81. グリーン・カード
《ネタバレ》 人生は目的達成のためにあると考えるアメリカ女と、人生は愉しむためにあると考えるフランス男。どちらも異性ウケという点ではかなり癖があるけれどギリギリ憎めないキャラ設定なのが心憎い。かくいう自分も冒頭はイケメンでもないのに悪気のない鈍感さで女をいらつかせるドバルデューにいいかげん愛想が尽きかけるものの、ラストシーンに至っては「いやいや、こういう男に愛され抱かれてこそ、女の幸せが分かるのかも…」と思ってしまう悔しさよ。切なく小粋なエンディングがまた良くて、フランス男の恋愛妙技に脱帽。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-14 00:15:57) |
82. ジュマンジ
こういう作品にはやっぱりロビンが欠かせない。キラキラお目々のロビン、大好きです。確かにCGは若干ちゃっちいが、ボードゲームから出てきたんだから玩具っぽくていいんだと思う。我が家は輸入物のボードゲームが好きでよく家族で遊ぶので、子ども達も物語の進行にすんなりはまっていたようだ。でも、どんだけサイコロふっても良いことが全然ないなんて、こんなボードゲームは嫌だ!と子供同士でやいやい言っていた(笑)最後まで太鼓の音に臨場感があって耳から離れない。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-14 00:04:59) |
83. レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
割と好きなジム・キャリーがやな感じだった。かなり嫌いなメリル・ストリープがいい感じだった。世界観や絵は割と好きな感じだけに、ストーリーの尻切れトンボ感がいただけなかった。子供向けとしても大人向けとしても中途半端でつまらなかった。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2010-08-12 22:14:39) |
84. トランスポーター
まあまあ、細かいことはいいじゃない娯楽作品なんだし。私はお洒落で格好良くて好きです。ベッソンが幼稚って意見に反論はしないがそこがいいんだってば。同じ馬鹿アクション映画でも、脳みそまで筋肉でできていそうな熱血で一本調子のヒーローがバンバン正攻法で敵を片付ける純粋アメリカンな作品よりも、ところどころに入るお洒落キック的演出が愉しいベッソン映画が私は好き。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-11 13:54:41) |
85. ティファニーで朝食を
《ネタバレ》 往年のVOGUEのモノクログラビアを眺めるような眼福はあれど、映画としての面白さはほとんど感じられなかった。いっそ豪華装丁の写真集にしてストーリーは各自で想像してください、の方が良かったかも。それぐらい主要キャストのキャラクターに魅力がない。二人でする万引きのスリルを、ラブロマンスの小ネタにするのはかなり悪趣味。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-08-11 13:10:53) |
86. サボテンの花
《ネタバレ》 堅物女の開花をサボテンの花に重ねるという、まるで和歌のような奥ゆかしい人生賛歌が愛おしい。ゴールディは確かにキュートだが、実際身近にいたら相当面倒くさいお騒がせ女。そんな落ち着かない小娘キャラが引き起こすドタバタから展開する話でも、あくまで後味良く上品にまとめられるこの時代の名作を観るに付け、当時の映画人のリアルな生き様も今よりずっとお洒落だったんだろうなぁと思わせる。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-08-09 16:42:13)(良:1票) |
87. バーン・アフター・リーディング
登場人物がアホばかりという徹頭徹尾下らないストーリーを超豪華キャストが大真面目に演じているというある意味とても贅沢な映画。思うに、大根役者に馬鹿を演じさせたら笑えるどころか痛々しくて観ていられないが、実力のある役者が演じるそれは製作者の酔狂に乗る余裕が伺えて実に面白い。それにしても評点低い~。フィフス・エレメントと同じくこれを面白がる人間は少数派らしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-09 15:52:41) |
88. 軽蔑(1963)
《ネタバレ》 軽蔑するよな、そりゃ。めっちゃ分かりやすいじゃん。と女の私は思うわけだが、わかんねー男はわかんねえんだろうな・・・。分からない男に絶望する女と、女が分からなくて絶望する男。そのどちらにも等しく世は不条理。女も唸るBBの美しさを堪能できて、眼福なり♪ [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-08-07 22:50:31)(良:1票) |
89. アンナと王様
《ネタバレ》 セット良しロケ良し衣装良し、ストーリーも悪くない。ジョディははまり役だと思ったが、残念ながらチョウ・ユンファが異性として好みでないので(森進一的鬱陶しさを感じる)肝心なところでうっとりできなくて残念。王様の妻&側室たちがやたら仲良く平和に共存していて、よそ者かつ嫉妬の対象になるはずのアンナに対しても常に笑顔で親切&好意的…という徹底したご都合主義な描かれ方に、ディズニー映画的なファンタジーを感じずにはいられなかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-08-07 22:41:12) |
90. プルーフ・オブ・マイ・ライフ
ようやくここまで辿り着いていきなり終了かよ!ってな置いてきぼり映画。キャサリンが父親を看取るまでの5年間の重みが断片しか伝わって来ないのが残念だった。この役者二人の演技が素晴らしかっただけにもったいない。姉は自分のことしか考えていないし、ハルもどこか信頼しきれない軽さがあって、どこへ希望を持ったらいいのやら最後まで曖昧で、スッキリしないし疲労感の残る作品だった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-07-13 13:55:04) |
91. 最高の人生の見つけ方(2007)
《ネタバレ》 フリーマンのナレーションで始まる冒頭10数分で残りの展開が見えてしまうタイプの作品。本当に想像通りに話が進んで意外性が全然無かったのだが、最後の最後になって意外な人物の活躍でおおっと身を乗り出した。そのラストも含め、結局は最高の人生は金と地位次第、という短絡的なアメリカンドリームを最大限美化しているとも言えるのだが、究極の美女とのキスシーンと律儀な彼の粋な計らいに免じて7点献上。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-11 00:42:17) |
92. ウィッカーマン(2006)
《ネタバレ》 メルヘンな仮装で巨大人型どんど焼き。ここまできてそんなオチ?!あまりのしょうもなさに悲惨なシーンなのに笑ってしまったではないか。えーと、小さい頃読んだ「悪魔の花嫁」という少女マンガを思い出した。子供向けの漫画の方が断然粋にまとまってたぞ。評価高いオリジナル版が気になる・・。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-07-11 00:25:24) |
93. 私がクマにキレた理由
《ネタバレ》 退屈な原題と比べてイカした邦題にまず5点。キャラ設定といいストーリーといい、少女マンガっぽさ全開でティーンエイジャーにお勧めの一作。ラストは崩壊しかけた家庭はいっそぶっ壊れるがよろし、というアメリカ的鬼ポジティブな家庭観がやや大味な印象。ガキも結局成長しとらんし、それで良いんか?!と思うが、これは自分大好き病のアメリカ映画、主人公さえハッピーなら万々歳、という割り切りが必要。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-07-11 00:03:25) |
94. 昼下りの情事
《ネタバレ》 あれは治らない病気だぞ。お父さん、満足げに笑ってる場合じゃないだろー!オードリーは激可愛いけれど、正直、ジジイが少女をたぶらかす映画にしか見えなかった。それでもその後の少女の成長を伺わせるラストなら良かったのに、あれはないー!全体に漂う上品な雰囲気にはうっとりしたものの、(サブリナでも思ったが)ロリコン趣味が演出次第でいくらでも高い評価を得られることを再認識。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-27 13:53:25) |
95. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
原作で一番好きな巻の映画化なので期待半分&期待ハズレ覚悟半分で観た。結果、原作との比較を抜きにすれば、こちらはこちらで映画化作品の中で一番好き。シリウスをG.オールドマンが演じると聞いただけでもうワクワク。ディズニー映画のような明るい夢と魔法の世界とはかけ離れた重厚なイギリス児童文学の雰囲気が醸し出されていた。かと言って原作未読だとエピソードぶつ切り感が辛かったかもと予想。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-05-22 01:36:25) |
96. ヘアスプレー(2007)
これぞデ○の生きる道。ああもうなんて可愛いの!ダイエットに汲々として食べたいものも我慢する女子は多いが、どう見てもこっちの方が幸せそう。人が何と言おうと、自分賛歌を高らかに歌えたなら、その人生は大成功なのだ。思い切った配役が話題だが、役者達がそれぞれの役を嬉々として心底楽しそうに演じているので、見ているこっちも楽しくて仕方がない。個人的にはクイーン・ラティファの堂に入ったBig Fat Mamaっぷりが最高! [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-05-21 16:58:00) |
97. フィアレス
そりゃ、薹が立ったイザベラよりロージーの方が可愛いさ。でもやっぱり立場的に一番近いであろう主人公の妻に感情移入してしまって、どうにもこうにも見ていて辛かった。事故に遭って一番辛いのは本人で、奇行の数々を無碍に責めることはできない。かと言って、支える側にも感情はあるわけで・・作品の主題とは若干ずれるのだろうが、事故が被害者だけでなくその家族の生活にも非業な影響を及ぼすことが痛いほど伝わった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-21 16:18:30) |
98. ウォーリー
《ネタバレ》 オートメーションの恩恵にどっぶり浸かり、自力では歩行すら覚束ないという情けない未来の人類の姿は、昔読んだ「銀河鉄道999」の某エピを思い起こさせました。でも、そんな画一的な描かれ方をしている人間とは逆に、ロボット達はそれぞれに個性も愛嬌もあるキャラが光っていて、さすが夢と魔法の国らしい演出だと感心。ウォーリーの起動音もツボでした。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-02 15:33:05) |
99. バニラ・スカイ
オリジナルを観ていないので、私も途中からトータル・リコールを思い浮かべました。トム・クルーズが私の嫌いな彼のイメージそのままの役で楽しそう。とりあえず「オープン・ユア・アイズ」を観てからもう一度観ないと、なんとも。サントラは個人的にツボでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-03-08 09:32:42) |
100. コレラの時代の愛
《ネタバレ》 純情エロオヤジのための究極のおとぎ話。「君のために純潔を守り抜いた」って、どの口が言うか~!と思いっきり画面にツッコミを入れたのは私だけではないはず。でも、老い先短い二人であろうし、フェルミーナが彼を信じて余生を幸せに過ごせるならそれでいいか、と思えてしまった私はもう若くない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-07 21:45:39) |