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タケノコさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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81.  この森で、天使はバスを降りた
うん、なかなかいい映画でした。A・エリオットの透明感と大自然の映像美に癒される一作でした。でも邦題はよくない。このおかしな邦題が観た人たちの神経を逆撫でしてる。もっと原題に忠実な、例えば無難に「スピットファイア・グリル~森に導かれし者たち」あたりがよかった気がします。邦題はね、出しゃばってはいけないんです。(基本、直訳がベストと思ってます)
[DVD(字幕)] 8点(2017-09-24 19:47:34)
82.  夜の大捜査線 《ネタバレ》 
バージルは刑事としては疑いようのない凄腕。でもこの時代、白人たちから黒人の存在は軽視されていて、例え能力があってもそれは妬みや警戒の対象でした。その信頼を勝ち取るまでには、そもそものスタート地点が大きなマイナス点からというハンディキャップがあるのです。それでも彼は不屈の精神で立ち向かい、やがて真の力で事件を解決に導いた。S・ポワチエという名優が演じた、バージルという男のしなやかな佇まいと瞳の強さに僕は圧倒されて、最後は彼とR・スタイガー(警察署長)の友情に胸が熱くなりました。本作の"夜"とは、黒人にとって混沌とした暗黒の時代という、もう一つの意味合いも含んでいると思います。だから事件の解決とともに迎えた夜明け、それは長かった暗黒の時代の夜明けでもあると思うのです。負の歴史を鑑みれば、本作一作を以て手打ちにしようというには都合がよすぎますが、これはあくまでそれにつながる第一歩。これからの明るい未来、そして人種を越えた力が手を取りあう大きな可能性を予感しました。
[DVD(字幕)] 8点(2017-09-23 21:37:57)
83.  ラブ・アゲイン 《ネタバレ》 
いや~笑った、笑った。S・カレルとR・ゴズリングの掛け合いが本当に面白いです。会うなりダサい靴をはぎ取って投げ捨てたシーンなんか、腹を抱えて笑ってしまった。K・ベーコンやM・トメイといった大ベテランがこんなん役(笑)で出演しているのも映画ファンには嬉しいし、関係者全員集合!するお庭の場面などはうまい脚本だな~と唸らされました。そう言えば、R・ゴズリングとE・ストーンは最近の「ラ・ラ・ランド」でも共演していましたね。「ラ・ラ・ランド」鑑賞後に本作を観ると、二人の幸せそうな姿を観るだけで切なくなってきます。本作のあっと驚く人間関係のマジックしかり、時に映画同士も不思議な関係を魅せて、映画ファンを楽しませてくれます。
[DVD(字幕)] 7点(2017-09-17 19:00:33)(良:1票)
84.  M★A★S★H/マッシュ 《ネタバレ》 
オープニングは歌も含めて名作の雰囲気があり、とても気分が上がります。名優たちの若かりし日が観れたこともよかった。ゴルフ場に着物姿の人が散歩している日本の描写はいただけないが (笑) 大きくマイナス点なのは、フットボールの場面。これはさすがに意味なく長すぎで、映画全体のバランスを損ねている感じがします。 本作がシニカルなのは、戦争を題材にしてどこに焦点を当てるか? その着眼点だと思います。他の戦争映画で散々描いている部分、つまりドンパチや国同士の利権争い、人間たちの愛や友情といったドラマには目もくれずに、ただただ、軍人たちの「ハメ外し」に執着して描いている。敵国の地、その最前線のキャンプ地にいること、それは過酷で相当な恐怖であったろうと察します。だから彼らの悪ノリや乱痴気騒ぎはとてもコメディとは思えず、これは大袈裟ではなくて、彼らの精神安定剤として常態化していたように思う。もちろん、オンとオフにはスイッチがあるので、だからこそ彼らが真剣に手術をする場面がとても効いています。(これがなければただのB級コメディ) これはブラックコメディのふりをした、実は大真面目な戦争映画。これも戦争 (戦場) の一つの現実。思えば公開当時はまさにベトナム戦争の真っ只中、もう笑うしかない、という開き直りのような反戦メッセージにも思えます。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-07-07 21:32:38)(良:1票)
85.  20センチュリー・ウーマン
本作はマイク・ミルズ監督の宝箱。1970年代のサンタバーバラ、映画、洋服、音楽、車、女の子、母、、きっと彼が好きなもの (好きだったもの) を全部集めて、それを映画にしたんだろうね。もちろん、 "この映画を大好きだった母さんに捧げます" のメッセージを添えて。ものすごい大作を作る監督は、ただ漠然とすごいと思う。でもマイク・ミルズ監督は、ちょっと違う。すごいじゃなくて、心から羨ましいと思う。だって、どう考えても羨ましいじゃない? 自分の人生の宝物集めて、こんな素敵な映画作っちゃうなんてさ・・!
[映画館(字幕)] 8点(2017-06-11 21:12:31)(良:1票)
86.  メッセージ 《ネタバレ》 
大筋はかつての名作「コンタクト」を彷彿させます。ストーリーもさることながら、特にロケーション設定がそっくりなので、A・アダムスの姿に懐かしいJ・フォスターの勇姿が思い出されて仕方がなかったです。そしてホアキン・フェニックス、まさかのサプライズ出演! と思ったらこっちは別の人でしたね (よく似ていること笑) 様々な解釈ができるとても欲張りな映画でしたが、その分多次元的な "メッセージ" に溢れた映画ではあると思いました。それは普遍的な家族へ "愛" であり、国や人種を越えた地球上の同胞に呼びかける "友好心" であり、もちろん未知なる地球外生命体に対する "知的探究心" でもある。物語の中で時間の概念がなくなり、過去・現在・未来の位置感覚が曖昧になるということ。白状するが、その時点で私の凡庸な頭脳では物語の全容理解が難しく。宇宙人の足、このイカ型の造形は娘ハンナのおもちゃを連想させるが、それならなぜルイーズ以外の者たちにも同じ造形に見えたの? などなど考えれば考えるほど、物語全ての整合はかなり複雑です。でもどうせ言語というツールに乏しい話だし、それならいっそのこと難解すぎる宇宙人のメッセージも含めて、この映画は人それぞれの解釈・想像力で楽しみたいところ。狭くて逼迫した宇宙船の中の緊張感から一転、広大な大高原の中で抱擁し合うラストの場面、これは対比が効いていてあまりにも美しい。始めから終わりまで途切れることなく、こんなにも想像力を刺激してやまない映画に出会えたことに心から感謝したい。
[映画館(字幕)] 8点(2017-05-24 23:46:51)(良:1票)
87.  カフェ・ソサエティ 《ネタバレ》 
心待ちにしていた、ウディアレン監督が描く古き良き映画の時代。例によって恋模様の男女数名がすったもんだしたあげく、あまりかみ合わないお話。その作風は時代設定が変われど健在でした。しかし相変わらずというか・・(笑) 、男たちがきれいなおネエちゃんに目が無いのは、今も昔も全く変わらずで本当笑ってしまう。でもそんな彼らの描き方は、たとえどんな形であれ、映画の発展に貢献してきた功労者に対する敬愛がひしひしと感じられました。権力と大金動く裏に犯罪の影ありで、今回も "死" のにおいが漂います。・・・とここまではいつものアレン監督ですが、今回一線を画すのは、著名な撮影監督であるヴィットリオ・ストラーロの映像美。1930年代のハリウッドという夢のように華やかなこの舞台に、まるで煌びやかな魔法をかけたよう。そして、恋に浮かれた夢から覚めたような、いつになく感傷的な終わり方。過ぎ去ったもの全て美しく、現実に取り残されては時は流れていく。そしてまた、夢の終わりとそのつづき。久しぶりにいい夢をみさせていただきました。
[映画館(字幕)] 8点(2017-05-08 18:37:36)(良:1票)
88.  トップガン
まるでマクドナルドのような映画。私はモスバーガー派なので・・。すみません。
[ビデオ(字幕)] 4点(2017-04-19 21:52:36)
89.  LION/ライオン 〜25年目のただいま〜 《ネタバレ》 
この展開で一体どこでライオンが登場するのか? と首をかしげながら観ていたら、、これはうまい、そしてすごい。原題の何という巧妙な仕掛けに拍手。また、実話ベースなので結末はわかっていましたが、その想像を上回る大きな感動が待っていました。実の家族との再会の場面の美しさと言ったら! (泣いたな~) 苦難においても生きようとする強い意志、産みの親も育ての親も関係ない大きな母親の愛、毎度お約束のように奇跡を呼んだのはやはり人間の "こころ" でした。でも過剰なテクノロジーの進化を否定的に描いた映画も多い昨今に、今回の話は人間の心と「Google Earth」というテクノロジーの進化が仲良く手を取り合って奇跡を起こした素晴らしい事例ではないでしょうか? 神様がサルーに与えたその試練はあまりにも過酷で、25年という年月は気が遠くなるほど長く、インドとオーストラリアの距離は果てしなく遠い。でも多くの出会いと成長と、何より25年もの間、きっと何も知らない彼の心の中に確かに兄は生き続けていました。なんだろう、初めから何か見えざる手によって「今はまだ兄の死を知るべきではない」と意図的にはるか遠くへと導かれたような、とてもとても数奇な彼の人生でした。
[映画館(字幕)] 8点(2017-04-16 02:25:43)(良:1票)
90.  チャイナタウン 《ネタバレ》 
かのJ・ニコルソンが主演ということで観たが、観終えてみれば紛うことなきロマン・ポランスキーの映画だ、という感想に落ち着く。金と色と権力が蔓延る街、ロマン・ポランスキーの情念と怪奇趣味、J・ニコルソンとF・ダナウェイのむせ返るような"大人の色気"。およそ結びつかない要素が、あまりにも美しく"調和"したように思う。娘であり妹。一言聞いただけではピンとこないが、その意味に気づけばそれはあまりにも悲しく、それは不思議な、じっとりとした切ない余韻を残す。悲しくも美しきフィルム・ノワール、それは子どもたちは見てはならない世界、それは大人たちには極上の世界。
[DVD(字幕)] 8点(2017-03-06 22:53:24)
91.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
スクリーンから溢れ出す心躍る映像と音楽の洪水、この感動はもはや理屈じゃ語れないだろう。本当に、映画館で映画を観る悦びに満ち溢れている。ミュージカルシーンのダンス一つ取っても、飛んだり跳ねたり、頭のてっぺんから指先つま先まで、そのリズミカルな動きは、観客たちが一緒に心弾むように完璧に計算されている。これこそミュージカル映画だ。シェルブールの雨傘や往年の名画はもちろん、目をこらせば、(500)日のサマー、ファビュラスベイカーボーイズ、ミッドナイトインパリなど近年に監督が愛した映画たちへの想いも見逃せない。これは二つの類希な才能が、人生のほんの一時の間だけ並走し、支え合い、ぶつかり合い、愛し合い、高め合い、その結果、愛よりはお互いの "才能" にとって最良の選択をした話、と思っている。この結末は、男が女の幸せを第一に考えたように見えるが、真実は自分が幸せボケによって "感性" を失うことを何よりも恐れたから、と思う。間違いなく一つ言えるのは、何も結婚して幸せになることだけが愛ではない、ということだ。かつてジャック・ドゥミは言われた。映画はおとぎ話だと。終わらないおとぎ話はない。そして、覚めない夢は、ない。映画が終幕し、まさに夢から覚めたようにふらふらと暗い夜道を一人帰路に着く。現実に戻されると、映画の二人にとっても、そして自らにとっても夢のような時間であったと改めて思う。また明日から平凡な日々が待っている。でも映画を愛した人には、いつかきっと夢の続きが待っていることを信じよう。
[映画館(字幕)] 9点(2017-03-03 00:03:35)(良:3票)
92.  マリアンヌ 《ネタバレ》 
全編に漂う空気が往年の名画を彷彿させる、実に味わい深い映画でした。そして主演二人、圧倒的にスクリーン映えする二人の "美" をうっとりと見惚れる至福の2時間でもありました。(それにしても、B・ピットはSTINGのR・レッドフォードそっくりだ 笑) 二人の個性を一層華やかに際立たせた衣装、1940年代のカサブランカやロンドンを完璧に再現した街並みや美術も素晴らしく、ストーリーよりは "観ること" を楽しむべき映画なのかと。 個人的には、一つでも鮮明に記憶に残る絵があれば映画としては勝ちと思っています。砂塵舞う大砂漠、車中で抱き合う二人。これはもう、自分にとって絶対に忘れられない一画となりました。 本作は、「時間」をテーマに多くの傑作を生みだしてきたロバート・ゼメキスという巨匠が、長い時間を越えて往年の名画に認めた恋文だと思っています。 そして僕も大スクリーンを通して、シネマの歴史、そして時間というロマンに熱く思いを馳せるのだ。
[映画館(字幕)] 7点(2017-02-19 13:48:42)(良:1票)
93.  沈黙 ーサイレンスー(2016)
これは、中島みゆきさんの「背広の下のロックンロール」思い出したよ。  うまく化けてるね 見分けがつかない程に  怒り 願い たくし込んで  誰に見せる為じゃない 己れの為だ・・。
[映画館(字幕)] 7点(2017-02-14 15:56:45)
94.  ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち 《ネタバレ》 
行ってきました、ティム・ バートン監督の奇妙な奇妙な魔法の世界! 相変わらずのその世界観、子どもたちもみんなかわいくて、とても楽しかったです。ランサム・リグズの原作「ハヤブサが守る家」は未読ですが、この内容ならば映像化はバートン監督以外にありえないでしょう。(というか、バートン監督以外は誰も挙手しないでしょう) 特殊な能力の使い方がとても優しい。日々の生活の中でそれとなく役立っていたり、リスを助けるためであったり。子どもたちがその能力を駆使して悪に立ち向かう遊園地のドタバタ活劇も面白かったです。しかし、同じ日を繰り返すばかりでなく瞬間移動もできるのか? などなど原作を読んでいないと展開についていけない部分もあって。でも視覚的には期待通り楽しめたので、それを大きな減点にはいたしません。それに世界のお札大全集でわが日本が誇る "一万円札" が一番上だったのは、とても気分よかったぞ。よってプラス1点。ちなみに今回、監督ご自身がカメオ出演されておりました。ほんのほんの一瞬だが (笑) みなさまも気づいたでしょうか?
[映画館(字幕)] 7点(2017-02-05 11:27:53)(良:1票)
95.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
率直に言って、筋金入りのSWファンには受けないだろうな、という感想です。とにかく暗い、救いがない、ジェダイがいない(笑)。でも本作は、Epi.Ⅳ有史以前に、悪しきデス・スターの設計図奪取のために命を懸けた者たち、すなわち死んだ者たちのエピソードと予めわかっていたこと。むしろ結末が読めていても最後まで一つも飽きずに鑑賞できたのは、これは新監督の手腕に脱帽せざるをえない。主演二人が穴に落ちそうになる場面など、レイア姫とルークが昔全く同じことやってましたし、オールドファンなら思わずニヤリとする場面の数々に、監督の旧作への敬愛も充分感じました。王道の娯楽映画でありつつ、SWのエピソードの一貫としていかにEpi.Ⅳにバトンを渡すか、監督はこの大役を見事に果たしたと思います。唯一残念なのは、主要キャストとダースベイダーの対峙(バトル)がなかったこと。ジェダイ抜きでいかにして戦うのか、個人的にはそれをかなり期待していたのだが・・。なおご存知のように、先日、C.フィッシャーというSWの歴史を彩った大きな存在が一つ、星に帰りました。その事実もあって、最後に懐かしいレイア姫の姿とその言葉を目の当たりにして、思い出したように唐突に感極まった。SWのスピンオフ映画とはかくあるべし、この後改めてEpi.Ⅳを観直したいと思う。レイア姫の姿に、そして"希望"という言葉に隠された壮絶な歴史を知った今では、冒頭から涙出そうでちょっと心配なのだが。
[映画館(字幕)] 8点(2017-01-16 21:01:15)(良:1票)
96.  トレーニング デイ
こいつ (アロンゾ) とレオンのスタンスフィールドを組ませろ! 最強悪徳コンビで裏社会からアメリカを制圧できるぞ (笑)
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-05 00:08:51)(笑:1票)
97.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 
さすがの安定感と言いますか、ジョン・カーニー監督の映画は外さないですね。今回、オリジナルの曲もよいのだが、やはり私の年代にとっては80年代の音楽の数々が懐かしくて、曲が流れるたびに当時を思い出して心弾みました。特筆すべき点として、音楽をテーマに、"大人たち"を多く描いてきた監督ですが、今回は少年を主人公にすえてきました。少年と音楽(ロック)とくれば当然、自由、権力に対する反抗、束縛からの解放、これなんです!規律厳しい学校。ちょいワルな仲間たちとキュートなあの娘。校長先生は世俗的な(つまらない)大人の象徴。そして、、規律とは破るためにある(笑)。未来に向かって漕ぎ出すラスト。そのすべてがあの有名な映画を彷彿させます。そうです、本作を僕は勝手にジョン・カーニー版"小さな恋のメロディ"と思ってます。本気で音楽に生きる覚悟は、長く険しい荒波に挑むようなものでしょう。その覚悟が本気であればあるほど、途中で後戻りはできません。ラストは二人の心境になって、、いや、それはさすがに図々しいので、兄貴側の心境で二人の船出を見守っていました。(それにしても何てカッコいい兄貴だ!)若さと情熱と愛があれば。自分はもう、二人のような若さはありませんが、あの頃の気持ちと音楽はいつまでも心に忘れずにいたい。
[映画館(字幕)] 8点(2016-09-16 23:39:30)
98.  ユー・ガット・メール 《ネタバレ》 
いい映画だと思うのだが、いまいち物語に入っていけなかった。そもそも、クリスマスシーズンのラブストーリーを、雨がじとじと降る梅雨真っ盛りに観たのがいけなかった。やはり季節モノ映画を部屋で鑑賞するなら時期は選ばないとね。また個人的意見ですが、メール文通をモチーフにした恋愛映画なら、主役はもっと地味な二人がいい。出会いも少なく恋愛に奥手な二人、この設定の方が絶対にハマる。幸薄そうな二人が薄暗い部屋でキーボードをカタカタ、カタカタカタ、、これがいいんです。というわけで、僕は森田芳光監督(ハル)の方が圧倒的に好きです。
[DVD(字幕)] 5点(2016-08-04 23:17:04)
99.  教授のおかしな妄想殺人 《ネタバレ》 
まずは聴いてすぐにウディアレン監督とわかる音楽が相変わらずよいです。 地位も学もある男が殺人妄想に駆られて、やがて妄想に飽き足らず実行することに、、といったお話し。J・フェニックスが無表情で暴走するかたわらで、E・ストーンが一人慌てふためく姿は不謹慎な笑いを誘います。 彼はいわゆる「サイコパス」と思いますが、こういった人間を題材にしてホラーやサスペンスタッチにならないのは、まさにアレン監督ならでは。 その悪党は、あの時のペンライト (だったかな?) で滑って自ら奈落の底へ。色恋沙汰には寛容だが殺人者は罰を受ける、といった内容はアレン作品では通例ですが、今回の末路はいつになく、罪と罰や因果応報といった言葉が頭をよぎります。 それとなんだろう、この酷い末路は教授という職業に何か個人的な恨みつらみでもあるのだろうか (笑)
[映画館(字幕)] 6点(2016-07-09 14:50:55)(良:1票)
100.  幸せをつかむ歌 《ネタバレ》 
オープニングの疾走感あふれるナンバー "American Girl" でさっそく気分はハイテンション。途中、しっとりと聴かせるナンバーもあって、クライマックスは結婚披露宴の "My Love Will Not Let You Down" でボルテージは最高潮。そんな感じで劇中の挿入歌がどれもすばらしい。ハッキリ言ってストーリーとしては王道、アメリカ映画史が始まってから何百回も繰り返されてきたド定番でしかありません。でもそんなことはどうでもいいのだ、何しろあのメリル・ストリープがこんなん役をやっておられるのだから (笑) 私の記憶をたどっても本作リッキー役は今までにない彼女の新境地。その役作りのためにギターの猛レッスンをうけたそうな。(その成果はご覧のとおりです) 最高峰に君臨する大女優が、そのあくなき向上心で更なる高みを目指した。もう上には誰もいないのに。本作は映画の内容云々よりも、その事実につきるだろう。彼女に多くのエネルギーをもらえる映画です。でも邦題は残念~。原題のままが絶対によかった。
[映画館(字幕)] 7点(2016-06-13 00:29:54)(良:1票)
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