存在を相手にしているからこそ、それこそ絵に描いた餅のような対抗手段であってもおおらかな気持ちで受け入れられることが出来たのである。現実ではないからこその自由な発想を評価していたのである。さて今作品であるが、そういう意味では地球規模の環境破壊という問題は、エメリッヒにとってはいささかリアルすぎる問題であったかもしれない。ID4の敵が宇宙人であれば、今回の「敵」は地球そのものであったわけだが(もっとも人間の業の積み重ねともいえる結果ではあるのだが)、母なる星地球に敗北を喫させる訳にはいかないのだろう、これまでのパニック映画で乱発されていた核による変化の抑止をせず(これは私は評価している)、特にこれといった対抗手段を打ち出せず、人間ドラマに重きを置くことを選択せざるをえなかっただろう。しかしそのことが、エメリッヒならではの自由な発想力を束縛する結果に繋がってしまったのではないか。確かにデニス・クエイドは好演していたし公立図書館に残った人々の描写も力強さがあったものの、ID4で見られた胸のすくような逆転の発想は最後まで出てくることはなかった。そういう意味では残念ではあったが、ID4との共通点と言うかエメリッヒらしい部分は随所に見て取れる。ID4をよく見ている人ならば、端役に至るまで登場人物で誰が生き残り誰が死ぬか予測できたと思うし実際そのとおりであった(印象的だったのは、1500ドルのコートがどうこう言っていたビジネスマンと、回送中なのに彼から200ドル受け取って乗せたバス運転手が死んだこと)。映画の中では彼の嫌いなタイプ(と思われる)人物には容赦ない。また大統領に対する考え方も一貫していて、自分の命をかけてでも国民を守ろうとする、かなり美化された理想の大統領を見ることができる。ID4の話が多くなったが、比較した上で見るとなかなか興味深い映画である。ただしラストの演説は、イラク戦争は間違いなのではないかと気付き始めた今のアメリカを思うと、もはや手放しではアメリカ万歳とは言えなくなったことの表れなのかもしれない。・・・と。真面目に書いたがやはり一言ツッコみたい。「千代田区って、あれじゃあ『思いで横丁』じゃねーか!!???」 (知らない方へ。「思いで横丁」は新宿駅前、もちろん新宿区です) 7点(2004-06-20 19:45:58)(良:1票) |
64. カラー・オブ・ハート
プレザントヴィルの人々がバッドやメアリー・スーの顔が変わっているのになぜ気付かないのかとか、物語の前半のほう、カラーの人が現れ始めた直後に白黒人とカラー人がなぜ平気で一緒にいられるのかとか(普通なら「何だお前その顔?!」ってなりそうなもんでしょ)、人がカラー化するのは心のもちようが外に出ているのだと思うから、例えグレーのファンデーションつけてもつけた瞬間にカラーになったりしないの?とか、メアリー・スーがなぜあのタイミングでカラー化したかとか、疑問点大有り。それにあの物語の世界はあの時代にそういうのが求められていたからだと思うし、それを変えてしまうのはいいことなんだろうか?いい映画だからこそあえて苦言。10点つけられそうな素材なのに。アイディアがいいだけにもっと説得力が欲しい。クライマックスはあっさりしすぎてるし・・・親子の絆、ぶきっちょそうなハンバーガー屋のおじさんはよかった。それと、ストライク決めた時の町長のガッツポーズは怖いくらい絵になってる!決まりすぎ! 7点(2004-06-14 15:38:07) |
65. デス・トゥ・スムーチー
「フィッシャー・キング」をブラック風味でアレンジしたみたいな感じです。あっちは純粋な善人でこの映画は逆恨みで復讐しようとするわけだけど、妄想に突き動かされているあたりはかなり共通してます。落ちぶれてるのも同じだし(笑)このロビンは吹っ切れた感じで見てて気持ちいいです。ロビン嫌いの人にも、ブラック風味がいやじゃなければおすすめできるかも。ノートン君については、いつ化けの皮をはがしてくれるかなあ・・・なんて思ってたけどね。彼の笑顔(被り物なしの時)は何かをたくらんでいるようにも見えてつい「まだかまだか」なんて手に汗握って・・・はいないけど、目が離せませんでした。こういうのも演技力と言うのならノートン君はやはり天才的。もうちょっとノラについては人物像を深く描いて欲しかったですね。モープスを好きになっていく過程も、ランドルフとの過去についても、もうちょっと書き込んであれば納得できたかも。ハーベイ・フィアスティンが出てきたのにはついニヤリ。確か「ミセスダウト」の中でロビンに女装させたのもこの人だったなあ(笑)それと、「アメリカン・ヒストリーX」をこんな形でパロディにするとは、と思うシーンもあってまたニヤリ(笑) ラストはこんなうまくいく訳ないだろう、と思いつつも気分はいいので良しとしましょう。 7点(2004-06-12 17:16:25) |
66. 交渉人(1998)
目が離せないし飽きさせない。だけどサミュエルとケビンの交渉シーンが思ったより少なくて(まあお互いネゴシエーターだし手の内知ってるから普通の犯人より交渉やりにくいんでしょうけど)、対話劇を期待していた私にはちょっと肩透かしかな。見応えあって面白いですが、期待していた内容とは若干違っていた、演技派二人を使ってもったいない内容だと思うので高評価にはしません。むしろ見所はサミュエルやJTウォルシュの追い詰められた人間の赤裸々な弱さや、誰が本当の悪党か分からない状況下での登場人物ウォッチング(笑)です。特に後者についてはサミュエルにノセられた部分が大有り(笑)私が怪しいと思っていた人は無関係だったのでちょっと驚きましたが。でも、JTウォルシュって亡くなってたんですね、まだ亡くなるような歳ではないのに。合掌。 7点(2004-06-06 12:00:08) |
67. 小説家を見つけたら
見ててさわやかな気分になれる。「グッドウィルハンティング」と違って主人公のジャマールが思春期真っ只中なせいか、黒人ならではの悩みもリアルに伝わってくる。「あなたは何でも黒と白で分けたがるのね」というセリフ、かなり印象に残ってます。 7点(2004-06-05 00:49:15) |
68. ゾルタン★星人
途中からあの2人がテツ&トモになる・・・(笑)多連続変形体(合ってる?)が何なのかは私はすぐ分かったけど、なるほどこういうアイディアもあるのかと感心。クライマックスでウルトラマンの巨大フジ隊員を思い出したのは私だけでしょうか(笑) 7点(2004-06-04 22:06:17) |
69. ミート・ザ・ペアレンツ
内輪ネタみたいなレビューですんまそん。この映画は「お父さんは心配性」ハリウッドバージョンだと思う。あの手この手でベン・スティラーのの素性を探ろうとするデニーロ・パピィに対し、負けじと頑張ってしまうベン・スティラーが「お父さんは~」の北野くんとだんだんダブってくる。最後にちゃんとオチを用意してるのも「お父さんは~」みたい(笑) 7点(2004-06-04 20:55:50) |
70. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
やはり「スター・ウォーズ」の看板が大きすぎた、というかあまりにビッグネーム過ぎる、というのがすべて。点数もこのくらいが限界。決してつまらない訳ではないし、見て損するほどではない。でも空飛ぶクルマが飛び交う街なんて、何年も前に「フィフス・エレメント」で見たし、目新しさはさほどない、というかない(断言)。まあシリーズの最初の作品が30年近く前になるのだから、目新しさがなくて当然と言えば当然かな。まあ名前のおかげで宣伝は散々されるけど、けっこうそういうのって見て逆に凹むんだよねえ・・・こんなもんかよって。これもまた、数多い「こんなもん」のひとつに過ぎない、私の中では。 [DVD(字幕)] 6点(2005-10-03 22:58:26) |
71. 宇宙戦争(1953)
《ネタバレ》 哀しい。哀しすぎる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モロに描き割り丸出しの惑星郡、セットなのがバレバレの山の中・・・1953年という時代を考えるとそれが当時最先端なんだろうけども、画面全体を漂うトホホ感はぬぐえない。あのオーソン・ウェルズがアメリカ中をビビらせたラジオ番組と同じ内容とは思えないほど緊張感がない。序盤の方で街がまるごと1個消えたなんて言われても、それまでの画面上で死んだの3人だけだから、リアリティをもって伝わらない。せっかくの原作を、シナリオと演出がだめにしてしまっている気がします。それにしても巨大隕石が落ちてきたと言うのに、当時の人々はのんきなものである。土産物屋の話するかよ?!これもある意味時代がなせる技なんだろうが。全然話は変わるけど、かなり科学的(当時)とは思うんだけど、それでも神を否定することはできなかったんだなと、やはり無神論者を嫌うアメリカの物語なんだなとつくづく思いました。 ・・・そうそう。あまり抗菌グッズばっかり使っていると、×××のようになってしまうかもしれないよ・・・ わたし的にはすっごく微妙(途中でどうしても眠くなって、最後まで見れたのは3回目・・・)で、心境としては5点弱といったところですが、時代を考慮して6点とします。 [DVD(字幕)] 6点(2005-09-13 22:43:24)(良:2票) |
72. マダガスカル
はあ・・・時間の都合で吹替を見たのはある意味失敗だった・・・周りはほぼ100%親子連れ、そんな中で独身女は多分私ひとり・・・すごく場違いなところにいる気がしてしょうがなかったな(苦笑)これが字幕だと親子連れ率下がるんだろうけどね。ま、私は役者の息遣いをリアルに感じたいので見るなら字幕派なんですが、その場違いな気分にさえ耐えられたら、こういうのは吹替で見たほうが面白いかも、と思った。コメディ作品だと、アメリカンジョークが字幕だとピンとこないし、吹替の方が日本人にはしっくりときますね。「クリスマスも盆も正月もない」って、おいおいアメリカでもお盆休暇あるのかよとは思うけど、日本人としては「盆」って言葉が入ってるとすーっと入って来る。作品としては楽しめるし、動物映画であの映画のパロやるか!とちょっとしたサプライズもあってよいのですが、個人的に最後に落とすエンディングはガクッときて好きじゃないので、点数は6点。 [映画館(吹替)] 6点(2005-09-04 16:47:27) |
73. 素晴らしき哉、人生!(1946)
いい映画だった。最後はウルっときた。でも6点。見終わってどこか、冷静な自分がいる。古い映画ならではの「もろ手を挙げて大団円」っていうのがどうにもね・・・どうしても「現実でこんなことある訳ないよな」ってな感じで、現実に引き戻されてしまう。製作時期が時期だけに、どうしても戦争の陰はぬぐえないし、戦勝国の「驕り」ではないけれどどうしても無邪気すぎる感じが否めない。多分こんな大団円の陰で、戦地で愛する人を失い悲しみに暮れる人もいるんだろうな・・・でも国が勝った喜びのほうに流されてしまうのか。国が勝ったから、国中が喜んでいるような映画が生まれたのか。いろいろと考えてしまい、素直にハッピーエンドを喜べなかった。・・・以上、ひねくれ埜波がうがった見方をしてみるテスト。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-31 16:45:53)(良:1票) |
74. ホーンテッドマンション(2003)
何も考えずに見るには一番かも。絶好の暇つぶし。しかし「ハイウェイではお静かに~♪」って、一番うるさいのはアンタらや。 6点(2005-03-19 17:33:34)(笑:1票) |
75. ヘルボーイ
《ネタバレ》 あまり宣伝されていなかったこの作品、某シネコンでポスターを見たときビビビっとくるものを感じた・・・「何かこれ、ダメっぽい!」私のレビューを読んでいらっしゃる人ならば、どんな感情でそれを思ったのかピンとくるかもしれない。で、今日それにワクワクしながら見に行ったのだけど・・・あれ?意外によくできてんじゃんこれ。まあノリが好きか嫌いかが大きな分かれ目だと思いますが、乗り込むときのハードロックは悪趣味系大好きな私としては高ポイント。さらに東スポ的ノリ大好き人間としては「こういう写真って、何でいつもピンぼけなんですか?」ってセリフがダイレクトにツボ直撃して大ウケ!新入り君の前任者がやられた時、その無念さがひしひしと伝わってきた。「せっかく植毛したのに・・・」もっとも、ストーリーには一本筋が通っている印象を受けました。対決の構図が分かりやすい分なおさらそう感じたのかもしれませんが、前半だけなら破綻している部分はありません。それが後半に入ると急に失速。ストーリーが破綻していないのに、設定が破綻している、不思議なんですがそんな印象なのです。ジョン・ハートが末期ガンだったという設定は一体なんだったんだ・・・?半魚人のエイブは恋のアドバイスだけで終わり?いつの間に、みんなラスプーチンに捕まったんだろう?ラストのハッピーエンドもご都合主義が満載で、ストーリーそのものは破綻していない分そう言った詰めの甘さが非常に惜しまれます。ハードロックなノリも、後半に入ると普通にオケになってしまって普通にまとまってしまいそれも残念さを助長してしまいました。私としては、よくできている部分もあるだけに後半の完成度が落ちなければ8点はつけられたかもしれないと思い、「惜しい!!!」という意味で6点献上いたします。 6点(2004-10-03 20:46:10) |
76. マイティ・ジョー
旅先でのTVで、しかも「ながら」状態での鑑賞だったんで前半はあまりまともに見られなかったけど、クライマックスのパニックシーンに入ってからはぐいぐい引き込まれた。「北京原人」とかぶってしまうのはご愛嬌、ってことで。でも元を正せばこうなってしまったのは人間の逆恨みのせいなんだよなあ・・・野生生物を凶悪なものにしてしまうのも、心優しい森の守り神にするのも、結局は人間の心。生活を豊かなものにもするけれど、人殺しにも利用できる科学のようにね。 6点(2004-08-22 21:23:11)(良:1票) |
77. デス・レース2000年
《ネタバレ》 これバカ映画じゃない。確かに最初はすごいバカっぽくてビンボー臭いんだよね、下手な色鉛筆イラストのタイトルバックにタイトルロゴ。出場する車5台(全米最大のレースのはずなのにたった5台。予算がないのか?)はみんな変。主人公の車なんてステゴザウルスじゃんか(苦笑)でもその後の展開はオースドックスだったのがかなり以外(笑)って言うか、中だるみ。先にバトルランナーを見てしまったからなあ・・・あちらが次から次へと変な人を繰り出すのに対し、こちらはどんどん減っていく。最後に残るのが主人公と、キャラとしては一番立ってない(と言うか芝居下手で一番過激なはずなのに一番インパクトに欠ける)スタだからなあ・・・でもさっきバカ映画じゃないと言ったけど、B級バカというオブラートに包んだ、アメリカに痛烈ジャブのかなり真面目な映画で、ラストシーンでジュニアが叫んだ一言がとてつもなく重かった。そして権力を手にした男は真実を叫んだ男を消す、そのことが男の言葉が真実であることを駄目押しして、また歴史は繰り返されていく。ハッピーエンドのフリをして、すごく重い気持ちになる。エンドクレジットの音楽がどこか哀しい。ちなみに「ムトゥ・踊るマハラジャ」では悪役の乗る車がボンネットに異様にでかい水牛の角のエンブレムつけてるんだけど、多分と言うか絶対これに影響されてると思うな。 6点(2004-08-05 21:48:18) |
78. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
クイーンズイングリッシュの合衆国大統領って変なの・・・キューブリックともあろう人がとんだ勘違いじゃないの?って思ってたけど、これに限ってはそれでよかったのかも、というか、計算づくだったのでしょうね。「マンドレイク」の名前が示すとおりこれは「人を食った」話だと思って見るべきものなんでしょう。時代背景は分かっていても軍事そのものは疎い私には笑っていいのかどうか分からないようなのもたくさんあって(ミサイルの落書きとか)、そのせいか登場人物全員が狂っているように見えるので博士のインパクトはそれほどでもありませんでした。出番少ないし。でもそう見えるならそれでいいような気もしますね。これは冷戦下の狂人たちを突き放した目線で、あざ笑うつもりで見るのがいいのでしょう。「人を食った話」なんだからマジになって見ちゃいけません、ということですね。だから大統領の英語もクイーンズで全然構わないのかも。とか何とか言っていたら・・・大統領もピーター・セラーズだったのかい!ギャフン! ところでキャメロンの「トゥルーライズ」の元ネタってこれなんですかね? 6点(2004-07-25 20:49:54) |
79. ジングル・オール・ザ・ウェイ
親に真似されたら困る。 6点(2004-07-22 22:21:00) |
80. シックス・デイ
結局はシュワ映画って、どんなテーマを選んでいても最終的には「家族愛」に落ち着いてしまう。これはT2以降強く現れた傾向かな。恐らくその辺りから政治的野望を抱き始めたんでしょうかね。これも例外じゃない。公開された時はタイムリーだったし、実際映画はクローンの生きる権利を描こうとしていたのは評価したいと思う。もし本当にクローン人間が出来てしまったら、避けられない問題ですから。でもね、やっぱりそれはそっちのけになってクライマックスは家族を救おうとする良きお父さんのお話でした。しかしそれ以上に・・・ラストはコメントしにくいな~う~ん、でも、「火の鳥生命編」(20年以上前にクローン人間社会の問題を予見!)を読んだことのある私としては、ハリウッドは手塚治虫を超えることは出来ないんだなー、手塚はやはり偉大だったんだなーと、別のところで感心してしまいました。まあ、普通に見る分にはそこそこ面白いし音楽が良かったので点数ちょい甘いかも・・・ 6点(2004-07-11 18:59:38) |