961. 合衆国最後の日
核施設でありながら、攻める側守る側双方から漂うチープ感がもどかしい。大統領が美味しいところを皆持っていった。女性が一人も登場しないところに「皇帝のいない八月」とは対極の硬派ぶりを感じた。私もサリンがあの後どうなったのか気になって仕方なかった。 [DVD(字幕)] 6点(2014-10-27 22:47:55) |
962. 新しい人生のはじめかた
《ネタバレ》 「諦めながら生きる方が楽なの」後悔を重ね歳を重ねてきた者にとっては身につまされる台詞です。現実離れが甚だしい展開ながら一歩を踏み出す結末に力づけられます。肩の力が抜けた名優同士の用心深い触れ合いは、なだらかさに心安らぐ一方で二人なればこその起伏が感じられなかった物足りなさがありました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-11-04 17:18:00) |
963. エンド・オブ・ホワイトハウス
《ネタバレ》 主人公の辛い過去が展開に生かされていないのが残念。彼の神出鬼没ぶり天下無敵ぶりは安心感と緊迫感の欠如がありました。(私が手に汗握ったのは漢な国防長官の姿)それは残虐一辺倒で狡猾さが皆無であるテロリスト一味によるところが大きいようです。余談ながら、北朝鮮出生の一味のボスの要求に北東アジア緊迫の状況に触れられている中で日本の「に」の字も出てこなかった事には苦笑しました。 [映画館(字幕)] 6点(2013-06-14 22:43:17) |
964. カンガルー・ジャック
他愛のない話でしたが楽しめました。カンガルーに喜怒哀楽をつけるCG技術はまだ無かったのでしょうか?クリストファー・ウォーケン(良く似た人だなぁ・・・あっ、本人だ・・・テンション上がりました)に喜怒哀楽をつける製作費は無かったのでしょうか?惜しい作品です。 [DVD(字幕)] 6点(2013-05-20 22:56:01) |
965. 断崖
《ネタバレ》 私の嫌いな舌先三寸男を見た目爽やかなケーリー・グラントが演じているものだから、「これでもかっ!」というくらい神経を逆なでさせられました。本性を剥き出しにしてリナを断崖から突き落とそうとするも間一髪のところでかわされ自身が転落死・・・私の確信はハズレ。なるほどそう来たかと呻らされるハズレでなく、なんじゃそりゃとずっこけるハズレだったのが残念でした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-07 23:36:25) |
966. 夜までドライブ
キャラが際立っていた社長夫人。知性の無さと比例した物語の深みの無さが物足りませんが、彼女のお蔭で退屈せず鑑賞出来ました。 [映画館(字幕)] 6点(2013-01-13 20:22:38) |
967. ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
マックス・フォン・シドー演ずる間借り人に釘付けで、一枚一枚のコメントが沁み入りました。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-24 03:48:21) |
968. 遠すぎた橋
《ネタバレ》 題名のみ知っていた本作。オープニングに流れるキャストの余りの豪華さに目がテンになるも、その弊害なのか余りに長尺で全容がつかめない展開にグッタリ。総司令官が、兵士とオランダ民間人の物凄い数の血みどろの屍を生み出した果ての不首尾を「モンティは満足しておられた」「作戦は90パーセント成功だった」「あの橋はちょっと遠すぎたかな」と澄ましているのに、言いようのない怒りと虚しさでいっぱいに。無能な責任者の罪深さが浮き彫りにされていた事にプラス3点。 [DVD(字幕)] 6点(2012-07-13 20:19:35) |
969. 塔の上のラプンツェル
《ネタバレ》 それ自体が生き物であるかのような髪の描写に目を見張りました。CG凄い。他愛のない物語ですがマキシマスとフリンが銭形警部とルパンに見えてきて結構楽しめました。なのでラプンツェルと結ばれる結末はいただけないのであります。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-03 16:38:44) |
970. 東京ジョー
日本の描写、物語の展開共にそこそこの出来栄えです。男として女々しいのに父親として母性的な愛情でもって勇猛に振舞うボギーもそこそこの味わいがありました。一点笑えたのが鎌倉源五郎景政。昭和の世にこの名前って一体・・・ [DVD(字幕)] 6点(2011-09-02 23:23:39) |
971. レスラー
レスラー稼業が赤裸々に描かれているプロレスものの異色作。娘の心を幼い時から今に至っても痛めつける阿呆な男。身体の痛みを薬で癒し、心の痛みを身体の痛みで癒す哀しいプロのレスラー。ミッキー・ロークが演技以前にその風貌からしてなりきっています。 余韻を残すラストショットが秀逸です。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-11 23:35:50) |
972. ニック・オブ・タイム
そもそもの設定にムリがあるので話に入り込めません。妖気漂うクリストファー・ウォーケン。いい仕事をしています。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-29 23:46:04) |
973. デストラップ/死の罠
マイケル・ケインの目力を改めて実感します。何となく想像した通りであったラストにがっかりしましたが、二転三転する中での登場人物の絡みは見応えがありました。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-01 19:34:20) |
974. 暗黒街の弾痕(1937)
更生する事の厳しさが描かれる多くの作品の中にあって、監督が表す寒気がする無情さは一味違います。観る者の同情や非難をはねつけるが如き彼女の最期の台詞が泣かせます。彼女が主役のドラマに見えました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-09-30 23:00:06) |
975. イブの三つの顔
《ネタバレ》 冒頭に実話と告げられているので、障害の模様が平板に描かれている物足りなさ、障害の原因に納得しかねるのも止む無しと眺めていました。意外だったハッピーエンドが脚色されたものである事を鑑賞後に知り、腑に落ちぬ思いが募ります。ただ、京劇の変面の如く(但しメークは一緒)一瞬で別人となる若きジョアン・ウッドワードの演技は特筆もの。感嘆しました。 [DVD(字幕)] 6点(2010-01-10 02:54:40) |
976. ナインスゲート
《ネタバレ》 重厚で端正、僅かな空気の動きの如く漂う不穏さ、死体の描写の生々しさ。ポランスキー特有の映像に満足。ジョニー・デップはその世界に、久々に観たエマニュエル・セイナーのやはり濃いキャラクターはストーリーに、それぞれマッチしています。悪魔の手の上で踊らされる人間の欲望が描かれる中で、金の亡者がその門をくぐるラストは良いとして、バルカンの最期の陳腐さに監督の集中力が途切れたのかと思いました。また、金儲けの商品としての書籍に対する扱いがぞんざいであるのが始終気になりました。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-23 03:25:50) |
977. 黒い罠
冒頭の滑らかなカメラワーク、全体を通したモノクロ画面の構図と黒白のコントラストの美しさは、そちら方面の薀蓄が無い私も素晴らしいと感じました。滑らかさの無いストーリー展開と曖昧な人間ドラマで、豪華俳優(レンタル時は題名しか見ないのでびっくり仰天)が活かされていないのが何とも残念です。 [DVD(字幕)] 6点(2009-11-14 02:51:58) |
978. アウトブレイク
ウイルスの怖さを実感させられますが、スケールが大きそうでその実、密度の薄い物語で満足感は今ひとつです。存在感が光っていたケビン・スペイシーが印象に残ります。 [DVD(字幕)] 6点(2009-10-27 04:38:30) |
979. コン・エアー
《ネタバレ》 暑苦しい、むさ苦しい、やかましい、馬鹿な犬ほどよく吠える、善悪ひっくるめたキャラクターが始終ドッカン、バッタンと大暴れ。その中で、女の子とのお人形遊びに怖くて震え上がりはしましたがブシェミに一陣の涼風を感じました。妻子のために人や街を破壊するのはこの手のアクション物にはつきものです。破壊の限りを尽くしめでたく再会というラストシーンは本作に相応しく「これでいいのだ」と言いたいところですが、ブシェミを野に放つなんて・・・怖すぎます。 [ビデオ(字幕)] 6点(2009-09-18 02:32:09) |
980. コマンドー
天下御免、ご意見無用の暴れっぷりに相応しい肉体美に惚れ惚れします。ベネットとの対決は個人的にシュワルツェネッガー作品のベストバウトです。 [地上波(吹替)] 6点(2009-09-09 02:23:27) |